2017年、買ってよかった!紹介して良かった!そんな「ベストアイテム」達で一気に1年を振り返る総集編!後編に突入!
2017年に買ってよかった!紹介して良かった!そんなベストアイテム達で一気に振り返る総集編・後編。
2018年春夏モノもどんどんリリースされており、そのリサーチの合間を縫っての執筆はかなり大変でしたが、ようやくまとめるが出来ました。
(これでもかなり文量削ったんですよ…)
選定は困難を極めましたが、モノとしての良さももちろんありますが、何より「使った回数」を軸に選びました。
前編はコチラ
スポンサーリンク
アウター部門
コストパフォーマンス
2017年も良いコートはたくさんありましたが、では「2017年、最もコスパの良かったコートは何か?」といえば、ユニクロイネスのステンカラーコートでしょう。
【UNIQLO×INES DE LA FRESSANGE ステンカラーコート 】
UNIQLO INES DE LA FRESSANGE ステンカラーコート+E
ユニクロイネスとは、ユニクロとイネス・ド・ラ・フレサンジュ氏のコラボコレクションのこと。
レディースでは定例化していますが、2017年秋には初のメンズラインが登場しました。
コート類は全くノーマークでしたが、もう展示されている段階から「ん?コレ良いんじゃないの?」と分かる出来の良さ。
まず生地感に、ユニクロの物とは思えない雰囲気があるんですよね。
製品段階で洗いがかけられていて、「量販店のステンカラーコート」のようなのっぺりと間延びした質感がないのです。
そしてシルエットも、生地のハリ感を活かしたシャープなAラインシルエットが簡単にキマるとあって、ほとんどケチを付けるところがないのです。
エリの形もコンパクトなのでエリを立てても良いし、妥協点といえば内ポケットが無いことくらい?
ライナーの脱着によって寒暖幅広く対応出来ますし、これは本当に使えるコートでした。
いやーこれがユニクロから出ちゃうのはちょっと驚きでしたね。
ユニクロとはいえ、アウターで、1万円オーバーで…となると、中途半端な物は勧めたくないんです。
サイズ誤魔化せば着れる、みたいな提案も、ことアウターではしたくないし…。
もうちょっと出せば、かなり選択肢が広がる上に、アウターって「使い捨て」にするものではないですからね。
でもこれは生地感もシルエットも高次元でまとまっていて、この価格なら欲しい!となる、ユニクロ初のアウターでした。
2017年秋は、ユニクロ×イネスの他にもユニクロ×JWアンダーソン、ユニクロ×クリストフ・ルメールの定番ライン「ユニクロU」などユニクロコラボコレクションが続きましたが、店舗に見に行く度、一番気になるのはこのイネスのステンカラーコート…
っていうくらい出来が良かったんですよね。
無印良品も含めてなかなかこのへんの価格帯で「アタリ」のアウターを見つけるって難しいんですが、
こういうアイテムをしっかりと紹介出来たのは良かったなと思いますね。
ライトアウター
日本の気候だと1年の中でも着れる期間が長くなるライトアウター。
ライトアウターカテゴリーだと、気軽に羽織るだけでサマになるマウンテンパーカーがあると、本当に便利です。
そんなマウンテンパーカーの中で、ジャーナルスタンダードの物は街着向けにリファインされていて、手を出しやすいアイテムとしてオススメに挙げていたんですが、
そのスペシャル版としてリリースされたのがコレです。
【JOURNAL STANDARD BLACK Mountain Parka】
これは見つけたときの印象が強く残っているアイテムです。
見た瞬間、早く紹介しなきゃ!っていう焦りみたいなものを感じたのをよく覚えています。
これは絶対早く無くなるなと直感したので。
MA-1人気は大分落ち着きましたが、スカジャン、コーチジャケット、ドリズラージャケットなどやや難易度の高いアイテムがライトアウターとしてトレンド化してしまっています。
そんな中で、マウンテンパーカーの合わせやすさ、そして機能性の高さは今後も注目です。
ヘビーアウター
ヘビーアウターは悩んだのですが、やはりこのダウンジャケットをベストアイテムに選定。
【DESCENTE ALLTERRAIN 水沢ダウン ”MOUNTAINEER” EDIFICE別注モデル 】
水沢ダウン EDIFICE別注 MOUNTAINEER(マウンテニア)
今や「いつかは欲しい…」と何年も憧れ続けられる洋服も大分少なくなりましたが、DESCENTE ALLTERRAIN(デサント オルテライン)が送り出す「水沢ダウン」の ”MOUNTAINEER” は、いつか欲しいとずっと思っていたアイテム。
今季こそ買おう!と予算を準備していました。
ところがいざ買おうとするも、今季は各セレクトショップの別注アイテムも充実していて、どれを買おうか本当に悩みましたね。
DESCENTE ALLTERRAINは、ブランド内での生地での審査が厳しく、別注を出す側が「こういう生地でやりたい」と言っても、耐久性や防水性などの基準をクリアーしないと、なかなかOKが出ないそうなのです。
(そもそも通常ラインのアイテムも東レのハイテク素材が使われています。)
だから別注アイテムも皆良い出来なんですよね。
最終的にはセレクトショップ「EDIFICE」の別注モデルを購入しました。
通常ラインのモードな黒も良いですが、こちらはタウンユースに溶け込む上品なグレー。
生地にコットンが使われているので、他の水沢ダウンとはちょっと異質な、有機的な生地感をしています。
ダウンジャケットながらジャストフィットを追求し、
スタンドカラージャケットのようにピンと立つフード、ダウンジャケットとは思えないアームホール。
そして各部のディティールは全て機能性に富んでいて、着る度に発見がある、そんなダウンジャケットですね。
確かに高い…!
でも、機能性に対する哲学を確かに感じられるダウンジャケットです。
それだけの価値はあるなと思います。
今年狙っている方は色々選べるシーズン初めから動くことをオススメします。
スポンサーリンク
ニット部門
ニットでも熱い!?無印良品対ユニクロ
カットソー部門でも熾烈な争いを繰り広げたユニクロと無印ですが、ニットでも熱い戦いが展開されました。
まずはユニクロ×クリストフ・ルメールのコラボコレクション、「ユニクロU」のメリノブレンドハイネックセーター。
【Uniqlo U メリノブレンドハイネックセーター】
ハイネックという名前ではありますが、いわゆる「モックネック」のニット。
モックネックとは、高さはありながら、タートルネックのように折り返さずに使うネックの形です。
最近はゆったりとしたアウターが増えてきて、インナーも密度を上げていかないとスカスカに見えてアンバランスに…。
モックネックカットソーやモックネックニットは、首元まで詰まっているので、見た目の密度を上げるのに最適。
http://wear.jp/hyt1723/11396262/
タートルネックほど主張しないので、あらゆるアウターと合うのです。
モックネックを使うと使えるアウターの幅がグンと広がるんですね。
今年増えてきたフード系アウターとの相性も◎。
そんな使えるモックネックニット、これまたなかなか良品が少ないんですが…
ユニクロUのこのモックネックニットはなかなかバランスが良かったですね。
スソの締め付けもキツくないし、厚みもしっかりとあって、ユニクロのメリノウールタートルネックのようなちょっと合わせづらい感じもナシ。
ユニクロとはいえ「お父さんが着ているようなセーター」感もナシ。
ファッション性が高く、あらゆるアウターと相性のいい「使えるヤツ」でした。
その他ユニクロからはJ.W.アンダーソンコラボからも使える柄ニットが出ていました。
一方無印良品は素材で勝負。
2017年秋冬はあらゆるアイテムカテゴリーに多様な素材が登場した「素材の年」でしたが、無印良品は注目の素材「ヤク」や「アルパカ」を贅沢に使ったニットを投入してきました。
【無印良品 ヤクウール畦編みセーター 】
無印良品ヤクウール畦編みニットは、「ヤク」の毛を使った注目の素材「ヤクウール」を贅沢に配合したアイテム。
薄手なのでカットソー代わりに使え、かつヤクのふわふわとした質感をしっかり味わえるアイテムです。
薄いのにしっかり温かいのも、素材の良さを感じますね。
無印良品では他にも「アルパカ」を100%使った贅沢なアイテムもリリースされました。
おそらく実験的な試みだとは思うのですが(これを大量に出すのはいくら無印でも不可能でしょう)…この値段でアルパカ100%のアイテムを出せてしまうのだから驚きです。
【無印良品 アルパカワイドシルエットセーター】
前回ベストアイテムに複数選んだ「MUJI Labo(ムジラボ)」よりも、より実験的なニュアンスを感じるアイテム。
新生MUJI Laboも含めて、無印良品の本気を垣間見た年だったかもしれません。
ドメスティックブランドの「勝負ニット」では…?
ユニクロ・無印良品でも十分良いニットが手に入る時代ですが、ニット大好き人間としては「勝負ニット」も欲しいところ。
今年も随分ニット買いました…。
春ニットではコチラ。
【FACTOTUM ペーパーヤーン畦編みニット】
まだ肌寒い春先に活躍してくれるのが春ニット。
春ニットはコットン素材の物が多いですが、このFACTOTUMのニットはペーパーヤーンといって「和紙」から作られた糸を混ぜて作られています。
リネン(麻)ともまた違う独特のサラっとした質感があり、クリーンな発色も綺麗でした。
素材感を活かしたゆったりとしたシルエットで、生地がかなり落ちてくる感じがあります。
綺麗なライトグレーのニット、というのはありそうで無いんですよね。
そしてあらゆる色のアウターと抜群の相性を見せてくれるのです。
この手の色のニットは、見つけられたら即買いのアイテムです。
こちらは思わず2色買いしてしまったアイテムです。
うーん、この気に入ったら選べないから2色買い、っていうクセはそろそろ卒業したいですね…。
服が溜まっちゃうんで。
冬は良作が溢れるニットアイテムですが、春夏素材で、となるとグッと少なくなってしまうもの。
今年も良い春ニットを探したいですね。
冬は本当にニットばかり着ているので、ベストアイテムを選ぶのが難しいのですが、やっぱりコレかな。
【Honor gathering MOCK NECK OVER KNIT】
またまた登場、Honor gathering(オナーギャザリング)のモックネックニット。
UNIQLO Uの項でも触れましたが、モックネックのアイテムは本当に使えるヤツなんです。
どんなアウターとも合ってしまうので、試着の時にモックネックを着て行ってしまうとどのアウターもよく見えてしまうほど…。
さらにこれは腰にスリットが入っているので、中のカットソー、そしてアウターとレイヤードスタイルが綺麗にキマリます。
メンズは確認を怠りがちですが、鏡で横から、後ろから見た時に非常に綺麗なんですね。
細いメリノウールの糸を徹底的に積み重ね、しっかり厚み出しながら、柔らかくふんわりとさせた生地は、独特の着心地の良さがあります。
こちらは正真正銘、2017AWがラストで、もう出てこない傑作ニット…。
今季もニットを沢山紹介したので、ニットのケアについてもシーズン終わりまでに解説したいと思います。
パンツ部門
2016年に引き続き、2017年もまあスラックスばかり穿いていた1年でした。
(2018はちょっとデニムに回帰しようと思ってはいますが…
スラックス、色々な意味で本当にラクなので)
そんななかでもやはりこのブログではお馴染み、MARKAWARE(マーカウェア)の「1TUCKペグトップトラウザー」とHonor gathering(オナーギャザリング)の「2TUCK SLACKS」の2本は私のワードローブで核となるボトムスでした。
【MARKAWARE 1 TUCK PEGTOP TROUSERS】
MARKAWARE (マーカウェア) 1 TUCK PEGTOP TROUSERS BEIGE
【Honor gathering SUPER 100's 2TUCK SLACKS】
http://twelve0492233757.com/eccube/html/products/detail.php?product_id=4248
何回も何回も取り上げていますが、それくらいこれらのスラックスは他にない、オススメのスラックスなのです。
MARKAWAREの1タックペグトップトラウザーは、やや太めの「ワイドテーパード」と呼ばれる形(とはいえ他ブランドにはちょっと見られない、唯一無二のシルエットなのですが)、
そしてHonor gathering(オナーギャザリング)の2TUCK SLACKSは「細身のテーパード」シルエットです。
「テーパード」とは、腰~太ももに掛けてはややゆったりとさせ、スソに向かうほど細くすることによって、スキニーよりも無理なく綺麗な脚のカタチに見せてくれるシルエットのことを指します。
今世の中に出回っているパンツ・ボトムスのカタチを大雑把に分類すると
スキニー→細身のテーパード→ワイドテーパード→ワイド(順番に太くなる)
に分けられます。
厳密に言うと、「スキニー」もテーパードが掛かっていることが多いので、「スキニー」と「細身のテーパードシルエット」の境界線は曖昧です。
とりあえず、太ももまでぴっちりとしているものをスキニーと思っておけば良いでしょう。
こうして見た時に細身のテーパードとワイドテーパードは、スキニーでもなくワイドでもないちょうど「真ん中」に位置し、
細さを追求するスキニーから太めのワイドシルエットに一気にトレンドが振れる中で「ちょうど良い」位置にいると言えますね。
この2つのシルエットを軸にして、スキニーやワイドをたまに取り入れる、というのがオススメです。
(もちろん脚が細い、綺麗な形の方は全部スキニー!でも構わないとは思います。)
細い一辺倒、太い一辺倒、より選択の幅が大きく取れる、バランスの良いトレンドになりつつあるのではないかと思いますね。
上述した2つのスラックスは春夏用と秋冬用、さらに素材違いで様々なバリエーションが作られていますが、やはりウールを用いて作られた物が、その抜群のシルエットを存分に引き出してくれます。
MARKAWAREの方は、2018の春夏モノとして既にウールとヘンプ(麻)を生地のタテ・ヨコの糸で使い分けた「ウールヘンプ」バージョンがリリース。
MARKAWARE [ マーカウェア] / FRONT PLEATS PEGTOP - Wool / Hemp
また2月にはアルゼンチンオーガニックウール100%の物のリリースが予定されています。
MARKAWARE[マーカウェア]/ FRONT PLEATS PEGTOP A18A-05PT01C
一方Honor gathering(オナーギャザリング)の2TUCK SLACKSは、2018年春夏コレクショではウールバージョンが今のところ発売予定無し…。
非ウールアイテムの中にも良いものがありましたし(紹介できるかな…)、いわゆる季中商品(シーズン途中にリリースされる、コレクションには無かったアイテムのこと)で出るかもしれないので、期待しましょう。
今年も出るなら絶対にチェックするべき!ムジラボ撥水チノパンツ
2017年秋冬の前述「ユニクロU」からリリースされたパンツ類は、どれもワイドパンツ入門としてオススメでした。
しかし一番驚かされたのはMUJI Labo(ムジラボ)の撥水チノパンツです。
【MUJI Labo 撥水チノパンツ】
このアイテムのカーキベージュは、「玉虫色」のような綺麗な表面感をしていて、この値段とは思えないクオリティーの高さでした。
良い意味で、おそらく誰も値段を当てられないんじゃないか?というくらい生地の出来が良かったんです。
チノパン、と言うとコットン素材でしわしわになりがちですが、これは素材感とやや太めのシルエット故にストンとシワ無く着れるのです。
その点でもリーズナブルなチノパンとしては他と一線を画していましたし、チノパンの決定版になりうるポテンシャルがありました。
ただ、これウエストがムジラボにありがちなやけに大きい作りで、Mサイズですらガバガバで…。
私も気付いたときにはサイズが無かったのですが、今季もしこれがサイズ展開をリニューアルしてリリースされるなら(出来ればシルエットも見直してくれるとありがたいですね…)絶対にチェックしたいですね。
ムジラボは2018シーズンからサイズ展開を見直すとのことなので、期待しましょう!
スポンサーリンク
アクセサリー部門
アクセサリージャンルでは、昨年はチェーンブレスレットがちょっとしたトレンドに。
しかし、市販のチェーンブレスレットにはなかなか納得のいく形が無くて…。
そもそもメンズのアクセサリーって、選ぶのが非常に難しい。
とことんシンプルな物を出してくれるところがありそうでないですからね。
そんな時、まず頼るのがアクセサリーブランド、IDEALISM SOUND(イデアリズムサウンド)。
チェーンブレスレットもこのブランドらしく繊細な物を出してくれています。
【IDEALISM SOUND Link chain bracelet 】
普通どうしてもチェーンとの一貫性が途絶えてしまう「留め具」。
しかしこのブレスレットは、チェーンとの一貫性を持たせてデザインされているのです。
この留め具に、それだけで見ていて楽しくなる造形美がありますし、これがどこに来るかでブレスレットがその表情をどんどん変えていくのです。
チェーンブレスレットなんて苦手だ、という人にも見てもらいたいチェーンブレスレット。
何せ私もチェーンブレスレットなんて一生するつもりの無かったですからね。
私がオーダーしたのは燻(いぶし)加工バージョン。
磨き上げのシルバーバージョンもあります。
【idealism sound】 イデアリズムサウンド No.16021 Link chain bracelet silver
2018年ですが、ここしばらくは購入アイテムも紹介アイテムもシルバーブレスレットが続いたので、今季はレザーブレスに回帰しようかなとぼんやりと思っています。
THE RERACS ザ・リラクス スモールショートカラビナブレスレット
革小物部門
前回革靴部門でベストアイテムにセレクトした「forme(フォルメ)」ですが、オススメは靴だけではないのです。
定期的にリリースされる革小物のクオリティーもピカイチ。
formeの持つ雰囲気、使う革の上質さが小物にも表れています。
【forme change purse】
その中でもオススメが「change purse」。
いわゆる小銭入れなのですが、小銭入れをメインに、カードを数枚だけ収納出来、少数ながら札を奥に収納することも可能なのです。
大きさもクレジットカードを一回り大きくした程度のコンパクトサイズ(10.5×7×2cm)。
小さい財布として、利便性を失わない最小サイズだと思います。
だからコレだけポケットに入れて、出掛けられちゃう。
特徴であるギボシ(真鍮の留め具部分)も良いアクセントになってくれます。
右がcard case 左がchange purse
革やデザインを変えて定期リリースされているので、今季も楽しみですね。
もう1つの革小物ベストアイテムも靴ブランドから。
【NORIEI SHOEHORN KEY RING】
NORIEI(ノリエイ)のコードバンを使ったシューホーン(靴べら)です。
コードバンとは、農耕用馬の臀部(要するにお尻の部分)から採れる希少な皮革。
NORIEIは、日本産コードバン、それも通常最終行程として行われる「磨き上げ」を行わない「素上げ」のコードバンを使用しています。
これが出回ることはまず無いとされている、希少な素材です。
色もツヤも未完成なこの革は、使用していくうちにどんどん色を濃くし、そしてツヤを増していきます。
だからNORIEIのコードバンを使った靴は「自分でコードバンを育てる」という「体験」が出来る、唯一無二の靴なのです。
ただ、在庫を多数扱っているONETENTHさん(神戸にあるセレクトショップ)は、しっかりと自分の足に合うサイズを選んでほしいということで、NORIEIの靴の通販を基本的にはやっていません。
(私も絶対こっちのサイズの方が…と思ったりしたのですが、結果ONETENTHさんの言うとおりにして正解でした。流石です。)
なかなか関西在住の方でないと入手出来ない貴重な靴なのですが、このシューホーンも「素上げ」のコードバンを使っているのです。
NORIEI SHOEHORN KEY RING UNFINISHED CORDOVAN GRY
最初は濃い目のグレーといった色なのですが、使用を繰り返すうちに徐々に黒へ…。
(ナチュラルは、徐々に濃いキャメルへ。)
コードバンを育てる体験を、手軽に味わうことが出来るんですね。
シューホーンとはいえ、この変化とコードバンのモチモチっとした独特の質感を手軽に味わうことが出来ます。
金属を革で包んだシューホーンなので、金属のシューホーンと違い、カバンに入れても他の物を傷つけたりしません。
シューホーンを使わなければ履けない、というくらいフィットした革靴履くことが理想ですから、これを持ち歩くのは革靴を傷めず長く履くことにも繋がります。
腕時計部門
腕時計では、以前からオススメしているブランドTRIWA(トリワ)の最高傑作だと思っている「SMOKY NEVIL(スモーキーネヴィル)」を紹介出来ました。
【TRIWA SMOKY NEVIL】
時計や靴というある意味で枠組みが完成されている分野で、シンプルなんだけれど、どこか新しい、洗練されたデザインを生み出すっていうのは難しいことです。
トリワはその課題を上手くクリアーしながら、シンプルかつ洗練された、新しい時計のデザインをどんどん生み出しています。
もちろんそれ故に正直発展途上だなと感じるアイテムも多いのですが、このSMOKY NEVILはTRIWAの中で最も完成度が高いと感じられるアイテム。
「SMOKY」の由来である絶妙な色味のグレーダイヤルに、ゴールドのインデックスと白抜きの針。
ごちゃごちゃしやすいクロノグラフも、シンプルにまとめています。
「NEVIL」自体は、TRIWA初期からのモデルだったのですが、大きいケースサイズと文字版のカラーなどからやや大味に感じるモデルが多かったのですが、これは本当によくまとまっています。
2018年は、ヴィンテージウォッチVSスマートウォッチ、みたいな企画も面白いなと思っています。
ポスト・ダニエルウェリントン的な時計も発見出来たら良いなと思いますね。
ソックス部門
近年パンツ・ボトムスのアンクルカットブームを受けて、足元をスッキリ見せるために靴下は冬を除いて「見えない靴下」、「フットカバー」の需要が高まっています。
ところがこのフットカバー、歩いていると脱げやすいものが多い…。
今年こそは脱げないフットカバーを…ということで色々試し、一番脱げないフットカバーだったのが、グンゼ・ボディワイルドのフットカバー。
【GUNZE フットカバー ボディワイルド】
(グンゼ)GUNZE フットカバー ボディワイルド メンズ 3足組 BDF002
「脱げにくい」と謳っていても、程度の差はあれ、まあ脱げるフットカバーばかりなわけですが、コレは本当に脱げない!
立体縫製によって、靴下が立つ(!)ほど。
また滑り止めテープや 、甲にフィットさせるゴムなど徹底的に「脱げないこと」を徹底的に追求しています。
ようやく見つけた脱げないフットカバーです。
この「見せない靴下」とは逆に、アンクルカットがトレンドである近年は冬場の「見せる靴下」も充実してきており、
昨年はCHICSTOCKS(シックストックス)など注目のソックスブランドがデビューしています。
「ソックスからその日のスタイリングを考える」をコンセプトに、スタンスミスやパラブーツなど、誰もが見たことがある靴達との組み合わせをはじめ、自社の靴下を使った様々なコーディネートをインスタグラムで発信。
入荷するとすぐに売り切れてしまうほど、一気に人気ブランドになりました。
CHICSTOCKS - LINE #navy×mustard
これ見よがしに靴下を見せるコーディネートはメンズでは品が無いと思うので、あまり靴下を見せ過ぎない「チラ見せ」がオススメですが、
こうした「見せる靴下」も紹介していきたいですね。
スポンサーリンク
美容家電部門
美容家電も色々買ってみたのですが、やっぱり「最上級のヘアアイロン」をベストアイテムにはセレクトしたいですね。
【ADST Premium DS2】
ADST Premium DS2、通称アドストレート2です。
精緻な温度コントロール機能をはじめ、ヒートスプレッド(熱拡散)効果のためのプレッシャーサークル、水蒸気を逃がすために付けられているスチームドレインなど高機能なのはもちろんなのですが…
何より手に持ったときの実感が良い。
手にハマる感じが気持ち良いんですよね。
高機能の割にとても軽いですし、持っていてストレスが全くありません。
日常使う物なので、長い目で見るとこういう小さなところが効いてきます。
クセ毛を伸ばしてストレートにする性能なら、アドスト2。
カールを付けてスタイリングする性能なら以前からオススメしているアレティ、という感じですね。
Areti アレティ マイナスイオン ストレート カール 両用 極細 ヘアアイロン 628
(ただし、アレティの新モデルは挟む力が弱いと感じます。旧モデルにはそういったことがないので、旧モデルがオススメです。)
2017年リニューアルされたワンダムですが、新モデルはかなり使いやすくなっています。
スキンケア部門
【IPSA ザ・タイムリセット アクア】
これはもう昨年紹介したベストアイテムというよりも、ブログ開始後に見つけた物では最大の発見というか、もはやコレ以外の化粧水はありえないな、という感じですね。
1年半使い続けてますが、究極の化粧水だと思っています。
洗顔後に付けて、次の洗顔時まで持続するという脅威の保水力。
「保湿」じゃなくて、「保水」という表現がピッタリなんですね。
肌の表面に水の層を人工的に作り出し、角層の水分量に応じて水分を補給する…なんて言われると「ほんとにそんなに上手く行くの?」と思われるでしょうが、
これが実際、長時間肌の水分を保ち続けてくれるのです。
今までの保湿ケアといえば、化粧水で肌に入れた水分を蒸発しないようにクリームでフタをするというもの。
しかし、イプサのアクアリセットは洗顔後、化粧水だけで終わりにしてしまっても十分なほどなのです。(実際クリームの使用量はかなり減りました。)
手間をとにかく嫌うメンズ(私もそうです)にとって、これはありがたい。
個人的にずっと肌荒れに悩まされてきて、たまに来る肌荒れ期には皮膚科にも通ってましたが、これ使い始めてからはそれが無くなって本当に助かりました。
ニキビは今特効薬的な塗り薬も出来ていますが、肌への刺激がかなり辛く、薬に肌が慣れるまでかなり辛い思いをします。
肌の適切な保湿さえしっかりなされれば(それが難しいのですが…)、ニキビはできにくくなります。
その他ほとんどの肌トラブルは、肌の水分不足に起因しますからね。
たまに徹夜をしたときなどに肌荒れしてしまっても非常に軽くて済み、かつ回復も早くなりましたね。
こういうブログやっているので、色々試してみなくちゃいけない…という思いはあるんですが、化粧水はもうコレで固定で、出来れば変えたくないって感じですね。
肌が荒れない、肌の強い人にはコスパが悪いでしょうが、肌が弱かったり、荒れやすかったりする人ほど効果を感じやすいと思うので、一度使ってみてほしいですね。
ただし、最近品薄過ぎて、プレミアを付けて販売する業者も出てきてしまいました。
品薄なのはわかりますが、Amazonや百貨店サイトなどでは定価購入出来るので高値で販売する業者には注意しましょう。
※Amazonなどでも入荷再開が決まり、長らく欠品が続いていた状態もようやく解消されそうです。
ブログツール部門
パソコン1台(器用な人はスマホ1台?)さえあれば始められるのがブログというメディアの良いところ。
だから、ツールにあまりこだわるのはオススメしないのですが、やっぱり軽くてどこにでも持ち運べる、サクサク動いてくれるPCはがあれば作業は捗ります。
個人的には、何も無い机の上にPCだけを置いて作業するのが最も集中出来ます。
私は今年ブログ執筆用に、マイクロソフトの2017年版Surface Proを購入しましたが、これが「ブログを書く」という面においては一番買ってよかったと思える物かもしれないですね。
【Microsoft Surface Pro】
Surface ProかMacBookか?迷う人も多いと思うのですが、Surface Proの良いところをいくつか紹介しましょう。
まずは、Surface Proはタイプカバー(キーボード)が取り外せること。
これによってタイプカバーを取り外してタブレット端末として使用出来ますが、これにより電子書籍による読書が非常に捗ります。
ブログを長時間執筆していると疲れるのですが、気分転換を容易に行なえるんですよね。
移動先とかに色々荷物を持って行きたくないっていうのもありますし。
私は情報収集のために毎月雑誌を大量に購入しますが、それらの処分が悩みの種。
電子書籍化されているものは、すべて電子書籍で読んでいますが、雑誌などはスマホでは非常に読みにくい。
Surface Proをタブレットとして使い、タブレットで雑誌を読むことでこれが解消されました。
セカンドマシンとして非常に優秀なノートPCですし、これ単体の運用でも十分なくらいです。
Surface Pro 4用 Signature タイプカバー Alcantara QC7-00107
そしてこのキーボード。
「打鍵感」がしっかりとあるものの、カチカチ言い過ぎず、衝撃を和らげてくれるかのような独特のもので、文字を打っていて非常に気持が良いのです。
タイプカバーに使われているアルカンタラ素材も、冬場に手を乗せても冷たくなくて、気持ちが良いのです。
このタイプカバーの気持ち良さが最終的な決め手になりました。
ブログはひたすら文字を打つ作業ですからね、出来るだけ気持ちよく行いたい。
あとは使ってみて、2017年版Surface Proに搭載された顔認証システムの快適さは凄いですね。
たまに部屋が暗かったりすると「お前誰やねん?」と弾かれたりするんですが。
明るくするとすぐに「なんや、お前か」と入れてくれます。
毎回パスワードを打っていたあの頃にはもう戻れない…。
(おそらくiPhoneにつづいて、MacBookにも顔認証システムが搭載されると思いますが)
ただ一点、Surface Proと別売りながら、ほぼ専用のマウスとして推奨されている「アーク タッチ マウス」。
マイクロソフト 【Surface用】アーク タッチ マウス Surface エディション E6W-00008
これはかなり人によって合う・合わないが出ると思います。
私はこの独特の形状に、物理的に「引っかかる」感じを持ってしまいました。
値段が半分以下のマウスに変えたところ、まるで回線を変えたかのように快適に作業出来るようになりました。
マイクロソフト マウス Bluetooth対応/Bluetooth Mobile Mouse 3600 PN7-00007
Bluetoothなので、USBポートが空くのも良いですね。
いやーマウスは本当に大事。
アークタッチマウスは使わない時、持ち運びのときは平べったく変形させることが出来、その形態にすることで自動的に電源OFFの状態にすることが出来るなど、かなり先進性を感じるマウスなのですが、私には合いませんでした。
2017年に刊行された本で、最もブログを書くことでオススメしたいのが 「超スピード文章術」。
【上阪徹 超スピード文章術】
「ネタを確保して書き始める重要性」を説いた本です。
インプットとアウトプットというのはよく言われることですが、その橋渡しの重要性を分かりやすく示してくれていると思います。
考えていることをそのまま文章化出来たらどれだけラクか…というのは誰もが思うことだと思うのですが、そのためのヒントになるのではないでしょうか。
今年もナル男をよろしくおねがいします!
振り返ってみると、もっともっと紹介したい物があったし、書きたいネタもあったりで、もうちょっと上手くやりたかった、やれなかったものか…と色々後悔もある2017年。
でも個人でやっているからこそ、その時その時、自分的にベストと思える物を紹介したいと強く思っているんですよね。
伝え方にしても、これで本当に合っているのか?読者の方に、この伝え方で本当に役に立てるのか?
葛藤や迷いは尽きませんが、これからも読者の方へのリスペクトだけは忘れずにやっていきたいと思います。
そこを忘れたら何にもならないですから。
色んな考え方はあるとは思いますが、良い物を紹介し続けること、役に立つ情報を伝え続けることこそが個人サイト生き残る道だと思っていますので、スタンスは変えずにやっていきたいと思います。
変なことはやらず、なるべく長くこの活動をやっていきたいなと。
それでは本年も頑張っていきたいと思いますので、本年もナル男をどうぞよろしくお願いします!
スポンサーリンク