小物にタグを入れておくだけで、 今近くにあるか?や無くした場所を教えてくれる「MAMORIO(マモリオ)」が「Amazon Launchpad」で買えるように!こんなアイテム欲しかった!
先日1月18日、Amazonが「Amazon Launchpad」なるスタートアップ支援ストアの日本版を始めたことをニュースで知りました。
「Launchpad」とは「発射台」という意味。
これはまだスタートアップして間もないながら、アイデア溢れる面白い製品をAmazonが支援して販売していくという試み。
現在はクラウドファンディングなどの盛り上がりによって、製品を開発し販売するまでのスタートアップの難易度はかなり下がっていますが、その後の販売網の確保は相変わらず難易度が高いものとなっています。
御存知の通り、Amazonの販売力っていうのはとてつもないものがありますから、これによって通常ではありえないスタートアップ後の成長を果たすことが出来るのではないでしょうか(もちろん良い製品を作れる良い会社であれば、ですが)。
ユーザーとしても、アイデア溢れる新しい商品を普通のAmazonでの買い物と同じように買うことが出来ます。
Amazonヘビーユーザーである私はワクワクしながら見入ってしまいました。
その中で紹介されていた「日本初のスタートアップ」の目玉アイテム「MaMORIO(マモリオ)」が個人的に「こんなの欲しかった!」という商品だったので、ニュースを見終わる前にすぐ注文。
流石Amazon、もう届いたので早速使ってみました。
「MaMORIO(マモリオ)」は、小さいプラスチック製のタグをスマートフォンとペアリング(同期)し、スマートフォンから離れる、つまり無くした場合に教えてくれる、というアイテムです。
私は気をつけてはいるのですが、結構モノを無くしがちで、過去に手痛い紛失を何回も経験しています。
その度に「こういう物があればいいのになあ」と思っていたのですが、ついにそれを叶えてくれるアイテムが登場したという感じですね。
「MaMORIO(マモリオ)」をレビュー
「MaMORIO(マモリオ)」がどんな物かちょっと見ていきましょう。
実はこのMaMORIO(マモリオ)、完全な新製品ではなく、旧バージョンが結構前に発売されていたようです。
そこから様々な改良を経て、この度新バージョンが発売された、とのこと。
色も旧バージョンのブラック1択から、全5色から選べるようになっています。
私はライトグレーを注文。
黒が良いと思ったのですが、タグ自体が見つかりにくかったら嫌だなと思い、目立ちやすいライトグレーを選択。
ちなみに裏側は白です。
大きさはこんな感じ。USBメモリーくらいを想像していたんですが、それよりも小さいですね。
正確な大きさは縦35.5mm×横19mm×厚さ3.4mmです。
厚みは500円玉×2枚分とちょうど同じくらい。
私の用途は財布ですが、小銭入れに入れておけばいいでしょう。
大きさは気になりません。
タグの先端のホールにキーホルダー等を通せるようになっていて、カギなどに使うこともできます。
説明書(スタートガイド)も一応付いてきますが、1枚のリーフレットに過ぎず「あとはアプリをダウンロードしてね」くらいしか書いてありません。
MAMORIO(マモリオ)を使う
MAMORIO(マモリオ)は専用のアプリをスマートフォンにダウンロードしてはじめて機能します。
DLし、メールアドレスとパスワードを設定してログインし、画面上にマモリオタグを載せて10秒ほど待つとペアリング(同期)が完了します。
後は任意で、その同期したMAMORIO(マモリオ)を何に使うのか?名前を付けたりカテゴリー設定をしたりしていきます。
ちょ、え?人にも使えるの!?とすごい想像をしたあとで
「あ、小さいこどもとかか…」と思い直す。
設定自体は本当に簡単です。
すぐ使えなくてイライラ!とかはありません。
こんな感じで使い始めることが出来ます。
どれくらいで「無くした」判定されるのか?
MAMORIO(マモリオ)はBluetooth機能とGPSによる位置情報を使って、スマートフォンとタグを付けたモノの位置が離れると「無くした、最後にどこにあった」という通知をくれます。
近くにある場合は「手元にある(Bluetooth機能)」と「この住所にある(GPS機能)」と教えてくれます。
ではどれくらい離れると「無くした」と通知が来るのでしょうか。
色々実験してみたのですが「Wi-Fiを切って」「省エネモード」での使用の場合、大体15~20m程度離れると離れてから1分程度で「財布は手元にありますか?」と通知が来ますね。
公式によると20~30m離れると、ということだったのですが、15m程度でも来ます。
どうやら違う建物に入って、Bluetoothが遮られると公式で発表されている距離より近い距離でも「無くした」と判定されるようですね。
非常に近い距離にあると、「この部屋の中にあります」と表示されます。
そしてその部屋から出ると「この建物の中にあります」に変わります。
これなら十分実用に耐えうる仕様なのではないでしょうか。
ただアプリを全くのオフにするには実はログオフしなければならず、再度のログインが面倒なので、位置情報のオンオフまたはBluetoothのオンオフで切り替えると良いでしょう。
アプリがオフになっていても、オンにすればすぐに同期したMAMORIO(マモリオ)のタグの位置を探してくれます。
では実際に無くしたらどうするか?
まず自力で見つける場合、教えてもらえるのは「無くした(スマートフォンから前述した距離離れた)」ことと「最後にあった場所の住所」の情報です。
この「最後にあった場所の住所」は、スマートフォンから離れた時にあった場所、すなわち「失くした地点」であって、「現在MAMORIO(マモリオ)がある地点」ではないことに注意が必要ですね。
MAMORIO(マモリオ)は刻々と「スマートフォンと一緒にいた場所」をサーバー側に記録し続ける物で、MAMORIO(マモリオ)自体が単体で今どこにあるのか?はわからないようです。
その場所に置きっぱなしにされていれば良いのですが、誰かが拾ってしまったり、電車の中に忘れて電車が動いてしまうと「今実際どこにあるのか?」はわからなくなってしまうのです。
しかし、ここからがMAMORIO(マモリオ)の面白いところで、「クラウドトラッキング機能」といってMAMORIO(マモリオ)ユーザーが、無くしたタグの近くを通りすがると、その位置情報がサーバー側に通知され、今そのタグが直近でどこにあったのか?を無くしたユーザーに教えてくれます。
これは別に他人の紛失物を積極的に探そうとしたりする必要はなく、また無くした人の情報などが他人に知られることもありません。ただ、無くしたタグの近くを通りすがるだけで良いようです。
(「見つけた」≒良いことをしたね、みたいな表示はありますけどね。)
これが「みんなで見つける」という機能です。
ユーザーが増えれば増えるほど、いわばユーザーによって作られる網の範囲が広がって落とし物が見つけやすくなるわけです。
つまりユーザーにはMAMORIO(マモリオ)を広めるインセンティブがあるわけですね。
出来ればこの機能のお世話になりたくはないものですが、面白い機能だと思います。
実際のオススメ度
買ってみて使ってみた感想ですが、「安心感のアップ」は本当にありますね。
私はモノを無くす性分のくせに心配症でもあり「今財布がどこにあるか?」といつも気になっていて、その点の不安感が軽減し、安心感が増しました。
トイレ等に行く時に財布とスマホだけ持っていく、という場面は結構あると思うんですが、それをトイレに置いてきてヒヤッとした経験は誰しもあると思います。
スマホさえ無くさなければ、そこはかなり安心出来ますね。
ただ値段は…どうなんでしょう。
財布などを無くした「そのとき」の絶望感を軽減する対価としては安いのでしょうが、無くす前の平時にはちょっと高く感じますね。
こんなブログをやって無ければ、果たして積極的に買うかどうか?
保険全般がそうなのですが、実際「その時」が訪れた場合に真価を感じると思うのですが、そうではない平時の「安心感」に払う対価は割高に感じるものですよね。
ただ、今だけ?なのか分かりませんが、これを1つ買うともう1つ貰えます。
同梱されているこのカードの裏にシリアルがあって、それを送るともう1つ貰えるようですね。
届くまで知らなかったので、これは嬉しいですね。
(ただこれにも実はワケがあります。)
本人が使っても、プレゼントをした相手が使っても良いようです。
つまり現在は2個セットでの値段、と考えて良いと思います。
流石にこれ2個買うのはちょっと…と思うので、これを財布と小さい財布両方に使えるのはうれしいですね。
発売当初からはかなり改善されたそうですが、アプリ起動中は電池の減りが早くなるらしいのと、タグ本体自体の電池寿命が約1年(圧着してあるので自力での電池交換は不可能)だということもやや気になりますね。
ちなみに電池交換なのですが、ネットで検索すると出て来る「初回は無料で電池交換してもらえる」というのは、旧バージョンの製品のことで、新バージョンは「もう1個無料であげるからそのかわりそれで終わりね」ということみたいですね。
(これがもう1個貰えるワケです。)
面白い製品だとは思うのですが、もうちょっと安くなれば…とは思います。
アプリ開発費・維持費も価格に含まれていると思うので、仕方ないとは思うのですが。
「みんなで探す」機能が無くて良いのなら他製品でも良さそうですね。
ただMAMORIO(マモリオ)はアプリの設定のしやすさ、使いやすさは日本企業のものなので抜群です。
海外製品はそこに難があるようなので。
やがてこの分野の製品はさらにさらに小型軽量化とコストダウンによる低価格化が進み、ほとんどの持ち物を今どこにあるか管理出来る時代が来るかもしれません。
なくしモノがなくなる時代、来て欲しいですね。
まだまだ新しい製品ですし、今後のバージョンアップも図られていくとは思うので、
Amazon Launchpadともども応援していきたいですね。
メンズ流行アイテム「小さい(薄い)財布」の 欠点をカバーしてくれるアイテム
現在メンズでは「小さい(薄い)財布」が大流行中。
あまり荷物を持ちたくない!という人が男性には多いですから、身軽に出掛けられるとして「abrAsus」のヒットともに一気に広まりました。
私はこの「小さい財布」を、通常の財布の補助的な存在として使うことをオススメしています。
ほんのちょっとした買い物でカバンからいちいち財布を出すのは面倒ですし、かといって小さい財布にクレジットカードなどを含めてすべてをパンパンに入れて持ち歩くのもオススメ出来ません。
小さい財布の方には本当に最小限・最低限の金額やカードだけ収めて、残りは本体の財布に。
そうすることで両方の財布ともスマートに使うことが出来るのです。
単独で使うにしても、補助的に使うにしても小さい財布の欠点は、小さいが故に無くしやすいこと。
そして無くした場合は、最低限の物しか入れていないため個人を特定しづらく、見つけることがほぼ不可能であるというのが最大の欠点です。
MAMORIO(マモリオ)のようなタグを入れておくことで、その心配をある程度払拭出来るでしょう。
小さい財布は本当に便利なので、オススメアイテムを集めた特集記事も近々予定しております。
お楽しみに!
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