今年は年明けからダウンジャケットが足りない!?ダウンジャケット最新情報と、2018注目ブランドMINOTAUR(ミノトール)のダウンジャケットを紹介!インナーダウン市場は良品不足?
いやー寒いですね…。
大雪がニュースになっていますが、1月2月とここから本格的な冬シーズン到来です。
となると、寒い中でも心強いダウンジャケットが欲しくなるところですが…。
2017-2018シーズンは、ダウンジャケットが品薄!?
今年はダウンジャケットが品薄なんですよね…。
毎年年明けには「水沢ダウン」の”MOUNTAINEER”など人気高級ダウンは、在庫がほとんど無い状態になります。
【水沢ダウン ”MOUNTAINEER” 】
水沢ダウン EDIFICE別注 MOUNTAINEER(マウンテニア)
そして中間価格帯の「西川ダウン」や「小松ダウン」は、例年この時期でも結構在庫があるものなのですが、今年はそれらも在庫が枯渇気味…。
一旦全て完売になってからは、本当にポツポツと再入荷分が入ってくる…みたいな状態です。
【BEAUTY&YOUTH UNITED ARROWS BY ”小松精練” TW ダウン】
【nano・universe 西川ダウン ”KAGURA”】
(ナノ・ユニバース) nano・universe 西川ダウン カグラジャケット S ネイビー 9999171110945
【nano・universe 西川ダウン ”Arctic Jacket ”】
(ナノ・ユニバース) nano・universe 西川ダウン Arctic Jacket カーキ 9999171110949
この「Arctic Jacket 」 なんかは今季の西川ダウンの中でも早々に完売してしまって、ようやく待望の再入荷がなされました。
何故これほどダウンジャケットが品薄なのか?
考えられる要因としては、今季は昨年10月から悪天候が続き、ちょっと寒すぎましたね…。
寒いとダウンが売れる、というある意味当たり前のことが起こっているわけですが…。
ダウンジャケットってこんなブログをやっているわけでもなければ、毎年買う必要なんて全く無いですからね。
数年着れるしっかりとした物で、かつ自分が気に入った物を選んで頂きたい。
選択肢が少なくなってしまっている今の時期はそこをよーく考えていきたいですね(逆にそこさえしっかりしていれば、今買っても全然良いと思います。なんだかんだ寒くなってダウンが本格的に必要になるのはこれからですから)。
そこで…というわけではないんですが、今回は今まで紹介してきたこれらのダウンに加えて、ドメスティックブランド「MINOTAUR(ミノトール)」のダウンジャケットを紹介したいと思います。
機能性をデザインに昇華させた、哲学を感じさせるダウンジャケット
MINOTAUR(ミノトール)は、あの吉田カバン「PORTER」と継続的にコラボしており、今季は英国ブランド「LAVENHAM(ラベンハム)」ともコラボアイテムを発売するなど、注目のブランドです。
最新のテクノロジーを、現実感のあるデザインで洋服に落とし込むのが得意なドメスティックブランド。
「耐水性」だったり、「超軽量」だったり、機能性に優れた製品はたくさんありますが、それが「着てみたい」と思える服か?と言うと、ちょっと違うことも多いですよね。
ここはそんな機能性をデザインにきちんと昇華させている服が多い印象があります。
(この機能性をデザインに昇華させる、というのは「どうやって洋服に付加価値を付けていくか?」という意味でも、これからの洋服のキーワードになててくると思います。)
「アーバンアウトドア」がトレンドになって、機能性に優れた服を街でも着よう、っていう流れになっていますが、やっぱりカッコよくないと意味がない!
ここは、ちょっとコレはやり過ぎだろ…というくらい軽いハーフパンツなど、先を行き過ぎているようなアイテムもあったりするのですが、常に新しいモノづくりにチャレンジしている服好きなら要注目のブランドです。
そんなブランドの中でも傑作なのがダウンジャケット。
【MINOTAUR Waterproof Stretch N-3B Down Jacket】
MINOTAURのWaterproof Stretch N-3B Down Jacketは、着てみると驚くほど軽く、またストレッチも効いていて動きやすいのです。
水沢ダウン的な「シームレス」ダウンではないので、完全防水ではないのですが、日常使用での防水性は十分過ぎるレベルだと思います。
もちろん防寒性は完璧と言えるレベル。
N-3Bタイプのダウンは、カナダグースとかウールリッチが今非常に人気ですが、着丈がやや長くて、ダウンがしっかりと全身を包み込んでくれる、そんな温かさが決め手の1つなんだと思いますね。
特筆すべきは各部のディティールで、本当に丁寧に細部までこだわって作られています。
例えばウエストポケット。
これが上からだけでなく、サイドからも手が入れられると非常に便利なのですが(メンズなら本当に分かると思います)、サイドから手を入れられる仕様にした上で、止水テープが完備してあったり。
手袋代わりになる着脱可能なサムホールが付いていたり。
(取らなくてもサムホールとしては使用しない着用も可能。)
本当に至れり尽くせり、なのです。
もちろん機能性がただ機能性として独りあるわけではなく、リアリティを持って、洗練された機能美にちゃんと昇華されている。
大味なシルエットになりがちなN-3Bダウンですが、コンパクトなサイジングにしっかりと立ち上がるフードなど、シルエットの良さも追求。
先に紹介した「水沢ダウン」と共通するような、機能性に対する哲学を感じさせるダウンジャケットです。
高価なハイエンドダウンジャケットが欲しい、という場合は是非選択肢に入れてほしいアイテムですね。
(取扱店が少ないのがネックですが…。)
今季は水沢ダウンを購入した私ナル男が来季狙っているダウンジャケットです。
(チャレンジングなブランドなので、また来季は来季で仕様が変わっていると思うのですが…)
このブランドはグローバル展開をしているので、サイズ表記が通常のブランドと少し異なりXSサイズ=通常のブランドのSサイズ、くらいです。
なのでXS、Sサイズの需要が高いですね。
お気をつけください。
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インナーダウンは良品不足…
MINOTAURのもう1つのオススメアイテムが「AIR HOT VEST」です。
【MINOTAUR AIR HOT VEST】
これはインナーダウンのように使えるシンサレート(高機能中綿)を使ったベスト。
長袖バーションもあります。
私は2年前に買ったnonnativeのインナーダウンベスト「REN」が非常に重宝しているので、ミニマルなインナーダウンがあれば是非オススメしたいのですが、なかなか見つからず…。
これは2年前に買ったnonnativeの ”REN”
冬でも日中は太陽が出ているし動き回るからやや温かいくらいなのに、夜は冷え込むし活動量も落ちるので寒い寒い…。
だからバックパックにインナーダウンを入れておくと非常に重宝します。
こういうミニマルなデザインだと、コートから見えたときもポイントになってくれるのでむしろ着たほうがカッコイイんですよね。
MINOTAURのAIR HOTシリーズは、これに近いミニマルなデザイン。
中綿なので「インナーダウン」そのものではないですし、スタイルのポイントになりやすいジップタイプでないのが私的にはちょっとだけ残念ですが(軽さを追求しているが故に仕方のないところでしょうが)、温かさだけでなく、きちんとカッコよさも提供していくれるベストですね。
インナーダウンを選ぶ際に、一番使いやすいのはこのような「ノーカラー」タイプです。
エリが無い分、アウターのエリと干渉してしまうことによる、合う合わないが出てこないのです。
またこの下にシャツやニットを合わせる場合、そちらとも干渉しにくいですね。
水沢ダウン(ミズサワダウン) / MOBILE THERMO INSULATED VEST (モバイル サーモ ダウンベスト 水沢ダウン) DIA3676U【NOA】
次がこのような「スタンドカラー」タイプ。
ノーカラーに比べると、合わせるアウターによって合う合わないが出てきてしまいますが、最近はジップアップをインナーにあわせるコーディネートが流行っているので、その延長として使えるでしょう。
袖がないぶんよりスッキリと合わせることが出来ます。
カバー力が強いので、ビッグシルエットアウターに合わせて密度を高めることも出来ます。
水沢ダウンのモバイルサーモベストは、ミニマルな外観に加えて赤外線ヒーターを内蔵している(!)非常に面白いアイテムなのですが、こちらは水沢ダウン”MOUNTAINEER”同様、品薄気味…。
インナーダウンは、ユニクロを低価格帯として、ドメスティックブランドや水沢ダウンの物を高価格帯とした時に(おそらくインナーダウンには出せてもこれくらいが限界でしょう)、1万円台~2万円台の中間価格帯での良品が少ないんですよね…。
とあるショップでは「インナーダウンはユニクロと競合になるから…」という話だったんですが、
ユニクロとしっかり差別化出来れば、 勝負になると思うんですが…
(逆に言うと差別化出来ていなくて、これならユニクロそのものを買ったほうが良いんじゃ…?っていう中途半端な物も多いですね…)。
年明けにナノ・ユニバース西川ダウンから新商品として「部屋で着れるダウン」をコンセプトにしたモデルが登場したのですが…
こちらはあくまでも「部屋で着るリラックスダウン」という位置づけで、インナーダウン的な要素もあるのですが、アームなどもリラックスを意識して太めに作られているので、インナーダウンとしてはほぼ使えません。
これもあったら便利だとは思うのですが、インナーダウンも薄くて軽いので寒い時部屋で着るのにちょうど良かったりしますし(私は上で紹介した私物インナーダウンを早朝のブログ執筆時に部屋で着ています)、まずはインナーダウンが欲しいところでしょう。
インナーダウン本当に使えるのに、良品が不足しているので、西川ダウンから2万円台くらいで良品が登場してくれると是非紹介したいんですけどね…。
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