OCEAN TOKYOから遂に発売されたオリジナルヘアワックス「OCEAN TRICO(オーシャントリコ)」5種+新型ツヤワックスの計6種を徹底的にレビュー!
原宿発、大人気メンズ美容室OCEAN TOKYO(オーシャントーキョー)。
そんなオーシャントーキョーの待望のオリジナルヘアワックス「OCEAN TRICO(オーシャントリコ)」。
疑問点はスタッフに聞くためにサロンに出向いたりして徹底的にレビューしていきたいと思います。
発売から時間が経ち、徹底的に使い込むことでその個性も大体把握することが出来ました。
開発まで2年もかかっただけあって、完成度高いです…。
しっかりと徹底的レビューしたいと思います。
ヘアワックスの特性を把握するには?
まず「ヘアワックス」というアイテム自体について復習しましょう。
ヘアワックスの特性は「髪が乾いた状態で使用できる」「すぐにカチカチに固まることはないため、ある程度何度でもやり直しが出来る」という、操作性の高さ故に20年ほど前からメンズのヘアセットで最も用いられるメジャーなアイテムとなりました。
この操作性の高さが、メンズのヘアセットを格段にラクにしてくれたのです。
それまでムースやジェルといったスタイリング剤が主流でしたが、ヘアワックスの登場と普及以降はメンズのヘアセットの王道はヘアワックスが担っています。
さてここで注意しなくてはいけないのはヘアワックスは、「ヘアセットのカタチの基礎と質感を作るもの」であるという点です。
どのようなヘアセットのカタチを作れるか?どのような質感を髪に付与出来るか?というのが各ヘアワックスごとに異なる個性なのです。
そういった観点で、各ワックスを見ていきたいと思います。
OCEAN TRICOは全部で5種類!
OCEAN TRICOは
O OVER DRIVE (オーバードライブ)
C CLAY(クレイ)
E EDGE(エッジ)
A AIR(エア)
N NATURAL(ナチュラル)
とOCEANの頭文字を取ったネーミングがなされています。
(一部無理やり感ありますが…)
http://loft.omni7.jp/general/lp/oceantokyo
この順番で紹介していきたいと思います。
OCEAN TRICOはすべて円柱状の容器に入って、80g。
貴重なドライワックス、ベタつかないバサッとした質感と毛束感を出したいなら、「O」OVER DRIVE (オーバードライブ)
まずオーシャントリコシリーズで最高のセット力、という位置づけがなされている「O」の「OVER DRIVE (オーバードライブ)」。
ボトルカラーは黒。
ワックス単体の質感で言うとあまりサロン専売品には見られない質感をしていますね。
GATSBYのどれかに似ているような…?
ドライな質感を持つワックスですが、手に取って伸ばした段階ではみずみずしく、伸ばしやすいですね。ジャリジャリ感もないです。
硬さはほとんどない、柔らかいクリームベースのワックスです。
ただやはりセット力強めということもあって、ワックス段階ではかなりベタッとしたノリのような粘着力は感じますね。
ドライ系ワックスというと、パウダーみたいなものを想像する人もいるかもしれませんが、そうではありません。
https://beauty.hotpepper.jp/slnH000228152/style/L003272084.html?cstt=2
このワックスの最大の特徴は毛束感を出しやすく、時間が経つとドライな質感を出せること。
付け過ぎなければ、ベタベタ感も無く、サラッとした質感になります。
全体に馴染ませただけでも、束感が出やすい適切な毛量調整がなされた髪であれば、もうワックスを馴染ませた段階でどんどん毛束が出来ていきます。
そして時間が経つとバサバサとしたこのワックス独特のドライな質感が出てきます。
結構時間差でこれが来るので、比較的髪型セットの初心者にも優しいこのシリーズの中では初心者には難しいワックスかなと思っています。
ここで付け足してしまうとあまり良くないですね。重くなります。
あまり量を付けなければ、バサバサまで行かず、サラッとした質感のままでいけると思います。
当初かなりお気に入りだったワックスなのですが、少し注意点を。
髪質はもちろんなのですが、髪を切った、伸びたなどタイミングによっても評価が変わってくるワックスかな…と思っています。
ちょっと髪が伸びてきて、ボサボサとしてくると、このワックスのバサバサ感と相まって、うまくまとまらないんですよね。
冬で髪が乾燥しがちということもありますし。
そうなってくるとキープが難しい。
切り立て、あまり傷んでいないタイミングだと上手くいくんですが…。
単体ででも良いんですが、ちょっと髪が伸びてボサボサしてきたら、柔らかい、潤いの多いワックスと組み合わせた方が良いかも?
そういうワックスを既に持っているか、そういうワックスとセットで購入すると、失敗しにくいかなと思います。
出来上がりのドライ感と毛束が出せる、という点が似ている他社のワックスで言うと、
MEUVLE ( ミューヴル ) ドライハードワックス D7 ミューブル (グレー)
ミューヴルのドライワックス。
ただセットしてすぐのドライ感はミューヴルのほうが強く感じますね。
またミューヴルはかなり使い方、馴染ませ方が難しい…。
他に無い、良いワックスなのですが。
セット力があり、なおかつドライな質感を追求したもの…って結構無いんですよね。
市場にはあまり無いので、そういう意味で貴重です。
オーシャントリコシリーズで最も優位性を持つワックス!?「C」CLAY(クレイ)
オーシャントリコシリーズで最も「固さ」のあるワックス。
そして「CLAY(クレイ)」の名の通りクレイ(泥)で作られたワックスです。
ボトルカラーは赤。
シリーズの他のワックスとは異なりかなり「固形」な質感。
ただし買ってからだいぶ時間が経過してもカチカチに固まったりはしていません。
よーく手のひらで伸ばして使って下さい。
オリジナルワックスが作られる前にオーシャントーキョーで使われていたのが
デューサーシリーズなのですが、その中のクレイワックス(6番、紫)が一番イメージとしては近いと思います。
デューサーの6番は、髪型を作り込むという意味では非常に使いやすいワックスで、簡単に完成度の高いセットが出来るワックスでした。
ただ欠点として洗い落ちが悪い、悪すぎました…。
含まれている油分の性質なのか、シャンプーを何度しても落ちにくく、最近はマシになった気がするのですが以前はセット後手についたワックスを洗い流すのすら大変で…。
オーシャントリコのクレイは、デューサーの6番に近い性質ながら洗い落ちは改善されています。
ただし他のワックスに比べれば、やはりクレイなので洗落ちは悪いです。
よーく予洗いして、少なくともシャンプーで2回洗いしたいところです。
デューサー6ほどではないにせよ、洗落ちのデメリットがありますがこのワックスがおそらくはオーシャントリコシリーズの中で最も他社のヘアワックスへの優位性を持ったワックスだと思っています。
髪と髪を絡みつかせる力が強いので、フワフワっとしたワックスで一番作りにくい質感を作りやすいんですね。
パーマを掛けていない髪をパーマっぽく仕上げることも出来ますし。
まとまらず折り重なるような立体感も出しやすいので、
作り込む髪型にも向いていると思います。
https://beauty.hotpepper.jp/slnH000315217/style/L001967480.html
オーバードライブもそうなのですが、時間がないときにパパッと髪を「まとめたい」とか「落ち着かせたい」という目的で使うワックスではありません。
少量ずつ、少量ずつ作り込んでいく感じですね。
オーシャントリコの中でも最も売れている(更に言うと数多くのワックスを扱っているロフトで2017年一番売れた)ワックスです。
アウトラインに毛束感を出したいなら…一番「真ん中」な「E」 EDGE(エッジ)
そこまで作り込む髪型をしたいわけではなくて、アウトラインにシャープ感を出して、あとはまとまり良く…なんて髪型がしたい人にオススメなのが「EDGE(エッジ)」。
ボトルカラーは白。
名前的にものすごく固そうですが、ワックス自体は非常に柔らかく、かつサラッとしたクリームタイプです。
使用感がすごく良いですね。セットしやすいです。
https://beauty.hotpepper.jp/slnH000271995/style/L001864115.html
毛束を作りやすく、かつ作り込みたくない部分はサラッとまとめることも出来るので、作り込みすぎない、やりすぎないメンズの王道ショートに向いていると思います。
ただ付けすぎると鋭い毛束になってしまうので注意を。
セット力も強めなんだけど、ツヤ・潤いもそれなりにあって失敗しにくいワックスだと思います。
何よりもオーバードライブやクレイと違うのはスタイルにまとまりも出せること。
2017年以降のヘアスタイルは拡散より集約、適度な動きとまとまりを求めるものに移っていっていますから、その点でまとまりを出せるのは良いと思いますね。
オーバードライブやクレイでは乾燥しがちな剛毛や乾燥毛にも向きます。
これといった欠点の無い、オーソドックスなワックスで名前とは裏腹にこのシリーズで最も「真ん中」的なところに位置するワックスですね。
確かに使いやすいんですが、 こういったオーソドックスなハードワックスは競合が多い…。
例えばオーソドックスなハードワックスだと、私が全てのワックスでオススメ度1位か2位だと思っているLIPPSの「L08マットハード」と競合してきます。
どちらがオススメか?と言われれば、オーシャントリコ登場以降もやはりこちらもL08…。
「L08マットハード」は、マット要素もあり、ハードワックスにドライ要素を足したような使いやすさがあるのです。
ただしツヤ感はエッジの方があるので、髪質などによってはこちらが向く場合もあります。
軽い動きもサラッとまとまりも出せるのはその名の通り 「A」AIR(エアー)
個人的にその「軽さ」がお気に入りなのがこの「AIR(エアー)」。
私のお気に入りのワックスであるデビルワックス(青)やLIPPS(茶)などに近いのです。
これもサラッとしていますね。
クリームタイプです。
セット力的にもタイプ的にもさきほどのオーシャントリコ「エッジ」を薄めたようなワックス。
あまりガッツリとキメたくない、ふわっと動きは出しつつまとまる。
そんな軽いワックス。
髪にある程度長さのある、流行りのマッシュベースの髪を軽やかに動かすのに最適です。
https://beauty.hotpepper.jp/slnH000289907/style/L003026252.html
ヘアアイロンをしっかり使っていたり、パーマを掛けていたりする人はエアーを単体でもいけますね。
それ以外の人で、ヘアワックスだけで髪型を作り込みたい、という人は上で紹介した3つのうちどれかのほうが向きます。
ただ毎日の気軽なセットには次のナチュラルと並んで一番向いていますし、重さが無いので一番手直しもしやすいですね。
パーマの質感を活かしつつ軽~くセットしたい、という場合もこれが良いと思いますね。
https://beauty.hotpepper.jp/slnH000286210/style/L002111803.html
https://beauty.hotpepper.jp/slnH000177477/style/L003457775.html
おそらくオーシャントーキョーに来る客層にはこのエアーや、次に紹介するナチュラルなどのヘアワックスはセット力が弱くてあまり人気がないと思うのですが、LIPPS12やデビルワックス(青)と同様にセットに慣れている人には実はかなり使いやすいワックスです。
より固いワックスとの「混ぜ」のベースにも使えますし、きちんと動かすことも出来る。
後述するようにスプレーを使えばキープも出来るからです。
ただし極端な短髪には柔らかすぎる、セット力がなさすぎて向かないと思います。
重くならないので、出先でのセット直し用にカバンに入れておくことが多いですね。
名前とは裏腹に様々な使い方の出来る、「N」 NATURAL(ナチュラル)
クリームベースのファイバーワックス「NATURAL(ナチュラル)」。
ボトルカラーはグレー。
エッジと間違いやすいので注意しましょう。
オーシャントリコでは唯一のファイバーワックス。
ファイバーワックスとは細かい繊維の入ったワックスです。
ファイバーワックスだと何が良いのか?と言うと、配合されたファイバー(繊維)が単にノリのように髪と髪とくっつけるのではなく、繊維を巻き込む形でくっつけるので、よりセット力が高いんです。
(そのかわり付けすぎると重くなりやすくなります。)
「NATURAL(ナチュラル)」という名前ではありますが、このファイバーによってある程度のセット力も付与されています。
このワックス、オーシャントーキョーで使われていたデューサーの4番(緑、ファイバーワックス)をデューサーの3番(ノンファイバー、セット力はやや弱めのワックス)で薄めたようなワックスですね。
私もこの組み合わせでよく「混ぜ」て使っていました。
ナンバースリー DEUXER(デューサー) ミディアムハードワックス 4 80g
ナンバースリー DEUXER(デューサー) ミディアムソフトワックス 3 80g
先ほども述べたように、オーシャントーキョーに求められているスタイルは「激しく動かしたような」スタイルであることが多いでしょう。
だからエアーやこのナチュラルはあまり人気が無いようなのですが、スタッフにはこれらを「使いやすい」と推す声が多いですね。
セットの上手い人というのは「引っかかり」がなく、薄くまんべんなく髪全体のなじませる事のできるワックスを好みますし、固いワックスと混ぜてセット力を調整したりも出来ます。
単にセット力の弱いだけのワックスと異なりオーシャントリコのエアーやナチュラルは単品でもしっかり動かすことが出来ます。
毛束が出やすくなるような適切な毛量調整がなされている、ヘアアイロンを使っている、あるいはパーマが掛かっているなどの条件が揃っていれば、しっかり動かせるんです。
長めのマッシュヘアなどをまとめつつ、ほんの少しだけ動かしたい…という場合にも使えますね。
https://beauty.hotpepper.jp/slnH000361520/style/L003257674.html?cstt=105
ちなみのオーシャントリコシリーズで最もツヤのあるワックスという設定がされていますが、ツヤの無いドライな質感のワックスから比べるとツヤありますが、ツヤツヤになるとかそういうことはないです。
わかりやすいツヤが欲しいなら次の「シャインオーバー」です。
待望のトリコシリーズ新作!「SHINE OVER(シャインオーバー)」
オーシャントリコシリーズ5本の発売から約1年後、2017年に新たに発売されたのが「SHINE OVER(シャインオーバー)」です。
流行の、ツヤ感のあるスタイルを完成させるにはツヤ感のあるグリース、グリースワックス、ジェルなどが必要になります。
ギャツビー スタイリンググリース クラシカルアレンジ 100g
で、ジェルはもちろんこうしたグリースというのは普通のワックスなどとは全く使用感が異なります。
操作性が低く、水を付けたようになってしまうため、ヘアワックスのノリで使うと髪型がまとまらない、崩れる、といった状態になります。
それを避けるというか、オールバックなど「なでつける」ようなヘアスタイルを想定して作られているため、「通常のヘアワックスにツヤだけを加えたような」ものではないのです。
で、このオーシャントリコシャインオーバーは、限りなく「通常のヘアワックスにツヤだけを加えたような」ワックスに仕上がっています。
もちろんなでつけるようなヘアスタイルにも向きます。
他のツヤ系ヘアワックスに比べて明らかに優位性を持ったヘアワックスです。
「ツヤ系」を望むなら、ダントツでこれをオススメしますね。
結局どれが一番良いの?まとまるか、まとまらないかも軸に
結局この5種+1のうちどれが良いのか?皆さんが知りたいのはこれだと思うのですが…
かなり難しい。
激しく動かしたスタイルにしたい方なら、オーバードライブ・クレイ・エッジで、ツヤ感の有り無しで決めていいと思います。
逆にエアーなんかは軽さを認める人にはオススメですし。
私自身レビューのために何度も何度も使いましたが、その時々で本当に良いと思うものが違うんですよね…。
一時はオーバードライブやクレイが使える!と思っていたんですが、最近はエッジやエアーがうまくまとまってくれるので、使いやすいと感じるようになってきて。
ナチュラルは「混ぜ」のベースに使うことが多いですし。
それもそのはずで、
季節・髪質・長さ、カットしたて、カットからかなり時間が経ったなどその時々によって最適なワックスというのはどんどん変化していきますし、それにともなって気分も変わりますしね。
オーシャントリコは開発にとても時間を掛けただけあって、どれも完成度の高いワックスなので、「混ぜ」などのテクニックを使えば、使い物にならない、ということはないと思います。
この5つ、またはこれらを組み合わせることによってサロン内で作れない髪型は無いようにシリーズ設計がされているのがよく分かります。
2つは買えない、という人は手持ちのワックスとの組み合わせを考慮して買うと良いかも。
またセット力を除いて、オーシャントリコは2つのグループに分けられると思います。
オーバードライブ・クレイの「まとまらない」ワックス。
エッジ・エアー・ナチュラルの「まとまる」ワックス。
前者はバサバサとした質感で髪にボリュームを出していくタイプ。
後者はある程度のまとまりの中で動きも出していくタイプですね。
さらにオーバードライブとクレイ、エアーとナチュラルはそれぞれセット力などの点で似ているので、これらをセットで買う必要は基本的にないと思います。
私は長年LIPPSのL08とL12の「混ぜ」を駆使することによって、どんな長さの時も対応出来ています。(お金が無いなら比較的安いデューサーの3番と4番の混ぜで良いと思います。)
この2つの「混ぜ」が私の基幹的ワックスなのですね。
皆さんもおそらく1種類のワックスだけで、いかなる時も乗り切れる、というわけではないと思うので、自分のこれだ!という組み合わせを探してみると良いと思いますよ。
それが結果的には、自分に合うワックスを探し続けて何個も何個もワックスを買い続けるなんていう「ワックスコレクター」から脱却する方法でもあります。
とにかく薄く薄く均一に付けていくのがポイント!
オーシャントリコというか、ワックス全般がそうなのですが、髪の中間~毛先に薄く全体にまんべんなく均一に付けていくのがポイントです。
特にオーシャントリコのオーバードライブなどはドライな特性が強いワックスなので
付けすぎた時修正が効きづらいのです。
どんなヘアワックスも(たとえセット力が弱めに設定されていても)、基本的に油なので、付け過ぎれば重くなります。
最低2回に分けて、少しずつ付けていきましょう。
うまく出来ないなら何回かに分けても大丈夫ですよ。
スタイルのキープにはスプレーを!
スタイルのキープのしやすさというのも色々あって、例えば確かにセット力の弱いエアーやナチュラルは崩れやすいといえば崩れやすいのですが、まとまり感があるだけに直しやすいですし、逆にクレイやオーバードライブは時間が経つとボサボサとなりがち。
ただナチュラルとかエアーは、動かしたヘアスタイルも出来るんですが、流石に全くスプレー無しでその動きをキープというのはキツいと思いますね。
スプレーの使い方というのも初心者には難しいとは思うのですが、なるべく遠くからシューッと全体に一吹きするか、あるいは毛束をつまんで根本にスプレーするなどの方法がやりやすいと思います。
ちなみに私の最近のお気に入りのスプレーは、「髪を濡らさない霧」でセット出来るヘアスプレーこと「ルベルトリエ」シリーズの「トリエ スプレー 10(スタンダード)」です。
これはセット力が最大の「10」と強めで、ワックス段階でそこまでキチキチにつくり込まなくてもキープ出来る優れモノ。
「スタンダード」は、スプレーとしてツヤ感やドライ感を付与せず、ワックスで作った質感を壊さずセットを締められるタイプ。
セット力・キープ力は強めなのに、カチカチにならず軽いのも良いですね。
カチカチにしたくない人にオススメです。
そのうち、オーシャントーキョーオリジナルのスプレーなんか確実に出てくるでしょうね。
どれも洗い落ちが最高で使いやすい!でも一点だけ注意点が…
オーシャントリコシリーズの特徴は「使いやすさ」がかなり重視されているということ。
クレイを除くどのワックスも洗い落としやすく、これはリップスのシリーズにも言えるのですが、市販品の一般的な「油っぽい」ヘアワックスと一番差があるところでしょうね。
基本的にサロン専売のヘアワックスというのは、市販品と油っぽさが違うんですよね。
固さもカチカチのものはなく、クレイを除いて柔らかいクリームベースで手に伸ばしやすく、セットしやすい。
ただ一点だけ注意があるとすれば、オーシャントリコシリーズにはすべて製造・販売メーカーであるフィッツコーポレーションの「ライジングウェーブ」の香りが使われていること。
ライジングウェーブは人気の高いメンズ香水ではありますが、甘い香りなのでこれが苦手…という方もいるはず。
セット中が一番香るんですが、これが結構気になる。
全部同じ香りなので、違うワックスを使っていても全く同じワックスを使っている気分になるほどです苦笑
いや香りってすごい。
セット後もほのかに香り続けます。
これが実は難点になりうるのではないかと思っています。