2016AWシーズンのアウター大特集!第一回はチェスターコートを中心にステンカラーコートを加えたロングコートの特集!ドメスティックブランドの至高のモデルから、セレクトショップで探す、今季最もコスパの良いコートとは?まで。
http://www.cambio.co.jp/fs/cambio/mj4181
大変お待たせしました!
2016-2017秋冬シーズンのアウターを連載形式にて、一気に紹介したいと思います!
この秋様々な記事で色々紹介させていただきましたが、新たに紹介するものも多数用意してまとめましたので、冬の買い物の参考にしていただきたいと思います。
アウターは誰にとっても高価な買い物です。
「数年使えるシンプルなモノ」をテーマにしつつ、価格帯、素材感、シルエット、カラーetc…様々な観点から、見ていきたいと思います。
買い物する際になるべく参考になるように出来るだけ詳細に商品について言及したいと思います。
ボーナス支給の時期も目前に迫り、さらにセールシーズンにも突入します。
何より寒い!!
そんな中で、今からアウター決まらなくてどうしようと焦っていらっしゃる方も、是非この連載を見てから!またじっくりと悩んでみてください。
第一回から大ボリュームの「ロングコート」編です。
※週1ペースで続けているQ&A、質問回答コーナーは当連載が終了してからゆっくりとやりたいと思いますので延期します。
楽しみにしていただいていた方申し訳ありません!
質問コメントお待ちしております。
まずは頂点から!ドメスティックブランドのチェスターコートを3型紹介
まずは今季も人気継続のチェスターコートから。
出していないブランドは無いと言っても過言ではないアイテムなので、かえって迷われてしまっている方も多いと思います。
多少高くても、質の良い物を数年後も自信を持って着たい…
そんな方に、まずはドメスティックブランドの至極のチェスターコートを3つ紹介したいと思います。
(もっと買いやすい値段の物もちゃんと紹介しますので、出来れば最後まで読んで下さい…。)
カシミア混でしか出せない生地感と絶妙なサイズ感の融合、ATTACHMENTのチェスターコート
出典 http://shop.mindtrive.com/shopdetail/000000016727/018/X/page1/recommend/
ATTACHMENT カシミヤ混平二重メルトンチェスターコート
既に先行して紹介しているこちら。
上記記事でも述べましたが、今年のATTACHMENTのカシミア混メルトンチェスターコートは買いやすい条件が揃っていました。
まずシルエット。
基本的には細身のシルエットを維持しているんですが、かつ少しだけゆるいので着やすくなっています。
数年前に比べるとかなり着やすいですね。
テーラードジャケットを中に着れるくらいです。
とはいえあくまで綺麗なシルエットで、非常にオーソドックスな作り。
このチェスターコートは、トレンドで無くなったから着れない、という事態はあまり無いんじゃないかな?と思いますね。
それくらい欠点の無い、ザ・オーソドックスな作り。
出典 http://www.mindtrive.com/category/shops/attachment-blog/
またATTACHMENTで継続されているカシミア混メルトンはドメスティックブランド全体を見渡しても数少ない「間違いのない」素材の1つ。
これくらいの値段する高級なロングコートを買うなら、ヒラっとヒラっと生地の揺らぎを感じたいのですが、冬も着れる厚みも確保しつつ、その揺らぎがきちんとあるのが良いんですよね。
羽織った時にとても気持ちいいサイズ感と生地感になっています。
数年前はタイトシルエット全盛期で、はっきり言って洋服を着ていて気持ち良いなんてことはありえなかったんですが、今はもうそんなことはないですね。
ドメスティックブランドの立ち位置って「良い洋服を作るしかない」ものだと思うんですよ。
価格帯や展開規模を見ても、良い服を作れなくなったらあっという間に下降線を辿ってしまう。
今はシルエットも生地感も妥協が許されなくなっていますね。
もっとも着やすく、かつ美しいシルエットなら、ラッドミュージシャンのチェスターコート
出典 http://www.ladmusician.com/webshop/products/detail.php?product_id=2216311&color=15
LAD MUSICIAN CHESTER COAT
個々人の体型によって「着やすい」チェスターコートというにも変わってくるのは当然の前提として、個人的に着やすさを最も感じたのがラッドミュージシャンのチェスターコート。
「着やすい、難易度の低いチェスターコート」というと、着丈が短いものを挙げられると思うのですが、かといって着丈を短くしすぎてしまうと、今度はせっかくのロングコートの「色気」みたいなものが無くなってしまいます。
縦長のきれいなシルエットも出しづらくなりますし。
ではどのようなチェスターコートが本当の意味で着やすいかというと、細身をベースとしてシルエットが整えられたものですね。
チェスターコートはあまりに細く、タイトに作ってしまうと、タテに生地が落ちる感じが出なくなってしまうので、この絶妙なバランスが命なのですが、ラッドミュージシャンの物はそれが本当に絶妙。
まさにテーラードジャケットの延長線上にあるようなチェスターコートなんです。
これは是非、鏡で前からだけではなく、横から、後ろからチェックしていただきたいですね。
肩からのラインが非常に美しいのがわかると思いますよ。
人の身体って,まっすぐにはなっていません。
だから身体に沿うようにくびれて作ると、どうしても生地がまっすぐ落ちずになかなか綺麗なラインが作れない。
そこを上手く工夫してシルエットを整えてあげることが、綺麗にコートのラインを見せるということなんですが、このコートはそれが上手いですね。
よく着やすいロングコート、着丈の短いものはないですか?というのを聞かれるんですが、着丈だけの問題じゃないんですよね。
この身体に寄り添いつつも綺麗なラインを出すということが、「ロングコートに着せられている感」を出さないコツではないかなと思いますね。
ネイビーは、明るくブルーに近いわけでも暗く黒に近いわけでもない、光によってはグレーに見えることもあるような、ちょっと変わった色なんですがこれがかなり雰囲気があっていいですよ。
オススメはまずネイビー、次にこれもまた他に無い色味のベージュですね。
極上の生地、ゆるいながらも恣意的過ぎないバランスのシルエット…MARKAWAREのミニマリストコート
出典 https://www.studious-onlinestore.com/products/detail.php?product_id=11986
MARKAWARE WOOL FLANNEL MINIMALIST COAT
あまり「極上」とかを連発すると、かえって安っぽくなるので、出来ればあまり使いたくないのですが…苦笑
文字で表現するにはそれしかない、というほど最高の素材が使われているのがこのコートです。
MARKAWARE [ マーカウェア] /MINIMALIST CHESTERFIELD COAT
アルゼンチンオーガニックウールフラノ、という素材を使用しているんですが、店舗に展示されているときから生地感が良いのがすぐ分かるんですよね。
吊るしてあるだけで分かるんです。
ウールって、どうしても気を使う素材です。
僕なんかはかなり扱いに気を揉んでしまうんですが、それでもやっぱり
良いウールの出す、なんとも言えないジワッとした光沢感って良いなあ、と思ってしまいますね。
いや、MARKAWARE(マーカウェア)さんの素材に対するこだわりって本当にすごいです。
いわゆるドメスティックブランドはコートでは最低5万円以上するところがほとんどです。
さきほども述べましたが、この価格帯で勝負する、って今は本当に厳しいんですよね。
お金持ちはハイブランドに行っちゃうし、中間価格帯はファストブランドに押されがち。
だからどこも服好きを納得させるだけの、素材とシルエットの両方にこだわらないといけない時代になりました。
その両方で、出来る限りの物が欲しいという服好きの人が行くのがドメスティックブランドですから。(海外ハイブランドはこれにさらにプラスして、ある意味での「ブランド価値」が求められます。)
その中でもMARKAWAREはかなり素材感の際立つアイテムが多いです。
トレーサビリティーを採用していて、ほとんどの商品の素材原産地を追えるようになっているのもそうですが、そうでなくてもはっきり見た目で分かるんですよね。
「素材には絶対の自信を持っている」と常々スタッフの方もおっしゃっていますが、それも頷けます。
実はこれ、私は同生地使用のスラックス版を購入したんですよ。
(現在は残念ながら完売し、追加で作られた別生地による再販版が本店で発売中 下記参照)
http://marka.jp/category/markaware/
画像では伝わらないんですが…本当に端的に良い生地です。
この生地をたっぷりと使ったコートは、
シンプル・ミニマルなんだけど最高に贅沢な仕上がりです。
出典 http://www.studious-onlinestore.com/products/detail.php?product_id=11986
キャメルやベージュのチェスターコート、って今かなり溢れているので、今更この色のコートを着ているから目立つなんてことはないでしょうが、このコートのキャメルやブラウン(違う色なので注意して下さい)はかなり目立つと思いますね。
もう絶対高いコートだなコレって分かりますから笑
デザインは、この最高の生地感を活かすために極めてシンプルに。
シルエットは肩幅や身幅も大きく取られたセミビッグシルエット。
「ビッグシルエットのアウター」なんて聞くと私もつい拒絶反応を示してしまう者の一人なんですが、このコートは完全なビッグシルエットではないんですね。
持て余す感じが出ないギリギリの肩幅・身幅の出し方と、ストンと落ちるようなラインを作れるようにしているので、ビッグシルエットという感じはしないんです。
絶妙な厚さの生地によって、着ていると生地の「揺れ」が起こるんですが、この揺れが起こる度に素材が出すジワッとしたツヤ感が波のように表れて、雰囲気が出るんですよね。
このロングコートの魅力である「揺れ」は、今回紹介しているコートで一番出ます。
出典 http://www.jet-dress.com/fs/jpdc/jmarka/a16c-19co01c
海外のブランドのコートのような雰囲気を出しつつ、標準的な日本人にも着れる。
難易度が低いとは言いませんが(難易度なら上述したラッドミュージシャンが最も低いでしょう)、高すぎるということも決して無いです。
そこは「ワイドパンツ」というアイテムの要素を「ワイドテーパード」で取り入れやすい形で落とし込んだりしているMARKAWAREらしいなと思いますね。
MARKAWAREのスラックスは今現在私が最も愛しているアイテムと言っても過言ではありません。
ニットに羽織るなどでも上記の通り綺麗に着れるんですが、中にテーラードジャケットなどを着ても余裕を取った肩幅・身幅のおかげですんなり収まります。
今季ゆるめなコートの中で最もオススメしたいモノの1つですね。
上記のドメスティックブランド3点のチェスターコートの中では、私はATTACHMENTのものを購入しました。
ですが、出来るなら3つとも欲しいくらいどれも傑作ですね。
チェスターコートばかり買うわけにいかないので我慢しましたが…。
この3つのコートは、生地の厚みがATTACHMENT>ラッドミュージシャン>MARKAWARE、といった感じです。
MARKAWAREの物も素材的に温かい物を使ってはいるんですが、やはり厚み的には防寒性は心許ないので真冬は中にテーラードジャケットや厚手のニットなどを着ると良いと思いますね。
そういった物を中に挟んでも崩れにくいシルエットになっているので。
ATTACHMENTの物を購入後も、他の2つも気になって、試着する度「はあ、これも欲しい…」と思ってしまいますね。
MARKAWARE [ マーカウェア] /MINIMALIST CHESTERFIELD COAT
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今季最も「コスパ」の良いコートはどれか?
「コスパ」という言葉の意味も多義的で、「払ったお金に対して返ってくる質」なのか、それとも「長く使えるから結果的にお得」なのか?など色々あるので、あまり安易にコスパ最高!とは使いたくは無いのですが、
「払ったお金に対して返ってくる質」という意味で、今季最もコスパが良いと思われるアウターをまずは2つ紹介しましょう。
UNITED TOKYOの雰囲気抜群の大人の本格メルトンステンカラーコート
出典 http://united-tokyo.com/products/detail.php?product_id=2969
UNITED TOKYO ALIBANメルトンステンコート
UNITED TOKYOはやたら原価率の高さを謳ってくるブランドなのですが(店員さんが原価率の話を必ずしてくる)。
「払ったお金に対して返ってくる質」とは、原価率を言うわけではありません。
原価率をいくら高めても、アイテムの出来が良くなるとは限らないですし。
すべてのアイテムがアタリではないですし、正直お値段相当だよね、というようなアイテムもあります。
ただやはり、ここは「アタリ」のアイテムの飛びが大きいというか「え?本当に?」みたいな値段設定だったりします。
このコートは重厚かつかなり質感の良いメルトン生地を使用。
これをたっぷりと使ったロングコートにも関わらず3万円を大きく切るというのは、普段ドメスティックブランドなどを見慣れている人にはちょっとびっくりするはずです。
特にオリーブ(ブランド表記はグリーン)の色味は、雰囲気抜群で他の色よりもさらに質が高く感じますね。
シルエットもビッグシルエットまで行きませんが、やや大きめに作られているのですが、肩周りや身幅はすっきりとさせて、ウエストから広げてAラインを作るここのロングコートの得意とする形。
ボタンも手を抜いていないですし。
とにかく「本格的」という言葉がぴったりで、おそらく今季一番「払ったお金に対して返ってくる質」という意味でのコスパが高いと思います。
ただ、とはいえ、ややですが、作りがやや大きめで難易度もやや高めなコート。
オリーブの色も抜群の雰囲気を持っているのですが、これもやや難易度高めに感じるかもしれません。
でも、チェスターコートに比べるとステンカラーコートってエリが付いているので、意外とバランスは取りやすかったりします。
大きめと言っても、お父さんのコート、みたいになるようなものではありません。
春先にビッグシルエットコートが流行った時にそんな感じのコートが多く出てましたが、そういう感じはしないです。
着こなせれば、「払ったお金に対して返ってくる質」は保証出来るアイテム。
いやーこれ、大人のメンズに着こなして欲しいな~。
チェスターコートタイプもあったり、他にもカラー展開豊富なんですが、在庫が残っているものの中ではステンカラーコートのオリーブが雰囲気あって最もオススメしたいですね。
STUDIOUSの SUPER100Sシリーズ
出典 http://zozo.jp/shop/studious/goods/14809173/?did=31836930
STUDIOUS SUPER100Sオフショルダーチェスター
UNITED TOKYOと同じくTOKYO BASEという会社を母体とするSTUDIOUS。
ここもオリジナルアイテムのコスパの高さを謳うブランドですが、とにかく細い。
私ナル男はどちらかと言うと細身のブランドを愛用していますが、流石にここのオリジナルは「細すぎる」と感じる物もあり、最近のトレンドからはちょっと選びづらかったりしたのですが、このSUPER100Sシリーズは程よく肩が落ちる形。
ドロップショルダーというと本格的な物は服に着られる感が出てしまって駄目なのですが、これは上で紹介したMARKAWAREのモノのような程よい落ち感なので、持て余す感じが少ないんですね。
またポケットが脇下の縫い目に沿って付けられている、いわゆる「スラッシュポケット」を採用。
出典 http://zozo.jp/shop/studious/goods/14809173/?did=31836930
これはドメスティックブランドだとカズユキクマガイなどが基本ディティールとして用いていますが、一見ポケットが無いように見えてとてもミニマルなんですよね。
(上で紹介したMARKAWAREのミニマリストコートもこの形のポケットです。)
細かいところもこだわっています。
そして何よりこのコートのウリは生地感ですね。
SUPER100Sというのは「ウール1kgに対して、100kmの長さの糸を作ることが出来る」という意味です。
これ自体には正直あまり指標となる意味はなくて、スーツ量販店とか行けば分かりますが結構ありふれてます。
前述したUNITED TOKYOもALIBANの生地です!と押してくるんですが、やっぱりどこの生地とかではなくて、実際見た質感が大切ですね。
このコートはその実際に見た質感がとても良いんです。
2~3万円台のコートも今季かなり見ましたが、まずウール100%というのも3万円出してもなかなかなかったりしますし、何より高級感のある生地感を出すのが本当に難しいのだな…と感じるくらいあまり無いのです。
もちろんウール100なら良いというわけでは決してありません。
ナイロンなどが生地に安定感やハリをもたらしてくれることもあります。
でも2~3万円台のコートでも、化繊感が強く、近づいて良く見ると不自然なツヤになっていたり、ザラッとした化繊の質感が強調されてしまっているモノなどもあるので、やはりこの価格帯でこの生地感は
「払ったお金に対して返ってくる質」を感じられる数少ないコートなんですよ。
ロングコートが氾濫しているような現在なので、この生地感は絶対にチェックしたい項目ですね。
ブルーは青と緑の中間くらいのダークブルーといった感じ。
同生地のシンプルなステンカラーコートもあります。
STUDIOUSのコートの中でもこのSUPER100Sシリーズがオススメしたいですね。
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余談 STUDIOUSの別注柄ニットは今季ナンバーワンの勝負ニット!
ちょっとSTUDIOUSの話題が出したので、ここでアウター以外の話題を。
今季もニットの記事を複数書いているのですが
その中で、STUDIOUS別注のWRAPINKNOT(ラッピンノット)「奇跡のタートルネック」(私が言っているんじゃないですよ、商品名です笑)を紹介し、オススメしたと思います。
http://www.studious-onlinestore.com/products/detail.php?product_id=14559
これが早々に完売になってしまって。
今季オススメニットの1つだっただけに残念だったのですが、このラッピンノット別注が好評だったためか、シーズン終盤にまた別注でラッピンノットのニットがドドドッと入荷しています。
奇跡のタートルネックも、オススメしたグレーでは無いんですが入ってきていました。
ただ今回オススメしたいのはそちらではなくて…。
出典 http://www.studious-onlinestore.com/products/detail.php?product_id=15280
WRAPINKNOT ジャガードニット
こちらのジャガードニットなんです。
これは今季一番良いと思った「柄」ニット。
柄というとちょっと派手だったりするものですが、これはいたってクリーン。
スソにリブの無い仕様なので、溜まりが出来ず落ちてくれます。
柄ニットは、高い物でもどうしても化繊なことが多いのですが、これはウール100%。
もちろんそれを考えてもこの値段は高い。
これで先ほどのUNITED TOKYOのメルトンステンカラーコートが買えちゃうことを考えるとどう考えても高いのですが、
唯一無二の柄ニットだけにオススメしたいんですよね。
前にバイカラーのニットは、2つの色どちらかの色にアウターを合わせるとまとまると述べましたが
ダークネイビーやブラックといった、今季展開の多いカラーとドンピシャでハマリます。
モノトーンなんですがとても温かい質感もあり。
袖丈だけ長めなんですが、折り返してもらうと別の色になるので、長過ぎる場合は折り返して着用すると良いんじゃないかな?と思います。
私のオススメとしては今回紹介しているようなシンプル&ミニマルなアウターに、こういったニット等インナーで変化を付けるコーディネートですね。
いやーシーズン終盤に今季イチオシのニットが来ちゃいました…。
どういう紹介の仕方にしようか迷ったんですが、多くの方に読まれる新作記事での紹介にしました。
いやこれほんと好きです…。
クリスマスの勝負ニットにいかがでしょうか。
工程を一貫することでなし得たハイコスパモデル
さて、コートの話に戻りましょう。
色々なブランドを周って、本当に今季色々なブランドがチェスターコートを作ってはいるんですが、2~3万円台ではなかなかどうしてコレ!といったものに出会えず、うーん、と思っていたのですが…
JOURNAL STANDARD relumeのOriens Wool SUPER100’S チェスターコートは
かなり完成度が高いハイコスパモデルです。
http://www.selectsquare.com/shop/journalstandard/goods/3023420
JOURNAL STANDARD relumeのOriens Wool SUPER100’S チェスターコート
こちらもSTUDIOSの物と同様にSUPER100Sウールを使用。
なんでも工場に一貫して生地について任せたのでこの価格でこの生地が実現出来たのだとか。
いや実際この価格帯では良い生地使っていると思いましたね。
よーく見ると、表面がカルゼ調(斜めの織り模様がうっすらと見える生地)になっていて高級感があるんですね。
http://www.selectsquare.com/shop/journalstandard/goods/3023420
こちらのチェスターコートは前述したSTUDIOUSの物とは異なり、いたってオーソドックスな形でスッキリと着ることが出来ますね。
http://www.selectsquare.com/shop/journalstandard/goods/3023420
こう言うのもなんですが、一般的にはこれは十分「高くて質の良いコート」だと思いますよ。
ドメスティックブランドは価格も質も「オーバースペック」なことがほとんで
本当に、本当に服が好きでこだわりの強い人が辿り着くようなところなので…。
変なクセも全くないコートなので、ある意味で、これが最も広く、多くの方にオススメしたいコートと言えるかもしれませんね。
本当2~3万円の価格帯でこれを見つけられてホッとしました。
飛ぶように売れている?ナノユニバース発リーズナブルなモデル
今季も西川ダウンが絶好調なナノユニバース。
プッシュした手前、ナノユニバースに足を運ぶ機会も他ショップと比べると多く、最初に見て、試着した時から「良いんじゃないの?」と思っていたこのモデル。
nano・universe メルトンチェスターコート ナノユニバース
繰り返し足を運ぶと分かるんですが、ガンガン在庫がなくなっていくんですよね。
販売員の方曰く「飛ぶように売れている」そうで。
いくつか納得出来る点があって、まずセレクトショップオリジナル品のチェスターコートとしては、平均より遥かに安いっていうのは1つあると思います。
なかなか2万円を切る、っていうのはないですから。
もう1つはシルエットが細身にできています。
どうしてもセレクトショップオリジナルのチェスターコートというのは、ドメスティックブランドの物と比べるとどこかもっさりしていて、着にくいシルエットの物が多いんですが、これはかなりスッキリとしていますね。
着やすいと思います。
あとは生地感も2万円以下の物としては毛羽立ちの少ない質感の良い物を使用していますし、中綿も入っていて防寒性もそこそこあるので、「とりあえずチェスターコートが欲しい」という場合に選択肢に入るのだと思います。
これだけチェスターコートが市場に溢れている中でも、2万円以下、となるとオススメ出来るものがぐっと減ってしまうのですが、これは是非袖を通していただきたいですね。
本当はすべてのアウターを集めた特集形式で1回で終わらせようと思ったのですが、流石にボリューム的に無理なので、連載形式ということで続けさせていただこうと思います。
次回もお楽しみに。
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