あなたの質問にナル男が答えます!第三弾! 「チェスターコートなどコート類の着こなし」「ミニマリストになるなら?」etc…
コメント欄などからいただいた質問のうちいくつかをピックアップして、Q&Aコーナーとして記事化、本日はその第三弾です!
今回は11月14日までの間に寄せられた質問のうち、過去コメントも遡ってお答えしていきます!
なるべくタイムリーなコーナーにしたいので、前回から間隔は短いのですが、更新いたします。
ダウンベストの在庫が…
質問 かみーゆ さん
ダウンベストを探しているのですが、ナイロン素材で細身のおすすめありますか? 西川ダウンベストのナイロンは売り切れでした・・・
ナル男の答え
本当にいつの間にか、ほとんど完売してしまった西川ダウンダウンベスト。
http://www.selectsquare.com/shop/nanouniverse/goods/2875843
G2ダウンジャケットは昨年はこの時期にはなくなってしまったので、急遽年末~年明け発売の後期バージョンが作られる異例の事態になりましたが、
今年はかなり需要を見越して潤沢に作っているらしく、
再入荷を繰り返すことで在庫を補充しています
(急にダウンジャケットが必要なくらい寒くなってもつまらないものを買わずに済むので有り難いことですね)。
ダウンベストは今から再入荷をしても、気候的に需要がダウンジャケットにかなり移っているので、
セール行きになりかねず、再入荷の可能性は殆どないかなと思っています。
確かこれ良いなと思ったナイロンダウンベストがもう1つあって、
思い出そうと必死になったんですがどうにも思い出せず…。
思い出したり、掘り出し物を見つけたらまた紹介したいんですが、
もしかしたら来年在庫が潤沢な時期に手に入れることを考えるべきかもしれませんね…。
メンズの日焼け対策について
質問 sadakichi_7 さん
いつも楽しく読ませていただいております。
質問なのですが日焼け止めはどのようなものを使えばいいでしょうか?
ナル男さんの現在使っているものや、これまで使ってきたものの評価を教えていただけると嬉しいです
ナル男の回答
私は10代はお外でやる部活に明け暮れていたため、肌が慣れていたのか日焼けもどうってことなかったのですが、
大学院に入りアウトドアなことから縁遠くなってからというもの、どうにも日焼けによるダメージから立ち直るのが遅くなりまして
(黒くなるのではなくて、真っ赤に、ヒリヒリとした感じになっちゃうんですよね)
肌を守るために日焼け止めは結構気を使ってますね。
まず「日焼け止めなんてめんどくせえ!」ってなりがちなメンズにオススメなのは
「スプレータイプ」です。
私が普段最も使っているのは
コーセーの「サンカット」とスキンアクアの「サラフィット」です。
スプレータイプは全身どこにでもにサーッと使えて便利ですね。
私はあまり使わないですが髪にも使えるようです。
意外と盲点で、焼けてしまう首などにも使いやすいですよ。
普段少しだけしか日を浴びないけどケアしたい、塗り直しなどにカバンに入れておいて、さっと塗り直したいという需要にはこれで十分かなと。
本格的に日を浴びそうな日、絶対に焼きたく無い場合など、スプレーだけだと不安だ(正直ナル男も上記スプレーだけで完璧に日焼け止め出来るか?と言われると自信が無いです)、
という人にオススメしたいのが、ラロッシュポゼの日焼け止め。
他に赤みなどをカバーする、肌色の付いたBBクリームタイプもあるんですが、これらは無色タイプ。
下のジェルクリームタイプが出てからは、これしか使っていないですね。
日焼け止めってどうにもベタつくか、塗った後乾燥するか、
とにかく使用感が悪いものが多いんですが、
ラロッシュポゼはターマルウォーター(それ単品でも売っている、敏感肌用整肌成分のあるもの)
を使用した、とてもみずみずしい、ジェルの化粧水のような使用感なんです。
特に強力な日焼け止めにありがちなのが、
塗った瞬間に肌の水分全部持って行かれるんじゃないか?みたいな強烈な乾燥感なんですけど、それが無いんですよね。
あるいは油を塗ったようなベタベタ感みたいなものも多いんですが、それもなくて。
これはほんとオススメです。
高いですが、ワンシーズンではとても使い切れないほど量入っているので、年中使えると思いますよ。
これは日焼け選びに悩む女子にも好評です。
まあメンズはですね、日々さっとスプレーするだけで違ってくると思いますよ。
何もしない人が多いですからね。
「老い」ってほとんど日焼けから来ている、っていうのも明らかになってきていますし、別に美肌とかそういうのじゃなくて、
単純に若々しくいたいなら日々の肌ケアにプラスした日焼け対策って案外重要じゃないかなと思っています。
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ナル男がミニマリストになるなら…?
質問 つるっぱげ さん
いつも楽しみに見ています。
以前髪型の記事で質問させていただいた者です。
ナル男さんはミニマリストにはなれないと仰っていらしたと思うのですが、何らかの理由でミニマリストに成らざるを得ない場合、
その選抜したワードローブをブランドとモデル名など付きで詳しく教えていただけませんか?
また、我々にオススメなミニマリストワードローブを考案していただけると嬉しく思います。
ちなみに私は服も髪もどんどんミニマル化していっています(涙) よろしくお願いします。
ナル男の回答 面白い質問ですね。
私ナル男はですね、ミニマリストにはなれないですが、こういう普段自分が考えないような企画?は非常に面白いと思います。
実は、私がもしも学生に戻ったら、今どんな服を買うか?とかそういう記事をやってみようと思っていたのですが、
それの派生版みたいな感じですね。
ミニマリストっていうのは、要するに最小限度の物しか持たない、っていうことですよね?
最小限度か…。
ナル男の最小限度は大きいと思います笑
ですので、ミニマリストになるとしたら…
の全ワードローブをリスト化などしてしまいますと、とても誌面が足りませんし、
私の思考力も尽きてしまいますので(ミニマリストになるってとてつもなく思考力を消費する気がします)
「こういったアイテムを残すと思う」という一例を紹介したいと思います。
出典 http://wear.jp/session22/6147833/
たとえば春先買ったモノで言うと、ラウンジリザードのナイロングロスグラン素材のマウンテンパーカ。
素材的にはナイロン100%なんですが、ナイロン特有のスポーティーなツヤ感が抑えられていて、一見するとコットン混ざってる?みたいな落ち着いた質感なんです。
ナイロン100%なので、素材的に毛羽立ちなどを気にすること無く、ガンガン着られるのが良いんですよね。
春モノですが、中にニットを着たりして秋も使いまくっています。
出典 http://www.milokwebonline.com/?pid=106597045
これも完売アイテムなので参考にならなくて申し訳ないんですが、MILOKの小松精練の生地を使ったリブスラックス。
こちらもナイロンメインなんですが、流石小松精練と言いたくなる、なんとも言えない落ち着いた生地感ととにかくラクな履き心地、
あとはそこらへんに放り出しておいてもシワの付かない気楽さで、ちょっと遠出をする場合はラクさ故についつい手に取る回数の多くなるアイテムです。
ミニマリストになって、あまり服を持たないとするとこういうユーティリティ性と、耐久性、「気兼ねの無さ」のあるアイテムが中心になっていくかなあ…。
サッカーでも限られた予算と戦力で戦うとしたら、一芸に秀でている選手よりも色々なポジションで活躍できるユーティリティかつ、タフな選手を手に入れたいですよね。
(あとはこちらの無理を聞いてくれるみたいな笑)
それと同じです。
もう1つの方向性としては、ダメージや経年変化が「味」となっていくようなアイテムを選ぶと思います。
靴なら革靴を残しますね。
何年も、ヒールやソールを交換すれば履けますし、アッパーの革の経年変化が味になっていきますから。
一方でスニーカーは減らすような気がします。
スニーカーはやはり、「迎え入れた瞬間がピーク」というアイテムが多いですからね。
ただ、スタンスミスは残したいですね。
スタンスミスは、ユーティリティ性に優れパンツ(正確にはパンツのスソとの距離感)を選びません。
adidas originals アディダスオリジナルス STAN SMITH スタンスミス S75074 S75075 AQ4651
また2016年版のスタンスミスから採用されているシボ感のある革は、
最初からツルッツルのガラスレザーとは異なり、
履き込むことにより柔らかいシワ感などヴィンテージ感が生まれて味が出てくる素材。
また本来消耗品であるカットソーも、
ユーティリティ性の観点からプリントではなく無地タイプ、
また耐久性の観点から厚手のタイプを推しますね。
このような
「どんな着こなしにも対応できるユーティリティ性」
「短い間隔でのローテーションにも耐えられる耐久性」
「経年変化にアジが生まれること」
を軸にアイテム選びをしていくことになると思います。
逆に、繊細なウールを使ったアイテムなどは、
手が出しにくくなるかなと思いますね。
それらの耐久性が低いとは言いませんが、やはり短期のローテで回すには不安もあるので。
単純にミニマリストを目指すなら、まずは旅行をすべきだと思います。
ミニマリストになる、ということは旅行をするようなものですからね。
旅行をするときのスタイリング、と上記ミニマリストになるなら残したいアイテム、というのはかなり一致する気がします。
まだまだ紹介したいアイテムはあるので、本当はフルのワードローブを考えようと思ったんですが、
流石にいつまでやっても終わらないのと、考えただけで頭が破裂しそうだったのでやめました笑
ここまで考えて思ったのですが、「洋服を本当に持たない」ことを目指した、
やりすぎなミニマリストって絶対「洋服を永く着よう」っていう視点的にはよろしくないと思うんですよねえ。
頻繁に同じ洋服を着ていたらどれだけケアをしても、絶対服の持ちは悪くなりますよ。
よく「これは何年は着れるので、長期的に見ればそんなに高くないんです」って
高いウールコートや、革靴なんかに言われますよね。
でもあれって「きちんとローテーションすればね」っていう注釈付きなんですよね。
私も無印良品のシャツとか着て着て、洗って洗って、結果へたらなかった、
とかそういう経験はよくありますけど、それって安いから出来ることでもあって。
もう①→②→①→②という、ミニマルなローテーションになってくると、
どうしても心理的に値段の高い、良い服は買えなくなってしまったりもすると思うので。
となると、服が年をまたいで溜まっていかないというか(溜めないのがミニマリストなんでしょうけど)。
何年も着れるベーシックがクローゼットにあるからこそ、生まれる余裕というか
良いものがあれば買うし、なければ買わない余裕とか。
あるいはちょっとトレンドな服にチャレンジするとか余裕とか出てくると思うので…。
私は最近こそ、こんなブログをやっているので、時間が全然無くなってしまって、オークションなどで服を処分するっていうことが出来なくなりましたが、
私のオススメは
「服に、次の需要があるうちに」
オークションなどをうまく使って、回していくことですね。
後輩にあげたりもします。
その時もやっぱり仕方なくじゃなくて喜んでもらえる状態で送り出したい。
無理のないローテーションで、服をうまく回すことができれば、
綺麗な状態をキープ出来て、次の需要がある状態をキープ出来ます。
もちろん残すものは残して、自分の中の基本もキープしながら、
トレンドに合わせてワードローブを変化させていく。
完璧に出来ていたわけではありませんが、実は私はずっとそういった「ワードローブを絶えず変化させるタイプのミニマリスト」だったのかもしれませんね。
だからこそ、たくさんの服を見てこれたのかもしれません。
そのおかげでこういうブログをやれているので、結果的には良かったですね。
それだけ服を見てきても、なお「ミニマリストになって最小限の服で生活するとなったらどうするか?」という問には頭が破裂しそうなくらい思考力を使います。
今回思ったのは、洋服におけるミニマリストって
2つの側面があると思うんですよ。
1つは「洋服に対する無駄なエネルギーを使わないようにする」。
服が少なければ、それだけコーディネイトのパターンも減り、ケアの量・回数も減り、使うスペースも減る。
「洋服に対するあらゆる思考を停止させる」生き方だと思うんです。
思考停止ってものすごく悪い響きがあるんですけど、
でも僕らってすべての物事に
「本当はどうするべきなのか?」
って姿勢で、思考をフル回転させていたら生活していけないんですよ。
毎日学校や仕事に行くのにいちいち
「俺は果たして今日人生の大事な1日を使ってまで行くべきなのか?」なんて疑問を持っていたら、行けなくなります。
人生破綻します笑
洋服に対する思考をあえて停止させて、その分他の人生を豊かにするっていう発想ですよね。
もう1つは「自分にとって必要な洋服を、徹底的に考える」という側面。
これは私はもう、考えただけで頭破裂します。
実はミニマリストにならない、という選択もまた思考停止なんですよね。
今の私は「とりあえず良いと思ったら(金銭的に買えるのであれば)買う」というスタンスなわけですけど、それって取捨選択を避けているとも言えるわけで。
AとBどっちにする?って迷って両方買ってしまうのは、どちらかを選ばない、という究極の選択を避けているんです。
この「自分にとって必要な洋服を、徹底的に考える」という側面は、
洋服を好きな私にとっては、とても苦しいことなのです。
コーディネイトを考えることや、ケアすることは、
洋服が好きだから、苦にならない。
そんなわけで私はミニマリストにはなれないわけですね。
何が正しい、というわけではなく個々人のライフスタイルの選び方です。
あんまり自己啓発じみたことは言いたくないので「ミニマリスト絶対反対!」とかそういうのじゃないので、ちょっとでも参考になるといいなと思います。
いや考えさせられる質問でした。
ちなみに髪がミニマル化したときこそ、ファッションを真剣を考えなくてはいけないなと思いますね。
若いうちは「みんな髪がある」という当たり前の前提の中で、横並びから抜け出せなかったりするものです。
若々しさのあふれるスタイルは似合わないかもしれませんが、人生を重ねた渋みを出せるチャンスと捉えることも出来ると思います。
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チェスターコートなどロングコートの着こなしは?
ゆるめコートの着こなし
トレンドアイテムということもあってか、かなり質問が寄せられているチェスターコートなどの質問。
チェスターコート単独記事を作り、そこに落とし込むことも考えましたが、ここで一気に答えてしまいたいと思います。
ちょっと質問と論点を整理するだけでも大変なのですが…。
質問 骨さん
こんばんは。いつも参考にさせていただいてます。アウター記事、楽しみにしてました。 ナル男さんは以前よりゆるめのニット等をジャスト~ややタイトなアウターで締める着こなしをおすすめされていますが、ゆるめのアウターはどう着こなしますか?そもそも購入しない・オススメできないのでしょうか。
その他にもゆるめ・ビッグシルエット気味のアウター、特にチェスターコートの着こなしについて複数質問をいただいております。
基本的に私はあまりジャストシルエットよりも大きめ・ゆるめ、またビッグシルエットまで行ってしまうようなコートは着こなしやすさの観点からあまりオススメしていません。
どうしても持て余してしまうところがあるからです。
ただそうしたゆるめのアウターにしか出来ない着こなしというのも、当然あります。
まずは「慣れ」の問題も大きいのですが、ゆるめアウターをカットソーや薄手のニットなどで合わせて「持て余す」感じが出てしまうなら、それは「密度」の問題があります。
ゆるめなものをそのまま着てしまうと、ゆとりが多く生まれてしまうので、持て余す感じが出てしまいます。
1つの方法としては、その隙間をジャケットや厚手のニットで埋めてしまうことです。
私はいつもジャストシルエットのコートに対して、安易に「スーツの上からも着れる」という謳い文句を付けることに疑問を持っています。
スーツ、つまりテーラードジャケットを羽織ると、身体は流石に一回りとは言いませんがそれなりに大きくなるので、綺麗なシルエットで着こなすにはコート側にもそれなりにゆとりが必要なはずなんですよね。
着れないわけはないけど、綺麗なシルエットが本当にキープ出来るか?というのは、実際に試着の際お店のジャケットを借りてでも確認すべきだと思っています。
逆にゆるめなコートというのは、ジャケットや厚手のニットなど、タイト~ジャケットのコートに重ねると、「着ぶくれ」が起きかねないような組み合わせでも綺麗なシルエットで着れますし、ゆるめなコートのすきまを埋めてくれます。
テーラードジャケットにコートを羽織る、
というかなり大人な着こなしが私服でもやりやしいのが緩めコートのいいところ。
実は昨年、ゆるめシルエットになったATTACHMENTのステンカラーコートを購入するかギリギリまで迷っていたのですが、
もし買うなら主にテーラードジャケットに合わせるつもりでした。
ライダースジャケットなんかも、形によりますが(ダブルのものは向きません)
ゆるめコートのインナーにするとかなりハマリます。
平均身長くらいでもゆるめなコートを上手く着こなしている方は、
この密度を埋めるというのを上手くやっている方が多いですよ。
出典 http://wear.jp/harehbd/8465184/
この場合の密度というのは、別に生地の密度が高いとかそういうことではないんです
(逆にハイゲージニットなど一見ツルッとしたソリッドなものはのっぺりとしやすかったりします)。
密度≒情報量と言っても良いですね。
間延びしがちなゆとりのあるコートのインナーを単純なカットソーなどで埋めると、「パネルとパネル」みたいな単純な構図になってしまい、持て余す感じになってしまうんです。
情報量を増やす方法って本当に色々あって、古典的な方法だと、
シャツにニットをレイヤードする方法。
これだけでかなり情報量は増えます。
出典 http://zozo.jp/shop/factotum/goods/12752867/?did=28716522
レイヤードはやればやるほど着膨れする危険性が多いので、
難易度という観点からは普段からオススメしていないのですが、
緩めコートならば着膨れする危険性は減るので、トライしてもいいでしょう。
ニット1枚なら、トレンドの畦編み、リブ編みニット、などでもいいですが
出典 http://trove.shop-pro.jp/?pid=108311551
アランやフィッシャーマン系のローゲージニットも情報量の多いニットです。
今季もう1つオススメはワッフルニット。
出典 http://shop.iddailyshop.com/?pid=108086383
ワッフルの凹凸感が、のっぺりとならず密度を高めてくれます。
また首元が寂しくならないタートルネックなのも良いですね。
薄手ながら情報量が欲しい場合はこういう物もあります。
ゆるめ、ビッグシルエットでなくても、チェスターコートなどの
首元の開いたコートって間延び感が出やすく、着こなしが難しく感じるものですが、
こうした「密度」をちょっと意識してみてください。
コート、アウターの色の話
質問 taleさん
先日グレーのロングステンカラーコートを買ったのですが、以前の記事に、ベージュやキャメルは「シルエットという線を描く力」が弱い、という話がありました。
明るめのグレーでもこのケースと重なると思うのですが、具体的にはどういった工夫をしたほうがいいのでしょうか?
合わせるボトムスに関しても教えてください。
クリーンな色味なので、ネイビーや青系、ボルドーなどが合うと思うのですが、
上記の記事が気になって質問させてもらいました。
その他、コートのシルエットを作り出す「色」に関連して複数ご質問、御意見をいただきました。
何の話をしているかわからない方もいると思うのですが、
主にこの記事で語った
「秋冬のメンズは、どうしてもシルエットを洋服によって作り出すことになるので
『シルエットの線を作り出す力の強い、黒、濃いネイビー、チャコールグレー』などの色を使うことが多い」
ということに関連します。
その後チェスターコートの記事で、「難易度はこれらの色を使ったほうが低い」という話をしました。
まあこれはですね、例えば丈の長いロングコートとかゆるめのチェスターコートとか、着慣れないシルエットのコートを選ぶ場合はこれらの色のほうが、
アイテム単体で見た時に着こなしやすい、難易度が低く手が出しやすい、というくらいの話です。
全く同じアイテムなら、シルエットのシャープさは黒やダークネイビーの方が出ます。
別にそれ以外のシルエットを描く力が弱い色味を選んではいけないとか、そういう類の話ではありません。
出典 http://blog.diffusion.jp/?cid=11
ただ、もし黒や濃いネイビー、チャコールグレーのような色ではなく、少しぼやけた「シルエットを描く力の弱いカラー」のアウターを選ぶ場合は、
これらのカラーを使ったシルエットの補完をしてあげると良いでしょう。
明るいキャメルなどのアウターは、黒を効果的に使うことにより、全体にシャープなシルエットを作ることが出来ますし、何よりキャメルの色味が引き立ちます。
出典 http://ameblo.jp/gramme-huit/theme-10071634791.html
質問者の方のおっしゃる通り、ライトグレーは濃い鮮やかな青、ボルドーなどと相性が良く、黒とともにそれらの色を使ってもいいでしょう。
私自身モノトーンのスタイリングは好きなのですが、黒には他の色を補完し、引き立てる力があると思っているので(別の表現をすれば、その色を浮き出させるような効果があります)、モノトーンプラスアルファのシックな色の組み合わせを提案していきたいですね。
出典 http://ameblo.jp/gramme-huit/theme-10071634791.html
この色は、カーキグレーというとても曖昧な色味だが、黒とセットで使うことによりその曖昧な色味が浮き出るように引き立っている
今回もかなり抽象的な話だったと思うので、個々の色の具体的な相性などをまとめたメンズファッションの「色」の使い方、誰も教えてくれない超具体的な色の組み合わせ方の続編をいつになるかは分かりませんが書きたいと思います。
例えばブラックとダークネイビーのコート、どっち買おう?ってなった時に、解決策を提示出来ると良いなあと思っております。
着やすいロングコートとは?
質問 百式さん