通販全盛時代、それでも実店舗に行く意味はある、では買う意味とは?

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店舗を周っていて思うこと。実店舗に行く意味はあるけど、買う意味はあるか?

 

 

ナル男はどうやってブログを書いているのか?

 

 私はこのブログを書くにあたり、結構な時間をインプットに当てています。

それはインターネットでの情報収集に加え、実店舗でアイテムを実際に見る、ということがメインになります。

 

これは私が大学生時代からずっと行ってきたことであり、このブログを書き始めて多少その量は増えたとはいえ、単なる消費者としてとってきた行動に過ぎません。

やっていること自体は非常にシンプルなんじゃないでしょうか。

 

きっと、私以外にも同様の行動をしている人はたくさんいるでしょう。

わざわざ記事に起こしたりしないだけであって。

 

実店舗に行って、実際にアイテムを見ると実に色々なことが分かります。

百聞は一見にしかず、と言うと随分陳腐ですが。

それはこのブログにすべてとはいかないまでもなるべく書いているつもりです。

 

あまり接客が好きじゃないみたいなことも言ってますが、店員さんからふっと、今まで気付かなかったことが学べたりもしますし、気になることはさらに質問し、説明を受けることが出来ます。

(良い接客は嫌いじゃないですよ。)

 

何より実店舗に行くと、より多くのアイテムを一度に見れます。

 

渋谷近辺のエリアや、新宿エリアはファッションビルやブランドショップが集中していることもあり、より効率的に見て回ることが出来ます。

このスピード感というのは、インターネットを一日眺めているよりも「実際物を買う上で役に立つ情報を得る」という意味では、はるかに効率が良かったりもします。

 

もっとも店舗を周るにしても事前のスケジューリングとネットでの情報収集が欠かせないんですけどね…。

 

私はこのブログを書くようになってから、1時間渋谷に寄れる、となったら、あそことあそこだけは見れるな、などと瞬間的に計画を立てて、躊躇なく行くことにしています。

その1時間で有益な発見ができれば、ブログにフィードバック出来る、というのがモチベーションになっています。

 

インターネットが普及した時代、実店舗に行く意味はあるか?と問われても、確実にあると私は思っています。

情報の「質」というものに対して差異があると思うからです。

 

しかし…。

 

店舗に行く意味と、店舗で買う意味は違うんじゃないか?

 

 「実店舗に行く意味」はあっても、「実店舗で買う意味」って今、どれくらいあるでしょうか?

 

消費者として、シビアな目線に立つとこれを考えてしまいます。

 

気に入ったものがあれば、実店舗で買ったほうが、早いし確実です。

目の前に「買う」と決めた商品があるのに、ネットで再度それを注文して、届くのを待つ、ってそんなことをするのは明らかに無駄です。

 

実はその商品がネット上では品切れってことも多々あります。

(ネットにはないけど実店舗にはある、っていう商品多々あります。在庫管理が一体化されているところばかりではありません。特に大手セレクトショップなどでは顕著です。

ネットで完売してる!っていう時は是非問い合わせを行ってみて下さい。結構ありますよ。逆に小規模ショップはネット上にあるとされているものが更新されていないだけで実は無い、っていうことも多いんですが…)

 

でも…。

 

ネットで買えば実店舗では出来ない返品が出来る。

ネットで買えば実店舗ではつかない(あるいは他の店のアイテムにも使える)ポイントが◯%付く。

実はあるサイトではもうセールが始まっていて、30%安い。

 

…とまあ、現在こんな風に、いわば「実店舗とネットでの『実利』サービス格差」みたいなものが出来てしまっています。

 

そんなことがふと頭によぎるんですよね。

 

これがあるので、以前よりも店員さんから一通り説明を受けた後「分かりました、これください」と言えなくなってしまいました。

もう既に十分下調べが終わっていて、あとはもう実店舗で最後の確認を行うだけとか、もうネットにはなくて実店舗で買うしかないとか、

そういう場合以外その場で初めて見たようなアイテムを「即決」で買うこと、本当になくなりました。 

 

いやほんとは言いたいですよ。

提案してくれた店員さんの前で即決してあげたいですよ。

 

絶対それが一番気持ちいいですもん、お互いにとって。

店員さんから感謝されるのが嫌な人なんて多分いないですし。

 

ただ一方で損もしたくない、というのが人情で…。

誰だって「情弱」にはなりたくないんですよ。

 

その場では満足して洋服を買えても、 帰ってからお店では気付かなかった点が見えてくるかもしれない。そんな時店頭で買ったものは返品出来ませんとなっていたり。

 

もしかしたら、どこかでセールが既に開始されていて、家に帰ってから冷静に検索していれば、何千円(何万円)も得出来たかもしれない…etc

 

私は、接客というのは販売員が客に「コレを買う、という判断をするまでの十分な情報を与えること」が重要だと思うのですが、流石に「通販で買えば気に入らない場合返品出来ますよ」とか「ネットでセールやってますよ」なんて情報は言えないわけですよね。

 

それは絶対言えないと思う。

「お客様にはあまり似合っていませんね、先ほどの物の方が似合っていると思います」とアイテムセレクトについては突っ込んだ提案が出来る人でも、こういう情報は言えないでしょう。

 

もしかしたら常連さんとかには言えるのかもしれないですけどね。

(あとは10%とかの軽い期間セールとかだったらいつから始まりますとか割と教えてくれますが)

 

消費者対販売員の情報戦争

 

 難しいのは、様々な「実利」サービスを行う上では、ネットの方が絶対に有利なんですよね。

 

都市部のさらに一等地の、高い家賃を払う必要もないし、人員的にも実店舗より安くあがるでしょうし。

 

洋服という分野は、「カッコつける文化」なので、なんだか最先端のことをやっているように見えて、案外他分野のサービスが普及するのが遅かったりするんですが、おそらくはそのうち家電における「価格ドットコム」みたいなものが出来て、今どこで買うのが一番安いとか、ポイントが付くとかそういう情報に今よりパッとアクセス出来るようになるんじゃないでしょうか。

 

消費者対販売員の情報戦争に突入していくんじゃないでしょうか。

 

そうなってくると、より客と販売員との信頼関係みたいなものも揺らぐようになると思うんですよね。

 

客からすると「ほんとはネットのほうが条件良く買えるんだろ?」と思っていて

販売員からすると「こいつは実店舗で受けられるサービス(実物を見れる、試着出来る、説明・提案を聞ける)だけ受けて、どうせ後はネットで買うんだろ?」と思っているという。

 

すんごい世知辛いですけどね。

でもネットが普及するってこういうことですよね。

情報がなくて不便だったけどある意味幸せだった世界にはもう戻れないというか。

 

これからの販売員に求められるのが「そういったネットの実利を超えた『この人から買いたい』と思わせる人間性」だったりすると、

もうそれってあまりに可哀想じゃないですかね?

実現出来る人ほとんどいないんじゃないかな。

 

それが出来ないなら、販売員は皆客と友達になれって言っているようなものです。

 

そんなん客も嫌ですよ。いやそれが良いって人もなかにはいるでしょうけど。

余計店舗離れ起きるんじゃないでしょうか。 

 

まずは早急に店舗とネットとの実利格差を是正してあげないと、フェアじゃないし、可哀想だなと思いますけどね。

ただその実利サービスは、実店舗よりコストが安いことが多いネットだから出来ることでもあって…。

堂々巡りですね。

 

ネットという巨大なセレクトショップには、実店舗からすら注文出来る

 

 今僕らは、ネットという巨大なセレクトショップに簡単にアクセス出来ます。

実店舗から家に帰らなくても、なんならお店に居ながら注文出来ます。

 

この巨大なセレクトショップにはZOZOタウンですら、条件によっては負けます。

だからZOZOは、どこよりもファッションに関しては品揃えに優れたECサイトでありながら、いち早く返品可能に加えて、返品送料無料サービスやツケ払いサービスを始めるわけです。

 

 

www.narcisman.com

  

www.narcisman.com

 

 

客が簡単にサイト間を比較し、選択出来る状況下では、何らか「実利」を与えないと生き残れないことを知っているから。

そこから先の話は、生き残ってから考えようとでも言うかのように。

 

そういうポイントとか実利サービスで競っても勝ち目はないからと「販売員の提案力を上げよう」だったり「優秀な販売員なら生き残れるんだ」みたいなことを言う人がいますが

例え優秀な提案力があって、感性や人間性があっても、ネットの方が「実利」があるなら

 

「ありがとうございます、本当に参考になりました、購入、前向きに考えます

これ買います!(後でネットでね)」

 

となってしまうと思うんですよね。

 

そのハードルすら超えてみろよ、というのはいくらなんでも可哀想、という先ほどからの繰り返しになってしまいます。

 

「そこまで人間実利実利じゃないよ?もっと温かいものだよ?」

 

と言われればそうかもなとも思うのですが、やはり昨今複雑化した各サイトの販売条件の違いや、ZOZOのツケ払いサービスの開始で、ますます実利格差が生まれているのを見ると

一番有利な条件で買いたい、という需要はさらに膨らみ、それに応える情報サービスが生まれ…というこれからの展開を想像せずにはいられないんですよね。

 

実店舗が与えられるサービス

 

実物が見られる、試着が出来る、店員さんから説明・提案が受けられる

 

は確かに有益であり、ライブ感があるもので、高揚感をもたらしたり「実店舗に行く意味」となっているんですが

その先の「実店舗で買う意味」というのは現状「店員さんから感謝される」くらいしか無く、そこに何か他の意味を持たせないと、きついよなあと思ってしまいます。

 

少なくともこの「実店舗に行く価値」と「実店舗で買う価値」を分けて考えないと、有益な議論は出来ないのではないか?と思う次第です。

何故か一緒くたにされることが多いですよね。

 

実店舗巡りをしていて、個人的にモヤモヤしてしまうところですね。

 

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