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メンズの冬の勝負アイテム「ニット」を攻略しよう!年末までに…今年も探せ「勝負ニット」!

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今のニットの選び方、何故スリットが入っていた方が良いのか?Vネックは復権しなかった?ドメスティックブランドからオススメの極上勝負ニットを紹介!そして…2017年のニットを攻略しよう!

 

 

 朝晩かなり寒くなってきましたね。

ルミネの10%OFF期間など、各社10%~20%程度の「プチセール」を開始しています。

プロパー(定価)で売れれば、それに越したことはないですが、小幅なセール価格でも本格的な冬の到来にはまだちょっと…というこの時期だとお得感があり、「高い物ほど」バンバン売れるので、各社このくらいの時期からどんどん「仕掛けて」くるんですね。

 

これらが始まったことで「温かい」「重い」アイテムが動いていっています。

その流れに負けじと頑張って記事を出していきたいと思います。

 

今日は私の大好きな冬アイテム、ニットです。

ついつい何枚も買ってしまうニット…。

 

それだけに、良い物を紹介出来ると思います。

年末までに「これは!」という物を1枚はゲットしておきたいですね。

 

 

今のニットの選び方、何故スリットが入っていたほうが良いのか?

 

 ニットの良さは、なんと言ってもその素材感でしょう。

温かさや、ふわっとした柔らかい質感を、見た目にも与えてくれるのがニット。

 

そしてそんな質感は、重くなりがちな冬のファッションを緩和する意味でも無くてはならないものです。

 

したがって、まずは素材感を重視したいところですね。 

 

次にデザイン面。

 

今ニットを選ぶのであれば、デザイン的に重視したいのが「スリット」です。

 

スリットとは、ニットのスソ部分サイドに入れられた切り込みのこと。

 

本来ニットは防寒性をアップさせるため、腰回りのスソにキツめのリブが入っており、締め付けによって寒気の侵入を防いでいます。

ところがこれが現代のファッションにおいては結構クセ者で、腰回りに生地が溜まってしまって、不格好に見える一因になってしまいます。

 

単体でよく見えるニットも着てみるとイマイチ…な原因ですね。

 

スリットが入っていると、その切れ込みの深さにも依りますが、生地が溜まらずストンと落ちてくれるので、綺麗に見えるのです。

 

それだけでなく、スリットにはレイヤード(重ね着)をカンタンにしてくれる効果もあります。

 

「レイヤード」なんて言うとなんだか小難しい印象がありますが、メンズの場合はニットのスソから中に着たカットソーを少しだけ見せる程度でOKです。

 

 

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ところが、これが腰回りのスソのリブの締め付けが強いと上手くいかない。

 

はみ出したカットソーを、リブが締め付けることによってシワが生まれて、中途半端にカットソーが出ているところと出ていないところが出てしまったりして、何だかだらしがない印象になってしまうこともあるのです(特にメンズは意識していない人が多いのですが、後ろから見た時に不格好になっていることが多いのです。洋服を試着する時、出かける時、鏡で後ろ姿も必ずチェックしましょう)。

 

それなら、レイヤードなんてしない方がマシというものでしょう。

 

これが、スソのサイドにスリットが入っていると、生地が締め付けを起こさずに、上手く「逃げて」くれるので、レイヤードがとても綺麗にキマリます。

(逆に言うなら、締め付けがキツく腰に溜まってしまうタイプのニットは、すっぽりとかぶさってしまって、はみ出る余地の無いくらいのミドル~ロング丈アウターを着た方が良い、と言えますね)

 

 

 

 

スリットが入っている場合、さらに後ろ身頃のほうが前より長くなっているデザインだと、さらに横から見た時に見栄えが良くなりますよ。 

 

また、このレイヤードのしやすさは、ニットの中に着たカットソーに対しても言えますし、ニットの外に羽織ったアウターに関しても言えます。

 

特にニットが少しはみ出るくらいのショート丈アウターを着た時に、スリットが入ったニットを中に着ていると綺麗に見えますね。

 

 

ただ、勘違いしてほしくないのはリブがある=悪、ではないということです。

リブがあっても締め付けがキツく無いものもありますし、サイズを上げることで締め付けが緩和されることもあります。

またスタイルが良い人というのは、ニットが多少腰に溜まっても見栄えが良いものです。

 

 

深すぎスリット&インナー出しすぎにご用心!

 

 ニットには出来ればスリットが入っていたほうが、レイヤード的に見栄えが良いのは確かなのですが、スリットが深すぎるのも考えもの。

 

今季も少し目にしたのですが、かなり深めのスリット、それこそ着丈の半分に近いくらいスリットを深めに入れているアイテムが出ています。

 

これはレディースっぽく見えてしまうので要注意です。

 

デザインとして成立している物も中にはあるのですが、ほどほどのバランス感覚が求められるメンズでは基本的には難しいでしょうね。

かえってレイヤードが難しくなってしまうアイテムがほとんどです。

 

 

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 http://www.cambio.co.jp/fs/cambio/mn1530

 

 

同様に気をつけたいのが、レイヤードでインナーを出しすぎること。

 

これは昨今ロング丈でスソがラウンドしたタンクトップやカットソーが大流行したことで起こった現象なのですが、中のインナーをレイヤードで見せすぎて、「ふんどし」のようになってしまっているメンズが量産されてしまいました。

 

 

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http://www.cambio.co.jp/fs/cambio/mn1525

 

 これもバランス的に成立させるのが非常に難しいスタイルです。

 

レイヤードの着丈差はほどほどを心掛けるとうまくいきますよ。

 

 

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Vネックは復権しなかった!?今年はクルーネックやモックネックでOK

 

 

 カットソーと同じく、かなりトレンドに左右される要素であるニットの「ネック問題」。

 

 

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かなり昔の話ですが、ニットでもまずVネックが流行し、そして胸の開き具合ががどんどん深くなっていきました。

 

Vネックの開きを競争するかのような加熱ぶりもありましたが、今度は徐々にネック周りが詰まっていき、現在は首元が詰まったクルーネック、あるいはそれを超えて首元を覆い隠してしまうタートルネック、折り返さずに首元をちょうどよく覆ってくれる「モックネック」などが主流になっています。

 

今年春くらいは、そろそろVネックが復権するんじゃないか?という感じもしたんですが、まだまだ首元が詰まったネックのトレンドは健在。

アイテムリリースも圧倒的にそれらが多いままです。

Vネックも選んで良い空気にはなってきたと思うんですけどね。

 

トレンドの変遷を知っていると、このへん敏感になるし結構怖かったりするものなんですよね。

 

今胸毛が見えるくらいのVネックって、とても時代遅れに見えますが(一周回って新しい可能性もありますが)、当時はそれがトレンドで、逆に首元が詰まりすぎたクルーネックが時代遅れに見えた時代もあったわけですから…。

 

まだ、そういう大変動的なものは起こっていません。

 

 

ビッグシルエットは、ビッグシルエットとして作られた物を選ぼう

 

 現在、スタイリッシュやタイトなスタイルを目指したムーブメントが落ち着き、余裕感を出すスタイルがトレンドとなっています。

 

その分かりやすい表現として、ビッグシルエットがあるわけですが、普通に作られた物のサイズを2~3サイズ上げることによって無理やりビッグシルエットにしてしまおう、というのはやめたほうが良いでしょう。

 

各部のバランスがおかしくなりますし、「あえて大きく着ている」という余裕感を損なう可能性が高いのです。

 

ビッグシルエットが目的なのではなく、その余裕感を出すことが目的ですから。

 

 

 

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 crepuscule (クレプスキュール) Moss Stitch Cardigan / モススティッチ カーディガン

 

例えばこのアイテム、 crepuscule (クレプスキュール)の「Moss Stitch Cardigan」は、ビッグシルエットながらやりすぎず、下品にならない絶妙なバランスのビッグシルエットニットカーディガン。

 

ビッグシルエットだと間延びしやすい生地感を鹿の子で補った良作。

 

 

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出典 http://placard-shop.com/?pid=122315581

 

こういう物は逆に1サイズ上げてもバランスを保てるんですね。

 

ビッグシルエットは、ビッグシルエットとして作られた物で実現しましょう。

 

 

 

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オススメの「勝負ニット」を紹介

 

 ではここらへんで、私ナル男が今季購入したドメスティックブランドのオススメの勝負ニットを紹介しましょう。

 

 

究極のミニマルニット?nonnative(ノンネイティブ)のCLERK SWEATER WOOL YARN MILANO RIB

 

 

 

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http://tran-sis-tor.com/64043

 

 

nonnative(ノンネイティブ)の「CLERK SWEATER WOOL YARN MILANO RIB」。

 

MILANO RIBと名称にあるように、ミラノリブというニットでありながら、伸縮性を抑えたしっかりとした編地の生地を使用しています。

ナイロンなどを加えて伸縮性を抑えたと言うよりは、パリッパリな質感のミラノリブもありますが、こちらはウール100%で、固くなりすぎずニットならではの柔らかく、ナチュラルな質感も持ち合わせています。

 

ミラノリブ素材は、ユニクロルメールなどで多用され、最近すっかりおなじみになりましたが、このアイテムはミラノリブの特性を最大限に活かした好アイテム。

 

ミラノリブとサイドスリットを活かして、ニットらしからぬカットソーのようなスタイリッシュな着こなしが出来るのです。

 

 

 

 

こういうふうに腰に溜まることが無いアイテムは、サイズを無理に上げなくて済むのが最大のメリット。

 

最近はちょっとゆるいニットがトレンドですが、これはサイズはジャストで着るのがカッコイイですね。

 

素材に始まって、リブ無しのソデ・スソに至るまで、全てがミニマル。

ホントにちょっとしたことなんですが、この感じはなかなか無いものなんです。

 

ダウンなどボリューミーなアイテムと合わせてもバランスが良いですね。

 

 

モックネックニットの傑作。完成度の高さ故に遊べるHONOR GATHERINGのMOCK NECK OVER KNIT

 

 

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 http://maverickdepart.com/?pid=123539949

 

 HONOR GATHERING(オナーギャザリング)は、スラックスなどパンツ類やシャツ類を何度もオススメしているブランドですが、ニットでも完成度の高いアイテムをリリースしています。

 

それが「MOCK NECK OVER KNIT」。

 

メリノウールを潤沢に使用し、しっかり厚みを持たせた生地は柔らかくふんわりとした独特の着心地の良さ。

細い糸をしっかり積み重ねたニットで、満足感が違います。

 

使いやすいモックネックの形で、スリットの入り方も絶妙です。

そんな完成された形を持っているのでサイズによって遊べるのも特徴。

 

大きめにオーバーサイズで着ても良いし、あえて小さく着てジャストにしても良い。

 

着る人のパーソナリティに合わせて、どのサイズを選んでも良いのです。

それ故にニットでは珍しく、サイズでしばらく頭を悩ませてしまうほど。

 

これから貴重になっていくであろうモックネックニットの傑作ですね。

 

 

話題ブランドの「今」が詰まった究極ニット!?AURALEE SUPER FINE RIB KNIT BIG プルオーバー

 

 

 

 

AURALEE (オーラリー) / SUPER FINE WOOL RIB KNIT BIG P/O

 

 今のトレンドは、肩肘をはらない、少し「余裕」を感じさせるようなスタイル。

それを最も体現出来ているブランドが、AURALEE (オーラリー) でしょうね。

 

2015年スタートと若いブランドながら、あっという間に国内でも屈指の人気ブランドに成長しました。

 

シンプルなデザインながら、これでもかと言うほど、こだわり抜いた贅沢な素材が使われていて、素材から逆算してデザインするとも言われるほどです。

 

ただ、シンプルとは言いながらも、個人的には本人の素養や雰囲気も問われるブランドではないかと思っています。

 

 だからこそ感度の高い人達に受けていると言えるんですけどね。

 

この「 SUPER FINE WOOL RIB KNIT 」は、そんなオーラリーの中でも比較的取り入れやすいアイテム。

 

数年前から大流行しているリブニット、別名畦(あぜ)編みニットですが、ここのはちょっと普通じゃない。

 

スーパー130'sというかなり繊細な糸を極限まで度詰したニットは、一瞬持った時に「重い…」と感じるほど。

 

どれだけ糸が詰まっているんだ…という。

 

そして着てみると、その重さでストンと落ちてくれるのです。

 

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 【AURALEE オーラリー】SUPER FINE RIB KNIT BIG P/O IVORY

 

 nonnativeのミラノリブニットと同様、スソとソデのリブが無いこともあって、溜まりが出来る余地がありません。

シルエットはゆったりとしているものの、生地の重さでもたつくことが一切ないので、取り入れやすいのです。

 

究極的にハリのあるカットソーなんかは、スリットなど無くても綺麗に生地が落ちてくれるのですが、ニットでこの感覚はすごいですね。

 

勝手に生地が落ちる感じ。

これはなかなかお目にかかれません。

そのおかげで、着たときには持ったときほど重さも感じにくいですし、1日着ていても肩がこるなんてこともありません。

 

畦(あぜ)の密度もこれ以上無いくらいに情報量がありますし、何より着てみた時に「欲しい!」と思わせるちょっとした感動がある服ですね。

 

畦編みのニットというと、よくANDERSEN ANDERSEN (アンデルセンアンデルセン)が究極として挙げられるわけですが、オーラリーのこのアイテムも負けていません。

 

 

 

ANDERSEN ANDERSEN (アンデルセンアンデルセン)THE NAVY CREW NECK AA-72102 

 

 

スソとソデのリブを廃したミニマルなデザイン性や素材の良さから、私はオーラリーの方を推したいところですね。

 

ここはスウェットなども取り入れやすいアイテムですが、より価値を分かりやすく感じられるのはニットかなと思いますね。

 

 

※スソとソデにリブがあるバージョンもあるのでご注意を

 

 

 

AURALEE (オーラリー) / SUPER FINE WOOL RIB KNIT P/O 

 

こちらは「リブ有り」バージョン

 

インナーとして万能に使えるアイボリーと今年らしいブラウンがオススメですね。

 

 

 

セレクトショップオリジナルのニットも良いけれど…実は無印良品のニットが今年熱い!?

 

 高いやつばっか挙げやがって買えねえよ馬鹿野郎!と言われそうですが、ニットって差別化が実は難しいアイテムなんですよね。

 

1万円から2万円くらいのレンジだと、差がつけにくい。

 

「シンプルで良いものが欲しい!」となった時は、差がはっきり表れてくる値段はどうしても高くなってしまうんです。

 

1万円以下くらいでも、それっぽい良いニットってありますからね。

 

 

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 7GG ITALYメリノウール 畦編みクルーネックニット

 

ジャーナルスタンダードrelume(レリューム)の畦編みニットは、メリノウール使用でこの値段の割に上々の生地感ですし、サイドスリットも入っていてオススメです。

 

 

 

そして、今年実は無印良品のニットがかなり充実しています。

 

え?こんな素材を!?なんて驚きのあるラインナップになっています。

次回はこのニット特集の特別編として、今季無印良品のニットを紹介していきたいと思います。

 

今季のキーワードである「素材」も交えつつ、厳選オススメアイテムをランキング形式で紹介しています。

 

 

www.narcisman.com

 

 

是非こちらもお読みください。 

 

 

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