どうもナル男です、今日はメンズファッションについてということで、今メンズファッション語るならこの本は避けて通れないと思うのでこの本について書いてみたいと思います。
ちなみに書いてみて思ったのですがほとんどレビューではないです。
新潟にあるセレクトショップESの元ウェブサイト担当マネージャーで
MB氏こと清水千広氏が自身のメルマガである【最も早くオシャレになる方法】(月額540円)に自身のコーディネート写真を大幅に加え加筆、書籍化したものです。
書籍化するにあたって、多くの人の目に触れるためか「オシャレになる方法」→「おしゃれに見せる方法」と若干ニュアンスが弱くなっている気がするのは気のせいですかね?
見せられるだけですよ?みたいな。なれるとは言ってません的な。
あとおしゃれとオシャレは違うものなのだろうか一度聞いてみたいですね。
MB氏が勤めていたessenceというお店は新潟ということもありまだ訪れたことは無いです。
ただウェブサイトの出来だけ見てる感じ、おそらく地方セレクトショップのものとしては、いや都内も含めて随一と言えるものだと思います。
↓
MB氏退職後も、ウェブサイトの基本部分は変わっていない?
このウェブサイトの基本構築をしたのがMB氏なら、素直にセンスある、すごいと褒めるしかないですね。
ただ細かいところにケチを付けるとちょっと商品の羅列方法が謎なんですけどね…。
その後(現職中から?)、KnowerMagというブログ形式のサイトを立ち上げているようです。
正直メルマガを購読しなくても、このサイトを見るだけでも面白いかなと思います。
最後に「もっとオシャレになる方法が知りたい方はこちら…」という形式でブログ購読に誘導されるのですが(ここらへんどうにも胡散臭いネットビジネスを思わせるのですが、まあ比較的そこまで胡散臭い内容ではないと思います、もっと下衆いのはいっぱいありますから)
横道に逸れるのはこのくらいにしてこの本は買いなのか?というと「メルマガをさかのぼって全部購読するよりは買い」とは言えると思います。
そんなことしたら時間もお金も掛かりますし、何よりメルマガってブログと同じで網羅性が無いんですよ。
雑誌のような「まとまり」が無いんですね。
MB氏の良いところは「オシャレにはドレスとカジュアルのバランスがもっとも重要で、かつそれは7対3が最も日本人に合っている」という抽象的ながら「必要なのはセンスではなく技術です」とかよりはよっぽど具体的、な標語を全面に打ち出した点にある。
これはメルマガの最初で↓にさんざん誘導され
言われることでもあります。
まず一番大事なことを教えちゃいます。
あなたはメンズファッションでオシャレを構築する上で
最も重要な要素は何だと思いますか?
それは「ドレスとカジュアルのバランス」です。
要はこれだけ気を遣ってれば良いと。
これはお洒落にに自信のある人はみんなそこそこ納得することなんじゃないかと思います。
その具体化を巡ってはいろいろ論争があると思うけど。
MB氏のメルマガがやっていることは要するに
このドレスとカジュアルのバランスの具体化をひたすら
見せていくこと「だけ」なのです。
それが「ボトムはとりあえず黒スキニー履いておけば良い」というMBファッションの代名詞な台詞であったり「Tシャツよりシャツ、Tシャツ着るならスラックスを履け」
みたいなことであったりするわけです。
で、それらの具体化のテクニックは出尽くしたのでは?
とメルマガを読んでいてナル男は感じるのです。
自己啓発系の作家さんは、たいてい自分の主張が出尽くすと同じような本ばかり書きます。
たとえば勝間 和代さんとか、いっぱい本書いてるけど言ってることは同じことをぐるぐるしてるだけですよね。
MB氏もどちからというと自己啓発系に区分される思うのですが、そのぐるぐるモードに入っているなあと。
まあ例えば連載マンガにしても、ピークが過ぎると同じような話による引き伸ばしに入るのと同じです。
ナル男は「君に届け」の新刊が出るたびに「もう届いてるだろ!」と突っ込みたくなります。
で、「最速でおしゃれに見せる方法を読んで本当にオシャレになれるのか?」
という問に対する結論を言うと、記事タイトルとおり、ナル男的には疑問です。
仮にですが、MB氏の言いつけを守って黒スキニーを履き、ソールの薄いブーツを履き、上はシャツにカーディガンで首にはストールを巻いたとしても…
いや何ならこの本のMB氏コーデをまんまパクったとしても、MB氏が読者に目指して欲しいという
「街で振り向かれるほどのオシャレ」になれるか?と言ったら
人によるでしょうね、という身も蓋もない結論にしかならないのです。
ただ、これは仕方の無いことであると思います。
あなたがこの本を読んでオシャレになれるかどうかは結局あなたのポテンシャル次第(特に現時点でのルックス次第)です。
なんて宣伝コピーにならないですからね。
僕もこれからブログでいろいろ発信していくつもりですけど、それが読者にとって必ず役に立つか?といえばそんな保証は出来ないわけです。
自己啓発本は、よくどっぷりハマる人を生み出しますけど、そういう人は何故か自分で勉強をすることがない。あの人が言ってるから、正しいとなりがちです。
本当におしゃれになりたいのであれば、この本を読んで勉強した後も、勉強しつづけなければならない。
オシャレとは、自分を知ることでもある以上いくら服やブランドを勉強してみたところで、先には進めない。
という側面もあるので本当に難しいのです。
これはもうしょうがないですね。
でも「イケメンなら何着てもかっこいい」だとか「不細工は何着ても無駄」とかそんな後ろ向きな態度を取っているくらいなら
ちょっとでも前に進みましょうよ?というのは、言えると思う。
服ってどうやって着たら良いの?という
根源的な質問をされたら、それを1からブログにまとめるより
「この本読んで」
と言うのが早いかもしれない。
そういう意味で「最速」なのは間違いないかもしれない。
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ただ1つ、これは言っておかないとなという注意点があります。
MB氏のドレス・カジュアルバランスはドレスに寄りすぎではないか?と思うことが多々あります。
ということはどういうことかというと、
「うわーナルシストだなあの人」
と思われる危険性があるということなのです。
このさじ加減は非常に難しく、本人のキャラクター、また受け取る側にも大いに依存するのでナル男としては「もう少しカジュアルダウンするべきでは?」と思います。
ナル男のブログは始まったばかりでうまくコンセプトが伝わっていないと思うのですが、「こっそり小綺麗になる」が最終目標なので、「あの人ナルシストだよね」と言われるような「モロ」な感じは狙っていません。
(ブログタイトルはそういう意味ではミスリードかもしれません。)
ここで伝えているようなことを、人に正直に言ってしまえば「ナルシストだよね」と言われるでしょうが、それをあえて目に見えるカタチで前面に押し出すことはない、ということです。
あと、メルマガについての不満を言うと最近はメルマガ購読者が増えて
裾野が広がったせいかファストファッションにばかり傾倒しているなあと感じるのです。
「またユニクロか」と…。
ナル男はユニクロにはあまり行かないものの無印良品は頻繁に利用するので、これはこれでアリだとは思うのですが。
MBさんの元いたessenceって、ラウンジリザードとかATTACHMENTとか、デニムは16800円からみたいなブランドばかり扱ってたところですしユニクロまで降りて行ったってのはそれはそれですごいと思いますけどね。
この本でMB氏のテクニックはほぼ網羅されていますし、メルマガについてはユニクロ・無印のMB氏おすすめ商品が、知りたいと思う方だけ進んだら良いんじゃないでしょうかね。
まあナル男は月540円くらいはなんとも無いので購読し続けますけど。
MB氏には「俺のピークはこんなもんじゃない!」と
奮起してほしい、というのが願いですね。
知り合いに月に600円しかファッション情報に
金を掛けたくないけどどうしたら良い?と聞かれたら、メンズファッジおすすめしますけどね笑
メンズファッジはMB氏ほど親切ではないですけどね笑
批判ばかりで対案はないのか?と言われそうなのでいつかMB氏の代名詞黒スキニーについての記事書きます!
※追記 本記事大好評につきこの後すぐ書きました!笑
是非ご覧下さい。
大山旬氏の「一生使える服選びの法則」との比較記事も書きました!
是非ご覧下さい!
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