2016SS、注目の春夏トップス候補「ビッグシルエットTシャツ」と「サマーニット」をドメスティックブランドから紹介。
どーもナル男です。
アウターに引き続き、春夏のトップス紹介です。
半袖もバンバン紹介していきます。
早過ぎる?いえいえ、もう遅すぎるくらいです…。
夏に使うものを、夏に買っていたんじゃ遅すぎる…。
良いものはバンバン売り切れています…。
そんな感じなので、「特集」形式ではなく、単品紹介という感じで。
どちらも発売前からナル男注目のアイテムでしたので。
アウターはシンプルな物ばかり紹介したので、インナーはその逆で…というわけではないのですが、
この夏はちょっと無難を飛び越えてみようと思っている方も多いと思われるので、どこか遊びゴコロのあるトップスをチョイスしました。
アウターでは遊ばない方がいい…というのがナル男の基本的考えですが、インナー、あるいは夏のトップスは少し遊んでも良いんじゃないか?と思っています。
やっぱりシンプルばっかりじゃ飽きがくるし…。
皆フツーのシャツ・Tシャツ・ポロシャツになって代わり映えがしなくなってくる季節ですしね。
「ユニクロには絶対売っていない」アイテムを混ぜることで、シンプルなアイテムも引き立ったりするものです。
LAD MUSICIANのビッグシルエットTシャツは、ビッグシルエット入門にピッタリ
LAD MUSICIAN 2116-731
出典 www.area-website.com/products/detail15341.html
発売前、2016SSコレクション発表時から注目だったこのTシャツ。
今季ラッドミュージシャンの象徴する、「BLACK FLAG」アイコンの再構築。
洋服に見事に落とし込まれています。
インパクト大なのに、一部アイテムはとてもミニマルにまとまっています。
その1つがこのTシャツ。
出典 www.ladmusician.com/photo/2016s_s/collection_21-3/
the stars and stripesをTシャツにプリントしたものは多いですが、これは唯一無二でしょう。
Tシャツ前面をパネルに見立てて、それぞれをずらす。
前衛的なのにまとまってますよね。かなり完成度の高いデザインだと思います。
今季ラッドミュージシャンのテーマが「砂漠のミニマリズム」だそうですが、砂漠の中で埋もれる自由の女神を思わず空想してしまいました笑
またこのアイコンを最大限に活かすためにビッグシルエットになっているのですが、
このTシャツはそれほど着丈が長くはなく、肩が落ち、身幅が広いタイプなのでビッグシルエットTの中でも着やすいです。
ビッグシルエットは着丈まで長いとかなり着づらいんですよ…。
全体的に大きくて「もしかしてサイズ間違えた?」という感じとのニュアンス差が難しい。
そういう意味で、デザイン的にも「あえて」というのが伝わるので、ビッグシルエット入門にピッタリだと思います。
確かに値段はビッグシルエットということを考えても、お高い…。
しかし、LAD MUSICIANらしく肌触りの良い柔らかい素材を使っていますし(やや厚めです)、やはりこのデザイン性を考えると、それくらいしても妥当かなと思います。
LAD MUSICIAN 2116-704
出典 www.ladmusician.com/webshop/upload/save_image/l_2116704_31.jpg
もう1つの塗りつぶされたパネルタイプのBLACK FLAGはより、インナーにした時に良いかなと思います。
実際試してみたんですがthe stars and stripesの方は、インナーにした時はせっかくの柄がよく見えず、国旗であることがほとんど見えなくなってしまうんですよね。
ただの変形ボーダー柄みたいになってしまって…。
出典 http://wear.jp/oncessk/6284723/
これはかなりいい感じに見えてますけど、実際はなかなか難しいです…。
出典 http://wear.jp/oncessk/6187348/
これはTシャツではなく、スウェットタイプのレイヤードですが、やはりこちらのパネル
ちなみに今発売中のファインボーイズ4月号のP38にこのTシャツをテイラードジャケットにインしたスタイルが載っているので見てみてください。
とてもカッコいいですよ。
値段も値段ですし、2つ買うというのもきついと思うので
レイヤード優先なら下の柄を、1枚でバシッと着ることを優先なら上の国旗柄をオススメします。
現在人気カラーは早くも在庫欠けしていますが、ラッドミュージシャンはドメスティックブランドには珍しく人気アイテムの再入荷が比較的多いブランドです。
おそらくこのアイテムも、発売前の注目度から考えると再入荷あると思うので、諦めず待ってみてください。
(再入荷無かったらごめんなさい)
なおこれ、アイテム・カラーによってはプリント部分がツヤツヤのものと、フラットなものがあると思うんですが
ツヤツヤの物はラバープリント、フラットなものはインクプリントです。
ラバー(ゴム)は、一般論ですがアイロンやクリーニング等の熱を与えるとボロボロ落ちる可能性があるので(もちろんインクプリントも、あまり熱を与えるべきではありません)、
ツヤツヤしていないインクプリントの方がオススメです。
質感的にも。
余談 どうしたらビッグシルエットが似合う?
このTシャツはビッグシルエットのものとしては、難易度が低い方ですが、それでもやはりビッグシルエットには変わりありません。
他のTシャツに比べれば圧倒的に難易度は高いのです。
ではどうしたら、ビッグシルエットが似合うようになるか?
1つは着こなしに工夫でなんとかなるかも?
例えばTシャツの下にタンクトップをレイヤードします。
あるいは7分袖のTシャツをレイヤード。
こうすることにより、「メリハリ」が生まれて、ビッグシエットであるTシャツが際立ち、「あえてですよ」というのが伝わりやすくなります。
そしてパンツまで遊んでしまうと、もう収集付かなくなりますので
こんな感じのシンプルなパンツをスッキリと合わせるとかなり良いかなと。
出典 http://www.cambio.co.jp/fs/cambio/mp4167
ですがこうした着こなし以上に…以前も同じようなことを書きましたが、やはりこればかりは「雰囲気」も大事なのです。
「この人、サイズを間違って着てきちゃったんじゃないんだね」という説得力をもたせられるか。
それはアイテムや着こなしもそうですが、やはりその人の持つ雰囲気も大きい。
1000円カットで済ませてきましたという感じの(あくまで感じです、1000円カットでもかっこよく切ってくれる場合はあるでしょう) 髪型で、ビッグシルエットTシャツだけ着ても、それは「サイズ間違ったんだね」認定を受けてもやむを得ないでしょう。
雰囲気なんて作れないよ!という方も、髪型などでどうにかなるものです。
簡単に雰囲気を作るには、パーマを掛けてみるとか。
パーマが許されない環境なら、休日ヘアアイロンでパーマ風にしてみるとか。
服を着こなすためには髪型も重要なんです。
そりゃ顔の造形は基本どうにもなりませんが、
雰囲気は作れる!という気概が大切です。
生まれ持って雰囲気を漂わせている人っていないと思います。
その人が人生をかけて作り上げていくものが、雰囲気でしょう。
そして、自分的に一番雰囲気のある髪型だったり、例えば眼鏡をかけるなどをしてみて、
ビッグシルエットTシャツを試着してみて(ラッドミュージシャンはTシャツも試着させてくれますよ)
「やっぱりダメだ…」と思ったら…
買わなくてですよそんなもん。
トレンドを取り入れたくて仕方ない!って気持ち、すごく分かるんです。
業界から与えられた問題みたいなもんで、やっぱりオシャレを自認しているほど、それに答えたいのは分かるんですが
それもやっぱり「自分をよく見せる」という手段、プロセスとしてこそであって、そこまで似合わないと思うものを無理に取り入れても仕方ありません。
ただやはりTシャツスタイルの1つのバリエーションとして取り入れてみるのは、十分検討に値するとは思いますよ。
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サマーニットの決定版
昨シーズンあたりからトレンド入りのサマーニット。
あまり着ている人がいないので、着ているだけで差別化出来るのは「ビッグシルエット」と同じです。
出典 http://wear.jp/kuchan11/4242345/
「サマーニットなんてどう着れば良いのかわからない!」となりがちだと思うのですが、普通にTシャツやカットソーと置き換えれば良いだけです。
ただニットなのでシャツ類なんかとのレイヤードとも相性良いかもしれないですね。
出典 http://www.area-website.com/products/detail14943.html
ルック公開時から注目していたKAZUYUKI KUMAGAIのサマーニット。
サンプル段階でカッコ良かったので、頼むからこのまま製品に…とは思っていたのですが、実物もかなりかっこよく仕上がっています。
KK61-059-921 出典 http://shop.mindtrive.com/shopdetail/000000013140/039/X/page2/recommend/
特徴は何と言っても圧倒的な編みの細やかさ。
異なる複数の色を使っているので、複雑で、深みがあるんですよね。
雰囲気がやっぱりそこらへんのサマーニットとは違います。
背中までびっちり、細かく編んでありますからね。
出典 http://www.essence-web.jp/attachment/?m=201602
もちろん3万円弱する夏のトップスとしてはかなり高い部類の服ですから、高級感があって当たり前といえばそうなんですが、
最初はもっと高い値段を覚悟しましたし、服を見慣れている人はわかると思うのですが、ここまできちんとした、こだわったニットはやっぱり高いです。
モノとしては「サマーニットの決定版」というくらいのクオリティーがあるのですが、サマーニットというジャンル、
またアイテム自体が非常に雰囲気があるので、万人ににあう感じはしないですね。
ちなみにビッグシルエットになるのではないか?という懸念があったのですが、シルエットはビッグというほど大きくはありません。
ややゆとりが有りますが、そこまでゆるっゆるという感じはしないですね。
ただ、KAZUYUKIの今季カットソー類が昨年の春夏シーズンに比べて着丈が長くなってます。
その例に漏れずこれもやや長いです。
フロントはそこまででも無いんですが、バックがやや長いんですよね。
だから、ニットだから緩く着ようと、サイズを通常より上げると、着丈が長すぎてどうにもならない可能性もあるので、それはやめたほうが良いじゃないかなあ…?
ナル男は、ニットにしては珍しく?素直に最小の1番です。
あとはサマーニットというアイテム自体がやや「女性的」なんですよね。
このアイテムの趣も、それに漏れず女性的です。
そこにやはり「似合う・似合わない」の分かれ目が有りますし、誰にでも似合う、とはとても言えません。
ですが良いサマーニットですので、試着できる機会があれば是非着てもらいたいニットです。
またサマーニットは特集します。
ただ、ナル男的にはこの夏一番のサマーニットではないか?と今のところ思っています。
カラーは結構バリエーション豊富なんですが、コレクションフォトにも使われ、一番数が多く作られているライトグレーは結構「ペンキで塗ったような白」が多用されていて、意外とモード色が強いですね。
写真だけで見ると、ホントに明るいグレーって感じだと思うんですけど、これはペンキで塗ったような白がグレーに織り交ざってできているグレーなので…。
実物は、意外とそんな素直なライトグレーではないです。
モード感強いです。
色で言うと、ベージュの方が、よりナチュラルで着こなしやすくオススメだったのですが、どうやら生産数はライトグレーに比べて圧倒的に少ないらしく
もう全国的にほとんど在庫がありません。
KK61-059-821 出典 http://www.oneworld-netshop.com/product/2549
サイズ2ならまだ多少あるのかな?
うーん、万人にオススメ出来るのはベージュだったんですけどね。
もう発売からすぐにサイズ欠けし始めてたので。
サマーニットってどちらかというと、ぼんやりしたアイテムだと思うのですがこれはモードなちょっとだけ尖ったアイテムかもしれないですね。
ちなみに淡い色でしたらインナーは(まさか直で着る猛者はいないよな?)、濃いネイビーとか、黒が良いと思います。
そうするとこのニットの特徴である、複雑な編みが浮き出るんですね。
オススメです。
サマーニットは涼しいの?そんなわけない
ナル男がサマーニットを知ったのは十何年前でしょう、おそらく子供の頃で、プロ野球の新庄剛志氏が 「サマーセーターでキャンプイン!」とか報じられたのを見た時です。
その時は「夏なのにセーター…?暑くねえの?」と思ったもんです。
あの頃は純粋だったな…。
おそらく未だに当時のナル男と同じことを思っている人もいると思います。
しかしサマーニットは当たり前ですがニットとはいえ素材が夏仕様。
ニットの「編み目」も大きして、通気性も良くしてあります。
「じゃあ涼しいの?」
はっきり言いましょう。
「涼しいわけでは無いです」
どれだけ通気性を良くしようが、厚みのある生地を余計に着るわけなのですから、それなりに暑いですよ。
Tシャツ1枚で着るのと比べれば「圧倒的に」熱いです。
だから真夏日に着るものでは基本的にありません。
クーラーが効いているところで過ごすことが多いとか、夏でもそこまで暑くならない日や初夏や初秋などに着るものです。
カーディガンなど羽織り系の物のように暑かったら気軽に脱ぐ、なんてことも出来ませんしね。
「『涼しげ』に作られているだけで、決して涼しくはない」と心得ておくと良いでしょう。
日本の夏をなめてはいけません。
まあここらへん個人差はあると思いますけどね。
まっっったく汗かかないって人いますよね。
両アイテムとも、値段が高いし、手が出ない!って人もいると思いますし「ビッグシルエットTシャツ」と「サマーニット」はまた書くので待っていてください。
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