年末までにアウターが欲しい!でもセールも気になる…今からでも買って損ナシ!厳選したドメスティックブランドの勝負アウターを紹介!
年末に集中するイベント直前期、この時期にアウターを買いたい!という人も多いと思います。
とは言え今の時期はセールとの兼ね合いもあり…。
特に高いコートが、セールに掛かっていたら、20%程度の割引率でも場合によっては数万円の違いが生まれるし…損はしたくない…となかなか踏み出せずにいる方もいると思います。
そこで!今からでも買って損ナシな厳選ドメスティックアウターを紹介したいと思います!
在庫残り僅かな物ばかりですので、どれだけの人に役に立つか分かりませんが…頑張ってお伝えしていきたいと思います!
※セールに掛からない、または既に掛かっていないことを保証するものではございません。
今年らしいビーバー&フードコートと言えばココ
今季はどこか余裕を感じさせる、そんなテイスト、ニュアンスがトレンド。
また、「型」に対するトレンドは弱まっているので、フードコートやスタンドカラーコートなど、チェスターコートやステンカラーコートなどの定番コートの影に隠れがちだったコートにも脚光が当たっています。
そんな今季から充実してきたフードコートの中でもオススメなのがKAZUYUKI KUMAGAI(カズユキクマガイ)の「カシミア混二重織ビーバーフーデッドコート」。
KC72-035
http://zozo.jp/shop/attachment/goods/24053546/
ここはずっとフードコートを出しているので、シルエットやデザインには安定感がありますが、今季のカシミア混二重織ビーバーは、従来のカシミア混ウール生地よりもかなりふっくらとした厚みを感じさせる生地で、今季らしいリッチ感のあるビーバー素材。
これがかなり出来が良いのです。
カシミア混ならではのリッチな、それでいて行きすぎない上品なツヤ感がまさに今季らしいビーバー素材。
今季このブランドでも複数型展開されているフードコートの中でも、この素材感で1番人気のコートでした。
ただ一点難点としては、生地に厚みがあるため、その分フードが寝てしまいやすく、前を開けたままだと綺麗なカタチを維持しにくいこと。
そのため、どうしても形が崩れやすい歩行時などはボタンを閉めての着用や、一番上のホックだけを留めて着ることになると思います。
前開けでの着用でも、フードの形がキマリやすいのは、STUDIOUS限定のものや、カシミア混ストレッチ圧縮メルトン生地の別タイプのもの。
これらの方がフードの形の出方は上でした。
STUDIOUS限定フードコート
http://zozo.jp/shop/attachment/goods/24859696/?rid=1030
カシミア混ストレッチ圧縮メルトン生地使用タイプ(ジップ併用タイプ)
http://zozo.jp/shop/attachment/goods/25557810/?did=46776559&rid=1011
フードコートにとって、フード部分ってかなり大きなポイントなので、かなり悩んだのですが、
最終的には生地感が決め手となり、私はカシミア混二重織ビーバーを購入しました。
しばらく着用してみて、やっぱりコレを選んでよかったなと思いますね。
まーお財布的にはかなり痛かったんですが…。
私が11月終盤に体調を崩している間にかなり在庫が干上がってしまい、紹介を一旦断念しかけたのですが、いくつか在庫があるサイトを見つけたので、紹介することにしました。
ダークカーキグレーはこちら
http://zozo.jp/shop/attachment/goods/24053546/?did=44490471&rid=1011
ブラックはこちら
KAZUYUKI KUMAGAI カシミヤ混二重織ビーバーフーデットコート | 正規品取り扱い通販サイト HardiVague
あとは伊勢丹のメンズ館などに残っているかなあ…?という感じ。
今からでも買って損ナシのアウター一番手。
残り数少なくて申し訳ないですが…。
(来季からはこのへん本当に改善しないと駄目ですね…)
ヨコミチ 「今季らしさ」と「難易度」との葛藤…
大量のアウターをチェックする中で最も「今季らしいな」と感じたコートの1つが、
オーラリーのPコート、「 BEAVER MELTON P-COAT」です。
BEAVER MELTON P-COAT (A7AC01BM-P-COAT)
今期を象徴するトレンド素材ビーバーを使用。
それも極細繊維のスーパー100'sを超が付くほど高密度に織り上げた生地を使用しています。
そのままでは柔らかすぎるため、そのままでは織れず、糸に水溶性ビニロンを巻いて、織り上げた後に溶かす作業をしているそう。
出来上がった生地はぎゅぎゅっと詰まっているので、脆さは感じません。
また厚手のヘビーメルトン的な重さも無いんですね。
ここは繊細な素材を究極まで高密度に圧縮したような生地を作ります。
生地の良し悪しにも色々あって、高密度だから良いというわけではないんですが、やはり高密度だと分かりやすく価値を感じられるし、所有欲を掻き立てられますね。
今期はニットを購入しました。
ただし、シルエットは難易度高め。
オーラリーの提案するゆったりとしたシルエットは、恣意的なビッグシルエットとは一線を画する「いやらしくない」ものですが、
とはいえ着る者に一定の素養や説得力を求めるものであることは事実です。
AURALEE (オーラリー) / BEAVER MELTON P-COAT / (ビーバー メルトン Pコート)
オリーブの色味と生地感に惹かれて、購入しようか最後まで迷ったんですが
まだ、このコートは私には早いかなと笑
MARKAWAREのアルパカ100%の贅沢な新型「MINIMALIST COAT」も、素材感に魅力を感じつつ、毛足の長さやシルエットに難易度の高さを感じました。
これらのコートは、ラグジュアリーな生地感とゆったりとしたシルエットから「どこか余裕を感じさせる」という今期らしさを最もストレートに表現したものではありますが、着る方にもそんな余裕を感じさせる素養が求められていたのかなと思います。
何というか、風呂上がりにガウンが似合うような、そんな「大人の余裕」が…。
いやー大人の余裕ってムズカシイもんです。
有りそうで無い?大人の上質ベーシックコート
http://placard-shop.com/?pid=122897769
今季最も買い物したブランド、Honor gathering(オナーギャザリング)の「タスマニアウールカシミアニットメルトンPコート」。
一応Pコート、という名前ではありますが、ボタンが1列のみのシングルタイプ(普通のPコートは2列のダブルブレスト、左右両方からの風に対応出来る海軍由来のコートならではの仕様)なので、言われなければそんなにPコートという感じはしないと思います。
シングルのPコートって、まあ総じて良い物が少ないわけですが、これはもうPコートというよりは上質かつ大人が羽織れるベーシックなハーフコートと捉えて頂ければいいかなと。
何でこういうコートが、ちょっとお高めのブランドから減ってしまったのか?っていうくらい「難しい」コートが増えているなかで(おそらくセレクトショップオリジナル品との差別化っていう意味合いもあるとは思いますが)、
有りそうで無い、本当にシンプルでベーシックなコート。
丈もやや長めのショート丈で丁度いい。
難しさが全くないコートなんです。
マフラーが無くて首元が気になるならエリ立てちゃえばいいし、という。
コモリとかオーラリーとか、今大人気のブランドの素材感の良さに惹かれるけれど、やっぱりどこか難しいんですよね…。
オナーギャザリングの良さは、素材感にこだわりつつ、難易度が高すぎない、かつ普遍的な洋服を多く生み出していたところ。
ヴィンテージに精通したデザイナーがなせる技か、トレンドが変わって何年か経っても普通に着られる服なんですよね。
「シンプル」と「飽きない」は微妙に違うと思っていますが、その微妙な違いを上手に表現した稀有なブランドかなと。
このコートも数年後も普通に着れる、そんなコートだと思います。
オススメはキャメルです。
数年トレンドだったキャメル、今年は大分数が減っちゃって、「キャメルの良いコート」「明るいカラーの良いコート」って貴重ですね。
ATTACHMENTのチェスターコートとPコートは間違いないアウターの代名詞
最初に紹介したKAZUYUKI KUMAGAI(カズユキクマガイ)とはデザイナーが同じATTACHMENT(アタッチメント)。
今年から、シンプルなアイテムのみに点数を絞って展開しています。
姉妹ラインのカズユキクマガイとの差別化が難しかったですから、これは良かったと思います。
その限られたアイテムの中でもチェスターコートとPコートは間違いないアウターの代名詞。
過去に買った物を下ろした時も「間違いないな」と安心感を覚えますからね。
昨年から少しだけ緩くなって、細身一辺倒から開放されたチェスターコートは、難しいコートに分類されるチェスターコートの中でも、羽織るだけでサマになるのでコーディネートが本当にラク。
テーラードジャケットの延長で着れる綺麗なコートです。
比較的長く、細身の着丈ながらも、ゴワンと身体にまとわりつかずストーンっと落ちてくれるので、ロングコートのもたつきが無いんですね。
あ、こんな長いんだ?と感じるはず。
カシミア混紡の素材は、じわっとした上品なツヤと膨らみが有り、 ビーバーのようなトレンド感こそないものの、十分リッチな質感が味わえます。
あと細かいところなんですが、やっぱり私はポケットに関してはチェスターコートはフラップポケット(フタ付きの、タテに手を入れるタイプ)が一番良いと思っています。
スラッシュポケットなどにしてしまってスッキリさせてしまうと、チェスターコートの場合どうしても間延びしてしまうと思います。
今季からチェスターコートには「ダークカーキグレー」が登場。
Attachment chester coat AC72-214
各アイテムによって色味は全く異なるものの、チェスターコートの場合は光の当たり具合によって、深いグレーにも見えるし、カーキが強く見えるときもある、という絶妙な色合い。
まさにこのブランドにしか無いカラーなのですが、この色が一番上手く発揮されるのが上品なツヤ感の出るカシミア混紡の生地ではないかと思っています。
今季のチェスターコートは、「JOURNAL STANDARD relume」をはじめチェスターコートでは中価格帯ではかなり頑張っているので、高価格帯では相当付加価値が無いとオススメ出来ませんが、これはオススメです。
次にPコート。
ATTACHMENT FUKUOKA / カシミヤ混タテ二重メルトンPコート
これはもう、毎年オススメしている、ダブルブレストなのにスッキリもたつかない、テーラードジャケットの綺麗さとブルゾンのスタイリッシュさも取り入れたようなPコートですね。
元々綺麗な表面感を持った圧縮メルトンを使用していましたが、昨年からカシミア混の生地に変わり、ふっくらとしてじわっとしたツヤのある高級感ある生地に生まれ変わりました。
以前のメルトン生地の物に比べると防寒性もアップしているのもいいところ。
Pコートがトレンドから遠ざかってしばらく経ちますが、それでもやはりカッコイイと思わせてくれる完成されたデザイン。
これだけは他にないと言えるコートですね。
今年はチンストラップという、エリを立てた時に使うパーツが付属しているんですが、去年は無かったんだよな~(去年の記事でも触れてますが)。
アームも含めて細身なので、ワイドパンツとも合わせやすいと思います。
まだ間に合う水沢ダウン&ウールリッチ別注モデルも…
これからの時期に欲しくなるダウンジャケット、ですが高価格帯の物はかなり在庫が厳しい感じになっていると思います。
近年人気を上げている「水沢ダウン」の人気モデルマウンテニアなんかも、別注モデルはほぼ完売状態。
これから出る物で、つい先日予約が開始された物でも予約が殺到…。
http://zozo.jp/shop/ships/goods/24754487/?did=45520552
水沢ダウンなんかはインライン(通常ライン)もオススメなんですが、やはりシーズンインくらいに色々なセレクトショップとのバリエーション豊かな別注モデルから選ぶのがベストかな…と思います。
これから数年は使うことになると思うので。
まあシンプルなマウンテニアはどれを選んでも間違いがないっていうのは、あるんですけどね。
街では相変わらずカナダグースが大人気ですが、やっぱりカナダグースはワッペンが良くも悪くも特徴的過ぎるので…あの形なら私は匿名感のあるウールリッチがオススメです。
WOOLRICH×JS / ウールリッチ : ARCTIC PARKA 100% cotton
中でもジャーナルスタンダード別注はコットン100%で、インライン(通常ライン)よりも洗練された雰囲気があります。
セールでも除外されていたのですが、それでも在庫は少ないですね。
この形は西川ダウンから出ていた物も完全に完売しているような状況で、本当に人気がありますね。
いやー本当に今年、在庫に悩まされて、紹介を見送ろうかとも考えたアイテムもありましたが、内容の大幅な変更等もありつつ、書き上げることが出来ました。
まだまだ紹介したいアウターはありますが、取り急ぎ在庫僅少なアイテムを中心にお伝えしました。
年末までこのブログは突っ走りますよ!
スポンサーリンク