メンズヘアスタイルにおける重要なアイテム、ヘアワックス、基本的考え方と、自分の髪質に合わせて「混ぜる」というテクニック!
どーもナル男です。
メンズのヘアスタイルにおけるヘアアイロンに対する考え方をお伝えしたところで
「次はヘアワックス」、というところまでは決めていたのですが、ナル男が使用したことのあるヘアワックスはかなりの数にのぼり、これらを一点一点解説などしていたら、これもまた長くなりそう…。
しかし今週はちょっと時間があまり取れないので、基本的な考え方と、基本的テクニックだけ、お伝えしようかなと思います。
目次
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誰にでも合う万能ワックスなど存在しない
まず、誰の、どんな髪質にでも合うヘアワックスなど存在しない、ということを最初にはっきり申し上げておきましょう。
1人1人の髪は、太さで言うと数倍違うこともあり、本数で言うと10万本(!)違うこともあります。
毛の硬さも毛量も1人1人違うという前提の上に、1人1人の趣向も違います。
束感を出したい、ツヤが欲しい、欲しくないなどなど…。
万人に合うワックスなど作りようがないのです。
ヘアワックスの種類多すぎて、コレクター化する男子達…
とは言え、数多あるヘアワックスから自分に合うヘアワックスを探しだすのは本当に大変なことです。
大抵1つのヘアワックスブランド(同じメーカーが、複数のヘアワックスブランドを置いている場合も有り)に1番から8番などと番号が振ってあり、それぞれ固さ・ツヤ感、などを変えてあります。
このことも、「万人に合うワックスはこれでーす!」と1本化出来ないことを示しています。
数多のブランド、そしてそのブランド下で生み出される複数のシリーズワックス…。
髪型にこだわる系男子が陥りやすいのが…
ヘアワックスコレクター化現象
気付けばヘアワックスがどんどん増えていき、洗面台を占領している、なんてメンズ多いんじゃないでしょうか?
いろんなワックスを試して、自分に合うワックスを見つけたい…なんてやっているとヘアワックスコレクター化してしまうのです。
また、ヘアワックスって1個1個の容量が多い!
市販品には「お試しミニサイズ」ならぬ「モバイルサイズ」(15g、大体10回分くらい?)なんてのがあったりしますが、サロン専売品にはまずありません。
普通のワックスは、しっかり80g程度は来てしまいます。
これがどれくらいの量か?というと、一ヶ月で使い切ることはまずありません。
二ヶ月でもどうでしょうか。
1つの同じワックスを3ヶ月使い続けて、使い切れる感じでしょうか?
大抵ヘアワックスコレクターは、3ヶ月経つ前に他のワックスに浮気をするので中途半端に残ったワックスが洗面台を占領していくんですね…。
使いたいワックスはどんどん変わっていく、その理由
なんでこうなるかというと、実は同じ人でも季節の変化やカットや自然な髪の毛の伸びによる長さの変化、作りたい髪型の変化があるからです。
これらが変われば、使いたいワックスも変わってくる。
あるいは今まで使っていたワックスと相性が悪くなるのです。
こうして果てのないワックスコレクターの道を歩んでいく事になります…。
美容師も使っているテクニック「2つのワックスを混ぜる!」
美容室には、個人と違い、色々なワックスが揃っているから、その人にあった物をチョイス出来るわけですが、それでも微妙な差異がある以上、AというワックスとBというワックスの中間くらいのものが使いたい…となる時もあるわけです。
そこで多くの美容室では2つのワックスを混ぜて使います。
デューサー3番とデューサー4番を例に…
例えば、サロン専売品ながら、価格も手頃で取り扱い店も多く、使っている人も多いナンバースリーのDEUXER(デューサー)シリーズ。
例えばデューサー「4番」は、ミディアムハードで、ファイバー(繊維)が入っていて、キープ力のあるワックスですが、硬毛や乾燥毛、ダメージ毛にはちょっと水分が足りません。
そこで美容室はでは同じデューサーシリーズの「3番」を混ぜて使ったりしているのです。
混ぜる量は1対1が基本ですが、3番多くすれば3番の個性がやや前面に、4番を多くすれば4番の個性が前面に、と細かな調整が可能。
これによって、髪の毛が伸びてきたとしても、ワックスを調整して対応することが可能です。
このデューサーの3・4番の組み合わせなら、髪を切りたての時は4番多め、で髪が伸びていくとともに3番の割合を増やしていくのが良いかと思います。
そう、この混ぜる、というテクニックを駆使することにより、たった2つのワックスで細かな調整が可能となり「ワックスコレクター化」を防ぐことが出来るのです。
個人的な意見ですが、複数のワックスを1つずつ使い潰していくよりも、こうして2つのワックスを混ぜて使っている方が結果的に細やかな調整が効くようになり、結果的にワックスコレクターにならずに済み、経済的なのでは?と思っています。
中途半端にワックスを残すことになるワックスコレクター現象は、もったいないですからね。
同一ブランドで混ぜる
ヘアワックスに「混ぜるな危険」などの組み合わせは無いのですが、それでも相性はあります。
なるべく同じブランドの品番違いを混ぜるのが良いでしょう。
組み合わせによっては、互いにいいところを打ち消し合うことにもなりかねませんが、同じブランドの組み合わせは比較的そういうことが無いように思います。
混ぜても2種類まで
3種類以上で混ぜるのは、あまりオススメしません。
流石にやっている美容師も皆無です。
まず3種類にまで増えると、割合等が難しくなりすぎて「再現性」が乏しくなります。昨日出来た混ぜ方が今日はできない、となるでしょう。
何より3つも混ぜるのは、かなりめんどくさい作業になるかと思います。
3つはやり過ぎ…笑
オススメはLIPPSのL08とL12の混ぜ
個人的にはデューサーの3番と4番の混ぜは「混ぜワックス入門」としてはオススメですが、さらにこだわりたい人には「LIPPS」ワックスシリーズのL08とL12の混ぜをオススメします。
LIPPSとは、表参道を起点に都内中心に複数店舗を構えるメンズ・レディースを超越した人気サロンですが、ここのヘアワックスはかなり人気で、LIPPSで髪を切っていない人にも広く使われています。
その中でも「L08」はLIPPSワックス第一弾であり、かつ最高傑作と言う人も多いハードワックスです。(LIPPSの商品の番号は、発売年を表します、08なら2008年発売、という意味です。番号が若いとどうこう、といった意味合いはありません。)
主に短髪で、毛束感を出す髪型への使用に向いています。
メンズヘアスタイル 美容室LIPPSヘアーワックスメンズスタイリングムービー ビジネス
LIPPS 原宿 http://beauty.hotpepper.jp/slnH000289907/stylist/T000282867/
LIPPSでカットしてもらってL08ワックスを使えば、束感は簡単に出ます。
ナル男は束感ってどうやって出すの?状態だったのですが、こんな簡単に出るんだなと驚いた記憶があります。
ただし、L08はちょっと硬すぎるきらいがあります。
髪は長くなればなるほど、柔らかいワックスが向いてきます。
L08はかなりショート向きなんですね。
そこでLIPPSもう1つの傑作ワックス、「L12」を混ぜるのです。
「L12」は、ミディアムショート~ミディアムまで対応の、守備範囲の広い柔らかいクリームワックス。
メンズ 髪型 美容室LIPPS×宮崎湧 L12フリーキープワックス スタイリングムービーLIPPSオリジナルスタイリングワックス.m4v
メンズヘアスタイル 美容室LIPPS×井上 恭介 L12フリーキープワックス スタイリングムービーLIPPSオリジナルスタイリングワックス.m4v
LIPPS 原宿 http://beauty.hotpepper.jp/slnH000289907/style/L001110262.html
ある程度髪の長い人に向いています。
ミディアムくらいの人はこれだけで良いのですが、ショート~ミディアムの中間くらいのミディアムショートの人も数が多いでしょうから、その場合L08とL12を混ぜると、かなり良いワックスが作れます。
髪を切りたての時はL08を多めに、伸びて長く重くなってきたらL12を多めに調整していくのです。
またL08は非常に水分が少なく、すぐに固まってしまうという傾向があります。
これにL12を混ぜることですぐには固まらず、ワックスによりセットに操作性が生まれてきます。
それぞれ単独でもかなり完成度の高いワックスなのですが、この2つを揃えておくと、かなり守備範囲広く様々な髪型に対応することが可能です。
シャープさが欲しければL08多め、軽さが欲しければL12と場合によって使い分けることが出来ます。
束感が欲しいところにだけ部分的にL08を使ってもいいですね。
前髪はL12だけなど。
L08とL12はそれぞれ単独使用も出来るくらいの完成度の高いワックス
なので、どちらかが欠けたとしても、片方だけで使い続けることも出来るという意味でもオススメなのです。
ナル男が生涯で一番リピートしているワックスシリーズでもあります。
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ワックスコレクターになることは薦められることではありませんが、自分に合ったワックスや混ぜ方を探していく作業というのは楽しいものです。
ナル男もL08とL12の他にも様々なワックスを現在試しています。
サロン使用のメンズヘアワックスを徹底レビューした記事もありますので是非御覧ください。
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