先月のスナップ特集よりも、現実感や具体感がある!?大人のリアル・クローズを追求した一冊
どーもナル男です。
なんだか「派閥」についてずっと考えてしまいます。
「人はなぜ派閥を作るのか?」
自分を守るため、ってのは分かるんだけどね。
それ言っちゃうといじめ・戦争などさらに重いテーマにも繋がってきますけど、21世紀になっても人間って相変わらずだよね。
あの頃の未来に僕らは確実に立っているはずなのになあ…。
さて、今月はわりと早めにできた!?メンズジョーカー 2016年2月号 のレビューです。
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先月号はスナップ特集だったが…
先月号は割りと楽しみにしていたスナップ特集でしたが、うーんどうにもワイルドに振れ過ぎじゃないか?という感じで、個人的にはがっかりしたのですが
一度がっかりすると、次の号はハードルが下がるせいか、満足出来ることが多いです笑
ちなみに、「SJ」も2016年1月号は酷評したのですが、2月号は良かったです。
こちらはレビュー出来るか分かりませんが…。
決して橋本奈々未が好きだから、とかそういうのじゃないですよ汗
今月号のテーマは「おしゃれな大人のクローゼットの中身」
今月号は、どうも大人の男のクローゼット・ワードローブの構築というテーマらしいですね。
※ワードローブというのは、その人の手持ちの洋服群・クローゼットの中身くらいに捉えておけばいいです。クローゼットと言ってしまうと、家具ですが、ワードローブと言うとその中身くらいの意味合いです。
実はこれずっと考えていることなんですけど、大人の男ってどれくらい服を持ってれば良いんだろう、って思うんですよね。
ナル男はどんどん服を溜め込んでいくタイプではなくて、割りと回転が早いタイプで、冬物アウターが10着あるとかそういう感じではないんですが、かといってアウターって2着あればいいよね?というタイプでもなく。
ナル男の友人(結構お洒落です)が、去年「洋服の断捨離」に成功しまして、服を各アイテム(例えばアウター、シャツなど)「最上級に気に入った2着しか持たない」というミニマルライフを始めたんですよ。
それもあって、大人のワードローブってどういうのだろう?ってずっと考えてるんですよね。
少なくとも大学生とは違ってくると思うんですよ。
大学生は毎日私服なので、「とにかく量」的な方面に走りがちだと思います。
(考えてみるとご飯もそうですよね笑)
でも大人は、場合によっては週に1、2日しか私服を着ないわけで、どこまで充実させるべきか?っていうのはなかなか難しいですよね。
これが正解!っていうのはもちろんなくて、各人のライフスタイルや趣向から決定されるべきことだと思うんですが、今月号のメンズジョーカーはそういう大人のワードローブ構築に役立つ気がしますね。
ちなみに大掃除の時も言いましたけど、2年着てない服は問答無用で処分検討しましょうね。着ない服って精神衛生上も良くない気がします。
MJが考える30歳の「理想のワードローブ」
特集の冒頭にある、「MJが考える30歳の理想の10着ワードローブ」
10着って多いのか?少ないのか?で言えば「少ない」と思いますね。
中身行きましょう。
アウター×5
・チェスターコート
・テーラードジャケット
・スウェットパーカ
・オイルドコート
・ライダースジャケット
インナー×3
・ハイネックニット
・白シャツ
・チェックシャツ
ボトムス×2
・ジーンズ
・スラックス
無理でしょ笑
アウターに比して、インナーが少なすぎる。
冬限定と考えても、カットソーとか無いし笑
まあちょっとアウター多すぎじゃね?とかオイルドコートなんかよりダウンジャケット入れろよ、とか各人色々思うと思うんですけど、そこはまあ雑誌なので。
要はよくある7daysコーディネート、着回し特集にすぎないんですけどね。
ただナル男は結構これらの着回し好きですね。
自分はしないけど、全然ありだと思う。
大人はこれくらいシンプルで良いでしょうね。
「量」に力を入れるのではなく、「質」を重視して。
1点1点吟味する感じで。気に入ったモノが出た年に買う、という。
「無ければ無いで構わない」という方針で行けば、無駄買いすることもないでしょうし。
もちろんそんなことが出来るのは、独身限定でしょうけど笑
でもこうして構築されたワードローブは、結婚後も残るんじゃないのかなあ?
自分の理想のワードローブみたいなものを、一度考えてみると良いかもしれませんね。
洋服好きで議論すると結構楽しいかもしれません。
気になったコーディネート
気になったコーディネートは、P81の白ニット×青のシャツ。
アウターを脱いでもお洒落、というテーマの着こなしの1つなのですが、これがすごく良い。
何度か言及しているんですが、やはり白ニットはとても今季らしいアイテム。
清潔感ありますし、重いカラーのアウターやボトムスでも一気に華やかに軽くなります。
タートルネックなら、一枚でサマになるわけですが、やはり中にシャツを差し込めるクルーネックからややハイくらいのネックは良いですね。
流石にここに掲載されているアンデルセンアンデルセンのニットは高すぎて手がでないのですが、似ているような「畦編み」(上記白ニット記事で解説)のニット、特にクルーネックのニットはまだまだ余っていそうなので、今度探してみたいなと思わせる着こなしでしたね。
ジーンズの選び方
P86からは「俺に似合うジーンズの選び方」という記事。
7項目にわたって、ジーンズの選び方をレクチャーしています。
その1項目目が「ラギットかスタイリッシュか?」というものなんですが、これがわかりにくい。
ラギットは「無骨な」という意味で洗練を意味する「スタイリッシュ」との対比でこの場合用いられているわけです。
ワーク・作業着から始まった本来のデニムの流れを汲むものか、それとも現代的なスタイリッシュさを押し進めたものを選ぶのか?ということですね。
うん、わかりにくいよ笑
股上が浅めか深めか、ステッチに色あるのか無いのか、セルヴィッチ(いわゆる休旧式の機械で織られた証である「耳」)有りかナシか、生地感はどうなのか?といった細かな項目を「無骨か」「スタイリッシュか」と項目にしてしまっているわけですね。
まあ現代では「モロ作業着」的なデニムってもうほとんど無くて、シルエットは細身が主流ですし、程度問題に過ぎないと思うんですけどね。
スタイリッシュ派で取り上げられていた、ファクトタム ジーンズのデニム(この春から新ライン、「FACTOTUM JEANS」として出るようです)。
出典 http://www.birdseye.ne.jp/fs/birdseye/br-factotum/1011289
この記事で気付いたんですけど、ヒップポケットの「ステッチ」が無いタイプが出るんですね。正確にはステッチあるんですけど、同系色で目立たないようになっている。
ステッチ有りタイプ
出典 http://www.birdseye.ne.jp/fs/birdseye/br-factotum/1011288
このステッチが苦手、って人多いと思うんですよね。
ナル男も苦手ですね…。要らなくない?
別にこのデニムファクトタムだぜー?ってアピールする必要もないですし…。
ステッチ同系色タイプ
出典 http://www.birdseye.ne.jp/fs/birdseye/br-factotum/1011289
ステッチが同系色だとここまで目立たなくなるので、これなら穿きたいと正直思いましたね。
誌面で見る限り記事の表面感がすごく綺麗な感じでまさにスタイリッシュなので。
試着しに行きたいです。
この特集の中で、ロールアップ幅についての記載があるんですが(P89~)、ロールアップ幅を変えて4パターン載ってるんで見比べて見て欲しいんですよね。
同じ人でも、同じデニムでもないんで、純粋な比較は出来ないんですけど。
やっぱりロールアップって、幅が大きくなればなるほど、折り返しとの2トーンが生じて脚短く見えると思うんですよ。
前に検証しましたけど
アンクルカットにしても、「脚を長く見せる」っていう効能で言うとむしろ逆効果で、視線を上に上に持ってくることによって全体的なシルエットバランスをよく見せるとか、足元を涼しげに見せるとか、そっちの効能だと思うんで、トップスやアウターとのバランスありきだと思いますね。
やりすぎは良くないと考えています。
気になる財布特集
個人的に気になったのは財布の特集。
買い換えようと思っているので。
「ブライドルレザー」「コードヴァン」「サドルレザー」など、革種が違うとどうエイジング(経年変化)が進むのか?を見本比較してくれたP96はナイス!と言いたいですね。
まあ同じ革種でも色によって全然違う変化を見せるんで、革種として黒と茶という違う色で比較してもしょうがないだろ、とも思うんですが、良い企画だと思います。
「日々使うことが最大のメンテナンス」というアドバイスもその通りだと思いますね。
全体的にすっきりしていて好印象
いつもは、価格をページ数に反映させているメンズジョーカーなのですが、今月号は付録があるので、本誌自体はスッキリ軽め。
ただそれが良いですね。
ファインボーイズとかにも言えるんですけど、情報をありったけ詰め込んどきゃ良いってもんじゃ無いんですよ…。
情報を詰め込んでもすっきり見せることが出来るメンズノンノみたいなノウハウがあれば良いんですけど、そうじゃなければただぶ厚くてごちゃごちゃしているだけです。
内容を考えても、充実感、満足感ありますし、年間でも上位に入ってきそうな傑作号だと思います。
付録のせいで、試し読みしづらいのが難点ですね…。
860円という価格、購入の是非を決める付録!?
ナル男は別に気にならないんですけど、860円っていうのは雑誌としてはやっぱりお高め。
本誌が薄くなっている理由はこの付録。
さあこれをどう考えるか…?
ナノ・ユニバースのレザーコインケース。
当たり前ですけど合皮ですよ。
ただ質感はそこまで合皮合皮していなくて悪く無いですね。
こんな感じで、小銭とカード類を分けて収納でき、
分かりづらいんですけど、裏にも1枚位カードが入るので、出し入れ頻繁にするスイカとかを入れやすいようになっています。
ナル男は財布以外にコインケース・カードケースの類を持っていないので(定期入れは別に持ってますけど)、使ってみようかな?とちょっと思いましたね。
ただこんなに小銭入れの容量要るかな?と。
そこはもうちょっと薄くしたほうが、ポケットの収まり良かったんじゃないかな?と。
まあとりあえず使ってみましょうか笑
付録をどう捉えるかで、また違ってくる気もするんですが、本誌は全体的には良かったと思います。
先月号のモヤモヤをふっ飛ばしてくれました。
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