今年の勝負シャツはどれを選ぶ!?オープンカラーやバンドカラーなど、近年様々なバリエーションが生まれているメンズのシャツ。ドメスティックブランドイチオシのシャツを紹介。情報量不足に効く、夏のシャツスタイル!
http://www.cambio.co.jp/fs/cambio/ms3006
メンズにとって、夏はカットソーとともにメインのトップスとなる「シャツ」。
雨で気温が下がったり、冷房などが効きすぎている時などにも使えますね。
個人的にはやはりカットソー1枚よりも情報量が多く、「ちゃんと感」が出るので、毎年「勝負シャツ」を1枚は買うのです。
出典 ttp://www.area-website.com/products/detail18031.html
例年、涼感のある生地を使ったATTACHMENTの「シャンブレーローン」シャツなどを好んで買っていたのですが、近年様々な「エリ」のシャツが出ているので、今年はちょっと変わったエリの物をセレクトしました。
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品良くクリーンにキマるオープンカラーシャツ!?
今年の春夏はオープンカラー(開襟)シャツがシャツカテゴリーを席巻。
http://www.cambio.co.jp/fs/cambio/mhs1034
市場に出回っているアイテム数も非常に多いですし、街での着用頻度も非常に高く、しょっちゅう目にします。
上手く緩さを出した物などはカットソーの上からの「羽織り」に適したサイジングをしていたりしますね。
ただ私、このオープンカラーシャツが昔から大の苦手。
数年前の一時期ボウリングシャツとか流行ったんですが、その時はもう全く手を出さなかったですね。
流行っている物をなんでもかんでも絶賛するブログではないのですが(「トレンドとの距離感」を常に考える、ということもこのブログのテーマの1つになっています)、
かといって苦手の一言で片付けるのはどうかと思っていたのですが…
やっぱりどうしても苦手…
そんなオープンカラーが大の苦手な私がオススメしたい!
クリーンに品良くキマるオープンカラー。
STILL BY HAND オリジナル シャンブレー ブロード無地長袖シャツ・sh0271
「STILL BY HAND(スティルバイハンド)」のオープンカラーシャツです。
STILL BY HANDは、10年以上前から続くドメスティックブランド。
派手さはありませんが、「実直」という言葉がぴったりなモノづくりをずっと続けているブランドです。
もうかなり昔の話になりますが、ここが出していたPコートが欲しくなり、横浜のバーニーズニューヨークまで足を運んだことを思い出します。
エリが非常に小さく、ミニマルなPコートでした。
そしてこのオープンカラーシャツもまさにエリの作りがポイントになっていて、開きすぎず、また寝すぎない絶妙な形に作られています。
STILL BY HAND スティルバイハンド sh0271
どんどん首元が開いていって、だらしなくなりがちなオープンカラーシャツですが、それが無いんですね。
この寝すぎないエリ、本当に絶妙で、前を開けて羽織りで着ても崩れすぎず維持されて、きちんとまとまるんです。
STILL BY HAND スティルバイハンド sh0271
普通キレイ目な長袖シャツといえばブロードやオックスフォード生地だと思うのですが、このシャツはシャンブレーが使われています。
シャンブレーのシャツというと、「薄いデニムシャツ」のような質感の物を想像される方も多いと思います。
このシャツに使われているシャンブレーは、ブロードに近い綺麗な表面感で、
なおかつシャンブレー特有のハリ感と光沢感はある、という「良いとこどり」のような生地感。
パリッとしたハリがシルエットを綺麗に見せてくれます。
エリの形が綺麗にキープされるのも、この生地あってこそ。
これおそらく同じ形でも一般的なブロードやオックスフォードで作られていたら全く違う印象になっていたと思います。
こんなにクリーンに、品良くキマるオープンカラーシャツはなかなか出会えないと思いますよ。
アウターのように使えるチャコールやネイビーと迷ったのですが、このアイテムは思い切って白を購入しました。
そう、「実は難しい…」と常々言っている「白シャツ」です。
差別化の難しい白シャツなら、カジュアルながら洗練された物が欲しい…と考えているのですが、このアイテムはそこにはまりました。
シャンブレーの白シャツってどうなの?と思いますよね。
私もそう思っていたんですが、上述した通り、ブロードのような質感にシャンブレーの良いところも取り入れたような素材なので、「シャンブレーの白シャツ、良いじゃん」と新しい発見でした。
動いているとシャツはどうしてもシワが入るのですが、だらしない、変なシワにならいのも良いところ。
オックスフォードの白シャツとか着ていると、シワが気になるんですよね~…。
白シャツ好きで何枚も持っている人や、あまり白シャツには挑戦しない、という人にもオススメしたいですね。
(もちろん難易度を下げてネイビーなどでも良いのですが)
(スティルバイハンド) STILL BY HAND シャンブレーブロードシャツ [SH0271] WHT
「夏に着るアウター」!?情報量不足になりがちな夏に効くスタンドカラーシャツ
オープンカラーと並び近年増えてきたのが「バンドカラー」。
LOUNGE LIZARD [ラウンジリザード]コットンタイプライタークロスバンドカラーシャツ
TOP TYPEWRITER バンドカラーシャツ | 4242
エリをオミット(省略)したような形状で、アイテムによってはブルゾンのようにも着れます。
エリ付きのシャツだと、前を開けて羽織る場合カットソーに注意を払わないと野暮ったくなってしまったりするのですが、バンドカラーは適度に軽さが出るので、より羽織りに向いていますね。
Lounge Lizard TOP TYPEWRITER BAND COLLAR SHIRTS Q/SLEEVE ラウンジリザード トップ タイプライター バンドカラー シャツ
そしてバンドカラーのように軽さが出つつ、バンドカラーよりもエリに高さを出すことでより着やすいのが、スタンドカラーシャツです。
この春買ったシャツで最もお気に入りなのが、このブログでの登場頻度が高いブランドの1つ、「Honor gathering (オナーギャザリング)」のスタンドカラーシャツ。
出典 ttps://twelve0492233757.com/cp-bin/eccube/html/products/detail.php?product_id=4191
シルエットがゆるめなので、シャツとしては中級者以上向けではあるのですが、前立が定番だった「拝み」から通常のシャツの形式となり、またネックの開き具合なども改善されて格段に着やすいアイテムになりました。
これはもう、カットソーの上からの羽織りに最適です。
出典 ttp://placard-shop.com/?pid=113144490
もちろん前を締めて着ても良いんですが、前を開けて羽織っても、しっかりとした生地+スタンドカラー故にサマになるんですね。
出典 ttp://www.twelve0492233757.com/staffblog/2017/01/honor-gathering-classic-stand-collar-shirtnylon-gabardine-2tuck-slacks.html
シャツブルゾン、って言ってしまうと語弊があるのかもしれませんが、私はこれをシャツを着るというよりはアウターを羽織るようにいつも考えて着ています。
ふわっとした緩めのサイジングと、シャツとしては厚手の生地感が、シャツというよりはアウターのように感じられるんですよね。
以前、今期のオススメカットソーとして紹介した、CURLYの 「PPM HS TEE(ペールピマハイゲージ天竺ハーフスリーブカットソー)」。
出典 ttps://heine.shop-pro.jp/?pid=115247719
これは生地の厚み、ラウンドしたスソなど、1枚で着るというよりもインナーとして最適で(別に1枚で着ても変ではありません)、合わせたアウターをなんでもカッコよくしてしまうようなカットソーなのですが、
これにオナーギャザリングのスタンドカラーシャツを羽織るスタイルが、私の今年の勝負スタイルの1つとなっています。
(お前は一体誰と勝負しているんだ?というツッコミは御勘弁を苦笑)
シャツとしては高額な部類に入るのですが、アウターとして考えるとそこまで高い投資ではなかったなと思いますね。
なにせ扱いも非常にラク。
元々厚手の生地にシワが入っているので、基本的にアイロンは要りません。
出典 ttp://gigaplus.makeshop.jp/mindtrive/product/hon/0090/4.jpg
このスタンドカラー部分にアイロンをしてあげると、綺麗に立ちやすくはなりますね。
いつもスタンドカラー部分にだけ立ちやすくなるようにアイロンをしています。
扱いがラクなので旅行にも最適です。
旅先で思ったより肌寒い…、なんてことありますよね。
これは本当に扱いがラクです。
最悪そこらへんに放り投げても大丈夫ですから笑
私の定義する「扱いがラク」というのは、ベッドの上に放り投げても、またあとで着れる、みたいな意味のことが多いですね。
シャツをハンガーに掛けずに置いておいたら悲惨なことになりますが、これは大丈夫なのです。
生地には高密度かつ厚手のスーピマコットンをたっぷり贅沢に使用していて、経年変化もバッチリ楽しめそうです。
どうしても生地が薄いと、経年変化とか言い出す前に物としてダメになってしまいますし。
安っぽくならないシワ感のある生地感、スタンドカラーなどが、薄着になって情報量が不足しがちな季節でもまるでアウターを着ているような奥行きを与えてくれます。
秋口以降もインナーとして楽しみですし、間違いなく今年一番着用するアイテムの1つになりそうです。
半袖シャツの1つの正解バランス
半袖シャツは、先日MUJI Labo(ムジラボ)の物を紹介しましたが、なかなかコレ!といったアイテムに出会えず…
ただ今期半袖シャツを見ていくと、「身幅ゆったり」なワイドなアイテムが目につきます。
やはり今期大流行の開襟シャツに多い仕様なのですが、ゆったりとしたシルエットでリラックス感を強調したアイテムが今はバランスが良いシルエットなのかなと思いますね。
ただ開襟シャツでこのバランスは、結構広まってきてしまっているので…。
いかにも、「トレンドを着ています!」という感じになってしまうのが難点。
このバランスを取り入れつつ、エリはオープンカラーではなく、ノーマルな物、というなかなか無いアイテムがこちら。
出典 ttp://zozo.jp/shop/trove/goods/14842699/?did=31874421&rid=1019
TROVE(トローヴ)の「INSIDE WIDE SHIRT」です。
同じシルエットのシャツはここ何年か出されていますが、今年はテンセルツイルを使用したトロトロっとした「落ち感」のある素材感。
その結果ワイドシルエットやドロップショルダーといったゆったりとしたシルエットながら持て余す感じが軽減されています。
折り返しの袖(ソデ)は、二の腕との境界を曖昧にしてくれますし、選ぶのが非常に難しい半袖シャツの中で正解の1つと言えるバランスを持っていると思いますね。
この手のちょっとイレギュラーなシルエットのアイテムを選ぶなら、ネイビーなどのダークカラーを選ぶのが鉄則。
ダークカラーは、シルエットをハッキリ見せてくれるので、シルエットがぼやけて失敗することが少ないんですね。
「Tシャツとシャツしか着るものがない!」とよく言われるメンズの夏スタイルですが、その中でも色々とバリエーションが生まれています。
上手く取り入れて、夏を耐え忍ぶのではなく、楽しんでいきたいですね。
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