着脱が簡単で、温度調節がしやすく、この時期羽織るだけの簡単アウターにもなる万能さを持つカーディガン。「やや緩く」がレイヤードにも使いやすいベストバランス。ユニクロとか無印良品のカーディガンは買って良いのか?
どーもナル男です!
今日からいわゆる「メガGW」に突入したっていう人もいるんでしょうが、ナル男には全く関係の無いお話笑
もうすぐGWで旅行や遠出を計画されている方も多いと思いますが、そんな時困るのは「この時期何着れば良いの?」ということではないでしょうか?
正直、これはかなり難しい問題でまだまだTシャツ1枚では昼間ならともかく夕方には肌寒いという状況を、ある1アイテムで全て解決!などというわけにはいかないと思います。
雨が降ったらいきなり気温低下しますし、そこらへんは天気予報をこまめにチェックしたいところなのですが、コートやジャケットなど春のライトアウターが必要か否かはともかく、是非1枚持って行って欲しいのが「カーディガン」です。
この時期何を着れば良いの?に対する回答・・・「脱ぐ」か「着る」、これしかない
「この時期って何を着れば良いの?」というのは、皆さんお持ちになる悩みだと思いますし、よく聞かれます。
家で1人で居る時なら、エアコンで自由に室温調整すれば良いわけですが
外出時はそうはいきません。
結局1人で部屋にいるか、エアコンに関する決定権を握っているという特殊状況下にない限り、「脱ぐ」か「着る」、これしかないと思っています。
ナル男はこの季節、昼間の時間帯はちょっと歩くと暑くて仕方ないので、デニムジャケットやスプリングコートなどを手にもってしまいます。
寒くなれば着る、暑くなれば着ればいいんです。
その点女性ってこの「脱ぐ」「着る」という温度調節が得意ですよね。
男はそこを面倒臭がりますけど。
脱がずに体温調整してくれる、そんな便利なアウターというのは基本的には無いとみて良いでしょう。
湿気がこもってしまうのを防いでくれるゴアテックスをはじめとする「3レイヤー」など高機能アウターもありますが、結局あれは暑くは無いけれど、アクティブに行動した結果「熱く」なってしまった時に、身体の熱を外に逃がしてやるという物なので、
そもそももう外気が「暑く」なっている場合、着ていると涼しくなるとかそういうものではありません。
この季節以降の暑くなる昼間も着ていられるというわけではないでしょう。
もうね、脱ぐしかないわけですよ。
しかしそうなると結構極端な体温調整になってしまうわけです。
長袖にしてもカットソー1枚とコートを羽織るスタイルでは、対応出来る気温の幅が極端過ぎる。
出典 http://www.selectsquare.com/beautyandyouth/g2442839/
ナル男は7分丈~長袖カットソーなら気温20°~25°くらいまで対応出来ますが、人によってはもっと高い気温でも大丈夫、逆に長袖じゃもう無理、半袖Tシャツ着たいという人もいるでしょう。
出典 http://www.studious-onlinestore.com/products/detail.php?product_id=9443
逆にコートだと、麻素材を使用していたとしても15°以下くらいでないと暑いという人もいるでしょう。(繰り返しますがこれは人それぞれです、自分がどんな気温の時どう感じるのか?を一度意識して把握してみると、かなり良いと思いますよ)
ナル男はカットソーの上にスプリングアウターをさっと羽織るというスタイルを当ブログでも繰り返しオススメしているのですが、この時期これでは「脱ぐ」「着る」による体温調節が極端過ぎる、というケースも出てきます。
そこでカーディガンが真ん中にあると、その間くらいの気温でちょうど良いんですね。
コートとカットソーの対応できる気温の「空白を埋める」イメージです。
出典 http://www.selectsquare.com/journalstandard/g2708303/
カーディガンは羽織るものなので、すぐ脱ぐ着るが出来る。
そこまで厚みは無いので、着膨れしにくいし、フードなどアウターに干渉するディティールも無いため、カットソーにコートを羽織るコーディネートに違和感無く取り入れる事ができます。
これがプルオーバータイプ(上から被るタイプ)のニットやスウェットだとこうはいきません。
出典 https://www.studious-onlinestore.com/products/detail.php?product_id=9081
ビューティ&ユース(メンズ)(BEAUTY&YOUTH) <monkey time> プルオーバー フーディー
もう少し寒い時期ならプルオーバータイプのスウェットやニットを、今の時期のカットソーに見立てて使用できるんですけどね。
あるいはあまりアクティブな行動をしない時とか、夜しか行動しない時とかは、まだプルオーバータイプでも良いでしょう。
もちろん、プルオーバータイプのスウェットやニットを着ないなんて極端なことを言っているわけではありませんよ。
ただ、この気温の変化が大きい今の時期
気温調節に幅を持たせたい場合に大活躍してくれるのが、カーディガンなんです。
今、脚光を浴びている「カーディガン男子」!?
個人的に春秋冬と常にカーディガンを羽織っている「カーディガン男子」であることを自負しているナル男ですが、2~3年前くらいですかね?
塩顔系男子ブーム到来とともに「カーディガン男子」ブームもやってきた!と勝手に思っています。
塩顔男子で画像検索すると必ず?カーディガン羽織ってますから笑
まあ、そんなわけでここのところ大分「イケてるメンズはカーディガンを着てるぞ!」というイメージが固まってきたわけです(本当かよ)。
カーディガンのサイズ感は「ややゆるめ」を
カーディガンのサイズ感なんですが、「ややゆるめ」を選ぶと良いと思います。
数年前は「なんでもかんでも着丈ショートで、身幅タイトに着る」というのが流行ったんだですが、今そんなピチピチは流行らないですし。
中にシャツを着ることも考えるとやや緩めがちょうどいいんですね。
とはいえあまりダルンダルンでルーズに着るものでもないので。
出典 http://www.selectsquare.com/greenlabelrelaxing/g2691976/
うーんこれはちょっと緩すぎるかなあ…?
でも シャツを着てほんの少しゆとりがある感じだと、カットソー1枚でもほどよく緩く着ることが出来ますよ。
シャツとの組み合わせでも効力を発揮するのがカーディガンの良い所なのですから、必ずシャツと着てどうなのか?は試したいところですね。
出典 http://www.selectsquare.com/greenlabelrelaxing/g2691976/
カーディガン試着するときは必ずシャツをベースに試着しましょう!
シャツを着たら意外とキツかった…なんてことが後で発生しないように。
もしシャツを着ていなかったら、お店の人に言って、シャツを借りるという手もありますよ。
前向きに購入することを考えての話ですから、快くOKしてくれるはずです。
着回しやすいVネックと、面白いレイヤードが作れるクルーネックだが…
カーディガンのカタチは大きく分けて「Vネック」と、「クルーネック」に別れます。
出典 http://www.selectsquare.com/greenlabelrelaxing/g2676553/
閉じた時首元が「V」になるのがVネック、これだけ見ると「えっ?」という感じですが、
カーディガンのボタンを全留めってあまりしないですからね。
これがボタンを外すると綺麗なラインを構成してくれます。
出典 http://www.selectsquare.com/greenlabelrelaxing/g2676553/
現在8割以上のカーディガンがおそらくVネックのはずです。
名前に組み込んでいるかどうかはともかく。
Vではなく「丸首」となるのがクルーネックカーディガン。
出典 http://item.rakuten.co.jp/stylifemen/s67648
こちらはボタンの留め方も含めて面白い着方が色々出来るのが良いところなのですが、Vネック主流の現在はアイテム数が少なく、選択の幅が狭すぎるのが難点です。
女性モノでは結構あるんですが、メンズではあまり見かけないカタチとなってしまっています。
完全にボタンの無い「ノーボタン」のカーディガンなんかもあります。
こちらはメンズらしいミニマルを志向したもの。
カーディガンのボタンを留める機会ってあまり無いといえば無いですから、これもアリだと思います。
増えて欲しいアイテムです。
ビューティ&ユース(メンズ)(BEAUTY&YOUTH) BY ∴ ワッフル ノーボタン カーディガン
ブームは下火でも・・・ショールカラーカーディガン
一時期カーディガンにとどまらずメンズの様々なアイテムでブームとなった
「ショールカラー」。
出典 http://www.selectsquare.com/urbanresearch/g2634926/
一体型の折り返したエリのことなんですが、これはショールカラーと一口に言っても襟の形が様々。
出典 http://www.selectsquare.com/takeokikuchi/g2620818/
少し前の流行時は短いエリのもの、またエリ自体が大きく、主張が激しいものが多かったのですが、ブームも沈静化した今となっては、あまり目立たない物の方が良いと個人的には思います。
さり気なくエリがある程度の。
出典 http://www.selectsquare.com/urbanresearch/g2634926/
エリがないと不安でカーディガンが着れない、だからパーカーばかり着てしまう…という方もいると思うのですがショールカラーカーディガンなら多少それが解消されます。
ただし、エリが無い故にアウターと干渉せずレイヤード出来るのがカーディガンの良い所なのですが、ショールカラーカーディガンはそれも難しくなってくると付け加えておきましょう。
何らかの干渉が起こります。
逆にこれを利用して「ストールを巻いているような」レイヤードを実現するのがカズユキクマガイのストールジャケットです。
(ジャケットという名称ですが、実質カーディガンです)
現在人気カラーは完売していますが定番なのでまた秋冬に出るでしょう。
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ユニクロとか無印良品のカーディガンどうなの?
実はカーディガンってそこまで緻密なシルエットが要求されるアイテムではないと思ってるんですよ。
例えばシャツだったら、本当に細かいところのサイジングが命になってくるわけで、ユニクロとかの通常ラインのシャツとか、幅広い人向けに作りすぎていて「一体誰に向けて作っているんだかわからない」ってなりがちなんですけど
(その点ユニクロルメールはサイズ感はまあまあ良かったですよね)
カーディガンなら、そこまでサイズ感にシビアになる必要が無いので、まあ色々サイズを試してしっくり着たら買って良いのかなと。
温度調節用だったら、そこまで高いものは買えないという人もいると思いますし。
僕は冬用ですけど無印のウールカーディガン使ってますし。
ただユニクロルメールのこのスーピマコットンカーディガン。
出典 www.uniqlo.com/jp/store/goods/174227-58
「ユニクロのくせに高い」という評判ながら、値下げなしにオンラインストアではしれっとネイビーが完売しているという、ユニルメ春夏の中でも結構力入れて作られているなという感想を抱くカーディガンです。
ナル男は購入してから結構使ってるんですけど
これカーディガンとして見るとちょっと違うのかなあ?という感想を持ってるんですよね。
結構厚手で、ショート丈なので、あまりカーディガンという感じのしないアイテムです。
これはちょっと薄手のショートノーカラージャケットをイメージして使うべきではないかな?と勝手に思っています。
ユニクロのカーディガンというとこれを思い浮かべる人も多い気がするので一応言及しておきました(個人の感想ですよ)。
やっぱりちょっと「しっかりした」カーディガンって、本来的なインナーとしての使い方が少し難しくなってくるんですよね・・・。
アウターとして使うなら良いけど、っていう。
ナノ・ユニバース(nano・universe) ミラノリブカーディガンLIBRARY
麻が大丈夫なら、無印良品のカーディガンを試着して欲しい
出典 http://www.muji.net/store/cmdty/detail/4549738006411
無印良品からはかなり好評のこちらを。
ネイビーがGWを前にして、まさかのオンラインストア完売…。
でも、店舗にはまだまだフツーに在庫あるっぽいので。
GWに向けてカーディガン欲しいって言う人はこれちょっと見てみてください。
無印は、ユニクロに比べるとかなりシュッとしたシルエットが多いのですが、これもなかなか
シビアなサイズ感は要求されないとはいえ、やっぱり試着しての調整も大事ですしね。
また、「麻」は後述するようにメリット・デメリット、好みの問題がかなりあるので。
実はナル男も、「麻100%」のシャツやカーディガンはかなり苦手でして…。
春カーディガンの素材は??綿と麻、それぞれの特徴をよく把握して
冬のカーディガンとなるとほぼウール、もしくはウールと化学繊維の混紡となるわけですが
春のカーディガンには「麻」(リネン)素材のものと「綿」(コットン)素材のものとに大きく別れます。
多いのは綿、すなわちコットンかな?
コットン素材のメリット
幅広く、夏を除く全ての季節に使えるのはコットンです。
ナル男は何年前かもはや分からないくらいのLAD MUSICIANの黒のコットンカーディガンと、3年前のnon nativeのコットンカーディガンを未だに使用しています。
出典 http://nonnative.com/nonnative_2013ss/nn-k2310/
まあどちらもコットンカーディガンにしては高いんですけど、コットンって虫食い対策や洗濯などのケアもウール素材に比べると簡単で、かなり長期間使えます。
毛玉も出来にくいです。
LADの方は、出した値段回収しきってもなおお釣りあるくらい使っています。
コットンカーディガンは、本当に年中使えますよ。
個人的に黒やグレーなどのベーシックカラーも、マスタードやワインレッドなどの派手目のカラーも使いやすいのがカーディガンの良いところだと思っています。
ナル男は白シャツよりもギンガムチェックシャツやストライプシャツを万能シャツとして推しているんですが、これに黒カーディガンを羽織るだけで簡単な優等生コーディネートが完成するので、試着時は着て行ってみてください。
出典 http://wear.jp/20001479/6779885/
コットン素材のデメリット
ズバリ、高級感や雰囲気を出すのが難しいことが挙げられます。
コットンですから、普通に作ると、ウール素材の持つツヤだったりが出にくい。
ユニルメ記事で、「春夏はどこのブランドも使える素材からして高級感を出すのが難しい」とちょっと擁護したんですが、これは本当に難しいですね。
コットンでも高級感をだそう、という1つの手法として、メランジといって霜降りにする手法があります。
出典 http://www.selectsquare.com/edifice/g2673788/
ただこれもアイテム数が少ないので、選択の幅が狭まります
麻を混紡してみたり、コットンの良さを活かしつつ雰囲気や高級感も出していこうと試みも行われてはいます。
出典 http://www.selectsquare.com/greenlabelrelaxing/g2691976/
ただメランジ風にすると厚みが出ちゃったりして春夏に向かなかったりと色々と難しかったりします。
あと、コットンカーディガンは麻に比べてシワに弱い。
これも難点です。
コットンカーディガンはシワがよっていたら、着る際にちょっとアイロンを掛けたり、スチームに当てたりとかが 必要になってきます。
麻素材のメリット
対して 麻素材は、綿に比べるとシワに強いアイテムが多いですね。
素材自体にハリがありますから。
またシワが付かないわけではないんですが、むしろそれが雰囲気になったりします。
よく夏場に暑い時は脱いだカーディガンを腰巻きにしている人がいると思うんですが、それを再度着る際にもシワがあまり気にならなかったりします。
ちょっと前はよくセレクトショップで、リネンのシャツが雑巾みたいに絞られて売られていたんですよ。
そうすることであえてシワを付けて着てくれということなんです。
あとはコットンだけで作られたアイテムに対して圧倒的に涼しいということが挙げられます。
麻はとても「強い」素材なので、薄く、また編み目を大きく空けて編むことが可能なんです。
だから通気性良く、涼しく作ることが可能なんですね。
万能性には欠けるものの、使い方次第ではかなり画一的なものになりがちな男の夏を
雰囲気あるものに変えてくれますよ。
麻以外に紙素材も!
去年ATTACHMENTからは、ABACA PAPERという紙素材を使用した面白いカーディガンが出ていました。
ATTACHMENT アタッチメント Co/Pa/Ryローゲージ カーディガン【商品紹介】
サイズ感がほんの少し緩すぎてナル男は見送ったんですが、白いカーディガン欲しかったな~。
しかし今季はドメスティックブランドはあまりカーディガンを展開していませんね。
毎年シルク混の高級あるシンプルカーディガンを出していたFACTOTUMも今季は出してないですし。
何か麻100%の方向ばかりなので…。
そんな事情もあって今季「コレ本当にオススメ!」というカーディガンは無いんですよね。
なんだ、ここまで書いといてオススメ無いのかよ…ってガッカリされた方もいると思うんですが、カーディガンだけはこだわりたいんです。
カーディガンってシルエットにそこまでシビアにならなくていいので「そこそこ」っていうアイテムは非常に多いカテゴリーではあるんですが。
多分カーディガンを着なくなることはないので、これから先もずっと探し続けますよ!
これは自信を持ってオススメ出来る!というモノが見つかったら当然ブログで紹介します!
GWに向けて、慌てて服を買いに行く人も多いと思うのですが、羽織りのパーカーやシャツとともにカーディガンを選択肢に入れてみましょう!
もう1本、パーカーなどライトアウターの記事もGW前に書きたいな…。
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