シチュエーション別、夏のファッションを少しでも快適にするインナー選び!汗と上手に付き合う!夏もオシャレを諦めないで!!首元広めトップスの正解は?
夏のファッションで、最も大切なこと。
シンプルになりがちだから、何かポイントになるものを身に着ける。
重過ぎず、軽過ぎず、色使いも重要…って、それらも、もちろんありますが…。
一番は…「汗だくにならないこと」でしょう。
どれだけ良い服着ようが、汗だくになったら見苦しいったらありゃしない…というのはもう、他ならぬ汗っかきの私自身がずっと感じていたことですからね。
夏はこまめにボディシートを使い汗を拭く、とにかくまめに休憩する、ゆっくり歩く…など、まあとにかく気をつけてはきましたが、それにも限界があるというものです。
人それぞれ体質もありますし、シチュエーションもありますから、それぞれに適したインナー選びが出来るよう今回まとめました!
夏だからファッションは諦めなきゃ…を無くしたい!
①あまり汗をかかない→無印良品 綿でさらっとタンクトップ
そこまで汗をかかない体質であったり、かくとしても一瞬だけ、みたいなシチュエーションであれば、タンクトップでOK。
汗をかかないのなら、何も着なくて良くない?となりそうですが、流石に服と肌が直接触れ合うと皮脂などで劣化が早まるおそれがあります。
シャツは元々下着だったりしますが、日本の気候だと、素肌に直接…というのはあまり現実的ではないですよね。
もちろん家で部屋着のTシャツを着ている時は別にしても、よそ行きの服なら、何らかインナーを着たほうがお気に入りを痛めません。
タンクトップの良いところは、インナーを着ている感がほとんど無いところでしょう。
インナーなんて着たくないよ!という人でもね、タンクトップだけでも着てみてください。
全然違うので。
また今のトレンドだと、どうしても一番下に見えない(見せない)下着を着たほうが良い理由があるのです(後述)。
タンクトップのオススメは、無印良品の「綿でさらっとタンクトップ」。
風通しの良いメッシュのようなフライス編みで、凹凸感があり、肌と接する面積が少ない。
だから着ている感がほとんど無く、一枚余分に重ねても着用感の面で負担になりづらいのです。
シャワーを浴びた直後の、Tシャツを着た瞬間に身体に張り付いてしまうような時でも、さらっと着ることが出来ますよ。
カラーは白と黒しか展開が無いので、どちらにせよ透けます。
タンクトップの透け方ってそこまでイヤな見え方ではないと思うのですが、透けることは間違いありません。
タンクトップは、汗にほとんど抵抗出来ません。
汗腺が集中する脇下に生地が無いですからね。
女性用には脇パットの付いたタンクトップが出ていたりしますが(無印にもあります)、男性用にはほとんどありません。
今のボトムストレンドだと、見えない(見せない)下着を着たほうが良い理由~ハイウエストパンツの普及
今のトレンドだと、一番下に何かしら下着を着た方が良い…
というのも、最近のボトムストレンドはハイウエストな提案ばかりだからです。
ローライズジーンズが流行りの頃や、「腰パン」を皆していた頃なら気にならなかったでしょうが、今のハイウエストパンツだと、大体ウエストの生地が下着よりも上に来てしまうのです。
そうなると、肌にボトムスの生地が直接当たってしまう。
これでは服が早くダメになってしまうし、何より不快。
解決策としては、トップスをタックインするか、一番下に着た下着だけをタックインすること。
だからTシャツ一枚のスタイルであっても、中に見せないインナーをさらに着て、そのインナーだけをタックインすることが増えてきているのです。
慣れてしまえば、むしろ無いと不快に感じるようになります。
私も、外に出る時は一年中何かしら見せないインナーを来ていますよ。
②汗はかくけど、ほどほどで収まる→無印良品 脇に縫い目のない ウールVネックTシャツ
汗はかくのだけれど、ビショビショとまではいかない、そんな体質やシチュエーションなら、ウールのTシャツを一度試して欲しいですね。
ウールTは高額なものが多いのがネックですが、無印良品なら、1990円で手に入ります。
夏にウール?と思いがちですが、実はウールは夏もいけちゃう素材。
ウールは吸湿性に優れ、それを放出してくれるので、夏でも非常に快適。
…なのですが、それはあくまでもコットンと比較したときのお話。
ほどほどの汗ならともかく、大量に汗をかいてしまえば、吸湿・放湿性も追いつかずにやはり身体には張り付きますし、不快感も増大。
ウールはコットンや化繊と異なり、汗をかいてその後冷えることを防止してくれることにも良さがあり、登山では生死を分けるほどのメリットになります。
ただ、タウンユースでは過大評価気味ではないかな?と思うところも…。
それぐらい日本の夏の高温多湿っぷりは、限度を超えています。
ある一定のラインまでは快適なんですけどね、限度を超えた暑さだと、化繊インナーのほうが身体に張り付かず、風通しが良いので快適です。
ウールインナーって夏良いって聞いたよ!とこの猛暑の中で着て行くと
騙された!ってなるのではないかな…と。
ただやっぱりある程度までの暑さ、汗の量に収まるのであれば、ウールTシャツの快適性はコットンや化繊は敵わないところがあります。
ウールインナーの最大の長所は防臭性です。
ウールインナー自体もそうだし、身体も汗臭くなりづらい。
これはすごい長所です。
ウールは放湿性が高いので、菌が繁殖する水分を生地上に長い時間残しづらい上に
ニオイ成分を洗濯まで繊維内に閉じ込める性質があると言われます。
夏はボディシートなどをこまめに使って欲しいところですが、ウールTシャツを併用することで限りなくニオイを抑えることが可能です。
※限られた店舗+公式オンラインストアのみで展開
③汗をビショビショかく→グンゼ インティー「極軽」
今日は暑い…そして外を結構歩くぞ、これは汗をかきそうだ…
なんてシチュエーションなら、グンゼ・インティー「極軽」が最もオススメ。
【Tシャツ専用インナー(インティー)】汗取りパッド付Tシャツ YV2913:
インティーは、グンゼが新たに提唱した「Tシャツの中に着るインナー」。
その究極系がこの「極軽」。
元々男性用インナーには珍しい脇パッド入りで汗への耐性が高いのに加えて、身幅を大きくすることにより、身体に張り付かない。
着用によるストレスを大幅に軽減しています。
汗シミなどを防げるなどメリットは分かるけれど、ちょっとどこか圧迫感、窮屈感が…というインティーの欠点を完全に克服しています。
インナー類は上に着る服のシルエットに影響を与えないようにタイトな作りであることが多いのです。
しかし、最近のカジュアルシーンは完全にゆったりとしたシルエットがトレンドですから、インナーがタイトである必要って無いんですよね。
コレもう本当凄くて。
着ていないような感覚です。
それでいて、汗シミなどを防げるので。
ここ一年インナーとして、ほとんど年中使っていましたね。
冬でも場合によっては着るほど。
インティーはTシャツ用インナーとして開発・販売されていますが、シャツでもニットでも、あらゆるトップスに使えますし。
この酷い暑さでも、汗シミを作らずグレーTシャツ着れちゃいます。
(あまりタイトなシルエットのものはおそらく駄目ですが)
【Tシャツ専用インナー(インティー)】汗取りパッド付TシャツYV2913:
④リュックを背負う→グンゼ インティー「汗染みブロック」
そんなインティー・極軽でも、どうしても避けられないもの…。
それが、リュック・バックパックを背負った時の背中・ショルダーストラップの汗シミです。
リュック本当に便利なのですが、こればかりは厄介…。
リュックを背負った際の圧迫によって出来てしまう汗シミ、これを解消してくれるのが、インティー「汗染みブロック」です。
【Tシャツ専用インナー(インティー) 撥水加工】汗取りパッド付Tシャツ YV2633:
これ実はリュックによる汗シミまで防ぐ!という目的で開発されたものなのです。
実際私もこれを着て、汗シミが分かりやすいグレーTシャツにバックパックを背負い、20分ほど歩き続けてみましたが、本当に汗シミが出来ません!
同じ条件で、インティーの極軽だと、どうしてもショルダーストラップ部分に汗シミが出来てしまうのですが。
もちろんこれにも脇パッドがあるので、脇汗による汗シミも作りません。
リュックによる汗シミに困っている人は、コレです。
こちらは極軽とは異なりゆったりシルエットではないので、着用時に窮屈さを感じることがあります。
ジャストサイズのトップスを着るわけではないなら、サイズは出来る限り大きめに買ったほうが良いでしょう。
【Tシャツ専用インナー(インティー) 撥水加工】汗取りパッド付Tシャツ YV2633:
⑤透けさせたくない→ベージュのインナー
中に着たものを透けさせたくないなら、最適解は、現状メンズではベージュのインナーです。
女性用だとさらに透けないためには…ということが研究されて色々出ているのですが、メンズだと今のところここまでですね。
メンズもののインナーと言えば白と黒しか展開が無いことが多かったのですが、最近は男性向けでも、透けないようにベージュを用意してくれている場合があります。
グンゼのインティーは白Tシャツを念頭に全てのラインナップでベージュが用意されていますが、実はユニクロのエアリズムにもベージュあります。
「エアリズムマイクロメッシュVネックT」は、非常に細かいメッシュ状になった生地を使用したエアリズム。
通気性を極限まで高めています。
ただその、汗シミへの耐性は低いですね。
脇パッドも無いですし。
割とすぐに汗がシミ出てきてしまいます。
動き回らない、静的な環境下では快適ですが、外を歩き回るなどには不向きです。
エアリズム、インティー登場後はちょっと中途半端な存在になりつつあるかもしれません。
ユニクロは全国どこにでもあって入手が容易なのが良いところですが、この商品に関しては取扱の無い店舗もあるようなので注意ですね。
出向く前に、オンラインストアの店舗在庫検索を利用しましょう。
※全店舗展開ではないので注意
⑥首元が広いトップス→タンクトップ、Vネック
首元が広い、そのままでは中に着たインナーが見えてしまうトップス。
これにインティーなどを合わせると、かなり不格好なことになってしまいます。
あまり神経質に考えるのもどうかと思いますが、チラッと見えるくらいならともかく、いくらなんでもこれはダメですね。
どうしてもインナーが見えるボートネックって、下に何を着れば良いのか?
見え方的にはタンクトップが一番の正解になります。
タンクトップなら嫌な見え方はしません。
ただタンクトップは、汗耐性は低いので…。
これからの季節そこまで現実的では無いですね。
歩き回らなければ良いのですが。
タンクトップに準ずる見え方をしてくれるのがVネック。
こんな感じで、かなり横に広いボートネックでも汗対策しながら、見え方的にも◎なインナーになります。
意外といけちゃうのが、インティー汗シミブロックの杢ブラックというカラー。
これは生地感や色味的に下着感が薄く、他のインティーと異なってチラ見えしてもそこまで気にならない。
これくらいチラッと見える感じなら全く気にならないですし。
これくらいでも、まあアリなんじゃないかな?と。
あまりインナーばかりいくつもいくつも買っていたら大変なので、こういう使い方も出来るよ、と。
男性は、あまりインナー使いに慣れていないので、出来ればインナーなんて着たくないよ!という気持ちは本当に分かるのですが、使い方によっては本当に夏の着こなしの幅がグンと上がるので。
私も、もっと早く出会いたかったな…というインナー、多いです。
シチュエーションによってインナー使いを工夫することで、夏のファッションを少しでも快適に!
この夏も乗り越えましょう!