adidasの2大スニーカー、スーパースター対スタンスミスを比較してみると見えてくるもの・・・それは「主張」の違いか?履くだけでストリート感が表現出来るスーパースターと、品良くスマートにまとめられるスタンスミス。高いものと安いものはどう違うの!?徹底比較!2017年は注目の別注スーパースターも出るぞ!
出典 http://item.rakuten.co.jp/1em-rue/63-g61070
どーもナル男です。
今季大ブームとなっているスタンスミス。
都内を歩いていると、見かけない日はありません。
そんな中、スタンスミスとの比較で再注目したいスニーカーがあります。
それはスタンスミスと並ぶadidasの代名詞的スニーカー「スーパースター」です。
コンテンツ
- スーパースターのもたらす「ストリート感」は「主張」である。
- スタンスミスはスマートにコーディネイトに主張無く溶け込む
- スーパースターとスタンスミス、どう使い分ければ良いの?
- 高いスーパースターと安いスーパースターって何が違うの?
- adidas originalsのスーパースター80s
- 復刻版のスリーストライプスを活かしたカラー達
- 2017年春、注目の別注モデルが登場!
- 1万円以下でも買える廉価版
出典 http://item.rakuten.co.jp/1em-rue/63-g61070
スーパースターのもたらす「ストリート感」は「主張」である。
スーパースターとスタンスミスの一番の違い。
それはお互いにバスケットボールとテニスという異なるスポーツから生まれたシューズであることにとどまらず、「ストリート感」だったり「主張」ではないでしょうか?
スーパースターを履くと、それだけでストリートの要素が加わる。
そう感じるのはナル男だけではないでしょう。
ではストリート感とは一体なんだろうか?
と考えだすともう本当に難しいのですが・・・。
「ストリートファッション」と検索すると本当に色んな記事は出てくるんです。
でも明確な定義は無いように思えるんですよね。
ストリート感とは、カジュアル感と同義なのだろうか?と考えても
同じニュアンスで使われることもありますが、かなり違うもののはず。
捉えようのない言葉を何とか捉えようとするとき、
対義語は何なのか?を考えるのは有効な手段ですが
「ストリートの対義語は『モード』」と言われても、まだまだ抽象的過ぎて捉えようがないですね。
ここらへんはまた是非考察したいテーマではあるのですが。
少なくともスーパースターがもたらしてくれる「ストリート」は
「モード」なんかと対比するべきものではないとも思うのです。
むしろそれはテニスシューズを起源とするのに、どこかスマートで、澄ました顔をしているスタンスミスと対照すると見えてくるものではないかと思います。
スーパースターは、adidasの象徴「スリーストライプス」が、 くっきりと主張してきます。
出典 http://item.rakuten.co.jp/joyfoot/g61070/
なおかつ、貝殻のようなつま先の「シェル」が他の三本線スニーカーとも違う独自の主張をしてくる。
出典 http://item.rakuten.co.jp/joyfoot/g61070/
スーパースターは、シンプルなんだけれど、スタンスミスのように澄ました顔で黙っている事ができない、その名の通り「主張するスニーカー」なのではないかと。
そしてそれが、ちょっと足りなかったり、または行き過ぎたコーディネートをまとめる力があるような気がしているんですね。
その好例がこちらで
出典 http://www.abc-mart.net/shop/e/eabclink3/
これはABCマートの販促キャンペーンの企画コーデなんですが
左の古川雄輝君のコーディネイト。
着用している服は上下ともlad musicianなんですが、もし足元までlad musicianが出しているような革靴でまとめてしまうと、おそらくゴリゴリのモードファッションに見えてしまうと思うんですね。
それがスーパースターを履いただけで、コーディネートがステージから路上に出てくるというか、現実感が出てくる。
それはスーパースターの主張のおかげなのではないかと思うのです。
隣の有村架純ちゃんのスタンスミスと交換してしまうと全然まとまらなかった気がするんですよね。
しかも、悪趣味なゴリゴリの主張ではなく、上品な主張。
これはadidasのスニーカー全般に共通する特徴ですね。
あくまでコーディネートが主役であって、スニーカーが主役とはならないという。
これ雑誌smartとABCマートととのタイアップ企画なのですが、初めて見た時恐ろしく完成度の高いスタイリングだなと思いましたね。
そしてlad musicianのミリタリーシャツとスーパースターが、セットで猛烈に欲しくなった、悪魔のようなスタイリングです笑
スタンスミスはスマートにコーディネイトに主張無く溶け込む
対してスタンスミスは、存在自体が大きく主張することはありません。
adidasの象徴「スリーストライプス」も、パンチング(穴)でさりげなく表現し、トゥもスマートにまとめています。
本当にシンプルな表情をしていますよね。
どんな服装にも溶け込みながら、コーディネイト全体をスマートに表現してくれる。
その出自から勝手にメンズファッジのライバル雑誌(掲載アイテムの値段の桁が1つ違ったりしますが)だと思っているクルーエルオムにも、ネイビーのスタンスミスがコーディネイトにさりげなく登場するページがあるのですが
ハッと見とれてしまいました。
是非見てみてください。
スーパースターとスタンスミス、どう使い分ければ良いの?
コーディネート全体が、単調だったり、ぼやっとしてしまいそうな時、主張のあるスーパースターなら足元からの主張で上手くまとめてくれる印象がありますね。
ごちゃごちゃっとしてしまいそうな時、あるいはどこか間延びしてしまいがちなときはスーパースターの方が良いのではないかと思います。
出典 http://www.selectsquare.com/greenlabelrelaxing/g2600812/
出典 http://www.selectsquare.com/greenlabelrelaxing/g2661093/
出典 http://wear.jp/itafra/6716548/
要は「何かが足りない」だったり、逆に「何か多すぎる」時にスーパースターは有効です。
逆に全体的に綺麗にまとまり感や完成度の高さがあるなら、それを崩さないようにスタンスミスでフィニッシュ、というイメージです。
スーパースターにはコーディネートの完成を助けてもらうイメージ。
スタンスミスには完成したコーディネート を邪魔しないでもらうイメージでしょうか。
この2つのスニーカーを意識的に使い分けられる人がいると「上手いなあ」と思ってしまいますね。
ただしSTAN SMITHのグリーンって、そこまで面積の大きな色使いではないのに何故か結構強烈に「緑」という「色」を感じるんですよね。
出典 http://www.selectsquare.com/greenlabelrelaxing/g2600812/
なので、この色のスタンスミスをお持ちの方はコーディネートによってはこの緑が色彩的に邪魔してくるかもしれません。
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高いスーパースターと安いスーパースターって何が違うの?
STAN SMITHでもあった「高いやつと安いやつはどう違うんだ?」問題はスーパースターにおいても存在します。それを解説しましょう。
まあABCマートあたりには両方あるので、実際に見比べていただくのが一番早いんですけどね。
adidas originalsのスーパースター80s
まず現在15000円前後で流通しているのが、adidas originalsラインの
品番G61070、「オリジナルス スーパースター80s(SS 80s)」です。
出典 http://item.rakuten.co.jp/shoetime/10047634/
これは、80年代のスーパースターを再現したもの。
シュータン部分に光り輝くゴールドロゴ、通称「金ベロ」などが再現されています。
ただ一番の分かりやすい特徴は、クリームソールというオフホワイトのソールでしょう。
これはadidas originalsのスニーカー全般が有している特徴ですが、こちらのスーパースターも、このソールを採用しています。
出典 http://item.rakuten.co.jp/joyfoot/g61070/
スーパースターの場合、かなり印象的なトゥ(つま先)部分が「シェル」と言って貝殻のようになっているんですが、 ここが真っ白かオフホワイトか、これが見た目的には廉価版と一番の違いと言って良いかもしれません。
ここの部分がオフホワイトだと、本物感というか(別に廉価版も本物なんですけどね…)ぐっと深みと説得力が出ますね。
そして、何より革質が上質です。
スーパースターは特に、廉価版と高級・復刻版は最初の見た目はそこまで大差が無いんです。
ただ革質がやはり高級版は全く違います。
履き込んで熟れてきた時に柔らかく、またヴィンテージのような風合いが出ます。
廉価版の革は固く、また綺麗に履き込むのが本当に難しいと感じますね…。
細かい点になりますが、スーパースターの大きな特徴でもあるスリーストライプス(三本線)も、「フェルト」を使用しています。
近づいて見ないと分からない特徴なのですが、細かいところまで抜かりがありません。
流石高級版を自負するadidas originalsラインです。
出典 http://item.rakuten.co.jp/joyfoot/g61070/
さらに、スニーカーの内側のライニングには柔らかな別革を使用しています。
以下こちらを「復刻版」と呼びましょう。
(色々バリエーションも出ているので)
adidas originalsが志向するものとは?
adidas originalsラインが志向するもの。それは「古き良き時代のヴィンテージ感あるadidas」なのです。
一昔前まで、以前のスニーカーブームの頃adidasのスニーカーというとスーパースターやスタンスミスなど代表的旗艦モデルはほとんど全てが普及しやすく作られた廉価版がさらに安売りされていて「有名ではあるけれど安物」みたいなイメージが軽く定着しつつありました。
もしそう見られたくなければ、各ブランドやショップとコラボした「別注品・限定品」を買うことで周囲と差を付けていたのです。
そこら辺のことはこの記事でも説明しましたね。
もう1つ、こだわるスニーカーマニアの人たちが走ったのが「ヴィンテージ品」です。
古着屋にはたくさんのスーパースターやキャンパスなどが並び、その中から人気年代やフランス製、状態が良い物は高値で取引がされていました。
出典 http://item.rakuten.co.jp/hallelu/u-sh-0001/
adidas originalが狙っているのはヴィンテージの、この雰囲気と需要なわけです。
スーパースター自体が持つブランド力を維持したい、高めたいという思惑の下生まれた高級版。
だから革質なども良い物を使い、少しくたびれた頃にも味が出るようにしているんですね。
復刻版のスリーストライプスを活かしたカラー達
このadidas originalsラインのスーパースター復刻版は、今のところ白ベースからは3色から選ぶことが出来ます。(黒ベースモデルも有り)
出典 http://item.rakuten.co.jp/golden-state/t09031608
ザ・スーパースターの黒×白、G61070
日本では流通数が多く「これぞスーパースター」となっている白×黒が品番 61070です。
こちらはモノトーンのオーソドックスモデルで、最初にコレを手にする人は多いんでしょうね。
(まあナル男が一番最初に買ったスーパースターは、ダークインディゴ×オレンジでしたけどね笑)
出典 http://item.rakuten.co.jp/1em-rue/63-g61070
この黒×白の場合、ソールのクリームが絶妙なポイントになってくれますね。
ちょっとクタクタしてきた時、もっとも味が生まれるかもしれません。
爽やかなロイヤルブルー G61068
出典 http://item.rakuten.co.jp/karly/superstar80s-61068
シュータンとヒールパッチにしか色の無いスタンスミスと違って、スリーストライプスが色の違いをより生んでくれるスーパースター。
ダークロイヤル(公式はダークローヤル)は爽やかさ全開の色ですね。
ダークって言ってるけど明るいよね?笑
どこかレトロな青で、ヴィンテージを強く意識しているのがわかりますね。
出典 http://item.rakuten.co.jp/1em-rue/63-g61070
夏場こんな配色のスニーカーを見かけたら清涼感たっぷりですよね。
こんなんサラッと履いてくる女の子素敵だなあ♪
後述する廉価版にはないカラーになります。
センス溢れる配色、トリコロール AQ4654
http://item.rakuten.co.jp/karly/superstar80s-4654
個人的に、「この配色考えた人センスいいよな~」と思う、トリコロール。
地の白にネイビー、レッド、ネイビーのスリーストライプスでトリコロールを再現しています。
もちろん着こなしの幅で考えれば、白×黒に圧倒的に軍配が上がるんですがこのトリコロールカラーは「品」がありますね。
出典 http://item.rakuten.co.jp/drjpz/adidasoriginals_201603
この手のトリコロール仕様って「余計なこと」がされちゃってる場合が多いんですけど、ヒールパッチはネイビーにして全体としては「ネイビー多め」、そして赤を一本だけポイントで効かせどこまでも上品に。
トリコロールなんだけど、3色を均等にではなく、絶妙なバランス感覚で配色しているのが素晴らしいですね。
出典 http://item.rakuten.co.jp/drjpz/adidasoriginals_201603
もちろん履きたいんですけど、同時に「部屋に飾っておきたくなるスニーカー」ですね。
もう1つのザ・シンプルモデル「黒」G61069
最後に、最もシンプルな白ベース×黒三本線のモデルと対をなす、黒ベース×白三本線のモデル「G61069」。
こちらも高級版だからこそのツヤ感が履き込んだ時より本物感を生んでくれます。
オフホワイトのソールとの相性も抜群ですね。
2017年春、注目の別注モデルが登場!
2016年春夏のスタンスミス、2016年秋冬のガゼルと連続してハイクオリティな別注モデルを出してきたEDIFICE/IENA×adidas originalsのコレボレーションモデル。
単なる別注モデルを越えた作り込みが魅力的なシリースですが、2017年春夏はなんとスーパースターが選ばれました。
早速レビュー記事を書いていますので、そちらも御覧ください。
上品な佇まいながら、各所にスーパースターらしさを残している
人気のEDIFICE別注モデルでスーパースター対スタンスミスが実現!
上記モデルは、EDIFICE/IENA取扱店、adidasオンラインショップで発売しています。
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1万円以下でも買える廉価版
そしてこちらが1万円を切るくらいの値段で流通しているいわば「廉価」版。
出典 http://item.rakuten.co.jp/abc-mart/5338440001/
白×黒の品番はC77124。
ABCマートなどを中心に幅広く流通しています。
パッと見はadidas originalsラインの通常版と変わらなく見えますが、いくつか違いがあります。
まずパッと見で一番分かるのが、ソールがこちらは真っ白であるということ。
そして細かいところだと、スリーストライプス(部分)が、別パーツが縫い付けてあるのは通常版も廉価版も同じなのですが
通常版はフェルトを使ってアッパーの革質と差を出しているんですが、廉価版はツルツルとした、アッパーと同じような質感です。
まあ正直ここはあんまり見た目でパッと分かる感じはしないですね。 やはり見た目では「シェル」に一番違いを感じます。
さらにスタンスミスで2016年のadidas originalsラインにしか無い「ゴールドロゴ」なのですが、スーパースターは逆にこの廉価版にしかありません。
出典 http://item.rakuten.co.jp/abc-mart/5338440001/
この「SUPERSTAR」の金ロゴもソールと同じく分かりやすい目印になるかな?
アッパーは天然皮革も使われていますが、消耗しやすいパーツは合成皮革で作られています。革質が固いのでよく誤解されていますが合成皮革だけで作られているわけではないのです。
見えない(?)部分で言うと、通常版はライニングと言って内側に張ってあるのが柔らかい革なのですが、廉価版は革ではなく、柔らかいクッション性のある布(合成繊維)を当てて代用しています。
(スタンスミスは、廉価版の裏張りもレザー) ここが、履き込むうちにちょっとボロっとしてきそうではありますね。
ただもちろんこちらも列記としたスーパースター。
スーパースターの雰囲気はもちろんちゃんと持っていますね。
個人的には新品段階では、スタンスミスほど違いは無いのかなあ?なんて思ったりもします。
履きこんでいくと、革質の差がもろに出てきちゃうんですけどね。
あまりヴィンテージのようなクタクタっとした良い感じの経年変化は見込めません。
革が固いので履きジワもかなりくっきりと付いてしまっているものを見かけます。
廉価版でもトリコロールがあります。
出典 http://www.abc-mart.net/shop/g/g5450390001047/
オールホワイトモデルも有り。
過去モデルも合わせるとかなりカラーバリエーションありますが、2016年新色はトリコロールのようです。
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