ユニクロUメンズ2017AW全アイテム徹底レビュー!噂のモッズコートはどう判断する?充実のワイドパンツはサイズを…、カットソーはどう変わったのか?イネス・アンダーソンと比較してどうなのか?ユニクロコラボで消耗しない…必要な物だけ買うために、徹底的に解説します!
ユニクロ×イネス・ド・ラ・フレサンジュ(通称ユニクロイネス)、ユニクロ×JW ANDERSON(通称ユニクロアンダーソン)とコラボが続いているユニクロ。
ユニクロ×クリストフ・ルメールのユニクロU3度めのシーズンもいよいよ先週9月29日から一部アイテムの先行販売が行われ、本格始動。
しかし…!
先週までとは違い、凄まじい熱気を感じたのが、ユニクロUコレクション本格スタート第二週目の今日10月6日でした。
いやーすごかった。
試着室もパンパンで、慌ただしく対応に追われる店員さん達…。
というのも、今日は今秋のユニクロコラボコレクションの中でも本命視されているユニクロUの中でも「核」となるようなアイテムがこぞってリリースされたからです。
また他店舗に移動かな…と思いましたが、流石に最初のラッシュが終わった後は、ゆったりと落ち着いてほぼ全アイテムを見ることが出来ましたけどね。
たっぷりとアイテムを用意したのか、あるいは難しいアイテムが多かったのかな、今回はそんなに無くなってしまうアイテムが無く徹底的にチェック出来ました。
では恒例のほぼ全てのアイテムについてレビューを行っていきたいと思います。
ようやくユニクロUの全貌が見えてきましたね。
※先週先行発売されたアイテムは基本的に評価そのままですが、中にはその後評価を修正したアイテムもあります。
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アウター編
シームレスダウントラックジャケット+E
※+Eとは超大型店舗限定商品を意味します
評価B-(インナーダウンとしてなら、なんとか使えるか…)
http://www.uniqlo.com/jp/store/goods/402360-68
現在トレンドのトラックジャケットのデザインをシームレスダウンに落とし込んだアイテム。
インナーダウンとしての使用を想定してか、ダウンとはいえモコモコ感はほとんど無く、かなりタイトめなサイジングですね。
単体で着る想定だと、前を開けた時にネックが寝てしまったり、サイジング的にもちょっと中途半端な印象を受けます。
あとはとても「ユニクロ感」が出てしまっているアイテム…。
あくまでインナーダウンとしてならギリギリ使えなくはないかな…というアイテムです。
インナーダウンとしては、シングルジップなところが玉にキズですが、首元までしっかり閉まるので、ビッグシルエットで持て余すようなコートに使うと、密度を持たせることが出来るので、ビッグシルエット攻略にも使えますね。
単体でのオススメ度はハッキリ言って低いのですが…実はコレがあるおかげで、後述するあるテストが出来るのです。
ウールブレンドチェスターコート+E
評価B-(シルエット○、生地感×)
http://www.uniqlo.com/jp/store/goods/402353-57
オンラインのスタイリング画像が素晴らしかったこのチェスターコート。
http://www.uniqlo.com/jp/stylingbook/pc/style/10004763
幅広く行き渡った感のあるチェスターコートで、ゆったりシルエットでかつ生地感が良ければ、程よく「遊び」を持ったコートになりえたのですが…。
シルエットは、ビッグシルエットとしては難易度の低い、程よいゆったりシルエットになっていて、かなり良い感じなんですが、生地感が…。
55% 毛,45% ポリエステルなんですが、かなり安っぽい。
この手のシルエットのコートは、上位ブランドが生地感の良い物を出していますから、その落差が大きすぎますね。
本当にシルエットだけなら良い線行っていると思うんですが、うーん生地が…。
肩周りとか本当によく考えられているんですよ…。
意識の高いシルエットに生地が付いてきていないギャップが大きいなあ。
このコートに関してはウールブレンドが悪い方に出ていると思いますね。
そんなわけで、正直この値段は高いかなと感じます。
ブロックテックコート+E
B+(機能性は買うがイネスのステンカラーほどではない)
http://www.uniqlo.com/jp/store/goods/402354-57
基本的にチェスターコートよりもステンカラーコートの方が難易度が低い、という話はしたことがあると思うのですが、昨年のユニクロUブロックテックコートよりも格段に着やすいなと感じますね。
昨年のユニクロUブロックテックコートはチェスターコートタイプなのに加えて「ダブル」でしたからね。
シングル+比翼仕立ての今年版の方が圧倒的に着やすいでしょう。
ただ…コットン製コートならやっぱり比べてしまうのが、ユニクロイネスのステンカラーコート。
参考 ユニクロイネスステンカラーコート
http://www.uniqlo.com/jp/store/goods/402990-32
これの完成度や難易度の低さを考えると、やっぱりちょっと物足りないですね。
滅多にユニクロのアウターはオススメしないんですが、これは本当にオススメ出来るクオリティだったので。
それに比べると色々中途半端かなと。
ユニクロの通常ラインとルメールコラボの中間みたいな、ちょっとしたつまらなさも感じたり(それならイネスで良いじゃないかと)。
ただ雨の日用コートとしてなら、モッズコートよりはこっちのほうが良いんじゃないか?という気もします。
スーツの上からも余裕で着られるでしょう。
ブロックテックモッズコート+E
評価 特注 (魅力に感じるなら、チャレンジはしてみるべき?)
http://www.uniqlo.com/jp/store/goods/402363-57#thumbnailSelect
発表時からかなり注目されていたブロックテックのモッズコート。
Uniqlo U Fall Winter 2017 ブロックテックコート
いやーカッコイイ。
真っ先に現物を手に取る人も多い…ものの、それでもやっぱりラックに返ってくる率も高かった気がします。
というのもこのモッズコート、シルエットが激ムズなのです。
最小のSでも、身幅・アームともにかなり太め(それでいて袖が短め)。
肌寒かったので、アウターを着ていったのですが、中にアウターを着込んでもすっぽりと入ってしまうほどなんですね。
かなり大きな、それでいて硬い生地で作られたポンチョ、そんな作りです。
なんでこんなシルエットにするんだよ!?とも思いますが、これがデザイナーのこだわりなのでしょう。
でも難しすぎるよルメール…。
ただフードなどの細かい作り、もちろん雨風を通さぬ機能性、そして特にダークグレーの生地感や色味など、チャレンジしたくなる気持ちはすごく分かります。
フードとかね、春のユニクロUのコットンパーカーの欠点が改善されていて良い感じなんですけどね。
参考 ユニクロU2017SS コットンパーカー
www.uniqlo.com/jp/store/goods/182580-56
中にアウターを着込んだりして、何とか成立しないか?とことんチャレンジしてみてもいいでしょう。
そこで1つ試して欲しいのが、冒頭で挙げたシームレスダウントラックジャケット+Eを中に着て、試着してみること。
ブロックテックモッズコート+Eがあるお店には、シームレスダウントラックジャケット+Eも置いてあるはずですから。
ビッグシルエットのアウターの攻略法は、スカスカになってしまうインナー周りの密度を上げてあげること。
公式もそんな感じの着方をしてますよね。
アウターインで、しっかりソデをテープで絞り、各種ドローコードも絞って…
それでも「あ、これ成立しないな」と思うようなら、潔く諦める。
これが良いと思います。
雨合羽にするから…とかそういう理由で買うにはちょっと高すぎるし、難しすぎるアイテムですからね。
ユニクロU発売日のこの日は、夜は冷たい雨だったのでこういうアイテム欲しくなりましたが、それだけでは買えないですね。
雨合羽ならブロックテックコートの方が使いやすいでしょうし。
ちなみに、これ体躯があれば何とかなる…というわけではなく、体躯がある人でもかなり苦戦するシルエットだと思いますね。
実際友人に協力してもらって検証しましたが、やはりポンチョのような、雨合羽のような感じになりますね。
もう「こういうデザイン」なのですね。
ウールブレンドジャケット+E
評価B+(本当に軽いジャケットとして考えれば)
http://www.uniqlo.com/jp/store/goods/402359-69
今回のユニクロUのウールブレンドシリーズはそれぞれ素材の構成比やそれに伴う生地感が違い、それが吉と出るか凶と出るかは別れています。
どちらかと言うとそれが吉に出ているのがこのジャケット。
ウール70%なのが信じられないほどにソリッドな質感をしているのですが、そのおかげもあって、もたつかずストンと落ちてくれます。
この価格帯だとどうにももっさりなシルエットになってしまうものですが、この生地感のお陰で結構綺麗にシルエットが出ますね。
裏地のないいわゆるアンコンジャケットというよりは、カーディガン的な軽さを持ったアイテムと言えると思います。
本当に軽いですね。
結構気に入ったアイテムです。
ぜひ着てみてください。
ジップアップブルゾン+E
※先週紹介済み
評価B+(悪くはないがパンチ力には欠ける)
http://www.uniqlo.com/jp/store/goods/402364-57
ユニクロUの展開は主に9/29と10/6と二週に渡って分けられており、前半戦の唯一のアウターでした。
シルエットはコンパクトで、最近のユニクロは、ブルゾンの作りは本当に改善されましたね。
生地のハリ感が強いのでシルエットが崩れないのも良いと思います。
なんとなく某セレクトショップにありそうなアイテムですね。
それくらい個性的な着こなしをするとかしないと、ちょっと中途半端な印象になってしまいそうな気もします。
地味なら地味で、それなりの需要があるものですが、このアイテムはナイロンのテカリ的に、それほど地味というわけでもなく。
ブルー・グリーン・パープルなどの派手めの色はもろに安っぽいテカリがしちゃってるので、もし買うならブラックかオリーブを選ぶことを選ぶことをお勧めします。
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やっぱりアウターはユニクロで買うべきではない?
これはかなり繰り返し言っているのですが、やっぱりアウターはユニクロで無理して買うべきではないと思うんですよね…。
イネスのステンカラーのように、よほどの当たりアイテムであれば別ですが、アウターは作る側もコストが掛かるので、そうなると細かいところのコストダウンによる作りの荒っぽさがどうしても目についてしまいます。
特に冬物アウターなんて点数が必要ではないですし、またコーディネートの印象を左右する核となるアイテムなので…。
めちゃくちゃ高いものを何年も着ろと言いたいわけではないんですが、ユニクロでもアウターを2つ買ったらそれなりの値段になるわけで、そうなるとそれなりのアウターが買えるようなあと。
あまり「こうあるべき」論で読む人に呪いを掛けたくはないのですが、無理してユニクロでアウターを買う必要って本当に無いんですよね。
セーター・カーディガン編
ボアフリースカーディガン+E
評価 特注 (超人気アイテムにつき試着困難)
http://www.uniqlo.com/jp/store/goods/402251
公式の分類ではカットソーにカテゴライズされているアイテムですが、便宜上こちらで。
おそらくこのアイテムのベージュは、今回のユニクロUメンズアイテムでダントツ人気ナンバーワンのアイテム。
女子人気が凄まじく、朝からものすごい勢いで無くなったので、ベージュの試着は不可能でした。
仕方なくネイビーなどをじっくり試着してみたのですが、メンズには難しいという印象を受けますね。
インスタグラムなどで女子は可愛らしく着ているんですが、うーんメンズにはどうかな。
モッズコートとはまた別の難しさ。
日本人の華奢なメンズが着るとどうにも可愛らしさ出てしまうので。
結構体格が良い人とか似合ってましたね。
まあベージュではなかったですけど。
かなり大きい作りなので、インナー使いも難しいですし。
成立する人もいるとは思うんですが、かなり少ないとは思います。
正直、メンズが着る場合良さがあんまり分からないですね…。
モッズコートにしてもそうですが、ユニクロルメール時代の「ローソンシャツ」だったり、コラボならではの話題性のあるアイテムが欲しくなる気持ちは分かるんですが、それが使えるかどうかはまた別問題ですからね。
ちなみに、現在店舗・オンラインどちらも完売状態ですが、おそらくどちらとも在庫の復活が近日中にあるかなと思います。
今までのパターン通りなら、ですが。
初日に全ての在庫を売り切っている、ということは多分無いんじゃないかなと。
その場合でも悠長に構えて試着出来るとはちょっと思えないですし、温かいアイテムではあるので、駄目なら部屋着にする…っていう覚悟で即決で購入しちゃったほうが良いと思います。
まあそこまでメンズが必死になるアイテムではないと思いますが…。
ヨコミチ ユニクロUは女子の方が熱い!?
どうもユニクロU、レディースの方がアイテムが良く見えてしまうんですよね
同じようなアイテムでも、レディースの方が完成度高いんじゃないか?という。
この日もメンズフロアーとレディースフロアーが別々になっている店舗に行ったんですが、
「レディースフロアーは試着室が本当に満杯だった」って聞きましたし。
メンズもまあほぼ満室ではありましたが、入れなくはなかったですし。
ユニクロUは女子の方が熱いのかもしれませんね。
ソフトラムクルーネックセーター
評価B-(驚く色味も、シルエット的に活用困難…)
http://www.uniqlo.com/jp/store/goods/403164-04
ラムウール100%のニット。
今回のユニクロUでは唯一のウール100ニット。
注目してほしいのはその色味。
様々な色が折り重なって、オーロラのように見える幻想的なものになっています。
特にグレーとネイビーは分かりやすく、綺麗ですね。
ただシルエットがどうにも難しい…。
ドロップショルダーでゆったり、ということらしいのですが
薄いわけでも厚いわけでもない生地で、どうにもこのシルエットとマッチしていません。
微妙に腰のリブもきついタイプで、インナーとしても単体としても微妙な使いづらさがあります。
本当に惜しいアイテム。
メリノブレンドハイネックセーター
評価A-(使えるモックネックニット)
http://www.uniqlo.com/jp/store/goods/403165-01
「ハイネック」という名称で、「ボートネック」という解説なので混乱しますがいわゆる「モックネック」と捉えて良いと思います。
ポリエステル50%、ナイロン5%、と半分以上化繊で出来たニットですが、そこまで風合いは悪くないですね。
この厚み、ざっくり感で全て贅沢にメリノウールを使っていたら、ユニクロとはいえ1万円に近くなってしまうと思います。
で、カシミアニットなどがそうなのですが、ユニクロで1万円のニットを出してもまあ売れないわけですよね。
だから仕方ないのかなと思います。
スソの締め付けも窮屈ではないので、サイズを上げる必要もそこまで無いですし、タートルネックの首の締め付けも無い(この2点がユニクロのタートルネックの嫌なところなのです)。
色は赤みがかかっているブラウンとネイビーが使えそう。
今回のニットでは一番バランスが良く、使えるという印象ですね。
私はライトアウターとしてマウンテンパーカーを勧めることが多いのですが、こうしたフード系アウターと相性が良いのもモックネックの特徴なので、セットで使ってみてほしいですね。
メリノブレンドタートルネックセーター
評価B+(モックネックよりは落ちるものの使いやすそうなニット)
http://www.uniqlo.com/jp/store/goods/403170?rrec=true
先程のモックネックニットのタートルネック版。
袖が長くなっていて、サムホール(親指を出せる穴)が空いており、手袋のように使うことも出来るし、使わない時は折り返すというギミックがあります。
ユニクロ通常ラインのメリノウールタートルよりも首の締め付けが緩和されているように感じましたが、どうでしょうか。
私は通常ラインはそこが駄目でした。
ユニクロ通常ラインのメリノウール、良いんですが若干ファッション性には欠けるので、ユニクロUのこのハイネック&タートルネックのざっくりメリノブレンド2種は使えるんじゃないかと思います。
まあよほどニットの枚数が足りない!って場合以外は、モックネックの方で良いと思いますが。
発売日はエクストラファインメリノウールが千円引きとかになっていたので、それとの兼ね合いもあってかニットは苦戦気味でしたね。
もう少し経って本格的に必要になってから考えても遅くないでしょう。
この上記2種のざっくりメリノブレンドの使い所はまだ先ですね。
実は、ユニクロUのニットまだ全てが出揃ったわけではなく、11月に更に「ラムブレンド」のニットが3種ほど出るのです。
参考 11月発売 ラムブレンドカーディガン+E
http://www.uniqlo.com/jp/store/feature/uq/UniqloU/men/
値段と解説を見る限りはおそらくこちらもざっくり系のニットだと思うので、こちらが出てから比較して購入しても遅くないでしょう。
メリノブレンドモックネックセーター
評価 B+(カットソーみたいなニットだけど、ちょっと中途半端?)
http://www.uniqlo.com/jp/store/goods/405292-68
かなり薄手のカットソーのようなニット。
こちらは「モックネック」名義なのですが、あまりモックネック感はなく。
申し訳程度ですがスリットも入っているので、腰で溜まりが出来ません。
しっかりモックネックならまだ使い道あったと思うのですが、なんか中途半端で、
使いどころが無いような…。
長袖のカットソー、いわゆるロンTみたいな物が苦手な人には良いのかもしれません。
もうかなり寒くなってきましたから、今すぐ使えるアイテムではあります。
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シャツ編
ヘビーフランネルオーバーサイズシャツ+E
評価 B+(公式画像とのギャップにガッカリ…でもアウターになるシャツ)
これもチェスターコート同様、公式オンラインの画像の期待感が高かっただけに実物を見てちょっと「え?これがそうなの?」となってしまったアイテム。
http://www.uniqlo.com/jp/stylingbook/pc/style/10004764
この画像のような鮮やかなワインではなく、くすんだ赤という感じ。
質感も画像のような起毛感がありそうなものではなく、ドライでガシッとしたワークっぽい印象。
公式画像は個別アイテム画像も含めて大幅にクオリティが上がった感のあるユニクロですが、うーんこういうのはどうなんですかね。
実物を見ないと判断出来ない、っていうのは昔からなんですが、あまり期待感を煽るのも考えもの。
ただ、この時期に提案している「シャツをアウターとして着る」ことが出来るアイテム。
ヘビーフランネルというだけあって、厚みがあり、シルエットが崩れないので、インナーに厚手のカットソーを入れたり、モックネックカットソーを入れたりといった着方が出来るアイテムです。
言うほどオーバーサイズではないので、オーバーサイズに着るには、サイズをアップする必要がありますね。
あんまりピチッと着るとただのユニクロぽっくて魅力がないアイテムかなあと思います。
オックスフォードシャツ+E
※先週紹介済み
評価A-(コラボシリーズのシャツでは一番良い)
http://www.uniqlo.com/jp/store/goods/400667-57
コラボシリーズのユニクロのシャツのシルエットは、全体的に長めなんですが、これも着丈長め。
ただ以前のユニクロのシャツのように全てが大きくて野暮ったいサイジングではないので、要するに縦長の、あえて狙ったシルエットになっているということです。
無印良品などの短めのシャツの着丈に慣れてしまっていると、ものすごく長く感じますが、シャツの着丈のトレンドはどんどん長くなっているので、こちらのほうがトレンド的な正解といえば正解。
あくまでトレンド的には、ですけどね。
しっくり来る方を選ばべ良いと思います。
参考 無印良品 オーガニックコットンフランネル杉綾ボタンダウンシャツ
https://www.muji.net/store/cmdty/detail/4549738768234
ただ私的には、白を選ぶクオリティーはないなあと思ってしまいますね。
白シャツは難しい。
生地感もシルエットも、クオリティの高さが要求されます。
オリーブ・ネイビーあたりをチョイスしてあげるのが良いんじゃないでしょうか。
私はオリーブを選びました。
イネスのフランネルシャツのようにボタンの問題も無いし、アンダーソンのオックスフォードシャツのようにカフス裏がチェックになっていたりもしない。
生地も比較的しっかりしていて、コラボシリーズでは一番オススメのシャツじゃないでしょうか。
ただ、何枚も何枚も買うようなものではありません。
カットソー編
スウェットシャツ(長袖)+E
※先週紹介済み
評価 B-(良くも悪くもない、ユニクロUの象徴的アイテム)
http://www.uniqlo.com/jp/store/goods/402254-37
こういうスウェットもねえ、流行ってはいるんですが、何か良さが無いと買いづらい。
そしてその良さが見つけづらいかなと。
ユニクロUではレディースで出ているベージュが大人気なのですが、メンズでもベージュ、欲しかったですね。
オーバーサイズモックネックT
評価B-(特定の色だけA-)
※先週紹介済み
http://www.uniqlo.com/jp/store/goods/402259-03
先行販売されていた半袖のカットソーと基本的には同じ素材で作られています。
昨年のユニクロUのカットソーはしっとり、ふっくらとしたアイテムでしたが、それとは生地感が全く違っていて、ザラッとしたドライな質感のアイテムになっています。
昨年のユニクロUのカットソーは万人に質感の良さが伝わりやすく、使いやすかったですから、そこから比べるとやはりガッカリな感は否めないんですが
それでもカットソーと同じくネイビーとダークオレンジが良い出来ですね。
他の色より2段くらい上。
私はネイビーを購入しました。
この色だけはぜひ見てほしい。
オーバーサイズと言ってもシルエットはいたって普通。
ややゆったりしているかなくらい。
高さの無いモックネックで、使いやすいですね。
畳じわが付いている場合、アイロンで取ってあげましょう。
今から使えるアイテムです。
クルーネックT(半袖)+E
※先週紹介済み
評価B-(特定の色だけA-)
http://www.uniqlo.com/jp/store/goods/402257-69
こちらは既に紹介しているアイテム。
色を選べば、結構使えますね。
クルーネックT(長袖)+E
評価B-(特定の色だけA-)
http://www.uniqlo.com/jp/store/goods/404565-03
半袖Tやオーバーサイズモックネックからは無くなった色(ダークオレンジ)と新しく追加された色(グリーンとパープル)がありますが基本的には生地感などは同じ。
ネイビーは相変わらず良さそうですが、もう既に半袖Tかオーバーサイズモックネックで持っていれば新たに買う必要はないでしょう。
去年の長袖Tは半袖同様使えたんですけどね、そのまま継続すればよかったと思うんですが、良さげなアイテムに限って継続されないですよねコラボは。
スウェットプルパーカ
評価B+(サイズは大きめに)
http://www.uniqlo.com/jp/store/goods/402256-78
初登場の昨年は大人気で、夕方にはサイズがほとんど無いという状況だったユニクロUのスウェットプルパーカ。
ユニクロUでは珍しい継続アイテムながら、出す度に人気がなくなっているアイテム…。
今年は生産量を上げたのか、それとも持っている人が多くて敬遠されたのか、かなり静かな立ち上がりとなった印象があります。
まあ非限定展開ですし、焦る必要はまったくないといったところでしょうか。
こういうディテールというか、シャープさ、「角」を削ぎ落としたようなパーカーやスウェットが今人気ありますからね。
【エディフィス/EDIFICE】 AURALEE / オーラリー スーパーミルドカットオフP/Oパーカー
MARKAWARE ONE SIDE RAGLAN PARKA - ORGANIC COTTON COMPACT YARN CIRCULAR SWITZER FLE ECE
これらのアイテムには素材感では到底及びませんが、なんとなく雰囲気だけは味わえるのではないかなと思いますね。
ただしこのアイテム、初回から行ってますが作りが小さい。
こういったシルエットで着るには、1、2サイズはサイズを上げてあげる必要があります。
まあそうなると、アウターのインナーには当然しづらくなるわけですが、このアイテムは単体で完結させてしまって良いのではないかと思っています。
多分古着とかを意識してあえて小さい作りにしている気もしますが、小さく着ると滑稽になってしまう危険がありますね。
試着が大変なアイテムではありますが、納得出来るサイズを見つけてください。
あとは、何でこのアイテムで今シーズンメンズでもトレンドになっているテラコッタ(ユニクロで言うとダークオレンジがそれに近い色味)を出さなかったかな~。
昨年のマスタードのようなブラウンみたいに人気になったと思うんですけどね。
あとはネット画像の撮り方が今回上手すぎる苦笑
ので、実物見てガッカリって印象はちょっとありますね。
白など、色によっては露骨に安っぽいので濃い目のカラーを。
このパープルが好きな人は買っても良いと思います。
その他の色は優先度下がるかな。
ボトムス編
ウールブレンドワイドパンツ+E
評価A-(ワイドパンツ入門に)
http://www.uniqlo.com/jp/store/goods/402923-69
このアイテム、腰回りはゆったりしているので、履こうと思えば1つ下とかのサイズでも履けちゃう人多いと思うのですが、それだと微妙にワイド感が出ません。
特に黒とかでそれをやってしまうと制服みたいな感じになってしまうかも。
ベルトで留めた時に緩すぎて違和感が出すぎないように注意しながら、1~2サイズほどアップしてワイド感を上げると、このアイテムの良さが見えてきます。
絶妙なワイド感、そしてよーく見るとワイドテーパードまで至らない、いい具合のテーパードが掛かかりつつ、生地感によってシルエットに伸びやかさが生まれるので、難易度の低い穿きやすいワイドパンツになっています。
でまあ、ここからは好みの話になるのですが、このパンツはアンクルカットではなく、ほとんどの方が丈詰めが必要になるかと思うのですが、丈詰めはあんまりしすぎないほうが良いですね。
1つはテーパードが無くなってしまうから、というのと、このワイドパンツはワンクッション~場合によっては2クッション程度クッションがあっても問題ないというか、あったほうが生地感とシルエットのバランス的に良いのかなと。
生地感の良い、伸びやかさが生まれるワイドパンツをクッションを作って穿く、というのを最近ショップ店員さんとかでもよく見ますが、まさにそんな感じで穿きたいアイテム。
ユニクロってお店で買っても通販で買っても、後日お店に持っていけば直しをやってくれるらしいので、家で丈の長さをゆっくり検討してみてください。
色はオリーブが良いですね。
黒のワイドパンツだとどうしてもモード感が強くなってしまうので、オリーブだとちょうど良い感じにキツさが抜けてくれます。
明るすぎない濃い目のオリーブなので、上品さもちゃんとありますよ。
ワイドテーパードではない、本格的なワイドパンツ入門にピッタリかなと思います。
個人的には今回のユニクロUで一番出来が良いんじゃないか?と思っていますが、それでもやはりワイドパンツは合う合わないありますから、慎重に。
アンダーソンも悪くなかったですが、ワイドパンツならこちらが良いでしょうね。
良くも悪くもユニクロ感が出てしまっているユニクロUメンズの中で、ユニクロルメールの頃のコラボのワクワク感が残っていたアイテムかな。
これはかなり使うと思いますね。
ワイドフィットジーンズ+E
評価Aー(再考が必要なアイテム)
http://www.uniqlo.com/jp/store/goods/402774-69
これ先週穿いた時は、悪くはないけどツイルアンクルの方が上だなと思ったんですが、サイズアップを試していなかったので、今回ワイドパンツ系はサイズアップを試すべきと思い、サイズ違いを色々穿いてみました。
実はツイルアンクルはサイズアップを試していて、その時は生地感的にあまり良いと思わなかったのですが、デニムはサイズアップすると大分雰囲気が変わりますね。
元々テーパードの効いたアンクルパンツとして洗練されたシルエットをしているわけではないので、こういう遊びを効かせてやると、実は今回で一番安物感を払拭出来るアイテムではないかと感じました。
サイズアップしてロールアップしてもOKだと思います。
このように使い方によっては先週お勧めしたツイルアンクルパンツを超えてくる可能性のアイテムですね。
ちょっと今週追加されたアイテムを試す際に、試してみてください。
コットンツイルワイドアンクルパンツ+E
評価A-(色でトップスを活かせる良作)
http://www.uniqlo.com/jp/store/goods/402773-68
ワイドでアンクルカットと、今のトレンドっぽいパンツ。
とは言え、全然ワイドではないですね。
セミワイドといったところ。
でもそれ故に履きやすいのではないでしょうか。
欲を言えば、テーパードをもっと強く効かせて、ワイドテーパード的にもっと使いやすいアイテムにしてほしかったですね。
ツイルの織り目がかなりハッキリ出た生地感は決して高級感があるとは言い難いのですが、各色の色味がかなり良いですね。
ブラウンは、ベージュとブラウンのちょうど中間のような、ちょっとキャメルのような色味が絶妙。
誰もが持っている黒のトップスやアウターを活かしてくれること間違い無しの好カラー。
いわゆる「ベージュのチノパン」とは一線を画すアイテムになっています。
この色だけA+でも良かったかもしれない。
素材感の良さがあるわけではないので、今季コラボでA+を付けているアイテムからは割り引いた感じですが、アイテムとしてのユーティリティ性では高いものがありそうです。
ダークグレーも、ネイビー、オリーブやカーキなどとの相性が良さそう。
私はベージュは見た瞬間「買おう」とすぐ決めてしまいました。
が、他のアイテムを試着している間にあっという間に無くなってしまい、あえなく2店舗目に回るハメに…。
やはり実際見てみると良い色味と分かりやすかったのか、店頭人気もかなり高い印象を受けましたね。
実はブルーの発色もかなり良いんですよね。
合わせが難しそうなので、購入はしませんでしたが。
コットンツイルワイドアンクルパンツはとにかく「色」が魅力的で、他の服との馴染みを考えた時にかなり使えそうなアイテムになっています。
現在オンライン上でもかなりサイズ欠けしていますが、再入荷があるのかはちょっと分かりません。
後半戦開始とともに再入荷するかなと思っていたんですが。
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グッズ類
グッズ類は掻い摘んでの紹介になります。
スリッポン+E
評価C(素材感要注意!)
http://www.uniqlo.com/jp/store/goods/400049-09
今回スニーカー類全てには、アッパーに独特の光沢感のあるポリエステル素材を使っています。
これはもうホント、駄目でしょう…。
こういう面白い方向性を全て否定するわけではないですが、ユニクロでやると本当に安っぽいです。
アイテム画像だと目一杯テカリを抑えてキャンバスのように見せてますが、実物はひと目でこれは駄目だなと分かるアイテムに。
ムジラボもこんな感じのスニーカーやってたんだよなあ…。
上履き感を払拭したいのかもしれませんが、違うベクトルで安っぽくなっているという。
誰も手に取っていなくて悲しかったですね。
超大型店限定なので、オンラインで普通のスニーカーだと思って注文するとかなり戸惑うでしょう。
ヴァルカナイズ製法のスニーカーっていうのは今注目が高まっていますし、今秋特集記事を構想しているので、使えるスニーカーはその中で紹介したいと思います。
ヒートテックデオドラントソックス+E
評価 特注(まずは履いて試してみたい)
http://www.uniqlo.com/jp/store/goods/404073-09
ユニクロのヒートテックって嫌いなんですよね…。
言うほど暖かくないし、着心地が悪くて。
これもどうなのかなあと思ったんですが、触り心地は抜群に良かったので思わず買ってしまいました。
日常使いのソックスは大体無印で買うんですが、これはどうなんでしょう。
ソックスは歩き回ったときの感触も大事なので
履いて試してみたいと思います。
バックパック+E
評価B+(黒は意外と使える!?)
http://www.uniqlo.com/jp/store/goods/402805-69
最近流行の形ですが、絶対こんなもん使えないだろ…と思い背負ってみると意外といけるバックパック笑
一見小ぶりですが結構収納力ありそうです。
まあこういうアイテムもね、意外と使えそうだからという理由で買っていたらキリが無いので、特別オススメはしませんが、悪くないのは確かです。
ユニクロU2017AW、イネス・アンダーソンと比べてどうだった?ユニクロコラボで消耗しない
今秋のユニクロコラボの中でユニクロUは、イネスとアンダーソンに比べれば使いやすそうなアイテムが多かったですね。
ユニクロUが出てから考えたい、としてきたアイテムはほぼユニクロUで良いかな、という結論になっているかなと思います。
ただアンダーソンあたりの難しさとはまた別の難しさが、ユニクロUにはありますよね。
モッズコートなんかその典型ですけど。
イネスのステンカラー的なわかりやすさは無いかなと。
ワイドパンツ入門だったり、色合わせの幅を広げたり、といった目的を持たずになんとなく使えそう、いつか使いそうだとボンボン買っていくと、結局使わなくなりそうで、それは注意喚起したいと思いますね。
僕らブロガーが煽っちゃってる部分もあるよな、とそこはしっかり「適切な伝え方」ってものを自省もしなくちゃいけないんですが。
ユニクロコラボで消耗するのは、ブロガーだけで十分です。
読者の方には、本当に必要な物を選び取ってほしい。
そのために一連の記事が参考になれば幸いです。
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