Uniqlo U(ユニクロユー)2018年春夏シーズンがいよいよ始動!メンズ注目アイテムをレビュー、付加価値と難易度のバランスが取れた物はどれだ!?
ユニクロ×クリストフ・ルメールのコラボ、ユニクロUの2018春夏が本格的に始動しました。
ユニクロルメール時代も合わせて計6シーズン目となった今季ですが、相変わらず解禁直後にオンラインショップでは完売アイテムが出たり、試着室がずっといっぱいになっていたりと「お祭り騒ぎ感」は健在。
アイテム数も多くてかなり大変だったのですが、正直買うべきアイテムはそんなに多くないかな、という印象を受けています。
全体の印象としては昨年2017春夏と、そんなに変わらない感じ。
ユニクロの素材でやるにはちょっと難しいモノが多いんですよね。
ユニクロUはデザイン性には富んでいるものの、ユニクロの上位ラインというよりも双子的なラインになったと思いますし、
あれもこれも、というよりは本当に付加価値を感じるモノを買いたいし、紹介したいなと思っています。
まずは初回の大量入荷分から、注目アイテムをピックアップしてレビューしていきたいと思います。
3月9日にユニクロU2018の第二弾の入荷がありました。
こちらは半袖など夏物を中心としたアイテム構成になっています。
詳細はコチラを
アウター
ブロックテックコート+E
size S/M/L/XL/XXL color BLACK/BEIGE/BROWN
fabric cotton100%
ユニクロUではお馴染みになってきたブロックテックシリーズ。
今回もステンカラーコートタイプでした。
※ブロックテックの用いられたアイテムは防風性が高く、また雨などの水も弾きます。
中でもBROWNは、「付加価値は高いが、難易度もまた高い」、そんなアイテムです。
まず、パッと見生地の雰囲気が非常に良いですね。
これまでのブロックテックシリーズでも生地の風合いが良いものがありましたが、これが歴代でも一番良いんじゃないかな?
BROWN表記ではありますが、茶色味というよりは黄色味が強く出ていて、マスタードのような色味。
そしてちょっと黒味を帯びた濃く、深い色味をしています。
今季の春アウターのトレンドとして、春らしいパステルカラーのような明るく、軽い色味ではなく、秋口に着ても全く違和感の無いような「濃い、深い」色味が多いということが挙げられます。
このアイテムもそのトレンドに当てはまりますね。
エリ周りのディテールやブロックテック特有の光の干渉で変わるツヤ具合、機能性なども合わせて高い価値を感じられる、所有欲を掻き立てるアイテム。
ただし難易度も高い。
まず着丈がかなり長い(膝下を超えてきます)のと、ラグランで肩の落ちる仕様、袖はかなり太めに取られており、「ゆるめ」を超えて完全にビッグシルエットコートになります。
難易度が低かったユニクロイネスのステンカラーのようには行きません。
ただ、やはり同じようなゆるさがあっても、ステンカラーコートというのはエリがあるぶん、難易度をある程度抑えられるアイテムです。
2017AWにあったブロックテックモッズコート(下記記事参照)のような「確かにモノとして付加価値や魅力は感じるけれど、難易度が高すぎてどうにもならない…」というモノでもありません。
生地にハリ感があり、ピンとしたAラインを作れるので、生地感の雰囲気も合わせつつ
「これはただブカブカのコートを着ているんじゃないですよ、『あえて』やっているんですよ」という説得力が、比較的出しやすい。
多分コレを使ったカッコイイ着画も何点か出てくると思います。
攻略法としては、モックネックのニットなどを合わせて、中の密度を増してあげることですね。
まあそれでも難易度は高いです。
私もモノとしての良さに惹かれて買ったものの、ちょっと気合を入れないとコレ服に着られちゃうぞ…と身震いしますね。
ユニクロUのアウターってほんと難易度が高いアイテム多いですよね。
だからよほど付加価値を感じないと、購入まで至りません。
そんなわけでBROWN以外のカラーは1段以上落ちます。
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コットンパーカ+E
size S/M/L/XL/XXL color GLAY/BLACK/BROWN/PURPLE
fabric cotton100%
個人的に一番ガッカリしたのがコレかな。
というのも、ユニクロU2017SSのコットンパーカは、オリーブの色味と生地感にとても雰囲気があって、ビッグシルエットでちょっと難しいところはあるもの、そのモノとしての良さ、付加価値の高さから買うか買わないか非常に迷ったアイテムでした。
2018のコットンパーカは、ビッグシルエットではなくなって着やすいと言えば着やすいのですがちょっと中途半端なシルエットです。
また各部ディテールがグレードダウンしていて、昨年からは大分安っぽさを感じるアイテムになってしまいました。
2017SSとは全く別物ですね。
セーター・カーディガン
コットンモックネックセーター(長袖)+E
【オススメ】
size S/M/L/XL/XXL color GLAY/RED/YELLOW/BLUE/PURPLE
fabric cotton100%
ドロップショルダーでゆったり感を出したモックネック。
ニットとは言っても、コットン100%で薄手なので、限りなくカットソーに近いアイテムですね。
メランジといって、複数の色の糸を織り交ぜた生地を使っているのですが、PURPLEは、紫と白のミックスです。
この白が効いていて、全体として非常に柔らかい雰囲気が出ています。
他の色はちょっとクセが強い色の組み合わせになっているのですが、この色だけは本当に良い色味ですね。
黒やネイビーなどと親和性が高く、アウターと合わせやすいと思います。
このPURPLE、今回のユニクロUコレクションの象徴的なカラーで、また人気も高く、完売が相次いでいるカラーなのですが、このモックネックニットの物が一番取り入れやすい色味だと思います。
モックネックといってもネック部分が冬モノのように高くはなく、モックネックとしての形は保てるギリギリくらいまでの絶妙な低さに設定しているので、春モノとして非常に使いやすい春のモックネックですね。
この首の形が非常に綺麗なので、基本的に「使えるヤツ」になってくれるモックネックの中でも首元のアクセントとして役立ちそうです。
ただ、ユニクロのニットにありがちですが、腰のリブがキツイのでサイズを上げてこれを緩和しようにも、前述のようにドロップショルダーなので極端にサイズを上げにくい…。
うーんなんで春ニットにこんなキツイ、リブを付けちゃうかなあと、そこだけが不満ですね。
(ちなみに2年前のユニクロルメールのニットのように袖が長すぎるなんてことはありません。こっちはリブが上手く機能していてることもあって、萌え袖にもならないでしょう。)
着用時は、下に着たカットソーが変なはみ出し方をしていないか、後ろ姿を鏡でしっかりチェックしましょう。
腰のリブだけ不満ですが、それ以外は生地感、色味、ネックの形などに高い付加価値を感じられますし、また洗濯のしやすいコットン100%など、使いやすいアイテムでもあるので、この価格なら1枚買いでしょう。
今回唯一オススメしたいアイテムですね。
(ブロックテックコートも買いはしたものの、難易度の高さがハンバ無いので…)
初日の早い段階でオンライン完売とあって入手難度も高いですが、入手出来る場合はしておきたいアイテムです。
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シャツ
オープンカラーシャツ(長袖)+E
size S/M/L/XL/XXL color GLAY/PINK/RED/YELLOW/DARKGREEN/BLUE
fabric cotton100%
昨年爆発的に流行ったオープンカラーシャツですが、ポリエステルなどのテロっとした素材のオープンカラーが飽和状態になりつつあったと思うので、個人的にはこのコットン素材のオープンカラーシャツに注目していました。
オンライン画像で見ると陰影のあるかなり良い色味と生地の質感ですが、実物はもうちょっとのっぺりしています。
薄手ながらハリ感の強いブロード生地。
ただ高級感があるかというとそんなこともなく…。
この質感でオープンカラーとなると、元々難しいオープンカラーシャツの中でもかなり難しいと思いますよ。
PURPLEの色味も、先程紹介したモックネックニットとは打って変わり、かなり濃い目。
モード感が強い難しい色味に難しいオープンカラー、大人気商品ですが
…うーんこれを着こなせる人は決して多くないでしょう。
色味などに付加価値を感じないことも無いですが、難易度が高すぎるかなと思います。
カットソー
スウェットプルパーカ(長袖)+E
size S/M/L/XL/XXL color WHITE/BROWN/BLUE/PURPLE
fabric cotton100%
ユニクロU初登場次から計4回全てのコレクションでリリースされているスウェットプルパーカ。
既に持っている、という人も多いでしょう。
そこで注目の新カラーPINKですが、グレーの上からピンクを吹き付けたようなムラ感のある雰囲気。
この雰囲気をヴィンテージ感と取るか、ちょっと雑な物と取るか…。
正直私は後者にとってしまいました。
ただこのおかげで可愛らしいピンクではなく、「メンズも着れるピンク」になっていますね。
色落ちしたデニムなどと合わせる場合、着る方に説得力が無いと一気に安っぽい方に振れてしまうと思うので、黒やネイビーなどのキレイめなボトムスと合わせると良いかなと思いますね。
クルーネックT(半袖)
size XS/S/M/L/XL/XXL/3XL/4XL
color WHITE/03GLAY/05GLAY/BLACK/RED/PINK/YELLOW/GREEN/DARKGREEN/BLUE
fabric cotton100%
2017AWと同じくザラッとしたドライ質感になったカットソー。
ただし2017AWは丸胴と言って、脇に縫い目のないボディを使用していたのですが、今回は丸胴ボディが採用されていません。
その分定価がちょっと安い(2017AWは1500円、今回は1000円)のですが、正直500円高くても丸胴仕様の方が良かったかな。
インナーとしては今の時期あえて買う必要はないでしょう。
逆に、気温が高くなり一枚で着る季節になったら普段着として重宝しそうですけどね。
インナー用カットソーは、3月初旬に出るスーピマコットンを使った物に期待しましょう。
スーピマコットンクルーネックT(半袖)+E(3月初旬発売)
http://www.uniqlo.com/jp/store/feature/uq/UniqloU/men/
ロング・アンクルパンツ
ワイドフィットテーパードパンツ+E
size 73/76/79/82/85/88/91 color GLAY/BLACK/OLIVE/BLUE
fabric cotton100%
パンツ類はアイテム数だけは多いものの(試着めちゃくちゃ大変でした…)
どれも悪くもないけれど良くもない…といった物が多く、正直コレがオススメと自信を持って言える物が無かったのですが、あえて言うならワイドフィットテーパードパンツのOLIVEは使えそうですね。
薄手で夏でも着れそうですし、テーパードも掛かっていて穿きやすいです。
古典的ではありますが、こうしたゆるいボトムスにテーラードジャケットやブルゾンなど細身のアウターを合わせるとバランスが良いと思いますよ。
今回パンツ類にワイド系が多く出ていますが、例えば73が穿けるにしても、76や79など1、2サイズ上げて試してみてください。
腰回りを含めてゆったりと着たほうがしっくり来る物が多いですね。
グッズ
スリッポンスニーカー+E
size 22.5/23/23.5/24/24.5/25/25.5/26/26.5/27/27.5/28
color WHITE/BLACK
2年前ユニクロルメールのときは話題になったスリッポンですが、その後出たものはつま先がラバーコートされていたり、または安っぽいポリエステル素材が使われたりでなかなかシンプルな物が出ていなかったのですが、今回はシンプルな物に回帰しました。
ただ2年前は黒はソールまで黒でしたが、今回はソールが白。
そして丸っぽいデザインになっています。
また心なしかソールも分厚く感じるので、これはもう2年前に出た物の良さが消えているんじゃないかなと思いますね。
これはもういいんじゃないかな。
ちょっとそこまで、のスニーカーにしては高いと思いますし、オシャレ用にもうちょっと出してちゃんとしたスニーカーを買いましょう。
全体の傾向としてはPURPLEが大人気なので、次回入荷分ではPURPLEで欲しいアイテムが合った場合は優先して確保したいところですね。
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