悩める二択問題、今年買うべきはチェスターコートかステンカラーコートか?

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ロングコートの人気2型、チェスターコートとステンカラーコート、今年買うべきはどっち?考慮すべき難易度、トレンド、来年はどうなる?まで 

 

 

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 http://www.cambio.co.jp/fs/cambio/mj4048

 

 前回記事ではアウターの色の話をしました。

 

 

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アウターの色は、アウターそれ自体だけではなく、手持ちのパンツ・ボトムスとの相性なども考慮して決める必要があります。

 

では今年ロングコートのトレンド2大アイテム、チェスターコートとステンカラーコートはどう選んだら良いのでしょうか?

 

今季の重要トピックでもあるので、アウター連載の補足編として、この2つのアイテムの違いについて考えていきたいと思います。

 

 

今季完売率ならステンカラーコートの方が高い?

  

 ショート丈のコートの全盛期が終わり、ロング丈のコートの時代に突入しました。

ここ数年チェスターコートが全盛だったので、ステンカラーにはその代替的な需要もあるとは思います。

 

ただ人って不思議と整合性を取りたがるもので、ロング丈の物を買ったから、ワードローブのバランスを取って次はショート丈の物を…とはなかなかならずに

次もロングの物を…ってなりがちなんですよね。

 

ショート丈のPコートが流行った後に流行ったのはショート丈のダッフルコートだったり。 

 

さて今年の話に入りましょう。

 

私はただの消費者サイドの人間なので、客観的なデータは何も持ち合わせてはいないのですが、完売率なら今季はチェスターコートよりもステンカラーコートに軍配があがると思います。

 

例えばアウター連載の第一回で紹介したSTUDIOUSのSUPER100Sウールコートシリーズ(これは今季「払う値段に対して返ってくる質の高い」という意味でコスパの高いコートだと思います)は、チェスターコートとステンカラーの両方が出ていますが、ステンカラーコートの方が現時点で完売率は高め。

 

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出典 http://zozo.jp/men-shop/studious/jacket-outerwear/stand-collar-coat/

 

 

 

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出典 http://zozo.jp/shop/studious/goods/14809173/?did=31836930

 

もちろんステンカラーコートの方が着丈が短かったり、値段が安かったりと条件が違うので純粋な比較は出来ないですし、もしかしたら近年の主役アウターであるチェスターコートの方を多めに生産しているのかもしれません。

 

しかしそれでも、ステンカラーコートの方が完売してしまっているなあという印象を受けるのは確かです。

 

UNITED TOKYOも表地メリノメルトン、裏地キュプラという素材を使用しながら2万円という脅威のコスパコートを出しているのですが、こちらもステンカラーは一度ほとんどすべて完売してしまい、現在は再入荷の予約待ち状態。

 

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出典 http://united-tokyo.com/products/detail.php?product_id=3281

 

他にも某ドメスティックブランドなどでもチェスターコートよりステンカラーの方が動きが良いみたいなことを聞きましたね。

(もちろんブランドやショップによっては真逆というところもあるでしょう。)

 

理由はいくつかあると思うのですが、ちょっとチェスターコートはトレンドとはいえ

過剰供給気味です。

 

この値段とこの質ではとれもじゃないけど売れないだろうな…というようなアイテムも量産されてしまっていますね。

 

それに対してステンカラーコートは需要に対して供給量が少なく、したがって完売率が高くなっているように感じます。

 

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チェスターコートとステンカラーコートの難易度の違い

 

 ではなぜステンカラーコートの需要が再び高まっているかというと、端的にステンカラーコートの方がチェスターコートよりも難易度が低いと感じる人が一定数いるからでしょう。

 

ステンカラーコートとチェスターコートの違いは語りだせば1万字は書けるのですが、

本日は難易度という観点から違いを説明したいと思います。

 

 

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 http://www.selectsquare.com/shop/edifice/goods/3052207

 

チェスターコートはこのように、ラペルと呼ばれる折り返し部分によって、Vゾーンが形成されます。

これはスーツなどと同じですね。

 

これによりこのVゾーンへの注目度が集まります。

つまりここの部分をどうするか?と考える必要が出てきます。

 

ここにタートルネックなどを持ってきて、エリを高くさらに視線を上にもってこようとしたり、あるいはマフラー・スヌードで完全に隠してしまったり…。

 

人それぞれではありますが、チェスターコートをカジュアルに着る時は皆ここを意識するようですね。

スーツスタイルであれば、そこにはシャツとネクタイという王道コンビが待っているので、何も考えなくて良いのですが。

 

私はラフに無地のカットソーなどを合わせてしまうのですが、それにしたってカットソーをの首元などを一応考えます。

 

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ラペルと干渉しないように、シャツなどを着るときも気を使いますね。

 

これに対してステンカラーコートは、エリの直下からまっすぐにラインが取られます。

 

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http://www.selectsquare.com/shop/mackintoshphilosophymens/goods/3051084

 

これによりチェスターコートのVゾーンのように、胸元に視線が集中するという仕掛けになっていません。 

さらにこれによってボタンを締めても、インナーをすべて隠すことが出来ないチェスターコートに対して、ステンカラーコートはインナーをすべて隠すことが出来ます。

 

 チェスターコート

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 http://www.selectsquare.com/shop/edifice/goods/3052207

 

ステンカラーコート

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http://www.selectsquare.com/shop/mackintoshphilosophymens/goods/3051084

 

例えば、インナーにちょっと変なチェックシャツを着るとしましょう(チェックシャツを嫌っているわけではないので誤解しないでください汗)。

 

その上からコートを着て、どちらがカッコよく見えるか?と言えばステンカラーコートです。

 

チェスターコートは、インナーを良くも悪くも「見せる」コート。

ステンカラーは「隠す」コートです。

 

いわばカバー力の違いがそこにはあります。

 

ステンカラーよりさらにカバー力が強いのがモッズコートなんですけどね。

インナーどころか首元全体すら隠せてしまうので。 

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 ファー付きミリタリーモッズコート ナノユニバース

 

 

こうしたカバー力が、スタイリングを簡単にさせ、難易度の低さを感じさせるのでしょう。

 

 

首元のディティールが、着丈にも影響!?

 

 今季のステンカラーコートを見ていて気付くのが、チェスターコートよりも着丈が短く設定された物が多いということ。

 

ロング丈のコートは、着丈が長くなればなるほど難易度が高まります。

1つの指標としては、「膝より上」か「膝から下」というものがあり、着丈が膝から下になると一気に難しくなります。

 

とはいえ、膝上丈でもさらに短く、ロングコートというよりミドルコートの域に突入してしまうくらいで、ギリギリロングコートと呼べるかな?というくらい着丈が短く設定されたステンカラーコートを今季目にします。

 

これも先ほどからの話が影響していて、ステンカラーはエリの直下からまっすぐにラインが取られているため、ラペルと呼ばれる折り返し部分の下からやっとまっすぐなラインが取られるチェスターコートよりもまっすぐなラインが長く取れるんです。

(ステンカラーも物によっては、胸元でVの字を描くようになっています。)

 

 

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http://www.selectsquare.com/shop/mackintoshphilosophymens/goods/3051084

 

これによって、同じくらいの着丈なら、チェスターコートよりもステンカラーの方が着丈がすっきりと、長めに見えてバランスがよく見えます。

 

例えば最初に紹介したUNIITED TOKYOのメリノメルトンステンカラーコートは、着丈がやや短めに設定されています。

そして同じ素材・ほぼ同じ着丈でチェスターコート版も作られているのですが、着てみたときのバランスはステンカラーコートの方が良く感じるんですね。

 

チェスターコート版

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出典 http://united-tokyo.com/products/detail.php?product_id=3417

 

ステンカラーコート版

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出典 http://united-tokyo.com/products/detail.php?product_id=3281

 

ロングコートには抵抗がある…、できるだけ短い着丈設定の物が欲しい、というのであればステンカラーコートをオススメします。

 

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ステンカラーコートは来年が大豊作に!?

 

 と、ここまでの書きぶりだと、チェスターコートとステンカラーコートであれば、ステンカラーコートを推しているように感じられるかもしれませんが、実はそうではありません。

 

確かに同じようなシルエットなら、ステンカラーコートの方がバランス良く、綺麗に見えるのですが、まだまだアイテムリリース数がチェスターコートに比べると少なめ。

トレンドアウターなのに、展開自体の無いブランドもあります。

 

チェスターコートは供給量が過剰ですが、その分競争が激しく、綺麗なシルエットの物が今季多数リリースされています。

 

www.narcisman.com

 

おそらく今季の完売率などのデータから、来年の冬はチェスターコートは減り、ステンカラーコートは増えるのではないでしょうか?

 

チェスターコートは「皆持っている」状態ですから、オーソドックスな定番物よりも「少しだけ変わった物」が多く作られる気がしますね。

 

逆にステンカラーはオーソドックスな物がより力を入れて作られる気がします。

 

あくまで予測にすぎないのですが、今季個人的にはオススメしたいアイテムはステンカラーよりもチェスターコートの方が多かったです。

(あってもステンカラーはもう完売だったり、サイズ欠けみたいな状態ですし…)

 

一般的なアイテム単体としてはステンカラーは難易度的に推したいところがたくさんあるのですが、具体的にオススメしたいアイテムはチェスターコートの方が多い…という非常に悩ましい状態です。

 

そこで、正直に私個人の考えを申し上げると、今年はオーソドックスなチェスターコートを、来年は何らかステンカラーコートを買いたい、と考えています(実際今年はチェスターコートを買いました)。

今持っているステンカラーコートがちょうど買い替え期に突入しているのですが、今年買うと来年また欲しい物が出てくる気がして…。

 

もちろん良い物があれば、今年買ってしまうのも手ですけどね。

すべて予想どおりになるとは思ってませんし。

 

しかし、予想にすぎないとは言え1つ注意なのは、チェスターコートのトレンドや旬はおそらく今年をピークに過ぎるということです。

 

そんなに急激にアイテムリリースが無くなったり、着ていて古臭いと感じるアイテムになるとは思いませんが、説明してきたとおり、チェスターコートは考えるべきことの多い難易度の高いコート。

 

生地感やシルエットに注意を払わず、安易に「流行っているから」と購入すれば、おそらく流行りが去ると同時に、難易度がクローズアップされて、結果的に脱がざるをえなくなるでしょう。

 

テーラードジャケットの延長線上にあり、綺麗なシルエットの物を着こなせたときの打点の高さはチェスターコートにこそあるのですが、難易度が低いコートとは言い難いため「よくこんな流行ったな」とも思うのですが、それがトレンドというものの力。

 

トレンドが過ぎればそれは無くなるわけですから、トレンドだからこそ慎重に選びたいものですね。

 

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