どーもナル男です。
ナル男のスマホは機種変から早2年ちょい、当時は2日間は充電要らずで使用できた最新型も、もはや半日も持たなくなり、7月にAmazonのセールで買った、モバイルバッテリーを愛用しています。
モバイルバッテリーすごい便利!という話がしたいのではなくて、これを多用しなくてはいけない時点で新しいスマホに買い換えるべきですよね…。
ただこのブログを書くにしても何をするにしても、かなりスマホを多用しているので、それが0からとなるとかなり やりづらくなりそうで…。
あと携帯ショップに行くのがどうにも面倒くさい。
2年でスマホを買い換えるのが当たり前だったんですが、今回はどうにも面倒くさい。今の機種がかなり使いやすいからでしょうか。
わかってる、今は手続きも簡単だし、データも簡単に移せるよ?わかってるんだよ…ああ…。
さて、今日は昨日軽く書いたことから着想を得て、「流行」について最近考えていることをちょっとだけ書こうと思います。
メンズファッションを考える上で、流行をどこまで気にするべきなのか?という話です。
今流行っているものを全て語ろうとするとまた長くなるので、今日はツバ広ハットだけ。
出典 http://www.selectsquare.com/journalstandard/g2479908/
流行についての考え方
まずナル男の立ち位置なのですが、流行には乗る乗らないは是々非々という非常に曖昧な立場です。
流行にはとにかく流されておけ!というわけもなければ、全否定するわけでもない。
ただ無理して全ての流行に乗らなくても良いのではないか?とは常々考えています。
流行の「相場観」みたいなものは大事にして適切な付き合い方はしていきたいなと思っています。
この流行を気にして、さらにその流行の流行まで気にするという考え方に非常に「小心者」なイメージを抱く方もいるとは思います。
ただファッションは絶対的なものではなく、あくまで相対的なものですからね。
流行を全く考えずにアイテムをチョイスして、コーディネートを組む、などという「仙人」のような考えは持つ必要ないと思います。
流行っているモノは自ずとアイテム数が増えて、その中から良品や、傑作が生まれる可能性が高まりますしね。
というかやっぱり流行を適切に取り入れているとそれだけでオシャレに見えるんですよ。
流行ってファッション業界の「おらおらこれ取り入れられるか~?ほんとにオシャレならサラッと取り入れられるよな?」という挑発・挑戦的な「問いかけ」だと思うんですが(その裏で新しいアイテムを買わせようと言う魂胆も隠せていないのですが)
やはりその問いに適切に答えられている人はオシャレ、という印象を持ちます。
あくまで「適切に」ですよ。
その「適切に」というのが難しくなってくるわけですけどね…。
これは、来年には廃れていそうだな、というのもそうなんですが、例えば、去年から引き続きトレンドかもしれないけどピークが去りつつあるな…という空気にも敏感になってしまうんですよね。
だから着るなっていうのか?と言われるとそうではありません。
ただ「流行っているから」というのは、着る理由にあまりならないと思うのです。
「あーそれ今流行ってるよね~」
という言葉を聞いて、褒められているのかどうか分からないことも多いのではないでしょうか?
逆に流行もある値(具体的にどこらへんかはわかりませんが、大学生に増えてくると、な気がします)を超えると「取り入れてるやつらは全てダサい」だとか嫌悪感を全開にしてくる人が出てきます。
そういう人の話(もしかしたらナル男も大きな枠ではそういう人かもしれません)を意に介する必要は、無いのかもしれませんが「流行り過ぎているから嫌だ」という考えも一定数あるのも事実です。
そしてそれはそのトレンドを衰退させる一因にもなっているような気がしてなりません。
やはり流行とは「適切」な距離感が必要なのではないでしょうか?
つきあい方が難しいと思う流行、ツバ広ハット
原宿表参道あたりを歩いているとやたらツバ広(ロングブリム)ハットを見るのですが、女性と異なりメンズのツバ広ハットは
「それ取ればいいのに…」
と思われていることが多い気がします(実はコレ半分正解で半分不正解のように思うのですが…詳細は後ほど)
特にチェスターコート男子をよく見ますが、ツバ広+チェスターコートの組み合わせをしている人を見ると
「あ、お、オシャレっすね…」
という情報以外全く頭に入ってこなくなります。
何でしょうね、ドレス感が強すぎるという言い方も当然出来るとは思うのですが
「俺オシャレだろ?」という主張が強すぎて、アイテムの良し悪しなどの前に脳みそが上記の情報しか受け取らなくなってしまうのです。
これはナル男が非常にひねくれているということもあるにはあると思いますが
おそらく全人口の20%くらいは感じていることだと思うので、そこでわざわざ
難しい選択をしなくても…と思いますね。
半分冗談ですけどね。
出典 http://www.river-nagano.com/upload/save_image/product/xl/07261146_55b449eab9749.jpg
ナル男が唯一購入を検討した KAZUYUKI KUMAGAI×
KIJIMA TAKAYUKIのメルトンハット。
縮絨(しゅくじゅう)が掛けられていて、キレイ目感もですが同時にどこかラフな感じもあります。
アイテム単体としてみるとこれくらいのモノがかぶりやすいんじゃないでしょうか?
ツバのカタチを自由に変形出来るのも良いですね。
もしこれをかぶるなら、こなれた感じが出るまで曲げると思います。
ツバが広い上にピンと張ったハットもよく見かけるのですが、あれは重さで垂れてきたりしないんでしょうか?心配になります。
カットソー一枚に、ラフにかぶるくらいがちょうどいい
で、もしモノとして非常に良いな~と思うものに出会ったら、つば広ハットを買っても全然良いと思います。
その際は、カットソー一枚にラフにかぶる、くらいで良いんじゃないでしょうか?
出典 http://www.essence-web.jp/attachment/wp-content/uploads/2015/10/10021119_560de9cceaf81-398x478.jpg
ところがこれにロングコートを合わせると…
出典 http://www.essence-web.jp/attachment/?ESWEBJPSESSID=0671f0686fc7fca3f1a0e83b42323b6e&paged=5
これを見て分かること。
つまり脱ぐべきはハットではなくて、コートだったんですね…。
(厳密には上下は同じハットではありませんが)
おそらくつば広ハットって主張が強すぎて、その主張を上手く吸収して、受け止められるアイテムやコーディネートの範囲が狭いのではないか?と考えています。
そこでロングコートのように面積が広く、主張の強いアイテムを合わせてしまうと
主張×主張という、屋上から叫ばれているような「もういい、分かったから降りてこい!」というような強烈な主張になってしまうのではないでしょうか?
ツバ広ハットとロングコートの組み合わせが似合う人がいない、とは言いませんが
いたとしても相当その人自身にも強烈な主張が無いとキツいのではないでしょうか?
たいていこの両者の主張に負けてしまいます。
「つば広ハットは何にでも合わせやすいんスよ」
という謳い文句をやたら見るのですが、それはツバ広ハットが他のアイテムの個性を無理矢理押し殺しているだけで、別になんでも合うというわけではないと考えているのですが…。
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雑誌ごとのツバ広ハットとの距離感が面白い!
面白いのは各ファッション雑誌ごとのツバ広ハットの取り上げ方です。
今日は各ファッション誌の発売日なのですが、あいにくまだ1誌も手に入れていません。
先月号の話になってしまい恐縮なのですが、ざっと目を通したところ、
メンズジョーカーやメンズファッジには、ツバ広ハットの提案が無いのです。
これだけ流行していると言われているのに、少なくとも先月号には提案そのものがない。
この記事を書くにあたって初めて気付きました…。
両誌とも、長身外国人(あるいはハーフモデル)と、ある意味ツバ広ハットを真にかぶりこなせるとしたらコイツらしかいない、という人たちを多用しているにも関わらず、です。
一方でメンズノンノやファインボーイズなどは、ツバ広ハットの提案に積極的です。
ここらへん受け取り方が難しいのですが、おそらくメンズジョーカーやメンズファッジは、つば広ハットにコーディネートそのものが潰されることがイヤなのではないでしょうか?
お持ちの方は見て欲しいのですが、メンズノンノ12月号のP23のコーディネートは、見ただけで「ふざけてるのか?」と言いたくなるのですが、その3割くらいはつば広ハットにあります(残り2割がボトムス、残り半分がポージングです)。
つば広ハットって、本当に難しいと再認識出来ます。
メンズジョーカーやメンズファッジは、ファッション的リスクヘッジのうまい雑誌という印象があるので、ツバ広ハットと距離をおいているのではないか?と思うのですがどうなんでしょう。
とか言って、今月号でメンズジョーカーがつば広ハットを多用していたらどうしよう、でもスナップ特集のはずだから、メンズジョーカーそのものの提案ではないはず…。などビビってこの記事の公開を明日、最新号を見てからにしようか…と思った次第です笑
まあ公開しますけど。
もう既に表紙とかにちらほらツバ広ハットの人いて不安です笑
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