MEN’S FUDGE 大人が目指す小粋なヨーロピアン
Amazon men'sFUDGE(メンズファッジ) 2015年 12 月号
Amazon men's FUDGE (メンズファッジ) 2016年 01月号 [雑誌]
どーもナル男です。
ブログを書いていると、まあその色々皆様からお小遣い的なものをいただけるわけです。
はっきり言って雀の涙なのですが、ありがたいことに月にファッション誌を数冊買えるくらいはいただけるようになったので、ファッション誌を出来るだけ購入し、皆様に還元しようと思っています。
ナル男は出版業界の人間でも何でも無いのですが、やっぱり活字は好きだし、かなり苦境に立たされている出版業界、特にファッション誌業界には頑張って欲しいんです。
数冊の中から自分の趣向にあったものが選べる。
そんな状況が「贅沢だったなあ」とならないように(もうなりつつありますが…)
ファッション誌を盛り上げていくべくレビューしていくつもりです。
とは言いつつ、いろいろ記事を書いているうちに先月のメンズファッジの記事を書けず、なんと次の号の発売を迎えてしまうという大失態!!
次の号からで良いか~とも思ったのですが、12月号はアウター特集でもありましたし、やはりレビューすべきだなと思いまして、12月号&発売中の1月号のダブルレビューとすることにしました。
12月号ももうコンビニとかでは買えませんが、Amazonとかでは買えるのでね。
ちなみにメンズファッジはナル男のブログからAmazonで一番売れた(というか唯一売れている)ファッション誌ですね。
↓ナル男が基本的に一番おすすめしている雑誌でもあります。
12月号編
では12月号からまいりましょう。
12月号の「SPECIAL ISSUE」つまり特集は「小粋な本命アウターはコート。ショート・ミドル・ロング?すべての攻略は丈感にあり!」というものでした。
ここコートの迷いどころですよね。
一昔前はショート一択の風潮だったんですが(なんでもショートにしてやれ、とショートダッフルにショートトレンチにとあらゆるものがショートになりました。)、そこからの反動か一気にロングに舵を切った感があり、かといってロングには抵抗あるからミドルにしておくか…と迷いだしたらキリがありません。
この特集では「ショートは素材」「ミドルは汎用性」「ロングはカラー」で選ぼうというのが小テーマでした。
なぜそこに至るか?の説明が薄いんだよな~。
メンズファッジは、「大人の上質」をテーマにコートを推奨したい。なぜならばドレスアップはもちろんのこと、カジュアルなスタイルでも洗練された印象を作り出せるからだ。ただコートなら何でもいい訳ではなく、小粋さをどこで出すか?そのイチバンの攻略は丈感で、トレンドのショート、汎用性のミドル、ハイレベルなロング。
まずは自分がどんなスタイルを楽しむのかイメージしたうえで、デザインやファブリック、色使い、そして最も重要なサイジングを図る。この特集を通して自分なりの冬スタイルを見つけ出し、小粋なヨーロピアンを目指して欲しいと願っています
(メンズファッジ12月号P36より引用)
うーん、なんでショートは素材、ミドルは汎用性、ロングはカラーで選ぶのか、さっぱりわからん…。
まあオシャレなら良いのか?笑
昔から、ファッション誌の言うことって大抵理由は無いんですよね。だから理由付けの出来る方が最近求められてるんでしょうね。
ショート丈コートの説明について「昨年まで圧倒的だった(ロングの)チェスターコートが、今年は落ち着きを見せている」というトレンド読みをしているんですが、これはナル男もその通りだな~と最近感じます。
ショート・ショート・ショートと一辺倒だった数シーズン前からの反動で一昨年・去年と一気にロングコートの流れが来たのも、「ロングコートを着ればそれだけで差がつけられる」という消費者側の思惑、
そして普及しきった感のあるショート丈に代わるアイテムを供給したいファッション業界側の思惑が合致しただけですからね。
ファッションの流れなんてこういうものであって、流行に「正解」みたいなものは無いと思っています。
ショートとロング、どっちが優れているから、競争に勝った、みたいな純粋なる競争関係に無いんですよねファッションって。
どちらかが流行れば、それに嫌気がさしてまたどちらかが流行るという。
数年前は、「ショート丈こそが日本人の体型に合っているんです!」なんて言う人いましたけど、多分今は「やはり体型が隠せるロングコートが日本児には合いますね」みたいなことを言っている、そういうものだと思います笑
メンズファッジのコーディネートはどこを切り取っても大きくハズしていることが少なくて、あの人変じゃない?率が低いですね。
全く無いわけではなくて、コレクションの影響ウケすぎだろっていう大外しもあるにはあるのですが、基本的には真似出来ますね。
あとすっきりした誌面構成なのでアイテム数も一見少なく見えるのですが
この特集内だけでも
ショートコート ・Pコート 16着
・ダッフルコート 9着
ミドルコート ・ステンカラー 12着
・M-51 12着
ロングコート ・トレンチコート 11着
・チェスターコート 11着
となかなかの充実ぶり。特にM-51(モッズパーカ)をこんなによく集めましたね。
僕の中ではもうダッフルコートなんて頭から完全に消えていたんですが、この特集見てダッフルも良いな~なんて思いましたね。
そういえば今季のships jet blueもダッフルが推されてました。
出典 https://www.shipsltd.co.jp/catalog/2015fw/jet_2015fw/
ダッフルコートって、フードついてるし綺麗にまとまりやすいんですよね。
P42のキャメルダッフル×白タートルネック×グレークロップドスラックス、なんて素敵ですね。立ち読みでいいから見て欲しかったんですけど、もう出来ないですよね、すみません笑
あとショートPコートについて、P45でちょっとゆるめのサルエルスラックスと合わせているコーデが個人的にはお?と思ったんですが
「誰でも着ることが出来るスタンダードなアイテムだからこそ、頭ひとつ抜きん出た着こなしがマストとなってくる」
という解説は本当にそのとおりだな~って思いましたね。
Pコート、ここ10年くらいで日本人男子にはだいたい行き渡ってしまいました。
なので、Pコートを着るだけで埋もれてしまう、という状況になっているかと思います。
チェスターが流行ってる、ステンカラーが流行ってる、なんて言ったって今年も男子のコートはほとんどPコートなはずです。
もしかしたらもう当たり前になりすぎて意識すらされてないかもしれませんが笑
もはや冬制服化してしまっているので、Pコートを着た時点で何らかの工夫が必要になってくるかなとは思いますね。
ゆる~いサルエルスラックスを合わせるくらいの「余裕」「遊び心」欲しいっすね。
今週中にPコートの記事をあげます!お楽しみに♪
意外とミドル・ロングに見どころは無かったですね。
なんかフツー。特にツッコミどころもないんですけど。
あとはP86~P89の「サイラス」のブランド紹介は良かったですね。
サイラスはロンドンのストリートブランド、とかロンドン行ったことも無いのに勝手に思ってるんですが笑
昔代官山のオンリーショップ「サイラス&マリア」によく行ってて、店にあるもの全てがオシャレに見えてましたね。
多分なーんもわかってなかったなあ笑
出典 stylife SILAS メンズ コート/ジャケット サイラス SILAS&MARIA
「サイラス」っていうだけで、1万数千円する何の変哲もないシャツとかパンツをよく買ってました。
そこらへんの感じも日本のストリートブランドまんまでしょ笑
でも未だに雰囲気好きなんですよね。正直質はあんまり良くはないな、って最近はわかってきたので買うことは無いんですが、遠くから見てはいたいブランド笑
さて12月号はこのくらいにして1月号に行きますか!
スポンサーリンク
1月号編
発売されたばかりのこちらのSPECIAL ISSUEは
「真冬のクラシック。さぁ何を選択する?」です。
まず冒頭は、冬の重アウターの定番ダウンジャケットの提案。
12月号の特集からは外れていたダウンジャケットの特集です。
こちらにとっておいたんでしょうね。
ナル男のブログでも今週中に西川ダウンについての続報を書きます!
ただ正直、あまり特筆すべきものはなかったかな…。
次に冬のスタンダードボトムス。
ウールパンツ充実してましたね~。一挙12本。
コーデュロイパンツ9本、スウェットパンツ9本と続きます。
正直コーディロイパンツは、無印ので良いと思いますよ。ナル男も早く買いたいんですけど時間が…。
次に、冬のレイヤードコーディネート紹介。
中にデニムジャケット、は流行ってるので前に言及しましたけど
コートの中にカーディガン、という定番や
インナーダウンの紹介など。
インナーダウンいつか1着欲しいんですけどね~。なかなか買えないっすわ。
M-51(モッズパーカ)にラペルドジャケット、も良かったですね。
メンズファッジ、モッズパーカ大好きだな笑
季節柄「絶対ハズさない真冬の素敵なギフトガイド」(P70~)っていう特集もあったんですけど、小物のセンスはイマイチですねメンズファッジ。
明らかに男目線で選ばれているので、可愛いと思えるものがあまりない。
正直女の子が喜びそうなアイテムは皆無でしたね。こういうところはメンズノンノにはるかに劣るというのが正直なところ。
時計特集のボリュームでも負けています。
メンズファッジって基本的に、ファッション以外はつまんないんですよね。
ファッション以外はオシャレな映画とか、海外情報とか、
アイドルとか絶対載ってないし笑
ただ、この号は比較的面白かったですね。
まず、P99~の東京の夜景&イルミネーションスポット特集。
一瞬東京ウォーカーと見紛う力の入れっぷり。
三茶にあるらしいカフェ&レストランは行ってみたいですね~。
雑居ビルの最上階から、首都高速が見えるらしいです。
東京の躍動感ってやつを感じたいですね。
いやーなんか見てるだけで夜景見たくなってくるようなスポット紹介ばかりで
こればかりはやられましたね。ファッション以外つまんないとか言ってすみません、という感じです笑
ナルは今くらいの季節の、クリスマスに向かっていくこの何とも言えない感じが好きなんですよね~。
次にP126~の、靴のリペア&プロダクト専門店「ブラス」さんの記事。
革靴が並んでいる光景って、なんか見とれちゃうんですよね。
革靴ってやっぱりいいなー。
このお店知らなかったので、こういう発見が必ずあるのが雑誌の面白いところ。
ナル男の革靴についての記事はこちら
そしてそしていつもはメンズファッジがオススメするオシャレ映画なんてこれっぽっちも興味無かったんですが(言いすぎだろ)、P133~の
「ハッピーエンドの選び方」
これは見たい。尊厳死をテーマにしているらしいですが、暗さはなく、明るく、感動できる話らしいので。
まだ「死」なんてものを考えるのは出来れば避けたいんですけど、こういう語られ方なら、きっと見れるはずだし、視野広がりそうだなって。
これはぜひ見たい!
メンズファッジは本当に全雑誌の中で、一番「ノイズ」が少ない雑誌なんですよね。
なのでツッコミどころが少なく、ファッションを純粋に学ぶのであれば、間違いのない雑誌です。
掲載アイテムの値段は高めですが、「あくまで参考にする」という使い方で、似たテイストの安いアイテムを探してもいいと思います。
逆にノイズが殆ど無いつまらない、というのも確実にナル男の中ではあるんですよね。
ナル男の好きな武田玲奈ちゃんとか絶対出てこないからね笑
雑誌の「バランス」ってのも難しいものです。
あと重大なお知らせ!!
メンズファッジは、来月(12月)には発売がありません!
メンズファッジは年10回刊行なので、年に2月お休みがあるんです。
次回発売日は1月23日なので、来月もあると期待しないでください!笑
Amazon men'sFUDGE(メンズファッジ) 2015年 12 月号
ファッション(服の特集等がどれだけ充実していたか) ☆☆☆☆
オシャレ度(カフェで読んでいる人を見た時、オシャレに感じるか) ☆☆☆☆☆
エンターテイメント(服以外の記事がどれだけ充実していたか) ☆☆
オススメ度 ☆☆☆☆(アウター多めで冬の準備にオススメです)
Amazon men's FUDGE (メンズファッジ) 2016年 01月号 [雑誌]
ファッション(服の特集等がどれだけ充実していたか) ☆☆☆☆
オシャレ度(カフェで読んでいる人を見た時、オシャレに感じるか) ☆☆☆☆☆
エンターテイメント(服以外の記事がどれだけ充実していたか) ☆☆☆☆
オススメ度 ☆☆☆(どちらかと言えば、12月号のほうがオススメかな?)
スポンサーリンク