美容室で最後の仕上げにスプレーするけど、あれって本当に必要なのかな?メリット・デメリットを把握!毛束とはワックスではなくスプレーで作るもの!?ヘアスプレーを上手に使おう!
どーもナル男です。
カット→アイロン→ワックス、とメンズのヘアスタイルについて一通り語ってきたわけですが、最後の仕上げといえばヘアスプレー。
美容室では最後ほぼ必ずされますけど、自宅で行う人って結構いなかったりするんじゃないかな?と思っています。
使い方難しいですよね…。
今日はそんなヘアスプレーについて、そもそも使う必要があるか?というところからお話したいと思います!
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ヘアスプレーは果たして要るのか?
そもそも、ヘアスプレーって本当に要るんでしょうか?
ヘアワックスでセットし終えれば、スタイルはもう出来上がっているとも言えますし、そのままでも良いんじゃないか?とも思います。
ヘアスプレーの目的やメリット
ヘアスプレーって何のためにするか?と言えば、作ったスタイルをキープするためです。これが主たる目的で間違いありません。
朝ワックスで作ったヘアスタイル、これが夕方まで何もしないで保つか?と言われれば、はっきり言って無理でしょう。
ヘアワックスは油性ですから、油の重みでどんどん髪が潰れていきます。
それを防ぐために前回お伝えしたように、髪全体に均一にヘアワックスを付けることが大切なのですが、
やはりそれでも、トップの立ち上がりが潰れてきてしまったり、ハネ感が無くなってきてしまったり、
もっと言うとまとまりも無くなりボサボサになってきてしまいます。
これを防ぐ方法としては、最初にワックスでセットしてから、さらにトイレなどでワックスを付け足して再整髪をすることです。
ヘアワックスの良い所は、髪にまとまりを生んでくれるものの、ジェルのように完全には固まらない、という操作性の高さにあります。
これが、崩れやすさの一因でもあるのですが、同時に「再整髪もある程度出来る」というヘアワックスのメリットにもなります。
その際、最初のセットで目一杯のワックス量を使ってしまうと、既に油分で重くなっている髪にさらに油分を足すことになるため、あまりオススメ出来ません。
再整髪を考えて、最初のセットで、気持ちあっさり目のヘアワックス量に抑えておくのがポイントかなと思います。
逆に、ヘアワックスでのスタイリングを再整髪を前提とせずに、ある程度ガチッと固めてしまおうというのがヘアスプレーの役割、そしてメリットになります。
ヘアスプレーのデメリットとは?どうやったら防げる
固まりすぎる、パリパリになる
おそらくヘアスプレーが苦手な人の一番多い主張が、固まりすぎる、パリパリになる、と言ったものでしょう。
ヘアスプレーは、髪をコートするように覆い、スタイルをキープする仕組みなので、
ある程度固まってしまうのは仕方ないところです。
固まらないとスタイルキープという役割が果たせないので。
パリパリまで行ってしまうと、それは量が多いということなのですが。
とにかく、初心者はつけ過ぎないよう、また部分的に過剰にならないように
なるべくスプレーを離して、全体に薄く
を心がけて使うことです。
これである程度固まりすぎだったり、パリパリになるのを防げます。
これでスプレーに慣れたら、スプレーを使った様々なテクニックに手を出して良いと思いますが、まずはこの基本的な使い方を徹底しましょう。
でないとスプレーの良さが全く分からず、スプレー自体が嫌いになると思います。
これの15分くらいから~、ヘアスプレーについて軽く触れられているので、見てみてください。
なお、この動画では「ダマ(部分的な量的過剰)になりにくい」スプレーが使用されているのですが、普通のスプレーを使う時も、慣れないうちはできるだけ手を伸ばして、その一番遠いところからスプレーをするくらいでちょうどいいです。
動画での使用スプレー ホーユー ミニーレ メガフィックス
スプレーは、量的に過剰になると逆に髪型が崩れてしまいます。
とにかく最初は薄く薄く、全体に均一にを心がけて。
※後日このスプレー使ってみました。
キープ力確かにありますが、その分やはり気をつけないとパリパリになりますね…。
遠目遠目から薄く均一に、を心がけましょう。
白い粉が出る…
ヘアスプレーを使っていると、白い粉が出てくる…。
よく聞く話でもあります。
まずこれは、安物のスプレーを使っていることが一番の原因です。
ケー◯とか。ケー◯とか。ケー◯とか…。
ナル男はサロン専売品を使ってますけど、まず出ません。
ケー◯使った時は出て、しばらくスプレー嫌いになりました。
もう1つは触りすぎ。
白い粉は要はスプレーが固まった部分が壊れて粉状になるわけですからね。
触りすぎはNGです。
特にクシ・コームでとかすなんてご法度!
これやったら流石にサロン専売品でも白い粉出ちゃうかもしれません。
よく電車とかで髪をいじってるメンズいるでしょ?
あれはワックスのみならOKですが、スプレーした後ならダメです!
ただ、絶対に触ってはいけないということもないと思いますけどね。
ちょいちょい直すくらいなら大丈夫です。
ワックスを付け足しての再整髪も、ちょっとなら出来ます。
ただ基本的にはスプレーでのセット後は極力触らないほうが良いでしょう。
スプレーで固まった髪型が、基本的には崩れるだけです。
結局スプレーは、した方が良いのか?しないほうが良いのか?
結論ですが、場合によります。
その日の行動、その日の天気によりケースバイケースですね。
これは美容師さんによって色々言うこと違うと思うので、ナル男の1意見なんですけど、風が強い日、これはスプレーあまりしないほうが良い気がしています。
逆に雨の日はした方がいいかなと思っていますし。
あとスプレーしたまま、タートルネックなんて試着した日には髪型終わると言ってもいいので、しないほうが良いです。
スプレーしてる日にタートルネックの試着は絶対イヤですね。
あくまでナル男の感覚なんですが「動」が多い、長い日はスプレーしたくないです。
「静」が多い日はスプレーした方がいいかなと。
これ言ってること真逆の美容師さんもいるので、ほんと、人によって使うべき日使わない日を経験則を培って選択していった方が良いかなと思います。
ワックスで再整髪なんて出来ない日もありますし。
運動する日は微妙なんですよね~笑
慣れてくると、「キープしたいところにだけ使う」なんてこともできちゃいますし、ナル男はこの使い方が多いです。
最初に言った「薄く、均一に」という話と矛盾してくるんですけどね。
まあこれは慣れてきたらの話です。
どうやったら自分の髪型が崩れて、それを防げるのか?っていうのは経験則で培うものでしかなく、その1つの手段がスプレーの使い方ということです。
毛束もスプレーで作るものである
さらに言うと「毛束もスプレーで作るもの」なのです。
雑誌で見るような毛束モリモリのスタイル、まあそこまでいかなくてもメンズの王道毛束感のあるショート。
このような髪型も、ワックスだけで作ろうとすると実はかなり難しくなってきます。
「なんかイマイチ毛束出ないな~」とワックスをどんどん追加していくのでは、どんどん油分で重くなっていくだけ。
ワックスを馴染ませた後、作りたい毛束をつまんで根本にシュッとスプレー。
これを繰り返して出来るのが毛束感のあるヘアスタイルなのです。
毛束とは1束1束にシュッ、シュッとスプレーして作っていくものなのです。
この動画の8分くらい~が分かりやすいかと思います。
どのスプレーが良いのか?
最初に言っておくと、スプレーなんて本当になんでも良いと思います。
これは結構いろんな人が言ってるんですが、極端に安いものでなければ本当になんでも
(ケー◯とかは白い粉出やすいのでやめておいたほうが良いです)。
そんななかでもオススメはこちらですかね?
(後日追記 現在は後述するルベルトリエの10番が一番オススメです!)
ピースプロデザイン 「フリーズキープ」
黒字に青のハートのこちら。
これはある日の夕方、突然の土砂降りに降られて、とてつもない勢いで湿度が上がって
「こりゃ絶対髪型メチャクチャだなあ…」と思っていたのに、きっちりキープされていて驚いたくらいのキープ力。
ナル男はくせ毛なので、湿度に大変弱い髪質なのですが、それでもある程度はキープ出来ることが分かったすぐれもの。
唯一2回以上買っているスプレーです。
夏場になると、絶対これにしています。
デメリットとしてはスプレー特有の乾いた質感があまりなく、ちょっとベタっとしているところでしょうか。
その分再整髪はし易い気がしますね。
あと、スプレーの「フタ」が一体化されているので、フタを無くす心配が無い笑
(上部を開けて使います)
フタを無くす横着な人にもオススメ笑
今使っているのはコレです。
「トリエ」の青、8番。
「トリエ」シリーズのこだわりは、なんといっても「髪を濡らさない霧」が吹けるところ。
どういうことかというと、通常ヘアスプレーというのはちょっと髪が「濡れ」ます。
これはスプレーを吹くと水溶性の粘着力のある霧が、髪の毛をコートし、これが乾いて固まることにより髪型をキープ出来るわけです。
ところがほんのちょっとですが髪が濡れることにはなるわけで、これが髪型をちょっと崩します。
シャンプーをすると、ドライヤーによる熱、ヘアアイロンによる熱で形作られた髪がリセットされたり、雨に濡れると髪型が崩れたりするのは、髪の水素結合が切れるからです。
乾くとまた繋がるのですが、ヘアアイロンなどはこの水素結合を熱によって変えて髪の形を作るので、これが濡れるとリセットされてしまうのです。
まあ遠目に薄くスプレーする分にはそんなに気にする必要はないのですが、トリエシリーズは、「髪を濡らさない霧」にこだわっていて、スプレーによってせっかく作ったスタイルが少しでも崩れることを防いでくれます。
とは言え、ちょっとは濡れますけどね。髪型が崩れたりするほどは濡れないということです。
また、濡れるということはスプレーの量的過剰が起きやすく、変な固まりが出来たりしますがそれも防ぐことが出来ます。
ちなみにトリエの番号はセット力を表し10が一番強く1が一番弱い、という意味です。
ナル男は8を使っていますが、ちょっとだけ物足りないので、次買うとしたら10ですかね。
髪の短いメンズがキープ目的で使うのであれば、少なくとも8以上は必要でしょう。
髪が長い人は6以下でも大丈夫です。
あとはあんまり固めたくない人は番号を落とすと良いと思います。
※追記 最近髪を切ったのでとうとう10番にチャレンジしてみました!
使い心地は8番同様、「スプレーすることによって逆にセットしたての髪型が崩れてしまう」現象が起きにくい!
やっぱりトリエは使いやすいですね。
使いやすさは全ヘアスプレー中ナンバーワンだなと再確認しました。
そしてセット力も10番でも「強すぎる」ということはなく、「カチッカチになるわけではないけれど崩れない」というある意味理想的な固まり具合。
雨の日でもサラッとキープ出来て、シャンプーでの洗落ちも良い!
これは今まで使った全ヘアスプレーの中でも1、2を争うスプレーですね。
オススメです!
これはやめておいたほうが良い!
基本的にナル男は、どんなスプレーでもワックスと違って1本使い切るまで使うんですよ。
スプレー缶の処理って中途半端に残すと大変めんどくさかったりもしますし。
(処理方法は各地方自治体の規程を確認してください。)
そんなナル男がこれは使えない!と思ったスプレーはこちら。
数年前発売されて一世を風靡した「ヘアジャム」とセットで発売されたヘアスプレー。
「アンチロックスプレー」です。
スプレーなのに固まらない!何度でも手櫛で直せる!
など、夢の様なアイテムに思われたのですが、まあこれが使えない。
ヘアジャム自体が全くもって使えない製品なんですが、(CM出てる人すら使ってないからね)このスプレーはもっと使えません。
作った髪型がどんどんほつれていく感じ。
夕方には完全に崩れていると思います。
これはヘアジャムとセットで使ってもワックスでセットしても同じです。
ヘアジャム自体が、何がしたいんだからよくわからない感じの製品で
「コンセプトは良いが、中身が追いついてこなかった」という発展途上の製品なんですよね。
アンチロックスプレーも、固まらない、何度でも再整髪出来る!というコンセプトは素晴らしいのですが、スプレーの役割である「スタイルキープ」という役割を全く果たせないどころか、どんどん髪型が崩れてくるという「しないほうがマシ」という、非常に残念なものになっていました。
本当にコンセプト自体は素晴らしいので、ヘアジャムともどもさらにこのコンセプトの製品を発展させていってほしいものです。
スプレーの落とし方
そこまでバリバリに固めていなければ問題無いのですが、ある程度固まっていることには違いないので、まずはお湯でのプレシャンプーをしっかりします。
暖かいお湯で流せば、8割方落ちてくれますよ。
スプレーは水溶性なので、油性であるワックスよりも洗い落ちは大抵良いはずです。
いきなりシャンプーせずにまずはしっかりお湯で洗い流しましょう。
ワックスの洗い落ちが悪くて嫌だ!という人はワックスの量を少なめにして、スプレーでキープするようにすると、良いかもしれません。
ただ、シャンプーでの洗い落ちが悪い!というのは、ワックスそのものに問題があるか、ワックスを使いすぎている証拠でもあります。
一度その点を検証してみる必要があるでしょう。
ヘアスプレーで束感を強調したり、前髪をキープしたり、ワックスを使わずスプレーだけ使ったらどうなるの?などまだ書きたいことはあるのですが、まずは基礎編ということでこのへんで失礼します。
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