OCEAN TOKYO、LIPPS、AKROS、現在のヘアトレンドをリードする都内3大メンズヘアサロンが使っているヘアワックス+α。ナカノタント、デューサー、LIPPSオリジナル、ロレッタデビル、ミューヴル、アリミノピースetc...筋金入のヘアワックスコレクターが徹底レビュー!実現できるヘアスタイルとセットで紹介します。ヘアワックスの洗い落ちに悩む人にオススメのシャンプーも紹介します!
どーもナル男です!
男なら毎日行うヘアスタイリング、毎日使うであろうヘアワックス。
有名店はどこの何を使っているんだろう?って気になりませんか?
なかなか有名店を全部周る、なんて事もできないと思うので、
都内3大メンズヘアサロングループである
「OCEAN TOKYO」「LIPPS」「AKROS」が使っているヘアワックスについてお伝えしましょう。
それにプラスして、ナル男が使ってきたサロン使用ヘアワックスを徹底レビューしていきます!
レビューの前に・・・ヘアワックスの「かたい」と「やわらかい」のバランスについて
各ワックスの解説の前にですね、ワックスの「かたい」と「やわらかい」について解説したいと思います。
これはですね、基本的にやわらかい→セット力弱めだがセット自体はしやすい、かたい→セット力強めだがセットはしにくい、という認識で大丈夫です。
(一部例外もあるんですが・・・)
「ワックスは固ければ固いほど良い」なんて言い出す人も一定数いるのですが、それは剛毛と呼ばれるかたく短い髪を立たせて固定させたい時だけです。これは「散らす」というワックス本来の付け方、使い方を考慮していません。
基本的にヘアワックスというのは、ハードワックス、すなわち固ければ固いほど髪に馴染ませる際に「引っ掛かる」という感覚を覚えるはずです。
ヘアワックスというのは表面にベタッと付けるのではなく、髪全体に満遍なく付ける(「散らす」と言ったりします)ことが必要です。
髪一本一本をコートするような感覚かな?
ここで「引っ掛かり」があると、その作業がうまく出来ないんですね。
前にヘアワックスの付け方を解説したと思うんですが、ナル男はオーシャントーキョー高木さん考案?の「とにかく騙されたと思って2分間、ワックスを髪に散らす」という手法が一番簡単かつ確実だと思っているんですよ。
(この動画は最初からワックス作業です)
この作業の時引っかからないように、髪の質や長さに応じてやわらかさ・かたさを調整する必要が出てくるんです。
引っ掛かりだけではなく、髪が伸びてきた時に、不必要にパワーや固さのあるワックスを使ってしまうと「ボテッ」とした毛束が出来やすいんですよね・・・。
そこで、かたいワックスとやわらかいワックスをその時々の髪の状態や長さによって混ぜることで「引っ掛かり」があまり出ないように調整することを、オススメしています。
また、ヘアアイロンでスタイリングした場合やパーマが掛かっている場合、かたいワックスはあまり必要ありません。
やわらかいワックスで十分です。
メンズのヘアスタイリングにヘアアイロンが必要な理由と用意する物 -
メンズのパーマってどうなの?まだパーマをかけたことがない人へ -
逆に、何もしていない髪を動かしたい!などという場合は、固くパワーのあるワックスを使わなければなりません。
ここらへんは色々見解があるところで、「髪が柔らかいほど、固いワックスが良い」という人もいます。
ここらへんは個々人の髪型にもよりますし「どういう髪型が作りたいのか?」にもよります。
例えば髪の毛というのは伸びて長くなればなるほど弾力が無くなってくるわけですが、ここで無理に毛束モリモリ、立ち上げまくり、動かしまくり!みたいな髪型を作りたいとなったら、柔らかいワックスでは無理です。
固く、パワーがあるワックスが必要になってきますし、できればファイバーが入っていたほうが良いかもしれません。
ここらへんも調節出来るので、ワックスは最低2つを混ぜて色々調整していくと良いと思いますね。
もし固いワックスしか持っていない、というのであれば、髪が伸びてきたら「薄く」何回かに分けて使うことを心がけてみてください。
そうすると引っ掛かりも抑えられますし、仕上がりもボテッとせず、ナチュラルになります。
LIPPSのオリジナルワックス、充実ラインナップ・・・新発売の「ハードブラスト」のオススメ度は?
LIPPSグループはオリジナルのヘアワックスを持っています。
当初L08のみからスタートしたオリジナルヘアワックスのラインナップも今は全8種類(!)。
単独ヘアサロンが出しているヘアワックス数としては群を抜いています。
このうち女性用のピンク(ニュアンスムーヴ)以外の全てを使ったことのあるナル男が簡単にレビューしていきます。
ちなみにLIPPSワックスシリーズは共通して「洗い落ちが良い」というのが言えます。
ファイバーも入っていないですし、あまりパリパリに固まる感じもないですしね。
また薄い円柱状の容器は持ち運びに便利です。
これ結構大事ですよ。
デューサーの容器とか家に置いておく分には良いですけど、カバンの中に入れたりするとかなり持ち運びにくいと感じるはずです。
また、リップスのワックスってちょっと高い?って感じるかもしれないんですが、容量は他のサロンワックスと比べると多いんです(リップスはすべて内容量100g、デューサーシリーズは80g、ナカノタントシリーズは90g)。
それでもまだ割高感はありますけどね。
※LIPPSはワックスのセット力を一覧表にしてたりするんですが、ちょっと僕の使用感と異なります。あくまで僕が使用していて感じたことなので、よろしくお願いします。
全てのはじまりL08はメンズの王道ショートに向く!
LIPPSのワックスシリーズ第一弾にして最高傑作の1つ、「L08」。
いわゆる「LIPPSの白」。
LIPPSが2008年に発売したからL08という品番なのであって、他社のワックスシリーズのように数字によって柔らかくなるとか固くなるとか、そういう性質を表すものではありません。
L08はほどよい固さを持ったマットワックスで、簡単に毛束感を出すことが出来ます。
ファイバーは入っていないクリームタイプなのですが、それでも簡単に毛束を出せるのは驚きでした。
それまではファイバーが入っていないと毛束感スタイルは難しいのでは?と思っていたので。
メンズヘアスタイル 美容室LIPPSヘアーワックスメンズスタイリングムービー ビジネス
また、これはLIPPSワックスシリーズ全体に言えることなのですが、「洗い落ちが良い」んです。
中にはシャンプーで2回洗ってもまだ残っているような「洗い落ちの悪い」ワックスもある中で、LIPPSは比較的洗い落ちが良い。
ヘアワックスは日常使用する物ですから、この洗い落ちは大切です。
ハードワックスなのに洗い落ちが良い。これもオススメポイントですね。
また以前の物は、かなり固まりやすく、下ろしたてのみずみずしさ、クリーム感が失われ 、カチカチになりやすく使用感が損なわれていたのですが、最近のリニューアル版はそれが改善されたように感じますね。
水分とクリーム感が失われにくくなっています。
僕は最近だと昨年8月にこのワックスを買ったんですが、半年以上経った今でも全然みずみずしくてちょっとびっくりしています。
(旧版とリニューアル版の違いは「容器の薄さ」です。旧版もまだ出回っているのでご注意を)
L08はメンズの王道、束感ショートに向く! ノンファイバーでナチュラルさもキープ
L08単独で作れるスタイルはこのような感じ。
メンズの王道「爽やかさを失わない束感ショート」。
これが作れるからL08が好きなんですよね。
黒髪でもしっかり!動かせる。
でもファイバーの入っていないノンファイバーワックスなので、ナチュラルさもあるんです。
(もっとゴリゴリの毛束感を出したい場合は、この記事でいくつか紹介する「ファイバー入り」のワックスを使うと、より強力に毛束が出来ると思います。)
基本的にはマットな質感なので、束感を出しつつ爽やかさも出せるのが魅力。
「爽やかさ」をキープして束感を作れるんですね。
オススメ度★★★★✡4.5(L12と混ぜることを前提なら★5つ)
ただし単独での使用だと、短髪スタイル以外では、仕上がりの質感がややシャープ過ぎるのも事実。
また「引っ掛かり」が出てくる場合もあると思います。
自然なニュアンスや柔らかい質感を出したい場合、髪の長さ・柔らかさに合わせて適切にワックスの固さ・セット力の強さを調整しなければなりません。
この単独では固すぎるL08に、後に発売された「L11」との「混ぜ」ることで使いやすく調整したワックスを作り出すことが出来ます。
単独使用でも抜群の使いやすさ、「混ぜ」で最高のワックスも作れるL12、メンズの基幹的ワックス!
オススメ度★★★★✡4.5(L08との混ぜ前提であれば★5、髪が短ければやや物足りなさを感じるはず、ヘアアイロンでセット後やパーマをかけた髪への使用は◎)
「無人島に1つだけヘアワックスを持っていけるとしたらどうする?」という質問があれば、かなり迷うけどこれかな~?
LIPPSシリーズにかぎらず今まで使った全てのワックスの中でもかなり好きなワックスです。
特徴は、とにかく軽い!それでいてしっかりキマる!という使いやすさ。
柔らかく、まさに「クリーム」という感じですぐに手に馴染みますし、髪が引っかかること無く伸ばすことが出来ます。
それでいて単独使用でも束感を出せるだけのセット力があります。
重くならないので、再整髪に付けるワックスとしてカバンに入れておきたいんですよね。
やや長めのヘアスタイル、ヘアアイロンでしっかりセットした後、あるいはパーマヘアに使うならこれ単独で大丈夫です。
さらに前述したとおりL08との「混ぜ」により、髪の長さ、固さ、多さなどに対応させた万能ワックスを作り出すことが可能です。
L12の方を多めにすれば柔らかく、軽い。
L08の方を多めにすればやや固い、しっかりキマるワックスが出来ます。
ナル男は1つのワックスでは、髪を切った、または伸びた時に対応しづらいと思っているので基本的に2つのワックスの「混ぜ」をオススメしていますが、その中で最もオススメしたい組み合わせの1つです。
【LIPPS】プレミアムショートhttp://beauty.hotpepper.jp/slnH000289907/style/L000978339.html
これくらいの長さならL08とL12の組み合わせで。
ライトネスラウンドウルフhttp://beauty.hotpepper.jp/slnH000289907/style/L001110262.html
これくらいの長さならL12単独でも十分。
※あくまでも参考程度、LIPPSのヘアスタイルのほとんどはL08とL12をある程度混ぜて作られることが多い気がする。両方持っているなら、あえてどちらかだけでセットする意義も少ない。
メンズ 髪型 美容室LIPPS×宮崎湧 L12フリーキープワックス スタイリングムービーLIPPSオリジナルスタイリングワックス.m4v
メンズ 髪型 美容室LIPPS×品川翔 L12フリーキープワックス スタイリングムービーLIPPSオリジナルスタイリングワックス.m4v
L12はLIPPSの基幹的ワックスになっているため、使用動画がかなり多いです(10本近くあるはず?)。
ただこれらはプロの手直しが入り、かなり上手くセットしているので、こういう「毛束感」を出したいなら素人はL08を混ぜて上げて、セット力をさらにプラスして上げたほうが無難です。
さすがにこんなに毛束くっきりのセット力は無いやろ、とツッコミたい笑
L08でも述べましたが、くっきりした毛束感が出したいなら、ファイバー入りワックスの方が簡単に出来ます。
リップスのワックスはノンファイバーなので、ナチュラルさをキープ出来る所が良いんですね。
このへんは好みによります。
L12を単独で使用した場合、L08単独よりさらにナチュラルなセットになると思いますね。
もちろんカットと「こする」というLIPPS独特のセット方法で束感は出すことは可能なのですが
もしリップスのノンファイバーワックスの使用感そのままに、もっと激しい毛束感が出したい!という場合は新発売の「ハードブラスト」ワックスが向いていますよ。
L12の登場で、基本的にその役割を終えたL11
オススメ度★★2(これを買うならL12の方が良い、あえてセット力が弱いナチュラルなワックスを求めるならアリか?)
L08の後、固い08と混ぜるために登場したかのような柔らかいワックス、「L11」(通称緑)が出ますが、これはLIPPSの美容師達も「あれは単独で使うとしたらパーマ用」と言っているように柔らかすぎてパーマを再現する目的以外にはちょっと使いにくいワックスです。
その後「柔らかいが、単独使用出来るだけのセット力があり、束感が出せる」という、かなりバランスの良い、上位互換的ワックスL12が登場したことで、基本的にはその役割を終えたと言っていいでしょう。
パーマスタイルだとしても、メンズの場合はL12の方が使いやすいくらいです。
僕もこの動画を見てこれを買ったんですが、L11単独では流石にこんな風には上手くいかなかったですね笑
メンズヘアスタイル 美容室LIPPSヘアーワックスメンズスタイリングムービー
L12に近い使用感で、ツヤを出したいならL14グロスムーヴ
オススメ度★★★✡3.5(ジェルの代替に◎)
L12の使いやすさでツヤを出したいなら、これです。
L14の「グロスムーヴ」(同じL14という品番で「フリーハード」という全く別のワックスがあるので)
そうは言ってもテッカテカな下品なツヤではなく、さりげないツヤ感なのですが。
柔らかさはL12と同じくらいなのですが、ツヤを出すために、油分が多くL12よりも若干「重め」。
付け過ぎには要注意です。
なかなかワックスの要領でツヤ感を出せる整髪料も少ないので(ジェルはワックス世代には扱いが難しい)、これは隠れた逸品だと思っています。
【美容室LIPPS】L14グロスムーブワックス×高橋稜【スタイリング&イメージムービー】
ただ現在は「ツヤを出さないようにする」のがトレンド。
あえてこれを使用する意義は段々少なくなってきてはいます。
2ブロックや新型2ブロックのセットに、ジェルを使うべき場面の代替、あるいはニュアンス的にジェルを使うか迷う時に使う等はありですね。
あくまでワックスなので、コントールのしやすさはジェルの比ではありません。
(ただしジェルのようにパキっと固まったりもしません)
ジェルが上手く使えない、という人にお薦めです。
メンズヘアスタイル 美容室LIPPS×大橋 岬 L14グロスムーブワックス スタイリングムービーLIPPSオリジナルスタイリングワックス.m4v
普通のワックスの使用方法でOK!
束感も出せる。
正直使いにくい印象のL14フリーハード
オススメ度★1(セット力は確かに強いが、それなら別のワックスでも・・・)
上記グロスムーヴと同年に発売されたため品番が同じL14となっていますがこちらは「フリーハード」。
「L08を超えるLIPPS最強のセット力」を謳ったアイテムなのですが、うーん・・・。
セット力は強いんですが、粘着力というか毛と毛をくっつける力が強すぎて、かなり太い束になってしまいますね。
下手をするとスーパーサイヤ人みたいになります笑
かなり短髪や剛毛を動かしたいという場合には良いかもしれませんが、それならLIPPSのワックスでなくても良いかなと思います。
LIPPS自体でもこれ単体というよりは、他のワックスと混ぜてセット力を落として使われていることが多かった気がします。
だとすると「白(L08)で良いじゃん・・・」となるのでオススメ度はかなり低いですね。
発売直後に買ったにも関わらず全く減っていません・・・苦笑
LIPPS久々の新作「ハードブラスト」は雑誌風の毛束スタイルを簡単に作れる!
LIPPS久々の新作となった「ハードブラスト」。
オススメ度★★★★✡4.5(雑誌風の毛束を散らしたスタイルがしたいなら 一度試して欲しい、単独で使用出来るし、完成度が高い)
「毛束を激しく散らしたスタイル」というのが、現在のトレンドの1つになってきました。
特に3大ヘアサロンが提案するスタイルは、スタイルの名称こそ違いますがどれも同じように毛束を細かく、そして激しく散らすというもの。
・ LIPPS
・OCEAN TOKYO
・AKROS
各サロンヘアスタイルの名称等は異なるのですが
・ワイヤーのように1つ1つの毛束が細かい
・ 激しく散らすような動き
という共通項があり、このような髪型を作るのに適しているワックスはまずは「ファイバー入り」のワックスが考えられます。
しかしもしリップスのようにノンファイバーのワックスで実現したい場合は、「ハードブラスト」が最も向きます。。
ナカノなどのファイバー系ワックスが一番向いていると思っていたのですが、ハードブラストワックスはクリーム系ながら、細かい毛束を作りやすい。
強力なセット力は持っているんですがL14フリーハードほど使いにくくないというかなり完成度の高いワックスですね。
使い方はこちらを参考に
【美容室LIPPS】ハードブラストワックス×宮崎湧【スタイリング&イメージムービー】
全体に散らした後は、細かく束を「ねじる」ようにしたほうがうまくいくかも?
もちろんカットで毛束が出るようになっているのが大前提です。
雑誌風ヘアスタイルって再現が難しいのですが、これは割りと簡単に出来る方かなと思いますね。
今まで雑誌風スタイルをどうしても作りたい場合は、「ハードなファイバーワックス」が一番向いていると思っていので、これは結構新感覚でした。
またハードなファイバーワックスよりも、クリームタイプのワックスが作る独特のナチュラルな毛束感なんですよね。
ナル男は年明けに購入して、おそらく10回ほど使用してみたのですが(そんなに頻繁に毛束をちらしてもいられないので笑)、今のところ何かと混ぜるということはあまり必要ないかなと考えています。
ハード過ぎる、という場合L12と混ぜればいいかな?とは思っていますが。
ハードワックスなのですが、L08のように「引っ掛かる」感じもあまりしないので非常に使いやすいですね。(L12よりは引っかかりますけどね)
一応表記ではLIPPSワックス史上最強のセット力の強さ、のように書いてあるのですが、「固い」という意味ではL08の方が上で、ハードブラストは固いとは感じないですね。
※これについて質問があったので書いておきますと、ハードブラストはL08より粘着力?はあまり無いように思えて、キープ力は劣るように感じました。
おそらく同時発売の「ハードブラストスプレー」にキープは任せる感じで設計されているのでは?と邪推しています笑
※ハードブラストスプレーの方は使ったこと無いので使ってみたらレビューします。
L08や12ほどの万能感は正直無いのですが、LIPPSでもかなり上位に来る完成度の高いワックスですね。
最初はLIPPSの店舗限定だったのですが、待望のamazonでの取扱が開始されました!
マットな質感がトレンドになりそうだが・・・最新作マットブラストは使いにくい?
オススメ度★★2(使える髪質が限定的、マットな質感なら他のワックスの方が良い、店舗限定で手に入れにくい)
現在はツヤのある質感ではなくツヤのない「マット」な質感がトレンドになりつつあります。
そんなマットな質感を志向したLIPPS最新作が「マットブラスト」です。
新感覚「ふわボサ」のはずなのですが・・・うーん・・・。
解説HP
http://lipps.co.jp/products/matteblast_wax.php
これ結構難しいワックスですね。
元々マットなドライ系ワックスってひっかりやすかったり、セット力がそんなでもなかったりと結構使いにくいのですが、これもその例に漏れず。
【美容室LIPPS】マットブラストワックス×大橋 岬【スタイリング&イメージムービー】
セット段階では割りと束出たりとそこそこのセット力を発揮するんですが、それでもハードブラストみたいな感じは全くしないですね。
で質感もドライにさせるための成分のせいなのか、ボサボサとしがちで崩れやすいです。(まあそもそもそれが「ふわボサ」なわけですが・・・)
この崩れ安さはドライ系ワックスには割りと共通することかも・・・。
うーん、セットをする上での性能という意味でかなり中途半端なワックスかなと。
そこまでしてドライ・マットな質感を追求する必要って今のところあるかなあ?っていう気がしているんですよね。
「ワックス付けていないかのような」ナチュラル質感を志向するなら分からなくも無いんですが、これはある程度セット力があるので付けているのは丸わかりなわけで。
どうにもスタイリストが言うには、軟毛でかつキューティクルありまくりでピカピカと子供みたいな髪質の人がそれを抑えて、あてボサボサとした質感に見せるのに向いているらしいんですが、あんまりそんな人もいないでしょうし。
そこの需要ってあります?
合う合わないが激しそうなワックスです。
そもそも最初に出たL08(白)がマットワックスなので、必要あるかなこれ?と思いますが。
「ふわっとボサッと」した質感なら、たいていのマットワックスで作れるので、そういう意味では完成度はあまり高くないと正直思いますね。
前述したように使える髪質は限られそうです。
少なくとも、硬い毛質だったり、乾燥しやすい感想毛は避けたほうが無難ですかね。
軟毛の人は試す価値あるかも。
あと、マットにする成分の影響なのか、リップスのワックスにしては香りがかなり強くなっています(りんご?ラ・フランス?系の悪くない香りではないのですが)。
なお今のところ、LIPPS店頭のみの販売(ロフトなどでも売っていないですし通販も不可です)なのでLIPPSに行く必要があります。
とまあ入手難度が高く感じるのですが、別にLIPPSにカットしに通っていなくても、店頭に行って「すいませんワックス欲しいんですが」と言えば普通に売ってもらえます。
髪を切りに行く以外でサロンに行く、という行為に若干のハードルは感じるとは思うのですが、どうしても欲しい場合、カットはしなくても手に入るというのは言っておきまししょう。
OCEAN TOKYOが主に使用するデューサーシリーズ、オーシャンオリジナルワックスもスタンバイ!?
単独でヘアムックを出すほど勢いに乗っているオーシャントーキョーグループ。
今最も勢いのあるメンズ美容室「OCEAN TOKYO」グループとは?ヘアサロン紹介 - ナルシストで何が悪い?ナル男のアイデアブログ
OCEAN TOKYOのメンズヘアBOOKは、オーシャントーキョーのファンブック? - ナルシストで何が悪い?ナル男のアイデアブログ
このヘアムックと、ナンバーワン指名数を誇る三科光平氏が配信するYouTube動画を見ればヘアスタイリング力が向上すること間違いなしなわけですが、そんなオーシャンで主に使われているヘアワックスがナンバースリーの「デューサー」シリーズ。
デューサーシリーズの番号は基本的に「番号が若いほどやわらかい」。
1、2番あたりは女性用と言っても良いかも?
基本的にほとんどのメンズはデューサーの3番、4番、5番、6番あたりを抑えておけばいいでしょう。
オーシャンで使われるのもほとんどこのへんのはずです。
(5はあまり見たこと無いかな?)
1つ1つ解説していきましょう。
アイロンでセットorパーマが掛かっているなら赤の「3番」
しっかりヘアアイロンをするか、パーマが掛かっている髪なら軽い3番だけでも十分。
LIPPSでいうと茶色とのL12に相当する感じですね。
ファイバーは入っていない、クリームタイプのデューサーシリーズで最もオーソドックスなワックスです。
軽く毛束を動かすようなスタイルに向きます。
デューサー3でセットしてみた OCEAN TOKYO harajuku 三科光平
(2分56秒くらいからワックス作業に)
単独だとL12ほどではないんですが、他のワックスと混ぜることで使いやすさをぐんとアップさせてくれます。
オススメ度★★★✡3.5(4番との「混ぜ」前提なら★4つ、すべてのワックスの基準になるようなワックス)
より束感と動きが欲しいなら、ファイバー入りの緑の「4番」
もっと束感と動きが欲しいならファイバーの入ったデューサー4番。
オススメ度★★★✡3.5(3番との「混ぜ」前提なら★4つ、短髪ならこれ単独でもOK
ファイバー入り、かたいタイプで束感と動きが出やすい)
一番オススメなデューサーシリーズの使い方は、3番と4番の「混ぜ」
ナル男が一時期やっていて、オススメなのがデューサーの3番と4番の「混ぜ」。
これはLIPPSのL08とL12を混ぜるのと同じ要領で、髪が短く固い場合は4番を多めに、長く柔らかい場合は3番を多めにといった具合に調整することで、自分のその時に一番合ったワックスを作れます。
LIPPSとの違いは、ファイバー入りなのでより束感を作りやすいことですね。
この動画でも語られていますが、基本的に毛束というのは、ワックスをなじませたあと毛束をつまんで「ねじる」という作業をしてあげることで出てくるものなのですが
(まあカットが良いと勝手に出てくるんですが・・・)、ファイバー入りだとファイバーの力でどんどん毛束が出来てくれるので、よりラクなんですね。
手先の器用さとか、セットにあまり自信がないのであればファイバー入りをオススメします。
そして4番だけだと微妙に伸びがなくて、髪全体に散らすということがしにくいので、3番で伸びとやわらかさを調整するイメージです。
「混ぜ」の組み合わせとしてはオススメの組み合わせの1つです。
個人的には使いづらいと思っているハードワックス「5番」
デューサーシリーズの5番と6番の関係って微妙で、6番の方が確かにかたいんですけど、それはクレイワックスだからで、純粋なセット力なら5番の方が上な気もするんですよね。
オススメ度★★2(すぐ固まってしまうのでセットしづらい)
冒頭で説明しましたが、ヘアワックスは髪全体に散らしていくのが本来の使い方です。
そしてこの5番は割りと瞬時に固まってしまうので、この作業が微妙にうまくいかない。
よほどの短髪・剛毛で立ち上げたい、といった事情がない限り、これは使わなくて良いと思っています。
デューサーの項で言うのもあれなんですが、短髪・剛毛でもノンファイバー、クリームタイプが欲しいならリップスのL08で大抵は十分です。
マットで激しい動き、クレイ「6番」だが注意点も・・・
三科光平氏が一番オススメしていたヘアワックス(今はどうなのか分かりません)。
少量使えばナチュラルな質感に、多めに使えば激しい動きも出せる。
クレイ(泥)系ワックスなので、今トレンドのマットな質感で、しかも湿気にも強いということなのですが・・・。
(5分18秒辺りからワックス作業)
確かにセット力という点では文句がないんですよ。
ただ「洗い落ち」が悪すぎる。
三科氏はシャンプー前にコンディショナーをなじませることで、洗い落ちしやすくなるとは述べているのですが、ナル男はそれでもどうもダメでした・・・。
2回シャンプーしてもどうにもまだ落ちた感じがしなくて3回シャンプーしたり・・・
ちょっと他のワックスにはない洗い落ちの悪さでした。
サロンワックスではなくて、市販の泥ワックスもそんな感じがするんですが、それにしても洗い落ちが悪くて。
もうセットする時、手についたワックスですら1回手を洗った程度では落ちなかったりして。
とてもではないですが日常使用する気にはなれなかったですね。
たまに使うなら良いんですが。
マットにしたいんだったら他のワックスでも良いと個人的には思いますけどね。
それでも、オススメする人やセットのしやすさで絶賛する人も多いワックスであることは間違いないので、その評価は人によるというところでしょうか。
※ワックスの洗い落ちに悩む人はこの記事の最後の方で紹介するシャンプーをぜひ使ってみて下さい
オススメ度★★✡2.5(良いところと悪いところがはっきりあり相殺される・・・詳しくは本文を)
これを「混ぜ」るとしたら、クレイなんで、何と混ぜるか微妙なところなんですが、伸びが欲しいならデューサー3番かな。
オーシャントーキョーオリジナルワックスが開発中!?
この動画の6分55秒~から突然登場したOCEAN TOKYOオリジナルワックス。
ナル男の記憶が確かなら、もう2年位前から「作りたい」的な話をしていたような・・・。
見たところノンファイバーのクリームタイプに見えますがどうなんでしょう?
どんな出来か楽しみだなあ・・・。
問題は、販売ルートですよね。
OCEAN店舗でないと買えないのか、通信販売もされるのか?
店舗限定だと転売とかされちゃいそうだなあ・・・。
発売されたら絶対に使ってみたいですね。
※後日発売されたのでレビューしました!こちらも是非見て下さい!
AKROSグループはナカノタントワックスシリーズを使用
3大都内メンズサロンのうちアクロスはナカノの「タント」ワックスシリーズを使用。
「ナカノ」は、もしかしたら日本で一番有名なサロンワックスメーカーかもしれないですね。
とりあえずナカノを使っておけばいい、というようなファイバー入ワックスのガリバー。
何故ファイバー入ワックスがこんなに普及したかというと、ファイバーが入っていると簡単に髪型が作れるからなんですね。
(ただ作った毛束にナチュラル感が無くなるのが難点です)
ナカノタントの番号は?
リップスワックスシリーズの番号は、基本的に発売された年がナンバリングされています(そうではないものもあるんですが)。
デューサーシリーズは若い番号ほど柔らかい、という番号に意味合いをもたせています。
そしてナカノタントは
1ライト
2ノーマル
3ライトハード
4ハード
5スーパーハード
6ウルトラスーパーハード
7スーパータフハード
と見事に「若いほど柔らかい」という順番になっています。
というかこれがワックスメーカーの番号の意味としては普通なんだよね。
リップスは複数のワックスを同時にリリースするのではなく、トレンドなどに合わせて追加していくので、番号に意味合いをもたせられないんです。
で、大抵のメンズなら3番~6番で十分です。
1、2番ではちょっとセット力が弱すぎる、7番だとちょっと固すぎて、デューサーの項で述べた散らす動きが出来ないんです。
アクロスで聞いたんですが6以降は超剛毛の人とかにしか使わないとのこと。
あと「剛毛」の度合いなんですけど、メンズって「自分の髪は剛毛だ」って思っている人が多すぎるらしいですね。
そんないないらしいですよ、そこまでの剛毛って。
まあこれも相対的な判断で、すべての髪は軟毛か剛毛かに分類出来ると言えば出来るのですが。
ナル男もずっと自分の髪を剛毛だと思っていたんですが「普通」の範疇だと。
自己流の診断をし過ぎないことが大切かな?と思いますね。
必要以上に「固い」ワックスを使ってしまって、髪全体に伸びきらず、不自然になっている人が多いです。
自分の髪のかたさに対して、柔らかすぎても、かたすぎてもワックスってダメで
適切な固さの物を使う必要がある・・
・
だからやわらかいタイプとかたいタイプの「混ぜ」を推奨しているんです。
AKROS特有の「細かい毛束」感を作るのに、ファイバーワックスは向いている
「ワイヤーのように細かい毛束を散らす」というのがトレンドになっていますが、このような激しい毛束の動きはそもそもアクロスが源流だと思っています。
このように「1つ1つの毛束をくっきりさせる」なら、ファイバーワックスを髪全体になじませた後、1つ1つの毛束をさらに「ねじる」。
こうすることで、ファイバーが毛束をくっきりと作ってくれます。
そうではなく、「ナチュラル」な毛束感が欲しいならリップスなどのクリームタイプワックスの方が向きます。
同じカットベースでも使うワックスのタイプに寄って大分仕上がりは変わってきます。
ナル男はもう毛先までくっきりした毛束はあまり好きではないのでファイバーインはあまり使わなくなってきているのですが、こういう使い分けがあることを覚えておきましょう。
ナカノタントはすべてファイバーインなので、やわらかさを基準に選んでOK!
細かい違いはあるにはあるんですが、ナカノタントシリーズはすべてファイバーイン。
デューサーシリーズのように2がファイバーイン、3がノンファイバーのクリーム、4がファイバーイン、5がジェルっぽい、6がクレイ・・・などとバラバラの性質を有しているわけではありません。
だから、髪がやや長めなら4番のハード、短めなら5番のスーパーハード、というような選び方でOKです。
最初は4で良いんじゃないかな?と思いますけど。
4が基準になるかたさだと思いますよ。
オススメ度★★★✡3.5(タントシリーズはすべて3.5、どれか一度は使って欲しいかな)
で、物足りなければ5。
全然物足りないというなら6ですが、6ですら必要というケースは相当短髪だと思います。
逆に3番もミディアム以上の髪の長さが無い限りは、あまり単独で使うということは考えなくて良いでしょう。
7番のスーパータフは、何故かやたら「メンズにオススメ!」と言われているんですが、アクロスでも使うのはかなり例外的らしく
「超剛毛を動かしたい場合」だけだそうです。
聞いたら「しばらく開けてもいないっす」と言われました笑
パーマやアイロンなど無しでめちゃくちゃ細い束を作り、動かして、なおかつをそれをスプレーなど無しでキープしたい、という場合は使っても良いのかもかもしれませんが・・・
ファイバー系の「混ぜ」について
ファイバー系ヘアワックスのやわらかさ・かたさを混ぜでどう調節するか?なんですが、
ズバリ
「ファイバーの毛束くっきりの性質を損ないたくないならファイバー系同士で混ぜる」
「ファイバーの良さを少し薄めてナチュラルに仕上げたいならクリーム系と混ぜる」
です。
やっぱりファイバーの入っていないワックスと混ぜると、それなりにファイバーの性質は薄くなるので。
薄くなっても良いならナカノタント4、5番をリップスL12とか、デューサーの3番のクリーム系ワックスでやわらかくすると良いでしょう。
それが嫌なら、ナカノタント3番で調節を。
ナカノのタントシリーズと、タントじゃないワックスシリーズって何が違うの?
ナカノタントシリーズは、歴史のあるナカノのファイバーワックスシリーズでも新しいシリーズで、今は同時に旧来のスタイリングワックスシリーズと混在している状態です。
ナル男はこの旧シリーズの3番と4番の「混ぜ」をこよなく愛し、髪がミディアムくらいだった頃はこの組み合わせばかり使っていました。
で、タントシリーズと何が違うかというと基本的に「開けたて」ならあんまり変らないと思うんですよね。
ただ全体的にタントシリーズの方がみずみずしさがあって、時間が経ってもカチカチになりにくいという印象があります。
これはセット面でもそうですし、ワックス自体が劣化して固まってしまうスピードという意味でも。
今あえてタントシリーズではなくこちらを使うメリットはあまり思いつかないですね。
旧シリーズに慣れてる、くらいでしょうか?
amazonで買っても値段同じくらいですし。
ただたまに在庫過剰なのか、旧シリーズがドラッグストアで1個500円以下とかで投げ売りされてたりはします。
ナル男もタントシリーズ出た頃に投げ売りされていた旧シリーズを保存用に買ったんですが、結局使わなかったです・・・。
「ふわボサ」ならライトマットが一番良い
旧シリーズもタントシリーズも基本的には1番から7番までやわらかさ・かたさが違うだけのファイバーワックスなのですが、例外的につやなしのマットタイプや、逆にツヤ出しのシャイニータイプがあります。
その中で意外とオススメなのが「ライトマット」
マットタイプは本当に難しいんですが、「キメキメではなく、ふわっとした質感でつやなし」にしたいというのであればこれが結構良いです。
「ふわボサ」ならこっちでしょと思いますね。
3大ヘアサロンでは使われていないサロン専売ワックス
ここからは、3大ヘアサロンでは基本的に使われていないけれど、ナル男が使ったことのあるワックスをご紹介します。
容器もオシャレ、中身もしっかりしているデビルワックス
その中でも一番のオススメは、モルトベーネが出している「ロレッタ デビルワックスシリーズ」の5.5番です。
オススメ度★★★★4(使用感は抜群!でもちょっと少ない笑)
かなりみずみずしいワックスです。クリーム?という感じもしなくて、ジェルみたいにみずみずしく、伸びやかに軽い使用感です。
髪が比較的長め、あるいはパーマヘアなんかに向いています。
柔らかい毛束のナチュラルなスタイルに向いてますね。
こんな感じのヘアスタイルに向きます。
あとは容器が非常にふざけている可愛い。
持ち運びの利便性などひとかけらも考えていないデザインですが・・・(笑
これ部屋にあったら絶対に女の子にツッコまれること間違いなし!
使い終わった後も思わず飾っておきたくなります。
(というかどう捨てるんだ?)
この「中身はちゃんとしてるのに、見た目で損してる」っていうのはどこか親近感湧きますねはい・・・。
ちなみにより凶悪そうなラスボスっぽいこちらは7.0番。
オススメ度★1(セット力が強いというよりベタベタするだけ)
こちらは、水色(5.5)よりセット力が強いということなのですが、ナル男的にはベタベタとするだけでした。
水色の良さが完全に消えてしまっているので
これなら他のハードワックスを使ったほうが良いです。
顔も可愛くないし・・・。
完成度の高いロレッタメイクアップシリーズ6.5
デビルワックスと同じくモルトベーネが出しているロレッタメイクアップシリーズはメンズなら6.5がお薦めです。
かなりハードなファイバータイプなので、くっきりとした毛束が作れます。
オススメ度★★★✡3.5(ハードファイバーなので使い方がちょっとむずかしいかも)
ただしこれは単独で使うとかなり固い、しかもファイバーなので髪全体になじませる、散らすのがかなり難しいです。
引っ掛かる感じがかなり出てくるかなと。
くっきり毛束は作りたいけれどナカノファイバーを上手く選べない場合はこれでも良いかな?
ナカノで言うと5から6くらいのかたさはある気がします。
しかし、ロレッタの製品は本当に容器がオシャレですね。
マットな質感でくっきりと毛束を作りたいならミューヴルドライワックス
これはつい最近買いました。
ミューヴルのドライワックス。
ナル男としては今トレンドになりつつある「ドライ・マットな質感」というのにそれほど興味が無いんですが(何度も言いますがそもそもナル男が使っているLIPPSの白L08がマットなワックスですし)
まあこんなブログやっているんで、少しでも参考になればなと。
これはドライワックス特有のセットしづらさ(パサパサする)がやはりあるんですが、セット力自体は強力で束感もかなり出ますね。
それでいてファイバーワックスのようなくっきりとした感じでもなく
「ナチュラルな細束」が出来やすいです。
ドライ・マットタイプ特有のセットしづらさはあるものの、洗い落ち自体は良くてドライワックスが好きだけど洗い落ちが・・・という人にはオススメかもしれません。
僕はこのチューブタイプっていうのに抵抗を感じるのですが・・・。
オススメ度★★★✡3.5(ドライな質感でハードなセットを求めるなら)
アリミノピースは、手に入りやすいが・・・
オススメ度★✡1.5(油分感が強く、市販品との違いがあまり感じられない)
アリミノピースの「茶色に緑ハート」は結構使っているサロンも多いのですが・・・
どうにも油分感が強いですね。
サロン専売ヘアワックス(とはいえ今はamazonなどで簡単に買えるので市販されていると言っても良いんですあg)とGATSBYをはじめとする市販ワックス(なんならコンビニで買える製品)との一番の違いは「油分感」にあると思っています。
サロン専売ワックスは同じ「ヘアワックス」でもあまり油分を感じないんですね。
成分的にみずみずしいものが多くて。
で、アリミノピースはどちらかというと油分感が強くて、そこは市販品に近い。
昔チューブタイプも使っていたんですが、やっぱり油分感強かったですね。
そこらへんのドラッグストアとかでも売っていて手にはいりやすいんですが
この油分感が強くあまり好きではないですね。
髪が痛みまくっている場合には逆にこの油分感が良いのかもしれませんが。
アリミノピースは香りが好きですけどね。
ワックスの洗い落ちに悩む人にオススメのシャンプー
ワックスの洗い落ちに悩む人はこちらのシャンプー&トリートメントを使ってみて下さい。
これはクレイ(泥)と炭でしっかりとワックスなどを吸着して洗い流してくれるのですが、植物などの保湿成分もしっかり入っているので、洗落ちは良いのに、キシキシすることが無いんです。
この洗落ちは良いけれど、キシキシしないというのはなかなか無いんですよね。
3回シャンプーしないと落ちない、と洗落ちが悪いことで有名なデューサーの6番(クレイ)ワックスも2回のシャンプーで確実に落ちるほどです。
トリートメントも薬草が入っていて、頭皮がスースーして気持ち良い!
決して安いシャンプーではないですが、べらぼうに高いわけでもなく。
次々とシャンプーを変えてきたナル男もリピートしています。
お試しセットもあるので、そちらでまずは試してみて下さい。
市販品のワックスで一番オススメは?
サロン専売ではないコンビニでも買えるワックスは、正直amazon等で気軽にサロン専売品を買えるようになり、値段的にもデューサーとGATSBYが変らなかったりするのを見るとあまりオススメしないんですが
緊急事態でコンビニで欲しい!という場合もあるでしょうし、一応書いておくと
GATSBYのオレンジですかね。
市販品は油分感が苦手なんですがこれは比較的油分感が少なく、失敗しにくいかなと。
市販品の場合油分でどんどん重くなってくるんで付け過ぎは厳禁なんですが、これはそこまで重くなってこないです。
やべ!ワックス忘れた!みたいな時にコンビニでモバイルタイプ(使い切りの少要領)買って使うことはあります。
ワックスだけで、ヘアスタイルは完成しない、ヘアスプレーも大事
ここまでワックスをたくさん紹介してきてあれなのですが、ワックスと同じくらい大事なのがヘアスプレーです。
実は毛束感もスプレーで作るものだったりするのです・・・。
ヘアワックスは中間~毛先に付け、根本はヘアスプレー。
毛束を作りたい場合は、作りたい毛束を持ち上げて根本にシュッとスプレーしていくのです。
雑誌のヘアスタイルも、実はほとんどヘアスプレーでつくっている、と言っても過言でないところがあります。
ワックスコレクターになるのはオススメしないが、楽しい
最後に、ワックスをどんどん買ってしまうワックスコレクターについて。
ナル男もワックスコレクターです。こんなブログ始めるはるか昔からね。
もうね結論ははっきりしているんですよ。
ワックスなんでやわらかいのとかたいのを1つずつ、計2つ持っていれば何も問題ない。
髪を切ったら、かたいワックスの分量を増やす。
髪が伸びたら、やわらかいワックスの分量を増やす。
ナル男で言うとLIPPSの白と茶色があればそれでいいわけです。
だから、皆さんには、ワックスは2つあればいいよと言います。
それでも何故ワックスコレクターを続けるのか?
それは楽しいから・・・。
新しいワックスって楽しいんですよ、新しい発見が必ずあって。
これは行きつけの飲食店に美味しい定番メニューを知っているのに新しいメニューが出ると試してみたくなるのと全く一緒ですね。
ヘアサロンのスタッフも結構プライベートでは色々なところのワックスを使っていて
「いつも何使ってるんですかー?」という会話をするとかなり面白いです。
サロンは取引先という縛りが合って、特定のワックスしか使えないわけですが、我々はそういう縛りがないので、自由にワックスを色々試してみて良いのでは?と思います。
やっぱり自分で使ってみると一番色々分かりますし。
まあオススメはしないです、ワックスコレクターになるのは。
でも楽しいですよ笑
キープするためのヘアスプレーについてはこちらの記事で
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