もはやニットならココを見ずには始まらない…BATONER(バトナー)が遂に本店・旗艦店を(ひっそりと)オープン!過去の名作アイテムの紹介や、全国オンラインショップ一覧も!
今やニットと言えばココ!BATONER(バトナー)が遂に本店・旗艦店をオープン!
BATONER(バトナー)は、2013年スタートのニットブランド。
ニットの産地として知られる山形県で、様々なメゾンブランドやアパレルブランドのニットを手掛けてきた奥山メリヤスの運営するファクトリーブランドでもあります。
あのブランドのニット、実はバトナーが作ってるんです!
というのは、バトナーを取り扱うセレクトショップでお決まりのように聞くセリフです。
そんなバトナー、先日ひっそりと本店・旗艦店をオープンしました。
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緊急事態宣言こそ解除されたものの、まだまだ新型コロナウイルス禍が続く中で大々的なオープンではありませんが、公式インスタグラムと公式HPにて告知されました。
場所は神宮前、外苑前駅と表参道駅の間くらいにあります。
表参道のセレクトショップやブランドショップが密集したエリアからは若干離れてはいますが、遠過ぎるというわけではありません。
そのシーズンのすべてのアイテムが入荷する、というような形ではなく、あくまでブランドの世界観を伝えるコンセプトショップ的な立ち位置だそう。
品揃え的には、公式オンラインショップ>旗艦店、という形になるそうです。
ただ、なかなか実物を見ることの出来ないバスクシャツやウィンドブレーカーなどのアイテムもあって。
バトナーは現在かなり幅広いラインナップの商品を作っていますが、取り扱いセレクトショップでは限定的な取り扱いにならざるを得ず、どうしても一度に多数のアイテムを見ることは叶いません。
これまでは数店舗回らなければ見れなかったアイテムが見れるようになりそうで、
ブランドファンなら一度は行ってみたいショップとなるでしょう。
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7月下旬から始まるという21AWのデリバリーが楽しみでなりません。
春はコットンニット、冬はウールニット、そして夏はTシャツも!?オールシーズン制圧を始めたバトナー、気をつけるべきは…?
バトナーはその技術の粋を見せつけるかのごとく、多種多用なニットをリリースするブランドです。
ここで、過去シーズンで私が是非オススメしたいと思ったニット・ベスト3を紹介しましょう。
【RIB CREW NECK (BN-19FM-026)】
バトナーでは複数種類展開されている畦(あぜ)編みの冬用のウールクルーネックニット。
その中でもこの型は、厚手ながら他の型と違って膨らみ感の少ない、ややソリッドな質感。
糸をこれでもか!と大量に使い、さらにそれをグッと高密度にした満足感のある生地です。
原料のウールの高騰が続くなかで、ここまで贅沢に糸を使って(もちろんウール100%)、さらにこの値段(当時定価22000円+税)で出せるブランドは、今はまず無いのではないでしょうか…。
そして何と言ってもスソとソデにリブが無い、というのが特徴になります。
ギュッと締め付けて絞りを掛けてくれるあれですね。
リブがないお陰でストン、と生地が落ちてくれるのです。
厚手のニットって、どうしてもモコモコとしてしまい綺麗にシルエットを出すのが難しいのですが、これはリブ無しのおかげで厚手なのにそこそこスマートに着ることが出来ます。
柄なしのシンプルなニットにも関わらず、一枚で着てもそこそこサマになってしまうニットになっていました。
強撚したスーパーファインメリノウールを使用し、非常に繊細な素材ながらもピリング、毛玉が出来にくいのです。
何年にも渡って使えるという意味でも、凄まじいコストパフォーマンスの良さを発揮します。
18年19年と非常に人気を博した型でしたが、残念ながら20年はリブ無しではなく、リブ有りへと仕様変更されてしまいました。
ただ一部のセレクトショップでは別注という形でリブ無しバージョンが出ており、今後も復刻が期待されるところです。
【HIGH COUNT RIB CREW NECK (BN-20SM-012)】
コットン×シルクで作られた春用ニット。
最初のニットと同じく畦編みのニットですが、よりソリッドで、より細かい畦なのが特徴。
こちらもリッチな糸量を感じさせつつも、ニット特有の厚みを感じさせず、スウェット感覚で着ることの出来るニットです。
こちらはリブがありますが、ソリッドな生地故にリブによって生まれる生地のたわみ、溜まり具合が綺麗なのです。
これは生地の密度が無いと出来ない芸当。
その生地の質感すらもデザインの一部、といった趣があります。
特に20年はカラーリングが素晴らしく、デザイナーズブランドに全く負けない出来でしたね。
【MOHAIR NORDIC CREW NECK (BN-20FM-052)】
バトナーは畦編みニットを得意としていますが、それだけではありません。
毎年冬にリリースされるノルディック柄のニットはメンズ・レディースともに非常に人気の高いアイテムです。
この手の柄ニットで、ナイロンなどの化繊を使わずに、すべて天然素材で構成するというのは本当に恐れ入ります…。
またこのふわふわとした起毛感は、通常素材を掻(か)いて半ば強引に起毛させるのですが、
バトナーは素材を極力痛めないように洗い加工だけで起毛させているというこだわりよう。
毎年異なる柄でリリースされ、20年秋冬シーズンはやや落ち着いた取り入れやすい柄に。
今年はもちろんこちらとは異なる柄でリリースされる予定で、今年はどんな柄かな?と楽しみにしている人も多いアイテムですね。
畦(あぜ)ニットだけではないのです、バトナー。
さらにさらに夏も休まないのが、近年のバトナー。
バトナーのパックTシャツは、今年の夏一気に取り扱うセレクトショップを増やし、その存在感を増しました。
オープンエンド糸に加えて、脱脂加工までしているので、かなりドライな質感。
一枚で着ても、インナーにしても良し。
シャープなシルエットで、テーラードジャケットのインナーとして着るTシャツとしてもオススメです。
多種多用なアイテムを送り出すバトナーですが、気を付けたいのがサイズ。
アイテムによって、かなりサイズ感が異なるのです。
小さめだったり大きめだったり…。
私はニットによってはサイズ1だったり、2だったり、3だったりします。
Tシャツは小さめなので3ですし。
もちろんどのように着たいか?にもよるのですが、ここまでサイズ感が異なるブランドというのも珍しいかな…?
サイズに関しては本当に気を付けたいブランドです。
メンズは基本的にはサイズ1~3で展開されますが、一部アイテムは旗艦店・公式オンラインストア限定でサイズ4まで展開されていたりします。
これは覚えておきたいですね。
(パックTシャツに関しては、一般流通でもサイズ4まで展開されています。)
BATONER(バトナー)取扱オンラインショップ一覧