この秋一番のトレンドアイテム、チェック柄ブルゾン、今からでもギリ間に合う!?1万円台で買えるツイードブルゾンと、今季セレクトショップで一番良かったチェックブルゾンを紹介!
この秋の一番のトレンドアイテムと言えばチェック柄ブルゾン。
今をときめくAURALEE(オーラリー)のチェックブルゾンは「瞬殺」と言える速さで完売してしまったのを筆頭に、出すブランド出すブランドですぐに完売してしまうなど間違いなく今季ナンバーワンのトレンドアウターとなっています。
私も紹介するタイミングを逸したアイテムなどもあったのですが、新たに入荷してきたアイテムもあり、ちょっとタイミング遅めではありますが紹介したいと思います。
アンダー2万円!今からでも間に合う417EDIFICEのチェックブルゾン
柄アイテムは、当たり前ですが柄で難易度や使い回しのしやすさが決まってしまいます。
ところが今回のチェック柄ブームは、以前のチェック柄ブームとは異なり、アメカジというよりは、ヨーロッパ、ブリティッシュの流れ。
最近トレンドのチェック柄は、格子のサイズを大きくせず、また色を使うにしても全体的にはグレートーンやブラウントーンであまり派手には見せません。
柄が細かく、ボンヤリと遠目に見るとハッキリとは見せず、ボケるようになっていれば、グレーベースなら通常のグレーと、ブラウンベースなら通常のブラウンのバリエーションとして使うことが出来ます。
このあたりも、最近の「無地」トレンドからの流れで、「無地を脱却したいけれど、そんなに派手なものは取り入れたくない」という心理が見てとれます。
遠目に見るとボンヤリとしていて、あまりハッキリとは柄が認識出来ないんですね。
そのためアウターに持ってくると、表面の情報量が豊かになり、かつ無地のパンツとの変化やメリハリも付けやすい。
さらに取り入れやすいのは、比較的明るめのトーンで選ぶこと。
明るすぎると、これまた逆に難しいんですが…。
暗すぎない、と言い換えた方が良いでしょうか。
柄が細かくて遠目にボンヤリとしつつ、ちょっとだけ明るいトーン。
これが一番使いやすい。
そうすることによって、皆持っている黒やダークネイビーなんかのパンツと合わせるだけで、「明←→暗」の関係が成立して、コーディネートがひとまず完成してしまいますから。
もっとも、チェック柄の生地は明るめのトーンでかつ生地がツルンとした質感をしているとどうしても安っぽく、ハッキリとした派手目の柄になってしまいます。
ある程度お値段がする、高級素材はその課題をクリアーしていることが多いのですが、そうではない価格帯ではちょっとした工夫が要るところでしょう。
471EDIFICEの最近入ってきたツイードブルゾンは、若干凹凸感を感じさせる生地感で、細かい柄も相まって取り入れやすいアイテムになっています。
https://baycrews.jp/item/detail/417/blouson/18011312402030
ベージュをベースに、赤や黒で構成された細かい柄。
今はAURALEEなんかを筆頭に、アームがめちゃくちゃ太いブルゾンなんかも多いんですが、これはアーム細め。
今のトレンドからすると、若干細め・コンパクトな作りなので、アウターですがサイズアップしても良いかもしれません。
Lでも全然大きいという感じはないですから。
そういうところも取り入れやすいですし、値段的にも大分嬉しいですよね。
もちろん素材はウールなんてほとんど入ってないですし、あくまでも「それっぽい」ものに過ぎないのですが、毛羽立ってきてもツイード調の荒い質感で古着っぽく着ていけるかなと思いますね。
秋の終わりかけに登場しましたが、まだまだ気温が20度前後でニットにブルゾンがちょうどいい、なんて日も多いでしょうから、ギリ間に合ったかなと…。
今季はチェックブルゾンをコートのインナーにする、なんて提案も多くあるところです。
在庫少なめなので気になった方はお早めに。
今季セレクトオリジナルで一番の出来だったのは…?
今季セレクトショップオリジナルでも多数のチェックブルゾンが登場しましたが、おそらく最も出来が良かったのがスティーブンアランのチェックショートブルゾン。
(スティーブンアランは米国本家のアイテムはもうほとんど入れていないので、実質的にはもう日本のセレクトショップオリジナルと言っていいでしょう。)
https://store.united-arrows.co.jp/shop/sa/goods.html?gid=34764614
柄物と無地、同じ価格帯で比べると、どうしても柄アイテムのほうがクオリティが低く、安っぽくなってしまいがちなのですが、このアイテムは珍しく同型、同価格の素材違いの無地バージョンより、柄バージョンのこちらの方が高級感が感じられるというアイテム。
(無地バージョンは、混紡されたポリエステルのツヤ感がちょっと安っぽく出てしまっているのです…)
それとなく主張のあるランダム感のあるチェックなんですが、このまとめ方は良いですね。
柄アイテムはどうしてもちょっとした気恥ずかしさを覚えるものですが、これは全くそういうものを感じない、あんまり若々しくもないし、いい意味で古くささもある、大人っぽい柄だと思いますね。
シルエットはゆるめで、若干肩が落ちています。
とはいえバカでかいビッグシルエットではまったくなく、シルエット的な面白さはありつつもこちらも着やすいアイテムでした。
スティーブンアランは古着っぽいテイストを得意としているので、チェックアイテムの出来が夏から良くて、冬アイテムのコートなんかも良かったのですが、このブルゾンが一番価格と質のバランスが良かったかな。
セレクトショップオリジナル品全体で見ても、今季イチオシのチェックブルゾンだったのですが、これを買った翌日に高熱を出してしまい…そこ在庫があるうちに紹介出来ませんでした。
再入荷がないブランドではないのですが、もうちょっとこっちは厳しいかな…。
どこかで見掛けることがあれば。
セレクトショップのオリジナル品は、一番品数が豊富なところでしょうし、ファストファッションよりは良い物を、またドメスティックブランドよりは安く…と多くの人が買い求めやすいゾーンでもあるのですが、中途半端な物もまた多いので、しっかり精査していきたいですね。