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革靴のお手入れはこんなに簡単で良い!シダードライを入れない理由はない!?大きすぎる靴の調整法などお手入れ方法まとめ

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革靴の手入れに必要な最小限のケアグッズを紹介。 実は2ステップで良い日常のケア。シューツリーって要るの?シダードライは入れない理由が無い!大き過ぎる靴はどうしたら良い?まで解説!

 

 

 国内革靴ブランド特集、いかがだったでしょうか?

 

今回の革靴特集に合わせて、問い合わせなどで聞かれることも多い革靴ケアグッズをまとめて紹介したいと思います。

 

この手の企画は、何かと「アレも買え、コレも買え」となりがちです。

革靴のケア自体が趣味になってしまっている人も多いですからね。

 

私も何箱にも及ぶ大量の靴ケアグッズを持っていますが、今回はあまり風呂敷を広げすぎず、「必要最小限」の物だけを紹介したいと思います。

 

靴のケアの動画とかも見るんですけど、あまりに多いステップとアイテムに見ていて嫌になってくるんですよね…苦笑

 

さらに「大き過ぎる靴の調整法」もお教えしたいと思います。

 

 

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毎回必ず行いたいブラッシング

 

 靴を履いたら、毎回行いたいのがブラッシングです。

 

最低限のケアとして、というか実は靴のケアって本来ブラッシングだけで十分です。

 

毎回クリームを塗って靴磨き…というのはいくらなんでもやり過ぎです。

それよりも履く度にブラッシングでホコリを取ってあげることが大事です。

 

洋服にとってホコリは大敵ですが、靴にとっても実は大敵。

 

靴箱の奥で、ホコリとともにカピカピになった革靴を発見することってあると思うんですが(いつの間にか愛情が無くなってしまう靴ってあるんですよね…本当にごめんよ)

ホコリと乾燥はいつもセット。

 

ホコリをほおっておくと、革表面の油分を全て吸い上げてしまうんです。

 

ブラッシングによって、ホコリを取り除いてこの乾燥を防いだり、通気性を良くしたり

ブラッシングによって革が内部に持っている油分を引き出したりすることが出来ます。

 

ホコリを取るブラッシングには、適度な弾力を持ちながら固すぎない馬毛ブラシが適していると言われています。

 

 

靴を履く限り、毎日行うものなのでこだわってもいいと思うんですが

私がホコリ落とし用として使いやすいと思っているのは

まず毛の密度が高いもの。

 

 

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ぎっしりと毛が植えられていることで、手早くホコリを落とすことが出来ます。

 

次に持ち手部分。

 

ここで何が持ちやすいか?は人によるとは思うんですが、私は下記のような“溝”が付いている物が手にしっくりきます。

 

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そして少しカーブが付いていると、靴のアーチ・ウエスト部分などホコリが溜まりやすく、また立体的でブラッシングがしにくい部分も角度的にブラシがかけやすくなります。

 

 

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私が使っている、オススメのブラシは下記の2つ。

  

 

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M.Mowbray (モゥブレイ)「 SANOHATAブラシ (馬毛)」

 

以前から、簡単に革靴に高級感を出す方法としてセルチップ付きシューレース

「紗乃織靴紐(さのはたくつひも)」をオススメしていますが、その紗乃織靴紐(さのはたくつひも)と同じ 「SANOHATA」印のブラシになります。

 

 

 

紗乃織靴紐(さのはたくつひも)【平紐】組紐蝋平

 

そしてもしかしたら、靴ブラシとしてよくオススメされている「平野ブラシ」という名前を聞いたことがあるかもしれません。

 

ブラシの老舗である平野と、シューケアグッズブランドのM.Mowbray (モゥブレイ、R&D社が展開)がコラボして生まれた靴ブラシが「平野ブラシ」だったわけですが、その平野の靴ブラシは残念ながら現在は生産が終了。

後継モデルとして生まれたのがこの SANOHATAブラシです。

 

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毛質の良さだけでなく、持ち手の部分もよく作り込まれており、高級感とともに

握ったときの実感がやはり違います。

手への収まりが良く、木の質感と溝によりラクに握ってブラッシングが出来ます。

 

ブラッシングが苦にならない、そんなブラシですね。

 

 

 

流石にこの値段は出せないよ~という方にオススメなのが

 

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 Collonil(コロニル) 「馬毛ブラシ」

 

値段はSANOHATAブラシのおよそ3分の1以下とリーズナブルで、にも関わらず毛の密度や持ち手のカーブ、溝など作りは非常に似ています。

 

流石に手に握った時、そしてブラッシング時の使用感などではSANOHATAブラシには劣りますが、靴ブラシとして何ら問題は無いですね。

 

何より安いブラシにありがちな「毛の抜け」がほとんど無いのが良いです。

ホコリを落とすためにブラッシングしているのに、どんどん毛が落ちるんじゃイライラしますからね。

 

 

 

 

 

これで十分毎日のホコリ落としケアが出来ると思います。

 

これらは「馬毛」のブラシ。

馬毛は柔らかいので、ホコリ落としに使用します。

 

クリームを塗った後、さらにツヤを出したい場合は、馬毛よりもっと硬い「豚毛」のブラシを使います。

 

用途や使用する順序が異なるので注意してください。

 

 

 

 

ファーストケアとしてオススメの靴クリームは…?

 

 世の中には靴クリームは本当に色々あって、どれを選んで良いのか迷うものですが、

ファーストケア、つまり最初に行うケアにオススメなのが以前も紹介した「M.MOWBRAY(M.モゥブレィ)」のリッチデリケートクリーム。

 

 

 

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www.narcisman.com

 

 

 

 

 

これはクリームと言うよりもジェルに近い、サラッとした質感が特徴のアイテム。

 

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クリームを塗るとシミになりやすく、変質しやすいと言われるヌメ革ですらもほとんどシミにならない画期的なクリームなのです。

 

買ってそんなに年月の経っていない靴というのはそんなに油分をガンガン入れ込む必要って無いですから、ほどよく潤いほとんど質感を変えないこのリッチデリケートクリームがファーストケアにオススメなのです。

またこれを塗った後に、油分的な重さを感じることもほぼ無いので、クリーナーで前のクリームを落としてから次のクリームを入れる…といったステップも省略できるメリットがありますね。

 

このクリーム、まず均一に塗ってもらって、しばらく経って浸透したら(これはほんと、すぐ馴染みます)、ネル(布)で拭いてください。

 

 

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私は定期的にネルのストックを作っておきます

 

そうすることによって、オイルでテカテカにしたわけではない、重さのない、じわっとした革本来の自然なツヤが出てきます。

 

普段からブラッシング→ネルで拭く、この2ステップのケアだけでツヤは十分出てくれます。

 

ネルは古くなったシーツやTシャツなどから作っても良いですし、Amazonなどで大きめの布地を買って、適当な大きさに切っても良いですね。

 

 

白ネル1mカット 二巾 70cm 16号 双糸 ネル生地 日本製

 

 

ブラッシングでホコリを取って、ネルで拭いてあげる、そしてほんとにたま~にクリームを塗ってあげる。

 

こんなもので良いんですね。

 

私も本当に色々とケアについて試してきましたが、結局はこれくらいのケアが一番続けられるし、その分効果があると思っています。

 

この最低限のサイクルを繰り返せる、愛情を持てる靴を、買いましょう。

 

 

シューツリーは伊達じゃない!?日本の気候で入れない理由が無いシダードライ

 

 私はほぼ全ての靴に使っているので、何を使っているんですか?と言われることが多いシューツリー。

 

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そんなに大してものじゃなくて申し訳ないのですが、デパートのマルイのオリジナルブランド「VISARUNO(ビサルノ)」のシダーシューツリーを昔セール品を大量に購入して以来それをずっと使っています。

 

シダー製の先割れタイプで、カタチ自体も細すぎず太すぎずオーソドックスなカタチなので、万能に使うことが出来ています。

 

シューツリーは、安物から高いものまで様々ですが、防虫効果があり、湿気をしっかり吸ってくれる、ニスなどの塗っていないシダー製のものが良いですね。

 

無印良品のようにワンサイズのメーカーもありますが、靴にはサイズがあるのですから、サイズ展開があり、選べることは必須ですね。

 

あとは先端が先割れして、入れやすく、カカトの作りがしっかりしているモノ(何故か高いアイテムでもカカトの作りが雑でイマイチだったりします、カカトは大事ですよ)。

 

そういう意味ではこのVISARUNOの物はコスパが非常に高かったなと思います。

何年使っているか分からないですから。

 

残念ながら、すでに手に入らないそうなので、今後代替品をちょっと探してみようと思いますが、以上の観点で選べばそれほど失敗は無いのではないかと思います。

 

ちなみにシューツリーはずっと入れておかなければならないわけではなく、履いた直後にカタチを戻してあげる、汗などの湿気を吸ってあげるために使用するだけでもOKです。

 

またケアをする時に甲のシワを伸ばしてくれるので、シワ部分にだけクリームが入らないでヒビ割れしてしまう、などを防ぐ事ができるので、クリームを塗る時は必ず入れますね。

また一般的にドレスシューズなどはつま先が反り上がっていない方が良いとされるので、ドレス寄りで使いたい靴にもシューツリーを入れたほうが良いと思います。

 

まあまずは1つ購入して、使いまわしてもいいと思います。

 

 

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レザースニーカーに使っても◎

 

シューツリーは非常に機能性を持ったアイテムではありますが、見た目にも分かりやすく高級感が出て、より靴を愛せると思います。

 

ちなみにブーツなどには下記のような「つっかえ棒」のようなタイプが入れやすいですね。

オーソドックスなタイプの物はブーツには入らないと思います。

 

 

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私はスニーカーにもシューツリーを入れますが、そこまでは出来ない!という人に使ってほしいのが「シダードライ」です。

 

 

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これはシューツリーにも使われるシダーを粉砕したチップを袋に詰めたものです。

 

これを靴に入れておくだけで、湿気を吸収してくれます。

 

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シューツリーより安価なので、スニーカーなどにも使いやすいですし

シューツリーと違ってサイズやカタチといった選ぶ要素がないため、

気楽に買えるのも良いですね。

 

甲のシワを伸ばさずとにかくアジを出したい靴にも使えます。

 

シューツリーに関しては入れる派入れない派、この靴には入れる、入れないがあったりするんですが、シダードライに関しては

湿気という問題を抱える日本では入れない理由が無いと思いますね。

 

気に入っていた靴にカビが生えてしまった、どう保管したら良いか?という質問も頂いたのですが、私はシューツリーやシダードライを入れているお陰で未だ靴のカビなどとは無縁です。

 

私の靴箱は、開けると革のニオイよりも先に、このシダーの香りがしてきます。

 

このシダードライは本当にオススメなので、是非試してみてください。

 

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程よくボリュームがあるので、靴のカタチを整える効果もあります。

 

[アールアンドデー] 除湿・消臭在 シダードライ 5031 ニュートラル フリー

 

 

サイズ選びに失敗してしまった靴は…?

 

 革靴のサイズ選びって、本当に難しいですよね…。

 

スニーカーに関しては小さすぎるものを履いている人が多いと言われるんですが、

革靴に関しては逆で、ラクさを求めて緩すぎるものを選んでしまいがちなんだそうです。

 

グッドイヤーウェルテッド製法のように、中底に敷き詰められたクッション材が履いている人の足の形に合わせ沈み込んで、足にぴったりとフィットしていく、なんて靴もありますし、あとは革がどんどん馴染んでいって緩さが出てきたりします。

 

基本的には、靴べら、シューホーンを使わないと履けないくらいのサイズ感で購入することが必要だと思っています。

 

そのため私はシューホーンをいつも持ち歩いています。

 

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これは国産革靴紹介の記事でも紹介した「NORIEI(ノリエイ)」のシューホーン。

 

www.narcisman.com

 

 

金属製のシューホーンも使いやすいですが、金属製の物をレザーで包んだタイプも持ち歩く際に周りの物を傷つける心配が無いのでおすすめです。

 

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出典 ttps://shop.onetenth.jp/?pid=82627270

 

私などは、そもそもがシューホーンを持ち歩いている男、というのに憧れてましたからね笑

 

サフィール SAPHIR メタルシューホーン r725001 メタルシューホーン

 

 

ではサイズ選びに失敗して、緩い物を買ってしまった場合はどうすれば良いのか?

 

多少緩い程度であれば、「靴紐を最初から最後までしっかりとキツめに通す」「分厚い靴下を履く」ことで解消出来ます。

 

意外にも靴下でサイズ感って本当に変わってきますからね、諦めず試してみてください。

 

それでもダメなくらいゆるい場合は、「中敷き」で調整することになります。

 

この時、プラスチックや化学繊維などのインソールではなく、出来ればヌメ革の物を使うと「馴染み」が出てくれるので良いですよ。

 

とはいえ市場にはなかなかこのヌメ革インソールが無いのですが…

 

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エンダースキーマが出しているヌメ革インソールは、元々エンダースキーマが出している靴が1cm刻みしか無く、ハーフサイズに対応するために作られたモノ。

 

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カカトから土踏まずに掛けられてフィット感を高めるために別革が張られているなどインソールとは思えない凝った作りですが、使用後親指の跡がくっきりと付くなど

使っていくうちにどんどん「馴染み」が出てくるのが特徴。

 

革靴の良さってやっぱりこの馴染みが出てくるところですから、それを損なわないというのが良いですよね。

 

また、インソールを入れていると、脱いだ時にかっこ悪いのが難点ですが、これは

見栄えも非常に優秀です。

 

 

 

 

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エンダースキーマ Hender Scheme レザーインソール メンズ leather insole men's es-rc-lis

 

革靴に入れても、違和感が出ない作り。 

 

メーカーの説明通り、0.5cmくらいの調整に向きますね。

 

 

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Hender Scheme エンダースキーマ 【cow leather insole】 レザーインソール (natural)

 

 

もし1cmくらいサイズに緩さがある場合は、もう少し厚みが必要になってきます。

 

それくらいになるともはや履きの浅い短靴などではインソールによる調整が厳しくなってくるところなのですが、ブーツの場合は高さがあるので、インソールで調整出来ないこともありません。

 

レッドウィングは、調整度合いとクッション性に応じて3タイプほどインソールを出しているのですが、これがかなり優秀です。

 

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一番厚みのある、通称「レッドベッドインソール」は、四層構造でクッション性に優れ、ブーツ内でのムレにも対応した高機能インソール。

 

ブーツが1cm以上大きいという場合はこれがオススメです。

 

 

 

(レッドウィング) RED WING インソール REDBED レッドベッド 96319 

  

 

0.5cm~1cmの間くらいだと、少し厚みを削った「コンフォートフォース」が向きます。

 

 

(レッドウィング) RED WING インソール COMFORTFORCE コンフォートフォース 96318 

 

こちらは三層構造です。

 

これらも靴を脱いでも違和感が無い見た目なのが良いですね。

 

インソールとしてはニューバランスのカップインソールが結構評価されていて、使っている人も多いのですが、やはりレッドウィングの物と比べるとクッション性が雲泥なのと、あとは脱いだときの見た目の問題もありますね。

 

 

 

 

(ニューバランス)new balance サポーティブ クッションインソール RCP-150 

 

 

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レッドベッドインソールは安定感・クッション性が抜群

 

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もちろん限界はありますが、大きすぎる靴も中敷きでのサイズ調整が出来ないこともないので、

一度試してみてください。

 

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