ユニクロU2018春夏第二弾アイテムが発売開始!半袖を中心とした夏物アイテム達、スーピマコットンを使ったカットソーが遂に復活!スイングトップやオープンカラーポロシャツの出来は?
ユニクロU2018春夏アイテムの大量入荷第二弾が3月9日にありました。
今回は一部を除いてほぼ全てのアイテムをレビューしていきたいと思います。
本当はユニクロのオンラインのサイズ表はアテにならない話や、PURPLEの色味比較などのネタもやりたかったのですが、時間がなく、今回はアイテムの寸評のみの速報版となります。
後ほど記載を追加するかもしれません。
※アイテムの「+E」は、+Eは超大型店とオンラインショップ限定取扱商品を意味します。
※ほとんどのアイテムでXLサイズ以上はオンラインショップ限定サイズで、実店舗で試すことは出来ません。
※今回アイテムごとの評価を復活しました、オススメアイテムはA以上です。
あくまで参考程度にお願い致します。
スイングトップブルゾン+E
半袖やショートパンツなどなど夏物アイテムが中心のユニクロU大量入荷第二弾。
その中で唯一のアウターということで注目度が高かったスイングトップブルゾン。
size S/M/L/XL/XXL color BLACK/BROWN(34)/BROWN(35)/BLUE
fabric cotton100%
※BROWN表記が2つあるので要注意、34が黄色に近く、35が赤みがかったブラウン
スイングトップは日本ではドリズラージャケット、あるいはハリントンジャケットなどを総称した短い丈のスポーツジャケット、いわゆるジャンパーのことを指します。
(ここらへんの定義付けは面倒なので省略します。)
昨年からトレンドの型として徐々に増えてきたアイテムです。
Men's NONNO(メンズノンノ) 2018年 04 月号
ちょうど今日発売の雑誌でも大々的に春アウターとして取り上げられていました。
ただこれがかなり難しい…。
本来ショート丈で襟もあって、難易度が低いアウターのはずなのですが、今のトレンドからすると若干噛み合わない所があるので、多くのブランドが
「現代的なスイングトップのバランスってどんな感じなのか?」
これを試行錯誤している最中のような気がします。
昨年まではこの、現在のトレンドにいかに合致させるか、で苦戦している印象があったのですが、今年は少し肩を落として着る、リラックス感のある現代的なスイングトップが増えてきました。
参考
今もう1つのトレンドアイテムであるコーチジャケットの要素を取り入れたような、そんなアイテムが目立ちます。
これがスイングトップの現代的なバランスなのでしょう。
話は戻ってユニクロUのスイングトップ。
肩は落とさず、アームもシャープに、全体的にコンパクトに作ってきました。
襟もドッグイヤーと呼ばれるタイプ。
スイングトップが野暮ったく感じる原因の1つ「腰リブの締め付け」が無いので、スッとシャープな雰囲気で着ることが出来ます。
これはこれで現代的なバランスと言えるのではないでしょうか。
ただ着丈が相当短いので、レイヤードのバランスを考えるのに一苦労はしそうですね。
ただ羽織るだけでなんとかなる、そういうアウターではありません。
生地の表面感は、34 BROWN(黄色っぽいブラウン)に関してはユニクロUの第一弾のブロックテックステンカラーコートとほぼ同じ。
光の当たり方によって色味の変わる玉虫色のような感じ。
ただこちらはブロックテックではないのでフィルム等が無く、ハリ感はそこまでありません。
フニャッとしていて少し頼りなく、ここが一番の不満点かもしれませんね。
大事な襟がヘタれてしまうほどではないのですが、シャープな雰囲気を保つためにもう少しハリ感のある素材が良かったかも…。
玉虫色のようなBROWN(34)とBLUEの色味よりも、35の方のBROWN(テラコッタのような赤みのあるブラウン)や09 BLACKの方がこのアイテムの雰囲気には合致するし、なにより生地がちょっと違うので、シルエットが綺麗に出る気がしました。
ただブラウン(35)の方はボタンが鬼のように安っぽい…。
結構目立つ位置に多数配置してあるので、そこを考えると目立ちにくい黒の方が良いかも。
またコンパクトな作りなので、1サイズあげて着丈や肩周りに余裕を出してあげても良いかもしれません。
いやー悪くない…悪くないけれど、スイングトップの難しさは残っているし、ちょっとアウターとして着たくなるクオリティには足りない気がします。
着回しまで考えると決してコスパが良いとは言えないかな、と思います。
評価 B- (決して悪くは無いが、アウターとしてはもう少しクオリティが欲しい)
オープンカラーシャツ(半袖)
size S/M/L/XL/XXL/3XL/4XL color WHITE/BLACK/YELLOW/GREEN/BLUE
fabric cotton50% rayon50%
ルックでも大々的に使われていた、今回のユニクロUの象徴的なアイテムの1つ。
私が第二弾アイテムで見た1つ目のアイテムでもあったのですが、見た瞬間の印象は
正直「コレは無いな…」と。
今回ユニクロUどうしようか…と思ってしまいました。
(結局他に良いアイテムがあったのでホッとしたところなのですが)
かなり薄手で、肌触りの良い生地なのですが、素材の良さを見た目に上手く変換出来ていません。
ルックのように高級感のある着こなしは難しいでしょう。
昨年のオープンカラーは値段の割に良い出来で、あれに夏場救われた人も多かったと思うのですが…。
展開店舗が多く、サイズ展開も豊富なのに残念な出来でした。
そんな中BLUEだけは高級感がありました。
ルメールらしい、緑がかった綺麗な色味です。
評価 C (BLUEだけB-)
ストライプオープンカラーシャツ(半袖)+E
size S/M/L/XL/XXL/3XL/4XL color GRAY/YELLOW/GREEN
fabric cotton79% polyester21%
同じオープンカラーでもこちらは生地にハリ感があります。
表面感も綺麗で、実物は結構高級感があります。
これをヘナヘナっとした生地で作っていたら完全にパジャマになっていたでしょう。
オープンカラーシャツにしては着丈が長めで、やや難しいストライプ柄なので人を選ぶとは思いますが、前述の無地のオープンカラーに比べると成立させやすいアイテムだと思います。
評価B+
スーピマコットンプルオーバーシャツ(長袖)+E
size S/M/L/XL/XXL color WHITE/BLACK/OLIVE/GREEN/PURPLE
fabric cotton100%
シャツなのに何故カットソーカテゴリーに分類されているのか?と思ったのですが、実物を見て納得。
これは完全に「下着」的なアイテムなのです(「シャツも元々下着だろ!」というツッコミはご容赦ください)。
ヘンリーネックのカットソー、という風に捉えて頂ければ良いと思います。
シャツ風のサラッとした見た目ではなく、ヌメッとしたセクシーな下着的なツヤ感。
ただ、これ前から思っているのですが、どうも日本だと下着的なアイテムってウケないですよね。
お父さんのステテコ姿を「セクシーだな」とは思わないじゃないですか。
この手の下着風アイテムはいつも大多数の人が失敗で終わってしまう難しいアイテムです。
インナーのバリエーションとしては面白いと思いますが、難易度的な理由でオススメ度は高くありません。
下着感控えめなOLIVEやGREENをインナーにしてみると良いかもしれません。
評価 B+(シャツとしてではなく、下着感のあるインナーとして捉えよう)
スーピマコットンオープンカラーポロシャツ
size S/M/L/XL/XXL color WHITE/GRAY/BLACK/OLIVE/PURPLE
fabric cotton100%
過去数々のアタリアイテムを生んできたユニクロルメールコラボのポロシャツ。
今回はゆったり目でオープンカラーというトレンド要素を載せてきたことで前評判が良かったのか、オンライン上では発売日当日の朝方早々に完売してしまいました。
写真では伝わり難いと思うのですが、鹿の子のような生地感で普通のポロシャツに近い質感。
ツヤも控えめで、スーピマだというのも言われなければまず分からないレベルです。
スーピマを感じるのは、触り心地は良いかな?という程度ですかね。
2年前のユニクロルメールのポロシャツよりは厚手です。
サイズ感はゆったり目ということでしたが、今のトレンドからすると普通でしょう。
カテゴリー的にどう着れば良いのか分からない人も多いと思いますが、とりあえず普通のポロシャツとして着れば良いでしょう。
オープンカラーシャツはクルーネックなどと合わせて、下のカットソーを襟元から見せる着こなしが普通ですが、このポロシャツに関しては見せないほうが良いのでは?と思います。
公式ルックもそうですよね。
そのほうが襟の形が際立ってシャープに見えます。
決して高級感があるわけでもないですし、単体ではなくインナーとして見たほうが良いかも?
評価B+(即完売アイテムながら、今回のポロシャツの出来はまあまあ)
スーピマコットンクルーネックT(半袖)+E
size S/M/L/XL/XXL color WHITE/BLACK/DARKGREEN/OLIVE/PURPLE
fabric cotton100%
今やユニクロの代表的なアイテムともなった、高級コットン「スーピマ」を使ったカットソー。
2年前、2016年春夏のユニクロルメールに登場したスーピマコットンの無地カットソーは1枚でも着れるくらいに厚みを増し、まさにスーピマTシャツの上位版といった感じで大変人気でした。
ところが昨年からユニクロUの無地カットソーはスーピマではなく、ドライ感の強いガサッとした質感のものになってしまい、付加価値を感じにくいものになっていました。
それだけに今回復活したスーピマコットンクルーネックTは素直に良いなと思いますね。
確かにユニクロルメールのスーピマTシャツを知っていると、厚み的にはスーピマをケチってんじゃないの?感はあります。
しかし、ユニクロルメールが2000円だったことからすると、1500円でこれならフェアだなと思いますし、インナーとしての合わせやすさはこちらのほうが上なくらい。
通常ラインのスーピマTシャツ(1000円)は、どうにも1枚で着るにも見せるインナーとして着るにも中途半端な感じがしていたので(ただし寝間着や見せないインナーとしては最高ですよね)、これはかなり使えるなと感じました。
ユニクロルメールの時からカラー数が少なかったのが難点でしたが今回から一気に増加。
素材の良さが裏付けとなっているので、じわっとした高級感あるツヤ感がきちんとあり、どれも良い発色してます。
オススメカラーはDARKGREEN。
深く濃い色味ですね。
白などはとても1枚では着れないと思いますが、これならいけるかも…1枚で着るのであれば、コレをオススメします。
カットソーは夏場一番数が必要になってくるアイテムですし、買っておいて損はないと思います。
夏物予算を圧縮することが出来ますね。
評価 A+(特にインナーとして使いやすくなった、買っておいて損ナシ)
ボーダーT(半袖)+E
size S/M/L/XL/XXL color ※柄によって多数展開有り
fabric cotton100%
これはユニクロUだ、と言われなければ誰も気づかないと思います。
ヴィンテージ感、古着感のあるアイテムというのは今トレンドになっていますが、今季ユニクロUのヴィンテージ感を狙ったアイテムは総じてコケているという印象があります。
ヴィンテージ感ではなく、ただただ付加価値を感じられないといった質感になってしまっているんですよね。
多数の柄とカラーが用意されているのですが、全てそんな感じで残念。
特に今回はスーピマコットンクルーネックTが良いので、そちらが1500円でコレが2000円と考えるとちょっと納得しにくいかなと。
着こなしにバリエーションが欲しくなるのはわかりますが、これならスーピマTの色違いをもう1枚買うとか、無印が良いボーダーを出してくれるのを待つほうが良いんじゃないでしょうか?
評価C (ちょっとオススメ出来ない)
スウェットシャツ(半袖)+E
こちらはユニクロU2018春夏の大量入荷第一段と第二弾の間くらいにスポット的に発売されたアイテムです。
size S/M/L/XL/XXL color GRAY/PINK/RED/YELLOW/DARKGREEN/PURPLE
fabric cotton100%
Tシャツと置き換えて、半袖ニット的な使い方をするアイテム。
ただ同じように半袖ニット的な使い方をする後述のコットンクルーネックセーターの出来が素晴らしいので、あえてこちらを買う意義が見出し難いかなと思います。
着心地もコットンクルーネックセーターの方が圧倒的に良いですからね。
それもあって両者の発売をズラしたのかな?とちょっと勘ぐってしまいました。
スウェットは流行りなのですが、やはりニットのほうが使いやすいと思います。
勝っているとすれば耐久性くらいでしょうか。
ガンガン洗濯しても大丈夫そうな雰囲気はあります。
評価B+(悪くないが、後述するコットンクルーネックセーターのが使いやすい)
コットンクルーネックセーター(半袖)+E
size S/M/L/XL/XXL color GRAY/BLACK/OLIVE/PURPLE
fabric cotton82% nylon18%
Tシャツと置き換えて使う、半袖ニット。
(あくまでニットなので、中にインナーは着ます。)
ダブルフェイス(表裏2枚の異なる生地を張り合わせたもの)で、厚みのあるふっくらと柔らかな生地感です。
このため着心地が非常に良いのも特徴。
今のトレンドの根底に流れる「柔らかい」「優しい」といった雰囲気もうまく汲み取れたアイテムですね。
そして私はずっとユニクロUのニットはスソのリブが無ければなー、と言っていたんですが、ようやくリブ無しの物が出てくれました。
スソにリブが無いのでストンと落ちてくれます。
このおかげでシルエットが本当に綺麗に出ます。
全くノーマークだったのですが、着た瞬間にこれはアタリだ!と嬉しくなったアイテム。
今年は某ブランドで半袖ニット買う予定だったのですが、要らないかも。
それぐらい出来が良いんですよ。
夏場も良いですが、春先にこの上からアウターでも良いでしょう。
半袖Tシャツだと脱いだ時にちょっと寂しかったりしますが、ニットだと寒々しい感じもしません。
特にOLIVEがこの柔らかなアイテムと相性バツグンで、サイズ違いで買ってしまいました。
サイズを上げてゆったりと着ても今らしいアイテム。
是非ゆったり着るのを試して欲しいですね。
PURPLEはこんな色味。
今季ユニクロU一番人気のPURPLEはアイテムによって発色が全く違いますね。
前回オススメしたモックネックのPURPLEに比べると、濃いめの発色なので若干難易度高いかもしれません。
今回のダークホース的存在なので、オンラインでまだ買えます。
弾数の問題もあると思いますが、試着すると「あれ?良いじゃん!」となるのか、ラックに戻ってくる率が低く、実店舗ではどんどん無くなっていったアイテムです。
評価A+(第二弾で一番のアタリアイテム)
チノスリークォーターパンツ+E
size S/M/L/XL/XXL color GRAY/BLACK/BEIGE/PURPLE
fabric cotton100%
厚手素材で、膝下丈のハーフパンツ。
この丈は、かなり難しいでしょう。
ほとんどの人は子供っぽくなってしまうと思います。
おそらくこれからハーフパンツも丈が長くなっていくとは思うのですが、今取り入れなくても良いでしょう。
評価C(丈感が難易度高い)
イージータックハーフパンツ+E
size S/M/L/XL/XXL color BLACK/BROWN/OLIVE/BLUE
fabric cotton100%
上述したチノ素材のハーフパンツとは異なり、ゴワゴワ感などがない、非常に軽い着心地のハーフパンツ。
正直ユニクロUと言われなければ分からないアイテムではありますが、夏場にそこまで気合を入れてオシャレをするわけでもなく、リラックスして過ごしたい場合にはアリだなと思います。
ただこちらも丈感は長めで、難易度的には高い部類のハーフパンツです。
評価B-(丈感が難易度高いも、着心地の良さは買いたい)
近日中にアウター特集なども予定していますので、お楽しみに!