無印良品のMUJILABO(ムジラボ)2018秋冬シーズン、始まってますよ!まずはシャツと、あのパンツの新カラーから!今回も少数精鋭ながら良品アリ!注目のシャツは○○を選べ!?
8月初旬、またまたこっそり静かに立ち上がったMUJILABO(ムジラボ)の2018AWシーズン。
毎回大々的な告知がなされるユニクロのデザイナーズコラボとは対照的ですよね。
さてまずはムジラボとは何?と復習しておくと、デザインディレクターにドメスティックブランドのデザイナーを起用し、次世代の無印良品を生み出すことを目的とした実験的なラインのこと。
昨年リニューアルされてからは実質的には無印良品の高級ライン・上位ラインと言っていいと思います。
「飾り立てるファッションから距離をおいた次のベーシックへの発展を目指す」
というコンセプトですが、トレンドもかなり織り交ぜてきてくれます。
トレンドを取り入れた上でのベーシック、シンプルなのです。
遊び心もちゃんと感じることが出来ます。
ただ、服は本来たくさん持つ必要はない…という考え方から、毎月少しずつアイテムがリリースされるという小規模なコレクション。
価格は無印良品の通常ラインから比べるとかなりお高めです。
セレクトショップのオリジナル品(いわゆるセレオリ)にもう少しで手が届く…くらいの価格帯。
コレクション全てというわけではないですが、それらの価格帯とも戦えるだけのクオリティのアイテムを、毎期リリースしています。
MUJILABO2018SSの名作デニムシャツは2018年全体を通してのベストアイテムの候補
シーズン開始直後で投入されているアイテムの点数はまだまだ少ないのですが、今回も良品がありますよ!
早速見ていきましょう。
トレンドを取り入れた旬のシャツ3型!ドロップショルダーシャツは○○を選べ!
ムジラボ2018AW、スタートのメインアイテムは、シャツです。
タイプの異なる3型が用意されています。
綿オックスフォードドロップショルダーシャツ
size S-M/L-XL(2size) color OFF-WHITE/DARKNAVY/KHAKI
fabric cotton100%
しっかりと厚みのあるオックスフォード生地を使ったシャツ。
通常ラインではありえない厚みですね。
「ドロップショルダー」の名の通り、肩を落とした今っぽいシルエット。
今のシャツはとにかく「ゆるめ」が旬。
ビッグシルエットの「ビッグシャツ」もそんなに違和感なく取り入れられるようになりました。
ただ、セレクトショップがオリジナルで展開するような1万円前後のビッグシャツは、従来のシャツ生地を使っているためにシルエットを活かしきれず、ちょっとチグハグなアイテムばかりで良品になかなか出会えません。
このアイテムはしっかりと厚みのある生地を使っているので、シルエットの形成力が高いんですね。
ハリ感のある生地でシルエットの形成力を高めているシャツもありますが、こちらはアウターに準ずるような厚みでそれを表現する感じですね。
しかもシャツジャケットにありがちなザラザラとした生地感ではなくて、しっかりと滑らかで少ししっとりとすらも感じるような生地。
シャツは2万円くらいからグンとグレードが高くなります。
それと比べると流石に可愛そうですが、同じ価格帯のビッグシャツに使われるであろう生地と比べると格段に良いと思いますね。
生地の性質的に、シワを避けることは出来ないのですが、スタートはなるべくしっかりとアイロンを掛けたいところです。
(スラッシュポケットの部分が、アイロンを当てると「アタリ」が出やすいので、なるべくスチームで伸ばす感じで。)
ただ、1つ注意点を。
今回も春夏を踏襲してサイズがS~Mサイズ・L~XLサイズの2サイズ展開なのですが、このアイテムのS~Mサイズ、ビッグシャツとしてはかなり中途半端…。
着丈も短いですし、ちょっとしたショート丈アウターみたいなサイズ感なんですよね。
着やすい、といえばそうなのですが…。
春に出ていたデニムシャツのようにあえてアウターライクにデザインされているわけでもないし、生地の違いからも1つ上のL~XLの方を選ぶと生地がストンと落ちやすくなって、シルエットに伸びやかさが出てきます。
より「あえて大きいシャツを着ている」という、ビッグシャツらしさが出てくるんですね。
シャツの難易度を左右する着丈も、L~XLサイズでも72cm。
一般的なビッグシャツの一番小さいサイズよりも短いくらいの着丈です。
最初取り入れるのになかなか勇気がいるのがビッグシャツだと思うのですが、この価格帯ならチャレンジしやすいんじゃないかな?と思います。
試着のときは、是非L~XLサイズの方をチャレンジしてみてください!
色はまず難易度の低いネイビーがオススメですね。
ネイビーと言いつつ、春のムジラボオックスフォードシャツにも使われていた色味で、緑がかった綺麗な発色をしています。
こちらは今季注目のボトムス、ブラウンなどと相性が良さそう。
次にカーキ。
私はコレを買いました。
このカーキはかなり明るめです。
ネイビーのシャツはかなり持っていますが、カーキのシャツはほとんど持っていないんですよね。
どうしてもカーキのシャツというと「ミリタリーシャツ」のイメージが強いのですが、これは粗野感がありつつもそういったイメージとは異なる着用が出来そうです。
これもXLで着ると俄然オシャレに見えます。
今季注目のボトムス、デニムと合わせたいですね。
アームホールも付け根は太いものの、袖の先端に行くに従って細くなっていく
まだ全貌が全く掴めていませんが、おそらくこちらのアイテム、ムジラボAW全体でもかなり上位のオススメアイテムになるんじゃないかなと思っています。
シャツとしては厚手なので、着れるのは10月以降になりそうです。
綿高密度プルオーバーシャツ
size S-M/L-XL(2size) color OFF-WHITE/KHAKI/BLACK
fabric cotton100%
ただひたすらに「惜しい」と思ってしまうアイテム。
薄手ながらタイプライター生地のように高密度に織られた生地は、ハリ感があり、またかなり細い糸を使っているようでかなり肌触りが良いですね。
首周りのデザインが良くて、これはコートのインナーとしてかなり良いんじゃないか?と思います。
着丈もまるでブルゾンのように短いので、インナーを下から覗かせて着丈差を作りつつ、コートを羽織るとかなりバランスの良いコーディネートが出来ると思います。
ただ…、ジップがちょっとだけ安っぽいかな…。
他の要素がよく出来ているだけにそこに目が行ってしまいますね。
もう少し上の価格帯のブランドがこういったアイテムを作るとしたら、ジップにもう少し高級感をもたせるはずなんですよ。
リングとかは付いてなくて良いんですが。
ジップにこだわると値段上がっちゃうのはわかった上で、ちょっと気になったかなというのは言及したいですね。
でもそこを除けば、かなり良く出来ていると思います。
着丈も短いので、コートを着れるくらいの季節にレイヤード用として再度見たいアイテムです。
逆に言うと今無理に買う必要は無いと思いますね。
薄手なので、単体で着れるのはドロップショルダーオックスフォードよりも早いとは思いますが。
綿高密度ノーカラーシャツ
プルオーバーシャツと同じ生地。
size S-M/L-XL(2size) color OFF-WHITE/KHAKI/BLACK
fabric cotton100%
こちらもウールジャケットなどのミドルインナーに使うと、素材感の違いによってレイヤードがグッと深みを増しそうなアイテムです。
本当はその場合ナイロンなどの無機質なものを挟むと、有機的なウール素材などと相反性が生まれます。
そうするとレイヤードが際立ってくるのですが、これはかなりパリッとしていて、ちょっと無機質な雰囲気もあるので、近いものが出せます。
これもアウターを着て、レイヤードが出来るくらいの時期になったら再考アイテムかな。
あの名作ワイドは新カラーが登場!!
綿混ワイドクロップドパンツ
春のラインナップで全体3位のオススメに選ばせていただいた「綿混ワイドクロップドパンツ」。
太すぎないセミワイドシルエット、素材からくる落ち感の良さで、ストンと綺麗なシルエットを形成してくれるとあって、トレンドのワイドパンツ入門にピッタリのグッドアイテムでした。
このアイテムが、秋冬に新色で復活。
size S/M/L/XL(4size) color KHAKI/BEIGE/BLACK/NAVY
fabric cotton98% polyurethane2%
※2018AWでカーキのみ追加
新色の「カーキ」は、どちらかと言うとオリーブと言ったほうが良い緑の強い色味。
シャツのカーキとは系統の異なる発色をしていますね。
履いてみるとやはりストンと綺麗なシルエットを形成してくれるので、思わず嬉しくなってしまうアイテムですね。
一度体験してほしいですね。
ネット在庫は既に枯渇。
反映されていないお店もあるのは確かなのですが、取扱店舗が極小なのでご注意を。
新色ではない春のラインナップにあったベージュや黒など他カラーも一部店舗のみ販売中です。
在庫が枯渇してしまいましたが、MUJILABOのワイドデニム同様、シワ無くストンと落ちてくれるシルエットが綺麗で、ワイドパンツ入門にピッタリだったこれらのアイテム。
新素材で復活してくれないかなあ?なんて、第二弾以降に期待したいところですね。
ムジラボ2018AW、どんなアイテムが出るんだろう?と今回もワクワクさせてくれそうです。
9月5日発売、第二弾アイテムの紹介はコチラ