KAZUYUKI KUMAGAIやLOUNGE LIZARDで今季増えてきた「2WAYストレッチ」って何?
どーもナル男です。
もう先月からドメスティックブランドの2016SSがデリバリー始まってるんですけど、なかなか記事に出来ず。
今日からちょっとずつしていこうかなと思っています。
今季増えてきた2WAYストレッチ仕様アイテム
今季増えてきた「2WAYストレッチ」仕様のアイテム。
ポリウレタン混紡のアイテムって、本来の素材が持っていない伸縮性をポリウレタンによって持たせることが出来るわけですが、2WAYストレッチは、これに加えてタテ・ヨコ2方向に伸びることによって、さらに着心地をよくしたもの。
ヨコ方向にだけ伸びるストレッチと違って、「圧」が分散されるのでその分、ストレスの無い着心地を実感出来ます。
こう聞くと、ハイパワーストレッチ的な「要は『伸び』が凄いんでしょ?」という印象を持たれると思うんですけど、違うんですよね。
↓伸び率が凄い素材の例
KAZUYUKI KUMAGAI 2016SS スリムジョッパーズパンツ セレクトショップRiver紹介動画
50秒くらい~、「グイグイ伸びる」「キックバックがすごい」ということでめっちゃ伸ばしてるんですけど、こういう感じではないんです。
2WAYストレッチは「伸び」自体は大したことないんです。
(実際やってみましたが対して伸びません)
ハイパワーストレッチ素材などが、「めちゃくちゃ伸びる」ことによって快適性を追求しているのに対して、2WAYストレッチは縦横にちょっとずつ伸びて、圧を分散することによって着心地を良くしているんです。
着心地の良い部屋着とかって、めちゃくちゃ伸びるか?って言ったら違うでしょ?
縦横にちょっとずつ伸びるから、ストレスフリーで快適なんです。
ヘリンボーン2WAYストレッチアンクルカットパンツ 6796
birds eye → http://www.birdseye.ne.jp/fs/birdseye/br-loungelizard/1011356
リラックス感のあるアイテムが、着心地良いのは当たり前ですが、ドレッシーかつ細身なアイテムは窮屈なイメージがあるのでそれを覆したという意味で画期的だと思いますね。
実はナル男3ヶ月前にラウンジリザードの15AW版のヘリンボーン2WAYストレッチアンクルカットパンツを購入。
3ヶ月穿いてみたんですが、やはり穿き心地は素晴らしいですね。
ただなにせ今まで感じたことのない穿き心地なので、いかんせんちょっとだけ「気持ち悪い」笑
なんかあるべきはずの「圧」が無いというか、裸ともちょっと違う不安感を覚えるんですよね…。
実際穿いて生活していただくとちょっとこの気持がわかると思います笑
あとやたら生地が伸びる影響で、スマホとかポケットに入れてると落とす落とす笑
ウエストとかも、きっちりベルトしてあげないと、どんどん落ちてくるような気がしてきます(実際そんなことないんですけど、どうにも着心地的に不安になるんです笑)
そういう意味では、何もかも優れたアイテムではないとは思います。
着心地は良いんですけど、それ故に気持ち悪いというか…。
今季新登場のジャケット
LOUNGE LIZARDの2WAYアイテムは昨季はパンツだけだったので、新登場のジャケット試着してみました。
確かにテーラードジャケット着ている感じがしなくて、抜群の動き安さ。
ただやっぱり何か不安…笑
これを上下セットアップで着る勇気は無いですね。
スマホどこに入れれば良いのかわからないし笑
まあ良さとしては、窮屈さが無いのと動きやすいので、いつもならジャケットを脱ぐ場面で脱がなくていいかなと。
例えば机に座って勉強とか、軽くデスクワークするだけでも、ジャケットって脱ぎますよね?
あれしなくてもいいのかなと。
ジャケットにリラックス感を求めるとどうしても「イージージャケット」など、テーラードジャケットの良さの大半が削がれたアイテムになってしまいがちで、ナル男はあまり好きじゃないんですけど、こういう物が増えてくると良いかなと思います。
まあまずはパンツから取り入れてみるのがオススメですね。
ほんと穿き心地が、気持ちが良くて気持ち悪いんで、早く誰かと共感したい笑
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KAZUYUKI KUMAGAIはナイロンメインな分、スポーティ
KAZUYUKI KUMAGAIも2WAYストレッチのセットアップを今季新しく出してるんですが、ナイロン89%ポリウレタン11%という、ナイロンメインなのでよりスポーティですね。
KAZUYUKI KUMAGAI 2016SS ナイロンストレッチ ジャケット&パンツ セレクトショップRiver紹介動画。
余談なんですが、今季のカズユキクマガイのインナー類、着丈長すぎないですかね?
アウター類と合わせてもどうにも不自然に長く感じるんですが…。
こういうアウターより長い着丈のインナーで、「タテ」を強調するレイヤードというのは上手くやるとシルエットが良く見えるんですけど、インナーが長すぎると、違和感だけが目立つんですよね。
間延びして見えてしまいますし、何よりちょっと古くさいかな。
ここらへんのバランスについては、また別に記事にまとめたいと思います。
インナー長けりゃいいってもんじゃ、ないぞと。
入る・穿けると、似合う・似合わないは別のお話
こういう、ストレッチが効いたアイテムで必ず言及しなければならないな、と思うことは、「入る・穿ける」と、「似合う・似合わない」は全く別のお話だということですね。
細身のアイテムって、より細ければ細いものを着た方がいい、と考えられがちなんですけど、それは明確に間違いです。
細身でストレッチ性が高く、生地の薄いアイテムは、伸びます。
だからサイズを落として穿くことも可能です。
ですが、それは体型をよりストレートに表してしまうということです。
ストッパーがないですから。
アイテム自身のラインではなく、こちらのラインにアイテムが合わせてくれてしまうということです。
スパッツが典型的ですが、スパッツは誤魔化しが効きません。
細い脚は細く、太い足は太く、長い脚は長く、短い脚は短く、ストレートに表れます。
ストレッチが効いているというのことは、ストッパーがないということでもあるので、補正みたいなものは働きませんよ、ということを述べておきたいです。
入るから1サイズ下げるという決断が常に正しいわけではないのでよく履き比べた方が良いと思います。
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