人気爆発のcrepuscule(クレプスキュール)「moss stitch 」や、bukht(ブフト)の 「BIG WAFFELE」、など傑作春ニットを紹介。テーラードジャケット攻略にも効く春ニットとは!? この春一番のハイコスパアイテムまで「春ニット」特集!
まだまだ寒い毎日ですが、ファッション界では今が春夏コレクションの本格的な立ち上がり時期なのです。
今がピークとも言えるほど、春夏アイテムが入荷してきています。
まだまだ遠い春ですが、サクラが舞い散る頃着ていたい…そんな春ニットを特集します!
人気爆発のcrepuscule(クレプスキュール)「moss stitch 」
ウール(羊毛)ニットがメインの冬のニットに対して、「春のニット」と言えば、コットンを使用した物がメイン。
ニット専門のドメスティックブランド、crepuscule(クレプスキュール)の「moss stitch」シリーズは、度詰(編む際の目の間隔を詰めて編み上げられたもの)の鹿の子のコットンを使用しています。
【crepuscule MOSS STITCH CARDIGAN】
コットンニットはともするとウールニットに比べて生地の情報量(独特のツヤ感、膨らみ感、リッチな質感や表情など)が劣り、間延びして見えてしまったりすることも多いのですが、鹿の子ニットはその立体感によって情報量が豊富で、間延び感は無し。
crepuscule MOSS STITCH CARDIGAN
ブランドの代表的な素材であるこの「moss stitch」シリーズは、コットン素材で春夏・秋冬関係なく、通年で展開しているのですが、今季そのmoss stitchシリーズの人気が大爆発。
crepuscule moss stitch cardigan
昨年末紹介したEDIFICE別注もかなりの人気でしたが、インライン(ブランドの通常ラインのこと)のBEIGEやGRAYといったこのブランドらしい淡いカラーを始め、ライトグリーンやブルーグリーンといった新色も、入荷と同時にドンドン無くなってしまっています。
私も入荷直後にもう無いと言われて面食らってしまいました。
段々と、その良さが広まってきたのでしょうね。
春モノが出るのを待っていた人も多かったようです。
先シーズンまでは結構余裕あったのですが、今や見つけたらすぐ買わなければいけないくらい人気になってしまいました。
各部の絶妙なバランスにより「あえて余裕感のあるサイジングで着ている」というニュアンスを出しやすいアイテムではありますが、今季はカーディガンからエリ付きの物が無くなってしまいました。
そのためビッグシルエット特有の難しさを感じる場合は以前紹介したビッグシルエット攻略法、モックネックカットソーと合わせる、などを試してみてください。
http://united-tokyo.com/products/detail.php?product_id=7674
春ニットのように使えるサーマル、bukht (ブフト)のビッグワッフル
【bukht BIG WAFFELE THERMAL】
bukht ブフト BIG WAFFELE ビッグワッフル コットンサーマルニット
中東で良質なラクダを意味するというドメスティックブランド「bukht (ブフト)」。
その名の通りラクダのマークが目印のブランドですが、その代表的なアイテムは、ニット工場で編み立てられたこのサーマルニット。
「サーマル」というと、身体にピッタリと密着するタイトなカットソーをイメージすると思います。
ブフトのビッグワッフルサーマルは、ヨコにもタテにも大きいビッグシルエット。
bukht ブフト BIG WAFFELE ビッグワッフル コットンサーマルニット
ビッグシルエットももう大分普及してきた感がありますが、このブランドはビッグシルエットが流行する前からこのゆったりとしたシルエットのビッグワッフルサーマルを出し続けているのです。
サーマルカットソーは、タイトなものだと下着感が強いので1枚で着るのはちょっと気恥ずかしかったりしますが、これは下にタンクトップなどを着用してニットのように1枚で着ることも可能。
胸の小さなポケットが非常に良いアクセントになっています。
ショップ店員の方でも、良いワッフルカットソー着ているなと思うとこの胸のポケットでブフトの物だと分かるんですよね。
ロゴマークなどではなく、分かる人には分かる、っていうのが良いですよね。
グレージュ(グレーとベージュの中間のような色)やグレーなどがインナーには使いやすくオススメです。
(ブフト) bukht BIG WAFFELE コットンサーマルニット
「和紙」を使用した春ニット、今年はカーディガン!
【KAZUYUKI KUMAGAI KK81-019 C/Pa/Ry knit】
一昨年から毎年「ペーパーヤーン」、要するに「和紙」を使ったニットを購入しています。
まずは紙の状態にし、それを細く裁断して撚りをかけて糸にしたものを使用しているのです。
麻と同じくシャリシャリ感、涼感がありつつ、紙の特性なのか綺麗な発色になる物が多いと思います。
どうしても「濁り」が出てしまうことも多いライトグレーのニットを非常にクリアに仕上げてくれるんですね。
またサマーニットにも関わらず柔らかさ、暖かみも感じられる素材感なのです。
このブランドのストールカーディガンは、その名の通りネック周りにポイントがあり、上からアウターを着た時にストールを巻いているように見えるというもの。
これまでは着丈がやや長かったり、テロっとした艶めかしい、色っぽい素材感だったりで、少し「ナルシスト感」が出てしまうことが多かったのですが、これは着丈も短く、素材感もざっくりとしていて、それが軽減されています。
おそらく着ていくうちに伸びも出てくると思いますけどね。
今回紹介するアイテムではダントツのお値段してしまいますが、究極の春ニットの1つと言っていいでしょう。
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テーラードジャケット攻略にも使える…CURLYの春ニット
このブログではお馴染みのドメスティックブランド、CURLY(カーリー)。
デイリーに使える、気取らない高品質なアイテムを、良心的な価格で提供してくれるブランドです。
私がCURLYを好きな理由は、色々な意味で「ちょうど良い」と思えるから。
デザインが突出して効きすぎているわけでもないし、かといって足りないわけでもないし。
大人が気取らずに使えるアイテムが多いんですよね。
また、単品で突出していないが故に「他のアイテムを活かしてくれる」、そんなアイテムが多いんですよね。
CURLYの春ニット「 ASSEMBLY CREW KNIT」も、発色が綺麗なアイテムで様々な春アイテムをサポートしてくれそうなアイテム。
【curly ASSEMBLY CREW KNIT】
CURLY | ASSEMBLY CREW KNIT | LT.GRAY
ライトグレーやベージュのニットというのは、様々なアイテムを「リンク」させてくれるアイテムでもあります。
コートに良し、ブルゾンに良し、ミリタリーアイテムもクリーンにまとめてくれるなど1枚持っておいて損のないアイテムです。
特に春にオススメなのが、テーラードジャケットに合わせること。
テーラードジャケットの着こなしが難しいのは、テーラードジャケットというドレスアイテムをいかにしてカジュアルダウンさせるか?ということに尽きます。
テーラードジャケットは特にインナーに注目が集まるような作りですから、薄手のカットソーなどだと一気に安っぽくなってしまいます。
インナーにはしっかりと情報量があるもの、なおかつテーラードジャケットのキレイな雰囲気を崩さないものが良いのですが、こういう「畦編み」のニットなんかは打ってつけなんですね。
前述したクレプスキュールのニットなんかは単品で完結するようなアイテム(むしろ生地の厚みやシルエット的にアウターとの重ね着は多少難儀します…)ですが、これは様々なアイテムとの組み合わせを楽しめますね。
このニット、ゆったり過ぎない作りで着丈もやや短く、インナーでも無理なく使えるのです。
また1枚でも「膨らみ感」を感じられる作りになっており、なおかつ脇のシームに沿って「隠し」スラッシュポケットが付いているプルオーバー(被り)のニットでは珍しい仕様。
http://www.rroomm-hp.com/new-arrivalmens/84468.html
プルオーバーのニットって、上着を脱いで1枚になった時何だか寂しく感じてしまうものなんですが、こういうディティールは嬉しいですね。
この春一番のハイコスパ春ニット!見つけたら即買い!
今季、最もハイコストパフォーマンスな春ニットと言えば、ユニクロUのコットンモックネックセーター、PURPLE。
【UNIQLO U cotton mock neck sweater】
ところがコレが、発売後ずっと品薄状態で、本当にたまにオンラインの在庫が極小数復活するといった状況。
発売日以降実店舗では見つけることは出来ませんでした。
そんなわけで入手は困難を極めているのですが、色味といい、ネックの形状といい本当に出来が良いアイテム。
既に少し暖かくなった日に着用してみたのですが、改めて使えるなあと。
見つけたら買い、でしょう。
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