小物強化月間スタート!まずは夏靴のオススメ、ダンスシューズの傑作たち。あのブランドのラスト・ダンスも!待望の「小さい財布」傑作もお届け!
さあ7月!セールも続々と始まっています。
夏物も佳境という感じなのですが…
7月や8月は若干ですが「服に対する出費を抑えられる」期間でもあります。
その後はすぐに秋冬物の本格的なリリースがありますからね。
その分靴だったり、アクセサリーだったり、広い意味で「小物」に力を入れていきたいと思います。
今回は夏にオススメの靴、ダンスシューズと、あの「小さい財布」の傑作をお届けします。
夏靴のオススメ、ダンスシューズ
夏に意外と困るのが、「靴をどうするか?」という問題。
どんどん軽くなるトップス・ボトムスに同調させて、靴も軽く…と行きたいところですが、意外とメンズはこの選択肢が少ない。
サンダル・ローファーくらいでしょうか。
最近はエスパドリーユなんて選択肢も出ては来ましたが…。
いやほんと夏は女子が羨ましい。
靴に限らず、女子は夏でも選択肢一杯ありますよね。
ファッション的には夏の女子ほど羨ましいものはない。
実は私は夏だからと言って夏専用の靴を履かなくてはいけない、と思っているわけではないんです。
流石にブーツはどうなんだろう…と思いますが(たまに1年中ブーツって人がいます)別に短靴でもスニーカーでも良いんですよ。
それでもやっぱりちょっと違った物、夏らしく「軽い足元」を演出出来るアイテムが欲しいという場合に一番オススメしているのが「ダンスシューズ」です。
ダンスシューズは、元々はジャズダンスの練習に使われていた靴。
それ故、革靴本来の重厚さが排除されています。
今季、私が敬愛するシューズブランドforme(フォルメ)からも久しぶりにダンスシューズが復刻。
フォルメの「Dance Shoes」は、この型専用の木型から作られた、他タイプのプレーンな革靴には無い「軽さ」が最大の魅力。
formeのプレーントゥシューズも一般的な革靴に比べるとかなりシャープで軽さを持った革靴なのですが、やっぱり比べてみるとボリューム感の違いが分かると思います。
高さがないんですね。
かと言って、スリッポンなどの「簡易靴」と違って、きちんと革靴の趣を感じる事ができます。
素材やデザイン的に情報量がぎっしりとありますから、夏の足元が情報量的にスカスカで軽くなりすぎるなんてこともないんです。
ヴィンテージのダンスシューズからサンプリングされたデザインは、フットボールシューズのような趣もありますね。
前や上から見ると丸っこくて可愛らしさもあるのに、横顔はシャープ。
このバランスが面白いですね。
通常革靴には爪先に芯が入っているんですが、これが無いことと、ワンウォッシュした馬革(アンカルホース)を使っていることで最初から雰囲気と柔らかさが出ています。
formeの受注会なんかで、ちょっと重厚感のある革靴の中にこれが混ざっていると、その特異さからどうしても気になってしまう存在です。
そして履いてみると見た目ではなく、今度は質量的な軽さに驚く。
ヒールも2cmとやや低め(大抵の革靴はヒールが2.5~3cm)に作られているので、履いていても疲れにくいんですね。
formeの取扱店でもこの春夏とにかく仕入れている店が多かったアイテム。
雰囲気抜群なのに履いていてラク、というこのバランスが支持されているようでした。
セメント製法と言って、ソールの交換が出来ないものが多いダンスシューズと異なり、formeのダンスシューズはマッケイ製法。
回数は限られますが、 ソール交換も可能なのでサンダルなどに比べると長く履けます。
この先夏に履く靴に悩みたくない、定番を持ちたいという方にオススメです。
https://efu2.net/SHOP/forme-fm80-black.html
もちろんニュアンスとして軽さはあるものの、夏素材というわけではないので秋以降も履けます。
ただし、どんなパンツにでも合う…というわけでもないと思っています。
黒のスキニーパンツなどに合わせてしまうとやはり情報量不足で、どこか貧弱な下半身を生み出す原因になってしまう可能性がありますし、その場合は上半身でバランスを取る必要が出てきます。
やや太めのパンツだと、この「軽さ」といい意味で相反性が生まれてバランスが取りやすいと思いますね。
【アイテムの「テイスト」を同調させて合わせるなら…】テーパードの細身スラックス
【アイテムの「テイスト」を相反させて合わせるなら…】ワイドテーパードのデニムパンツ
http://www.people-boutique.com/onlineshop/products/detail.php?product_id=2366
ダンスシューズは、用途や季節が限定されずに比較的使いやすい革靴ですが、 やはりプレーントゥのスタンダードな短靴に比べると万能性は劣ります。
まずはどんな場面でも使いやすいプレーントゥの革靴を持っていて、そこからの買い足し、というのをオススメしたいところではあります。
黒のプレーントゥシューズについては、また別の機会に紹介したいと思います。
ラストとなるオナーギャザリングのダンスシューズ
今シーズンでラストとなるHonor gathering(オナーギャザリング)の定番アイテムであったダンスシューズ。
https://www.nagoya-r1.com/product/honor-gathering-_-dance-shoes-castagno/
定番アイテムだったというだけあって、ラストシーズンとなる今季は意欲的に供給がなされています。
Honor gathering _ マイクロタッサー ツータックセミワイドスラックス
こちらはformeのものよりもさらに軽く、ミニマルな作り。
ヒールもほとんど高さがありません。
より簡易的な靴としての性質が強いですね。
カラーリングが豊富なのも魅力。
こちらも軽すぎるくらいの作りなので、貧弱な下半身となりすぎないようにバランスに気をつける必要がありますが、そこさえクリアーすれば非常識に洗練された雰囲気のある足元を演出出来ると思います。
ソール交換は基本的に出来ないので、靴修理のお店などで「ラバーの半張り」を必ずオーダーしましょう。
ラバーの半張りとは、このように革で出来たレザーソールの前半分にゴムのソールを張り付けること。
レザーソールは革で出来ているので、「馴染み・返りが良い」というプラスの特性があるのですが、滑りやすいのと、コンクリートの道ではどんどん削れていってしまうというマイナスの特性があります。
靴をたくさん持っている、そんなに歩くわけではない、という人はレザーソールの靴をそのまま楽しんでも良いのですが、そこまでたくさん靴を持っていないという人はまずはレザーの半張りをオススメします。
特にダンスシューズは、その出自からソールが薄く、そのままではすぐに磨り減ってしまいますからね。
ソール交換をするという方法もありますが、マッケイ製法はその回数が限られ、セメント製法に至ってはそもそも交換が想定されていません。
私は、マッケイ製法のブーツをラバーの半張りの交換だけで7年くらい履けてしまったことがありますよ(ソールではなく、すり減ったラバーの交換だけで靴をもたせられることもあるのです)。
オススメのformeの革小物、「Change Purse」&「Cade Case」がリリース!
シューズブランドであるformeですが、靴制作の過程で入手した革による魅力的な革小物も作られています。
その中で最もオススメの革小物が「Change Purse」。
毎回毎回大人気ですぐ完売してしまうアイテムで、今シーズンは出ないのかな?と思っていたのですが、ここにきてリリース。
留め具のタイプと革質を変えながらリリースされていますが、今回はスナップボタンタイプ。
forme フォルメ / Change Purse dark brown
こちらはformeの財布・カードケースの中でも最も小ぶりなタイプ。
ちょうど、クレジットカードを一回り大きくした程度のコンパクトサイズ(10.5×7×1.5cm)で、折り畳み式ではない小さい財布としては最小の類でしょう。
パンツのポケットにも難なく収まります。
カードを2、3枚までと紙幣数枚、小銭を収容できます。
これ1つで出掛けることが出来る、非常に便利なアイテムです。
私はカバンには「大きな財布」、つまり通常サイズの財布を入れておき、細かい支払いは全てこの「小さい財布」であるChangepurseで行う、という使い方をすることもあります。
この使い方でも、財布をカバンからいちいち取り出すストレスが無くて良いんですよね。
ただコレだけではカード類の収納が間に合わないので、formeの「Cade Case」も併用。
こちらは、 Change Purseからタテに1cmほど長くなっており(11.5×7×1.5cm)、カードを最大10枚程度まで入れられます。
(もちろんそんなに入れないほうがスマートです。)
formeのChangepurseは、スナップボタンタイプの他に「キボシ」のタイプもあり、私が使っているのはキボシタイプ。
その分若干厚みが出てしまうのですが、ココにしか無いディテールですね。
こちらは先日行われたformeの受注会であったので、おそらく例年のスケジュール通りだと年末くらい?に秋冬版として出るような気がしています。
formeでは珍しい白に近いオフホワイトの革もあってので、楽しみです。
今回入荷分もおそらくすぐに完売してしまうので、欲しい方はお早めに。