主張しないadidasスーパースター⁉「DB2685」登場。今履きたいのはこんなスニーカー!
今までとはちょっと違うスーパースター登場
ダッドスニーカーブームを受けてHOKA ONE ONE(ホカオネオネ)が台頭したり、ニューバランスが復権するなど現在は「ちょっと野暮ったい」、ボリューミーなスニーカーがトレンドを席巻中。
adidasも、リーズナブルな価格で手に入りやすい「ダッドスニーカーっぽいモデル」を作ったりしていますが…。
コイツを忘れていませんか…?
そう、ボテッとしたフォルムがちょっと野暮ったくて、オマケにストリートの香りもするadidasの名作スーパースター。
ただこのスーパースター、「DB2685」はちょっと定番モデルとは違います。
主張しない?スーパースター
adidasスーパースターは、シンプルなモノトーンベースのカラーリングながら、その象徴である「シェルトゥ」、「三本線」、「ゴールドロゴ」など、各ディテールを際立たせてきました。
アディダス adidas オリジナルス スーパースター80s
スーパースターというスニーカーの本質は「シンプル、スタンダードだけどしっかり主張する」ことにありました。
しかし「DB2685」は、シェルトゥもアッパーも3本線もほぼ同一カラーのくすんだオフホワイトで統一。
ソールとアッパーは、ラバーとレザーでもちろん材質が違うので、完全に同一ではないんですが、本当に限りなく同一カラーに仕上げているんですね。
レザーはヌバックを使用して、ツヤ感を消してソールとの一体感を高め、これによりシェルトゥもなんだかいつもより大人しい。
今にも埋没してしまいそうな3本線。
エンダースキーマによる、オールヌメ革による往年のスニーカーの再構築じゃないですけど、色味や質感による統一感でちょっとこれまでとは違うスーパースターを見せてくれるような、そういうモデルなんですね。
ベタッと同一カラーにしてしまうようなモデルとも違う。
新しいオールホワイトの表現となるかもしれません。
このくすんだオフホワイトは、真っ白なスニーカーのようにパキッとパンツとスニーカーを隔てる役割を果たすのではなく、少し穏やかにまとめてくれますね。
今季トレンドのブラウンのパンツとも、しっかりと明・暗によるメリハリを効かせながら、同調する要素もあることによってどこか統一感のある組み合わせを作れます。
アースカラーにアースカラーを重ねまくれば、今風にはなりますが、やっぱりどこか現実味のない方向性に行ってしまいます。
色味の明暗でメリハリを付けつつこういう穏やかに統一感を作っていくのが、ちょっとしたことですが垢抜けるコツです。
限定モデルやコラボモデルというわけではないのだけれど、ちょっと目を引く特別感のあるモデルです。
昨年はゴールデンブラウンのCAMPUSが目を引きましたが、今年はコレ。
服装やインテリアに溶け込みつつ、心地良い主張もあるようなモデル。
今更スーパースターもなあ…という人も、ちょっと惹かれるものがあるはず。
主張は控えめに、でもちょっと気になる。
この春オススメしたいスニーカーの一つです。
https://shop.adidas.jp/products/DB2685/