この秋オススメのadidasスニーカーを紹介する!究極のミニマル・スーパースターと悲運の名作4D FUSIO…並ばず、抽選も無く、オマケにセールで買えるカッコいいスニーカー!
究極のシンプル・スーパースター、 Superstar “Recon”
adidasは、21年からブランドを象徴するスニーカー、スタンスミスをサスティナブルのために合皮化、という方向性を取りました。
一方で、同じくadidasを象徴するスニーカー、スーパースターに関してはサスティナブル化を保留し、天然皮革によるアイテムをリリースし続けています。
おそらくadidasとしては、スタンスミスのサスティナブル化が完全に軌道に乗れば…
つまり、売上が天然皮革版のときと変わらず、それでいて環境にも配慮したブランドである、という認識を広めることが出来れば、スーパースターも合皮したいのだと思います。
ただ流石にそこまでの判断には、まだ至っていない。
スタンスミスの全面合皮化だけでも、ある種“賭け”のようなものですからね…。
さてそんな名作スーパースター、これまで幾多のバリエーションが作れてきました。
adidasのスリーストライプス(三本線)、そして貝殻のようなシェルトゥがあれば、スーパースターとすぐに分かるほどアイコン化しているため、カラーバリエーションが作りやすいですからね。
ただ今秋出たスーパースターは、「究極のミニマル」モデルです。
Superstar Recon [LSX36]|[H05349]
通常のスーパースターと区別するために与えられた名称は、「Superstar Recon(スーパースター リコン)」。
スタンスミスもそうでしたが、スーパースターには1万円くらいで買える廉価版、1万5000円ほどで買える高級版(復刻版とも呼ばれます)、さらにその上の高級版でこのReconがランナップされています。
このスーパースターRecon、「トレフォイルが1972年に世界を席巻する前の、1971年当時のシルエットを再現」した、というモデルなのですが、あらゆる面で現行スーパースターをミニマル化しています。
レザーは真っ白ではなく、少しグレー掛かったものを使用。
ヒールタブのトレフォイル(三つ葉)ロゴ、ありません。
シュータンのロゴの金ピカ、ありません。
スリーストライプス(三本線)の側の「SUPERSTAR」ロゴ、ありません。
このボテッとしたフォルム、スリーストライプス、シェルトゥ、これだけあれば、スーパースターなんだよね…という。
今までこれが無ければ…と、何か引っかかるものがあってスーパースターを敬遠していた…という人も手を出しやすいモデルになっています。
逆にこれでダメだと、もうちょっとスーパースターではないほうが良いかな…。
あと省くとしたら、シュータンのロゴくらいかな…というくらいに省略された、究極のミニマル・スーパースターに仕上がっているので。
今年スタンスミスが合皮化されてしまって、もしかしたらスーパースターも近いうちに…という危機感があって、スーパースター紹介したいな…と思っていたのですが、これぞ、というモデルが出てくれました。
私の感覚的に、スタンスミスの合皮化の評判が、そこまででは無い気がしているので(ポリ袋政策と同じで一度環境配慮で言い出したことを撤回擦ることはないとしても…)、しばらくはスーパースターの合皮化までには踏み切れないのでは?と思っているのですが、このモデルは要注目ですよ。
かなり数作っているので、定価で完全に売り切れるということも考えづらく、セールで入手することも可能だと思います。
こういうものは、いつ買っても良いくらいのモデルですしね。
Superstar Recon [LSX36]|[H05349]
悲運の名作ハイテクスニーカー、4D FUSIO
ここ数年続いたスニーカーブーム。
数量を限定してプレミアムを煽る。
人気モデルは何十倍という倍率をくぐり抜けないといけないとあって、スニーカーは投機・投資的な意味合いも持ってしまいました。
この流れはどうかと思いつつも、やっぱりそういったモノを手に入れる、身に付けると高揚感があるのは否定し難い、人間の性(さが)というもの…。
ただこの流れにadidasは完全に乗り遅れた、と言うか乗らなかったと言うか…。
今回のプレミアムスニーカーブームの先駆けだったイージーブーストも買いやすくしてしまったし。
結果としてプレミアムスニーカーにおいてNIKEに大きく水を開けられてしまった。
いわゆる「プレミアスニーカー」を狙い、コレクションする層からは今のadidasは見向きされなくなってしまった感すらあります。
それだけではなく、adidasのスニーカーで2万円台の高額アイテムというのはなかなか厳しくなっています。
そんなadidasの悲運の名作と言えるのが、「4D FUSIO(フォーディー フュージオ )」。
4D FUSIOは、adidasの開発した「プライムニット」と、3Dプリンターによって生み出されたミッドソール「ADIDAS 4D(アディダス フォーディー)」を融合させたハイテクスニーカー。
プライムニットは、イージーブーストやウルトラブーストでもお馴染みの技術。
すっかりお馴染みにはなりましたが、ポリエステルの糸を使用して編み込まれた「ニット」よる新世代のアッパー素材。
「骨」を思わせるシュータンクロージャーパーツがアクセントになっています。
このADIDAS 4Dソールは、これまでのブーストソールと異なり、複雑・緻密なデザイン。
ともすると毒々しい感じや、ゴテゴテした感じになってしまいそうな、テクノロジーの詰め合わせみたいなスニーカーなのですが、カラーリングが黒であることも相まって、まとまりが凄く良い。
アッパーとソールとが重なり合う部分がパープル掛かったチャコールグレーで、それがさりげなくアクセントになっています。
純粋にカッコいいスニーカーだと思います。
クッション性がとても高かったブーストソールに比べると、4Dソールは結構固め。
反発力重視という感じで、ちょっと好き嫌いあると思います。
この4D FUSIO、発売直後に見た時の印象は、とてもカッコいいけれど絶対セールになるな…と。
定価の27500円はね、今のadidasのブランド力だと限定生産などでないと売り切るのは難しい…というのは前述のとおりです。
セールになってようやく、手が出しやすいし、紹介しやすい価格になりました。
登場した時代、ブランドの売り出し方が違えば、評価が違ったスニーカーなのですが…。
分かりやすくカッコいいスニーカーなので、是非一度見て欲しいですね。
レア感だけがスニーカーじゃない!
並ばず、抽選も無く、オマケにセールで買えるカッコいいスニーカーですよ!