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洋服としての品質の良さが、オシャレには直接は繋がらないという難しさ…

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ユニクロUの今季のスウェットのクオリティがすごい!でも…洋服としての品質の良さが、オシャレには直接は繋がらないという難しさ…

 

 

 

 このブログを始めて以来、あまり触れて来なかったアイテムが「スウェット」かもしれません。

 

 

フード付きにパーカータイプには何度も触れていますが、フードのないタイプはあまり紹介する機会がありませんでした。

 

 

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https://zozo.jp/shop/journalstandard/goods/51038243/?did=82502670

 

 

スウェットはトレーナーと呼ぶ人もいますが、要するに表はTシャツと同じような天竺編み、裏はパイル状の「裏毛」と呼ばれる構造になっているものを指します。

 

「編み物」であるニットのうち、この裏毛仕様になっているものをスウェットと呼ぶ、と思っていただければいいでしょう。

 

単に「スウェットっぽい形」をしているものをスウェットと呼ぶこともありますけどね。

 

 

旧式の吊り編み機を使ったプレミアムなスウェットがちょっとしたブームになってから既に随分経ちますが、そうしたアイテムでなくとも、最近のスウェットの品質向上は凄まじい。

 

 

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ユニクロ|ワイドフィットスウェットシャツ

 

 

先日発売されたユニクロUのスウェットも、今年からバージョンアップされました。

 

これがまあ凄まじいクオリティ。

 

糸をたっぷりと使っているんだろうなぁと分かる、ずっしり重い肉厚の生地。

安いスウェットにありがちな、表面のボソボソっとした粗さもなく、目のしっかり詰まった滑らかな生地感です。

 

 

もちろん裏毛仕様になっていて、着ていて気持ちが良い。

 

スウェットらしいスウェットとして本当によく出来ていて、約3300円ですからね。

 

よくこの値段でこんなクオリティの物が作れるな…とちょっと驚かされました。

 

「価格に対しての製品としての良さ」的なコスパであれば、今回のユニクロUで1,2を争うのではないでしょうか。

 

 

 

「原価率の高さ」を前面に押し出すTOKYOBASE第三の矢、パブリックトーキョー。

その名も「極」スウェットもまた、非常に製品としてのクオリティの高いアイテム。

 

 

 

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https://zozo.jp/shop/publictokyo/goods/50140429/?did=81363378

 

 

こちらもこの値段らしからぬヘビーな生地を用いて、いわば究極のコスパスウェットを作ったという感じ。

 

正直色に関しては難易度が高いユニクロUに対して、こちらはトレンドに沿った使いやすい色を揃え、また手を入れるスラッシュポケットも備えることで、スウェットとしての弱点がほとんどないアイテムになっています。

 

 

この2つのアイテムとも、「スウェット」というアイテムとして各価格帯で文句の付けようのないクオリティを持っているのです。

 

これに関しては、見た人のほとんどが納得するんじゃないでしょうか。

 

 

ただ…スウェットというアイテムの難しいところがここからで、満足感の高い分厚い生地であるため、どうしても「部屋着を着ている」ような、ボテッとした野暮ったいシルエットになってしまいがち。

 

スウェットとしては、それで正しいのだし、この2つアイテムはシルエットに関しても身幅を大きく、それでいて着丈は短く、と現代風にアレンジはされています。

 

それでも…これらを着てサマになるには、体躯があってスタイルが良くて、要するに何を着てもサマになるような人ではないと難しいのでは?と思うんですよね。

 

洋服はほぼすべてのアイテムがそういうものですが、スウェットは特に難しい。

パーカーのようにフードで誤魔化すことも出来ないですし…。

部屋着っぽく見せないように、中にシャツを着るなどの工夫をしようにも、生地の分厚さから今度は着ぶくれしたように見えてしまったり…。

  

あまりスタイルに自信の無い人にとっては、「着ぶくれ」は最も避けなければいけないことだったりします。

 

パブリックトーキョーの極スウェットは、まだトレンドっぽい色味によってそれっぽい雰囲気を出すことは出来るのですが…。

 

 

 

 

 

 

 

スウェットを着こなすには、スウェットらしくないスウェットのほうが良い!?

 

 

 じゃあスタイル良くないとスウェット着れないじゃん!と思うかもしれませんが、そんなことはありません。

 

一口にスウェットと言っても、様々なタイプがありますから。

 

例えば今をときめくブランドCOMOLI(コモリ)の「コットンシルク 長袖クルー」というアイテム。

 

 

f:id:narcisman:20200310073817j:plainhttps://figure-online.net/shopdetail/000000009276/

 

 

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これは昨年今年とリリースされているアイテム。

 

裏毛仕様のスウェットではありながら、厚み的には一般的なスウェットとロンTの間くらい。

 

スウェットらしさを一部放棄したようなアイテムです。

 

 

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厚みがないから、ボテッとした部屋着っぽさは出にくいし、厚手のロンTには出せない独特のふっくら感は、やはりスウェットらしさもある。

 

 

分厚い生地のほうが、アイテムを手にしたときの満足感、そして買ったときの納得度は高いはず。

 

 

ただそれと引き換えに、着てみた時、スウェット一枚でもサマになりやすい。

 

 

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薄手のコートの中に入れても全く着膨れしませんし。

 

 

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モードブランドでもスウェットに関しては着たときのシルエットや見え方、一枚でのサマになり方まではなかなか考えてくれない中で、スウェットを着てみたいと久々に思わせてくれたアイテムでした。

 

まあ、やっぱりたっかいなぁ…って感じですけどね…。

今をときめくブランドだからこそ説得力を持たせられるっていう部分も当然ありますし。

 

高いし、パッと手にとっただけでは納得感もあまりないんだけれど、着てみると、これもアリだね…となる服ですね。

 

スウェットというアイテムに関しては洋服としての品質の良さが、オシャレかどうか、カッコいいかどうかには直接は繋がらないという中で、デザイナーが思う「本当に着やすいスウェット」を形にした、隠れた名品だと思います。

 

 

 

 

 

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昨日配信したスウェット編では、今回紹介したアイテムの他にも、価格的にももう少し手を出しやすく、新素材でスウェットの弱点を克服したアイテムなどを紹介!

 

 

 

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