肌寒くなってきた今から使えるコットンニット!bukht (ブフト)のあの「ビッグワッフル」が今シーズンからリニューアルして再登場!crepuscule(クレプスキュール)は鹿の子だけじゃない!ホールガーメントとミラノリブのアイテムを紹介!
パーカー豊作の今季、クレプスキュールの新作パーカーの持つ強みとは?
朝晩大分肌寒くなってきましたね。
人の体感は本当に人それぞれなので、コートを羽織った女性の隣に半袖の男性がいたりとこの時期は人々の格好が結構カオスなわけですが…。
それでも流石にまだウールのニットを着るのは早い、という人が多いのではないでしょうか。
しかしこの時期世の中でリリースされるのはウールのニットばかり…
だったのですが、近年になってこの時期でもコットン素材のニットがリリースされることが増えてきました。
春物のイメージがあるコットンニットですが、最近はウールの情報量に負けない表情豊かなコットンニットが増えているんです。
コットンニットなら今の時期から着れるし、アウターを強化することで年明けまで厚手のカットソー感覚でも着られる。
ケアもウールほどは気を使わなくて済む、そんなユーティリティな面もあります。
そんなわけで、いくつか秋からオススメ「コットンニット」を紹介したいと思います。
bukht (ブフト)のあの「ビッグワッフル」が今シーズンからリニューアルして再登場!
ラクダがブランドマークとなっており、そのブランドネームも中東の言葉で良質なラクダを意味するというドメスティックブランド「bukht (ブフト)」。
「春ニット」のオススメとして紹介したのが、このbukht(ブフト)の「 BIG WAFFELE THERMAL」。
bukht ブフト BIG WAFFELE ビッグワッフル コットンサーマルニット
ニット工場で編み立てられたこのサーマルニットは、ブランドを代表するアイテムでした。
これが今季、「10G Garter Knit」としてリニューアル。
http://zozo.jp/shop/gardentokyo/goods/32128688/?did=56100246
より肉厚に、「ニット感」が増して、秋冬に使いやすくなりました。
首周りはより重厚に。
ワッフルカットソー時代を思わせる、ラウンド&スリットのスソは健在。
これによって通常のニットにはない、カットソーのような軽やかなスソの見せ方が出来ますね。
適度な軽さがあるので、都市部では真冬以外はオーバースペックとなりがちなウールニット+ウールコート・ダウンジャケットの組み合わせに換わって、長く付き合えるインナーになります。
bukht 10G GARTER KNIT ash grey
サイズ感も、ビッグワッフルのビッグシルエットからやや緩め、くらいに変更されていてかなり着やすくなっていますね。
惜しむらくは、ビッグワッフルの一番のポイントにになっていた胸ポケットが無くなってしまったこと…。
「あ、それブフトのビッグワッフルですよね?」とひと目で分かる、そんな唯一無二のディテールだったので、今回良いリニューアルだとは思うのですがそれだけが残念。
crepuscule(クレプスキュール)は鹿の子だけじゃない!ホールガーメントとミラノリブ
クレプスキュールはニット専業のブランドで、今ブレイク中のブランドです。
その中でも「鹿の子」のコットン生地を使用した「MOSS STITCH」シリーズは、今季人気が爆発。
人気色は発売後すぐに売り切れてしまいます。
crepuscule [クレプスキュール] / moss stitch CD
※417EDIFICE別注はまだ若干在庫がある様子
CREPUSCULE / クレプスキュール 417 別注 カノコ CARDIGAN|417 EDIFICE
クレプスキュールにはこの 「MOSS STITCH」シリーズの他にも、「ホールガーメント」と「ミラノリブ」というシリーズがあります。
クレプスキュールの「ホールガーメント」シリーズは、MOSS STITCHやミラノリブとは全く異なり、軽く、柔らかく、ふっくらと、いわゆる一般的なニットに一番近い印象を受けると思います。
上質なウールのような質感は、従来のコットンニットの印象を払拭するものがあるのではないでしょうか。
春夏でもニットベストタイプを購入したのですが、秋冬もかなり良い色味のブラウンがリリースされたので、色違いで購入してしまいました。
CREPUSCULE / クレプスキュール 417別注 HOLEGARMENT V NECK VEST
この色を合わせると、たとえ春物でも一気に秋のテイストを帯びるんですよね。
ようやくぼちぼち出回ってきたニットベスト。
着こなしにグッとバリエーションをもたらしてくれるアイテムですが、使い慣れていない人が多いだけに、違和感からタンスの肥やしになりかねないアイテム。
(バリエーションを増やそうという意識はメンズには鬼門だったりしますね…。)
シンプルにシャツに合わせてもカットソーに合わせても良いのですが、慣れが必要なアイテムかもしれませんね。
http://zozo.jp/shop/beautyandyouthunitedarrows/goods/33854122/?did=58490839
ちなみにクレプスキュールのホールガーメントカーディガンはウール素材です。
crepuscule | クレプスキュール - WHOLEGARMENT CD
もう1つの「ミラノリブ」シリーズは、その名の通りこのブログでも取り上げる機会の多いミラノリブという編み方で編まれた生地を使っています。
https://shop.ciacura.jp/?pid=135855616
※私が購入したのはBROWN
ただしこれまで紹介してきたミラノリブとは厚みが違う!
手に持ったときズッシリとした重みすら感じるかなりしっかりとしたハリのある生地です。
着てみると生地が落ちるので重みはそこまで感じませんが、ここらへんの感じ方は個人差はあるとは思います。
そんな特性からペラペラのスウェット地みたいに変なシワが付くことも無いんですよね。
このハリ感のある素材を、とても柔らかい見た目に表現するのがこのブランドらしいなと思いますね。
今年はパーカーが豊作の年なのでかなり数を見たんですが、このパーカーが一番フードの立ちが良い!
フードの立ち上がりはフード自体の構造も大事なんですが、生地感も伴わないとこうはならないだろうな、というくらい立ち上がります。
もちろんパーカーの良さはフードの立ち上がりだけではないのですが、ストンと落ちるシワ感のない生地とこのフードで、1枚でサマになるプルオーバーパーカーになっています。
今季はアームホールがかなり太いブルゾンがトレンドで、その流れでパーカーをレイヤードするのが流行っているんですが、これは1枚でバシッと着てほしいかな。
https://www.lloydfw.com/products/detail.php?product_id=1321
レイヤード出来ないことも無いですが、生地も分厚いし、これはもうアウターだと思った方が良いですね。
ここ数年の流れで、スタイリッシュなデザインのパーカーではなく、パーカー本来のカジュアルなデザインに回帰するような流れがあります。
それが好きな人もいれば苦手な人もいると思うんですが、クレプスキュールのこのパーカーは一見カジュアルなデザインなのだけれど、シルエットとフードでポイントポイントではスタイリッシュにも見せられる。
細かいデザインの面でも、カンガルーポケットではなくスラッシュポケットだったり。
フード周りは本当に惚れ惚れします。
カッコつけちゃいけないのが今のトレンド。
シャープ過ぎるデザインはNGな風潮。
真正面からカッコ付けてはいないんだけれど、ちゃんとカッコつけられる…っていうのが良いなあと思いますね。
それがこのパーカーの最大のウリですね。
crepuscule クレプスキュール/milano rib Parka
パーカーとかスウェットって、良さを伝えるのがすごく難しいアイテムだと思うんです。
希少な吊り編み機を使った…とか、伝わる人にしか伝わらない。
このアイテムは着てみたときに見た目にハッキリと違いが出るので、分かりやすいですね。
リラックス感や着心地がウリではなく、見た目がウリのパーカーかな。
くたびれてきたら部屋着にしよう、みたいなものではありません。
ゆったりとした物が多いクレプスキュールのアイテムの中でも一番ビッグシルエットですし、この生地の特性など注釈事項は多いですが、フード周りはパーカー好きも唸るものがあります。
このブランドらしいベージュ系の色からかなり欠けてきているので、お早めに。
追記 クレプスキュールの417エディフィス別注は何が違う?
あまりにもネットショップで事前予約が盛況になってしまったそうで、「実店舗に入るか分からない、多分入ると思うけど…」と言われてしまっていた417エディフィス別注カノコカーディガン。
CREPUSCULE / クレプスキュール 417 別注 カノコ CARDIGAN|417 EDIFICE
この記事を出した後、10月最終週にようやく入荷してきました。
別注内容、インライン(通常ライン)の「MOSS STITCH」カーディガンとの違いはちょっと複雑です。
まずカラーですが、「ベージュ」はインライン2018AW版MOSS STITCHカーディガンの「グレーベージュ」と変わりませんでした。
おそらく「ブラウン」もインラインと変わらないんじゃないかな?
予約段階ではなかった若干明るめのブラウンが追加されて2種類になっていましたね。
デザイン面では、インラインの2018秋冬(AW)は春夏(SS)バージョンまでのVネックからクルーネックにネックが変更されていたのですが、これがVネックに戻っているのが417別注。
さらに2018SS版から2018AWインライン版では「着丈は短く」「身幅」は大きく、というシルエット面での変更が加えられているのですが、これを417別注も踏襲。
つまり417別注と、インラインの2018AW版は、色展開の違いを除いては「ネックの違い」があるだけです。
店員さんからは「インラインより着丈が短く、身幅は大きくなっています」と説明されたりしますが、これは2018SS版との比較なんですね。
数はかなり少なそうですが、一応店舗にはまだ在庫がありそうです。
取り置きは出来ないそうですが、「MOSS STITCH」をこの秋冬手に入れる最後のチャンスかなと思うので気になっている方は店舗まで問い合わせてみてください。