【2022年版】徹底比較!ユニクロ、無印良品、ワークマン、グンゼ…冬の機能性インナーのオススメはコレだ!
いやー寒い!!
ただでさえ朝晩寒いというのに、今週は寒波が来るそう…。
そんな時はヒートテック…という人、本当に多いと思います。
でももう少し良いモノ無いかな…とか、ぶっちゃけヒートテックってどうなの…?という方に向けて。
今回は、「どれが暖かい」などを超えて、より快適に過ごせるオススメ機能性インナーをユニクロ、ワークマン、無印良品、グンゼから紹介したいと思います。
※この記事は2022年12月、22-23シーズン最新版に書き直しております。
※オススメ冬インナーだけをご覧になりたい方は目次から「冬インナーまとめ オススメはこの4品番(ここだけ見ても大丈夫!)」を御覧ください!
- ユニクロ・ヒートテックでオススメはこの2つだけ!
- 天然素材100%!メリノウールインナーが驚きの価格で買えるワークマン
- 無印良品の新生冬用機能性インナー「あったか綿」シリーズ、打倒ユニクロ・ヒートテックに天然素材100%で勝負!
- in.T(インティー)で夏のインナー革命を起こしたグンゼ、冬も極上の軽さ「AIRZ(エアーズ)」、そして最上級冬インナー「極(きわみ)」の実力は?
- 冬インナーまとめ オススメはこの4品番(ここだけ見ても大丈夫!)
- 実はインナーより重要!?レギンス・タイツこそ天然素材が良い理由
ユニクロ・ヒートテックでオススメはこの2つだけ!
冬用機能性インナーで、もうダントツの知名度を獲得しているユニクロ・ヒートテック。
賛否両論ありつつも、価格、そして全国どこにでもあるユニクロ店舗で買えるという手に入れやすさ、そして何よりその知名度による安心感は随一。
ただこのヒートテック、ヒートテックテクノロジーと呼ばれるものを用いたアイテムは今100種類くらいのアイテムがあるらしく…。
インナーだけでも多種多様過ぎて、どれを選んだら良いのか…状態です。
ただ、実は現行品でオススメなのはたった2種類のみです。
まずは「ヒートテックウルトラウォームクルーネックT・超極暖」。
ユニクロ ヒートテックウルトラウォームクルーネックT(超極暖)
172cm サイズXL着用
あまりに有名で、今更感もある「超極暖」。
通常のヒートテックよりも2.25倍暖かいということですが、それもそのはず、厚みがグッと増して、下着感がありません。
ヒートテックをはじめとする、温かさをウリにする冬用機能性インナーは総じて「吸湿発熱」、汗をはじめとして身体から発散される水分を熱に変える、という性質を利用しています。
本格的に温かいと感じられるようになるまで20分は歩き続けないといけません。
だから、動かないと大して温かくないし、動くと熱い問題が出てくるわけですが、動かないなら厚みこそ温かさに直結する、という身も蓋もない話になります。
ヒートテック超・極暖って、厚みがあるにしても非常に柔らかくて、滑らかな肌当たりと着心地の良さ、そして見栄えの良さがあるので、部屋着にも最適なんですよね。
ピッチリとしたインナーインナーした見た目ではないので、一枚で着ても全く恥ずかしくないし、この上から何か羽織ってしまえばロンTとして普通に機能します。
新型ウイルス禍でお家時間お家時間とやたら言われていましたが、「お家時間最強のロンT」として、昨年最も着用したアイテムです。
ただあまり外では着用しません…。
ある程度歩いたり、地下鉄や商業施設に入ったりすると、冬でも暑いって感じることありますよね。
そのような環境だと、汗をかく、そして吸湿発熱…そう、暑さが止まらないのです。
そんなオーバーヒート状態が怖くて、極暖を外で着ることは滅多になかったりします。
個人的には、動き回る外出用には「程よい厚み」、何ならちょっと薄いくらいのインナーが最適。
そして今年、良いのが出たんですよ…!
ユニクロ ヒートテックコットンワッフルクルーネックT
それが、「ヒートテックコットンワッフルクルーネックT」。
これは超・極暖の1つ下のランクの極暖シリーズの新アイテムで、程よい厚みで、表面をワッフル地にしたアイテム。
172cm サイズXL着用
いわゆるサーマルカットソーのような趣のアイテム。
サーマルカットソーってオシャレな人が冬のカットソーとして使っているイメージありますが、なかなか良いものが見当たらない。
ピチッとしたものだったりが多いし、微妙に値段も高かったり。
これは程よくゆとりがあって、着心地が良いし。
わざわざ見せるものではないものの、下着感が強くなくて、何らかのタイミングで見えても全く恥ずかしくない。
こうやって着ろ、というわけではないですよ。
ただ見えても、全然下着っぽさ、ヒートテックっぽさが無いのです。
シャツの前を開けたり、カーディガンのインナーだったり、そうやって曲がりなりにも見せる前提のものだったら、ちょっとお値段するものでも良いけれど、ほぼ見せないロンTだったらもうこれで本当に十分。
それでいて見えて恥ずかしくないし、と。
こういうもの、皆意外と探していたんじゃないかな?と。
素材構成は、コットン73%, アクリル23%, ポリウレタン4%となっていますが、肌側にはコットン100%の面が来るようになっており、ヒートテックの最大の弱点である「化繊を肌に密着するインナーにするのはちょっと…」という問題をほぼ解消しています。
春秋用の薄いワイシャツなどには向きませんが、ほぼ全ての冬用のアイテムのシルエットに影響しない厚み。
これ自体には分かりやすい温かさは無いものの、外で動き回ってもオーバーヒートしづらい。
いやコレ、本当良いですよ。
ただ一つ欠点と言うか、好みが分かれそうなのが「9分丈」、ソデがちょっと短めに出来ています。
超極暖とかフルレングスなので、余計なお世話っぽいところもありますが。
意外と、シャツのソデを開けて着たりするときに中に着たロンTのソデが見えていると不格好なので、これはこれでアリ。
サイズを上げてゆったりさせても、ソデが長過ぎてダルダルになったりしないですしね。
外で着るヒートテックはもう、これで良いでしょう、というくらいに、決定版的なアイテムですね。
ユニクロ ヒートテックコットンワッフルクルーネックT
※以前のページに載せていた超極暖のサイズ別の着用画像はこちらのページに移動しました
天然素材100%!メリノウールインナーが驚きの価格で買えるワークマン
ウールインナーは良いけど高い、を打ち破る
合成繊維を肌着にすると、肌が弱い人は強い不快感を感じたり、あるいは今すぐで
無くとも、長期的に何らかの悪影響があるなどと言われたりします。
火災時のことを考えると、寝間着にするのも決してオススメ出来ません。
火災の時、合成繊維は溶けて肌に張り付いてしまうのです。
まあそんなこんなで、肌着はあくまで天然素材が良い!という場合は、冬はウールの肌着ができればオススメです。
ただウール肌着は、高い…。
ファッションブランドだと普通に1万円代から、となりますし、アウトドアブランドでも5、6000円くらいからになります。
ファッションブランドのデザイナーとか、冬はウールの肌着しか着ません、とか言ってくるわけですが…。
日常的に使う肌着なのに、流石にそんな値段出せないよ、という人も多いはず(私もそうです)。
ただ、そんなウール100%の肌着も、ワークマンなら手頃な価格で手に入ります。
MERINO WOOL(メリノウール) 長袖丸首シャツ(※薄手150)
これはスーパーエクストラファインメリノを100%使ったインナー。
お値段は驚愕の1900円です。
いやこれ本当に驚きとしか言いようがない。
ウールを5%だけ混ぜた!ということを盛大に謳っていた機能性肌着もあったことを思えば、ウール100%でこの値段は文句なしです。
ウール100%の肌着、って着たこと無い人も多いと思うのですが、最初着た瞬間(特にお風呂上がり)、ザラッとした感触があります。
これはね、2万円するウールTシャツでもそうなので、仕方ないと思ってください。
何となく、トロトロっとした極上の肌触りみたいなものを想像されるかもしれませんが、着心地自体は通常のヒートテック等とあまり変わりません。
静的な状態なら、着心地が悪くもないけれど、良くもない、といったところ。
私は大丈夫ですが、もしかすると肌が弱い人は駄目かもしれないので、そこは複数枚まとめ買いとかせずまずは一枚試してください。
(後述しますが、基本通販での入手が難しい商品なので、もう一度買いに行くのが面倒なのですが…)
最近は「ワークマン、良いよね」みたいな風潮が出てきたものの、未だにワークマンってちょっと恥ずかしい…みたいな感覚の人もいるとは思います。
ただこれ、洗濯タグ以外にはワークマンとかどこにも示されていないので、そこはご安心を。
ウール100%インナーは、穏やかに温かい…天然素材の良さがいっぱい!最大の難点は…
さてこのウール100%インナー、ヒートテック同様、着た瞬間ポカポカするなんてことはなく。
ただし20分、30分…と歩き続けても、ヒートテックのようにヒートすることなく、じんわり暖かい、という感じですね。
この、じんわりさが良いのです。
安静になって、熱が冷めたときも、急激に身体が冷める感じはなく。
化繊インナー特有の、汗がこもる感じがないのが良いですね。
天然の消臭効果(汗の分子を包み込んで離さない)により汗の匂いにも強いのがウールの強み。
冬はどうしても外気温と、地下鉄や商業施設内での気温差が激しいため、汗をかいてしまうことってあります。
そうしたときでも、化繊に比べると圧倒的にムレにくいです。
これは、ガッツリ出掛けるときのインナーとして最高のアイテムでしょう。
たくさん動くなら、変に熱くなる、そしてその反動で冷える、ということは回避したいところですが、それがありません。
これもう本当にオススメで、もし既存のヒートテックなどの機能性インナーに難点を感じる人に一枚は試しに使ってみて欲しいのですが…。
1つ目の難点は、手に入りづらい。
オンライン通販も今年解禁されたのですが、あっという間に売り切れ。
やっぱり今年も通販での入手が、難しい…。
このワンクリックで何でも買えてしまう時代、これ最大の難点ですね。
ワークマンの店舗、全国津々浦々にあるので、それは良いのですが。
結構郊外にあったりして、何かのついでではなく、ワークマンに行くために出掛けなければいけなかったりするので、正直面倒は面倒です。
ただこのウールインナーは、ごく限られた店舗のみでの取り扱い、というわけではないそうですよ。
2つめの難点は虫食い。天然素材、ウールですから、セーターなどと同様虫食いの心配はあります。
さらに虫は人の皮脂や汗、食べこぼしなどをより好むため、この手のインナーは虫食いされやすいのです。
「ウールのインナーってすぐ穴が空くんだよな」というのは、虫食いが原因なことがほとんどです。
着たらそこらへんに放ったらかしにしないで、すぐ洗濯するなど、しっかり管理する必要がありますね。
最後の難点は、かなり薄手であること。
あれ?薄くない?と不満に思う方もいるでしょう。
ワークマン基準で言うと【3】というランクに該当する厚みです。
今年は、この厚みが【4】という、「ミドルウェイト」という商品が存在します。
こちらは2900円です。
172cm サイズL着用
昨年は「for Trekking」という名称で、2500円だったのですが、値上がりしてしまいました。
1900円のものは本当に薄いので、こちらのほうがこれからの季節重宝はしますよ。
またレーヨン50%、ウール50%の「メリノウール混」という商品もあり、こちらは1900円のまま、厚みレベルが【4】となっています。
温かさだけで言えば、これがダントツです。
ただ色がネイビーで、若干ダサいのが難点…。
またワークマンには「サーモマックス」という商品もありまして。
冬の機能性インナーのほとんどは、吸湿発熱、汗など身体の水分の蒸散を利用して温かくするのに対して、これはとにかく今ある熱を保温する、という発想・アプローチのアイテム。
従来の温かさを謳う機能性インナーが、熱の逃げ場がなくムレが生じたり。
その結果汗をかき過ぎて、かえって身体を冷やすといったデメリットがあったことを考慮。
遠赤外線保温素材で熱を循環させ、蓄熱保温機能で熱を蓄えるという、新発想。
吸湿発熱に頼らず、すぐ温かいをウリにしています。
これね、私が冬の機能性インナーに抱く不満ってほどではないですけど、ちょっとしたモヤモヤを分かってくれているなあと。
だって動かないと温かくない、って何だよ?ってなりません?
ワークマンは、店頭に行かなければどんな商品があるのかさえ分かりづらい。
でも店頭に行くと、こういう面白い商品があるので、ワークマンって面白いですよ。
無印良品の新生冬用機能性インナー「あったか綿」シリーズ、打倒ユニクロ・ヒートテックに天然素材100%で勝負!
無印良品が22年秋冬で一大プロジェクトとして仕掛けてきたのが、冬用機能性インナーの「あったか綿」シリーズです。
「あったか綿」「あったか綿厚手」「あったか綿ウール」と生地の厚さや素材構成を変え、価格も3段階(990円、1490円、1990円)から選べるシリーズになっています。
そのウリは、「あったか綿厚手」「あったか綿ウール」に関しては天然素材100%である、ということ。
ユニクロのヒートテックは、アイテムにもよりますが、基本は化繊素材メインであることを考えると、天然素材100%は大きなウリになりますよね。
3段階あるシリーズの中で、どれが一番良いか?と言うと、ズバリ「あったか綿厚手」ですね。
「あったか綿ウール」も良いのですが、「あったか綿厚手」で十分と感じますね。
厚手、と言いつつ、インナー用Tシャツとしては普通〜ほんの少し厚みを感じる程度。
上に着たものに響きにくく、ちょうど良い厚みです。
無印良品は昨年までも温かいインナーシリーズをリリースしていたのですが、昨年との違いとしては身幅などに余裕を持たせていること。
身体にピシッと密着するような、インナーインナーしたようなタイプでは無くなりました。
無印良品 あったか綿 厚手 ハイネック長袖Tシャツ
172cm サイズXL着用
なんとなく身体にめちゃくちゃ密着していたほうが温かいように感じますが、それは身体の熱で膨らむダウンなどの話であって、インナーでピッチリしているとリラックスフィットが浸透した現在は不快なだけなので…。
この手の機能性インナーと言うと、「絶対に見えてはいけないもの」でしたが、ピッチリしていないことで、何らかの形で見えても全く恥ずかしいものではなくなりましたし。
※ただしダークネイビーとダークグレーはかなりイマイチな色味なので、見せることはオススメ出来ません
ハイネックタイプは、何ならトップスの首元からのぞかせてもOK。
もちろん全面的に見せて良さが出るアイテムでは無いものの、見えても恥ずかしくないし、機能性インナーとロンTの重ね着などしなくて良いので、シンプルに冬の装いを完結出来るんですよね。
あったか綿も、他の化繊機能性インナーと同じく、元々コットンが持っている吸湿発熱性をその原理としていて、加工によってその力を高めています。
言うてコットンだし…とちょっとなめていたのですが、家に居たら暖房を付けたくなるほど肌寒いなという日に着て外を歩き回ったり、地下鉄や商業施設に入ったりすると暑過ぎるほど。
着心地も柔らかさがあって良いし、何らかのきっかけで見せても恥ずかしくない見え方をしてくれる、そして何より天然素材100%と、いやこれは良いシリーズですよ。
ただおそらくですが、化繊のヒートテックと比べると、洗濯を繰り返すことなどによる劣化度合い、耐久性の面では劣りそう。
ヒートテックの超極暖とか何回洗っても平気ですもんね。
まあ劣化したらしたで、寝巻きにしても平気なのが、天然素材100%の良いところでもありますが。
ハイネックとクルーネックの2タイプがあります。
無印良品 あったか綿 厚手 ハイネック長袖Tシャツ
無印良品 あったか綿ウール クルーネック長袖Tシャツ
その他あったか綿のシリーズ総評についてはこちらの記事をご覧ください。
in.T(インティー)で夏のインナー革命を起こしたグンゼ、冬も極上の軽さ「AIRZ(エアーズ)」、そして最上級冬インナー「極(きわみ)」の実力は?
エアリズムはもう本当に要らない…in.T(インティー)が起こした夏のインナー革命、では冬は?
もうエアリズムは要らない、そう確信させるインナーがグンゼのin.T(インティー)。
これ本当に凄い。
個人的にはインナー革命レベル。
着用回数一体何回だよ?というくらい、外に出掛ける時は着ています。
インティーはそもそも、「Tシャツの中に着る専用インナー」。
白Tシャツなどが透ける、コットンのTシャツは汗をかいたら身体に張り付いて不快、などを解消するために作られたアイテムです。
エアリズムと異なり、汗脇パッドも付いていて汗染みしないのも、差別化ポイントです。
ただこれまでのインティーは着ていて圧迫感があり、決して着心地が良いものではありませんでした。
それでもその機能性とトレードオフと思って、どこか我慢して着ていたのです。
ただ21年に登場した「極軽」は、違いました…。
【YG】in.T(インティー)Tシャツ専用インナー(極軽)クルーネックTシャツ
「極軽」の名に恥じず、本当に軽く、ゆとりのある身幅、カットオフなど、着ていてストレスが無い仕様。
それでいて、汗をかいても快適に過ごせる機能性をトップスに付与してくれるのですから。
Tシャツに限らず、シャツでもインティーでOK。
別にTシャツにしか使えないなんてことはないです。
インティーを合計何枚持っているかな?私は出掛ける時はほぼインティー着用です。
何なら冬も、状況によっては着たりします笑
気温、天候、着る洋服によって、十分温かいな、みたいな時ですね。
たまに「冬でもヒートテックではなくエアリズム着るわ」っていう人いるのですが、これ意外と冗談ではなく。
私みたいな汗っかきは、ちょっとしたこと、地下鉄や暖房の効いた商業施設に入っただけで、もう我慢出来ないほど不快だったりするわけです。
寒いより、汗をかくほうが嫌なのですよ(真剣)。
さて春夏秋のインナーはインティー極軽に決まりとしても、冬のグンゼどうなの?というレポートもしておきましょう。
着ていることを忘れるような次世代の保温インナー、AIRZ (エアーズ)
グンゼが誇る冬インナーが、AIRZ(エアーズ)です。
【AIRZ エアーズ】カットオフ保温 ロングスリーブシャツ 品番 BWY971A
「着ていることを忘れる」が謳い文句。
そのとおり、極上の軽さで、服を着ている感覚というよりは、空気のベールを一枚まとったような、そんな感覚。
本当に着ていることを忘れさせてくれる、そういう意味での着心地の良さがあります。
写真ではどうやっても伝えようがないのですが…。
ダウンのように、空気多く含み、保温するイメージ。
普段一番下に着るようなインナーのさらに下に着ることで、着ぶくれ無しに温かさが一段増す感じ。
ソデ・スソの縫い目を無くしたカットオフ仕様で、徹底的に着用によるストレスの軽減を図っています。
洗濯タグすらありませんから(プリントで代用されています)。
とにかく着ていることを忘れて、家に居るのと同じようなリラックス感があります。
ちなみにこれは極薄のため、着ている姿はとてもとてもカッコ悪い…。
決して見せるものではありません。
吸湿発熱性も大したもので、動くとその薄さに見合わずめちゃくちゃ温かくなります。
私もこの間商業施設で暑くなってしまい、失敗した…と思いました。
薄い、軽いからと言ってなめてはいけません。
正直夏のインティーほどには、飛び抜けて一強感は無いのですが(他社製品も強いから)、「冬の機能性インナーってどれも温かくないよね?」という人には一度使って欲しいアイテムです。
このAIRZ、もしかしたら今年で最後かもしれないので…。
グンゼが誇る最上級冬インナー「極(きわみ)」の実力は?
さてグンゼには、最上級インナー、その名も「極(きわみ)」というアイテムがあります。
お値段、税込み4400円。
AIRSをはじめ、他の機能性インナーの相場のおよそ倍のお値段。
豪華な箱に入っております。
やっぱりアンダーウェアはグンゼに圧倒的な信頼感がありますから、自ずと期待は高まってしまいますよ。
グンゼ曰く、「コットンのTシャツ7枚分」の温かさ。
仕組としては、まずめちゃ分厚い。
そして繊維自身が発熱するeksという素材を用いており、さらに裏側をいわゆるボアのように起毛。
ヒートテックの超極暖も同じように裏面を起毛させていますが、その程度が違いますね。
おそらくこの極の着た瞬間からの温かさに一番寄与しているのがこの起毛。
私は部屋着としてユニクロのヒートテックボアスウェットパンツを愛用していますが、やっぱり裏面がボアのようになっていると、温かさが違うのです。
発熱性に頼らずとも、空気を溜め込む力が強くなることで温かい。
この発熱繊維も他の冬用機能性インナーと同じく、吸湿発熱、汗などを身体から出た水分を利用して発熱する仕組みなのは変わりません。
だから着た瞬間には、発熱しないのですが、これはその分厚さと裏起毛で空気を蓄える力が強いので、着た瞬間から温かい。
まあこれは厚手で、裏起毛させたスウェットを着たのと何ら変わらない現象なのですが。
発熱も割と分かりやすくて、前述した通り着てすぐにするわけではないのですが、ちょっとしたこと、例えばデスクワークをしているだけでも、ちょっとした瞬間に突然カーっと温かくなったりします。
運動をせずとも身体からは汗が蒸発しているわけですが、それを逃さないのでしょう。
その他分かりやすいところだと食事とか、最中とか直後とかバーっと熱くなりますからね。
これは生地が発熱しているというよりは、身体から発生した熱を逃さず温めているとも言えると思いますが。
確かに温かい。
温かいのだけど…これちょっと外で着るのは怖い。
本当ちょっとしたことで熱くなるので、見通しが立たないんですよね。
インナーだけに、暑いから脱ぐなんてわけにもいかないですし。
着るシチュエーションを考えないといけないかなと。
夜中のデスクワークとか、長い時間の運転とか、寒くて静的な環境が長く続くような時でないとあまり着たくないと思ってしまいますね。
スノボードなどで着たら、とんでもないことになりそうですし、就寝時に着たら悪夢を見そう…。
あと気を付けたいのがサイズ。
かなりタイトなサイズ設定になっているんですよね。
172cm サイズL着用
172cm サイズLL着用
グンゼとしてはピッタリとタイトで着て欲しいのは分かるのです。
身体にピッタリ密着していたほうが温かいし、ストレッチ性もかなり効かせているので、決して見た目ほどキツイ圧を感じることもない。
ただそれでも、やっぱりこのインナーが身体に密着する感じって決して気持ちよくはないですよ。
ここ何年かのビッグシルエットトレンドで、服は総じてゆったりしたサイズ感になり、私達の身体は服とある程度距離があるのが当たり前になっており。
インティーの極軽が快適なのも、身幅が大きく身体に密着しないから。
だから男性であればサイズはLから、よほど痩せ型でなければLLサイズで良いんじゃないかなと。
ソデが8-9分丈に設定されているので、サイズを上げてもソデが長過ぎる心配は無いですし。
スソは見せるインナーではないので、パンツにインするものですし。
衛生商品だけに、試着なども出来ないですしね。
確かに温かい、温かいのは間違いないのですが…。
やはりインナーに出来ることには限りがあり、インナーに過剰に期待するよりも、その上に着るニットやスウェット、そしてアウター、さらにはもっと重要となるレギンス・タイツと総合的に考えたほうが良いと思ってしまいますね。
冬インナーまとめ オススメはこの4品番(ここだけ見ても大丈夫!)
以上長々と解説してきましたが、今現在のオススメ冬インナーは以下の4つ。
ユニクロ ヒートテックコットンワッフルクルーネックT(極暖・9分袖)
ワークマン MERINO WOOL(メリノウール) 長袖丸首シャツ(できれば、厚手の「ミドルウェイト(ラウンドネック)」がオススメ)
無印良品 あったか綿 厚手(ハイネック・クルーネック)
グンゼ AIRZ カットオフ保温 ロングスリーブシャツ
この4アイテムに共通する特徴は、厚手過ぎないので、上に着る洋服の邪魔をしないこと。
機能性インナーはどれも共通して「吸湿発熱」がその温かさの仕組みである以上、動けば温かいし、動かなければ大して温かくない…。
もう本当ここ何年かで何十枚と機能性インナー試しましたけど、インナーだけで温かい!みたいなことはCMなどで演出されたイメージ幻想でしか無く(これ重要)、静的な環境下では、上に着るニットやスウェット、さらにアウターのほうが圧倒的に大事、という身も蓋もない結論になってしまうのです。
だったら、着心地とか、上に着るものの邪魔をしないことが一番重要だよね、という。
本当、身も蓋もないのですが…。
ユニクロのヒートテックコットンワッフルクルーネックTは、見た目が良好。
下着っぽく無いので、何らかの形で見えることになっても恥ずかしくありません。
ユニクロが「見せる極暖」を進める中で生まれた、現状最高傑作でしょう。
わざわざ見せることはオススメはしませんが、冬の見せないインナーTシャツを探している人には、これが最もオススメです。
ヒートテックと言えば化繊のイメージがありますが、これは肌に当たる面はコットン100%なのも◎。
ユニクロのオンライン・実店舗で買えますから、入手難度も低いです。
ワークマンのメリノウールインナーは、やはりこの価格(1900円)でメリノウール100%のインナーが手に入るというのは…ちょっと信じられないレベルでコスパが良い。
確かに薄いは薄いですが、薄過ぎて使い物にならないわけではないですし、歩くなど何らか熱が生まれれば、温かくなるのは他のウール製品と同様。
私はそこまで感じないのですが、肌触りの面で、どうもチクチクする、という読者の方がいたのでそこは注意かな。
特にお風呂上がりなどのタイミングで着ると、チクチクしてしまうようですね。
またウールですから、虫食いのリスクは相当高く、しっかり保管する必要があります。
そして何と言っても入手難易度が高い…。
今年からオンライン販売が解禁されましたが、すぐ売り切れてしまって、結局実店舗に行かないと買えません。
ワークマンの店舗が近くに無い方にとっては入手はなかなかシンドいでしょう。
無印良品 あったか綿 厚手(ハイネック・クルーネックの2タイプ有り)は、今年からリニューアルされた無印良品の冬用機能性インナーシリーズの中間ランクに位置するアイテム。
ウリとしてはコットン100%、天然素材100%で、加工によって吸湿発熱性を高めています。
実際着てみるとしっかり温かいし、肌への影響などから化繊インナーを着たくない、着ることが出来ない人も着用出来ます。
これはメリノウールも同様ですが、天然素材100%なので、寝巻きにしても大丈夫です。
無印の従来の冬用機能性インナーに比べると、身幅などにゆとりを持たせて下着感を払拭。
例え見せても恥ずかしくない見え方をしてくれるのも良いところ。
無印良品の実店舗、オンラインで入手出来るので、入手難度も低いですね。
グンゼのAIRZは、非常に軽量で、着ていることを感じさせないのがウリ。
それでいてしっかり空気の層を作って、動けば温かいので。
他のインナーとは、着心地の面で別の次元にあるかなと。
ただそれが良いか悪いか、というのは、人によって感じ方は違うと思うのですが、しっかり差別化は出来ています。
私はグンゼだと、冬でもたまに本来夏用の機能性インナーであるインティーを着ていますけどね。
それもやっぱり着ていることを忘れさせてくれるという意味で着心地が良いからというのが大きいですね。
では、ベスト中のベスト冬インナーはどれか…と言えば、ワークマンのメリノウールインナー(できれば厚手のミドルウェイトの方)を推したいですね。
やっぱり天然素材の安心感、動き回ったとしても暑くなり過ぎない、汗をかいたときの消臭効果など、温かくなったその後どうするか?まで考えた時に、ウール100%は最強でした。
もちろん人の体質や感じ方はそれぞれ違いますから、普通のヒートテックで十分!という人も居ると思います。
でもヒートテックって何かどうも…という人は、是非他社の優秀な冬インナーも試してみてください。
コレだ!というインナーが見つかると、冬の過ごし方も変わってきますから。
実はインナーより重要!?レギンス・タイツこそ天然素材が良い理由
ここ2年だけでも、もうかれこれ数十枚機能性インナーを試している私ですが、正直インナーに出来ることって限界があると思っています。
温かさに関してはインナーよりも、その上に着るスウェットやニット、フリースなどの方がよほど大事。
ただインナーは着心地には直結するので、着心地の良いもの、肌触りの良いものを選べば良いと思います。
様々な観点から批判されやすいヒートテックなんかも、肌当たりが気にならないなら全然良いと思いますし。
ウールインナーはチクチク感がどうしても気になるっていう人もいますしね。
私などは、本当によほど寒い時以外、何も着ていない感じが気に入って、外出時にはグンゼのインティーを秋冬でもよく着ていますしね。
さて、年が明けて、本格的な寒さがやってきたとき、トップスのインナーよりも大事になってくるのが、レギンス・タイツです。
基本、パンツの重ね着って出来ませんからね。
で、パンツは天然素材が良いんだな…と思った出来事がありまして。
いつも着用画像のモデルを務めてくれている子が、ヒートテックのタイツを穿いていたのですが、パンツのシルエットが変わってしまったことがあって。
すごく落ち感があって、綺麗なシルエットのパンツだなと思っていたのに、その落ち感が全然出なくて、あれ?と思ったのですが、ヒートテックタイツの静電気が原因だったんですよね。
もちろんパンツとの相性もありますが、こういうことがあるので、できればレギンスやタイツは静電気の起きづらい天然素材がベター。
ワークマンのメリノウールシリーズからは、今年もロングタイツが出ています。
MERINO WOOL(メリノウール) ロングタイツ(※薄手150)
これももちろんウール100%。トップスと同じく、1900円です。
ただこれも、やっぱり薄い…。
2枚重ねてる、なんて人も居ます。
こちらはトップスと違い、ミドルウェイトのような厚手バージョンが無いのが残念です。
そこで…というわけではないのですが、無印良品のあったか綿シリーズからは「あったか綿厚手」と「あったか綿ウール」からそれぞれロングタイツが出ています。
無印良品 あったか綿 厚手 ロングタイツ
こちらはそこそこ厚手感がありますし、前述の通り、ウールのものはチクチク感が気になる…という人もいますから、コットン系の天然素材100%でバリエーションがあるのは嬉しいところです。
サイズをほぼ自由自在に選べるのも良いですし。
本当メンズでは手薄になりがちなのが下半身対策だと思っていて。
単体で温かいパンツ・ボトムスってあるにはあるのですが、大体高価過ぎるか、スウェットパンツのようにちょっと穿くのにハードルがあるものが多くて…。
寒くなってきて、ニット買わなきゃ、ダウン買わなきゃ…それも分かるのですが、手っ取り早く効果があるのはレギンス・タイツですよ。
メンズはレギンス・タイツに抵抗感ある人多いですが、メンズこそ見える心配が無いものなのでオススメです。
最初こそ違和感あると思いますが、慣れてしまえば手放せなくなりますよ。