2016SSのトレンド、ブリーチの進んだジーンズ「アイスブルーデニム」。攻略法は意外と簡単?
どーもナル男です。
2016SSのメンズボトムス、パンツ事情については、度々お伝えしているのですが
やはり今季は「黒スキニーからの脱却」をテーマに色々進んでいる気がしますね。
単純に濃紺インディゴデニムに乗り換える人も多いですが、一気に色落ちデニム、さらにブリーチ(脱色)の進んだ「アイスブルー」も一気にトレンド入り。
今日はそんな2016春夏トレンドアイテムの1つ[
「アイスブルーデニム」をはじめとする「色落ちの進んだデニム」を考えてみましょう。
アイスブルーデニムとは?
アイスブルーデニムは「インディゴの色落ちデニム」の中でもかなり強力にブリーチ(色落ち)加工を進ませて、全体的にまっ白まで行かない、インディゴがほのかに残った氷を思わせる「水色」のデニムを指します。
出典 http://wear.jp/20001479/4794195/
程度問題なので、インディゴの残り具合で結構幅があります。
よりトレンドを追求するんどあればより色落ちが進み「白・ホワイト感」が強い物です。
ブランドによってはアイスブルー表記のところもありますし、ライトブルーなど従来通りの表記もあります。
アイスブルーデニムは少し気を使う
アイスブルーデニムは、どちらかというとレディースのトレンドがメンズに飛び火した形。
出典 http://wear.jp/setoharu1030/6556675/
出典 http://wear.jp/luanne820127/6559445/
ただし、色合わせが比較的自由なレディースとは異なり、メンズがこの明るい、色落ちの進んだデニムを無計画に取り入れると悲惨なことになります。
明るいトップスと一緒に取り入れると一気にアキバ系にもギャル男系にもなってしまうのがアイスブルーデニムの罠。
そもそもブリーチが進み過ぎたジーンズは従来「ケミカルジーンズ」などと呼ばれ、「ダサいファッション」の代表格でもありました。
そもそも何故黒のスキニーデニムがこんなに流行ったか?と言うと「どんなトップスにも合う」万能感が喧伝されたからだと思います。
皆さんも一度はそのような謳い文句を聞いたことがあるのでは?
まあこれも気をつけないと「全身黒でもOKだよね?」ということになりかねないのですが…。
そこらへんは「黒の緩和」をテーマにした記事を書いているのでそちらを御覧ください。
モノトーン攻略法、黒を「緩和する」技術「モノトーンなのにキツくない」ってどういうこと?
とりあえず万能さのある黒スキニーデニムですが、アイスブルーデニムは少し違います。
ただし、そんなに難しく考えることはありません。
考えることは2つ程度です。
アイスブルー攻略その1 「トップスをダークにまとめる」
出典 http://wear.jp/genji/6543737/
トップスをダーク系のカラーにまとめる。
もう本当にこれに尽きます。
後述しますが、アイスブルーデニムは「シャープさ」が失われていることが多いアイテムなのです。
だから、シャープな色のアイテムでシャープさを補う必要が高い。
確かに上級者なら、アイスブルーにトップスも明るめを合わせて、海外セレブのリゾート地での姿のような「究極の抜け感」を表現したいというのは分かるんです。
でもそれは本人の雰囲気に左右されるし、日本でそんなことをしなくても…と思います。
シャープさが完全に失われてしまいますから。
俺ならやれるよ?という人はやってください。
トップス重めカラー×ボトムスアイスブルー。
これがこの春ベストバランスかも?
出典 http://www.birdseye.ne.jp/fs/birdseye/br-loungelizard/1011402
ちなみにもしトップス明るめ×ボトムスをやりたいのであれば、トップスのカラーに「ベージュ」を持ってくるのが実はオススメです。
何故かトップスもボトムスも軽めであっても相性の良い組み合わせなんですね。
出典 http://wear.jp/loungelizardtokyo/4734917/
これはコートであっても、シャツなどであってもです。
アイスブルー攻略その2 「足元を軽めに」
この春ナル男が試着したアイスブルーデニム、LOUNGE LIZARDの物なんですが…。
これをそのまま穿くと、おそらく多くの人が「う~ん…」となると思います。
出典 http://www.birdseye.ne.jp/fs/birdseye/br-loungelizard/1011402
出典 http://www.essence-web.jp/products/detail.php?product_id=15832
それはなぜか?
そう、何か足元が野暮ったいんですよね…。
ナル男は、別に濃紺や黒のリジットな色合いのデニムであれば、別に足元がクシャクシャっと多少溜まっていても構わないと思うんですよ。
昔はそうやって細身ジーンズを穿くのが「正しい」とされていましたし。
なんでもかんでもロールアップ・アンクルカット化が正しいというわけではないとおもうんです。
ただし、色落ちデニムでこれをやってしまうととても野暮ったいですね。
ナル男はスキニージーンズのスソをクシュクシュにして穿くのが流行していた時期でも、色落ちデニムだけはこれをやってしまうと足元が気になってしまうと感じていました。
これはアイスブルーデニム等ブリーチが進みかなり明るくなったデニム自体が、濃紺や黒デニムに比べて濃い色味の持つシャープさを完全に削がれているからなのです。
また色落ちのためのブリーチによって生地もクタッとしていることからも、シャープさを失っています。
さらに靴が黒靴だと色のコントラストが急過ぎる。
緩衝材がない状態に。
これらを一挙に解決するためにロールアップするとかなり印象が変わります。
出典 http://www.essence-web.jp/loungelizard/?paged=2
このように野暮ったさが軽減されます。また個人的な意見としては黒靴より白い靴の方が合います。
出典 http://www.essence-web.jp/loungelizard/?paged=2
どうしても黒靴と合わせたいのであれば、ロールアップをしてくるぶしを見せて、靴とデニムの間に緩衝材を作ってあげるのがポイントになります。
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もう1つのトレンドキーワード「ジェギンスだが…」
もう1つ今季デニムのキーワードは「ジェギンス」。
ジーンズ+レギンスという意味です。
出典 http://www.selectsquare.com/beautyandyouth/g2465962/
レギンスに準ずる、メンズボトムスとしては究極の細さを志向した物です。
これをアイスブルーデニムと組み合わせることにより、アイスブルーデニムに失われている「シャープさ」を取り戻すことが出来るアイテム。
しかし…。
いつも言っていますが「男のピチピチ」は、気持ち悪いです。
脚のカタチが良く、似合う自信がある方だけ、取り入れてみてください。
それ以外の一方的なナルシズムは、ご法度ですよ。
ヘタすると来年あたり「女が嫌いなメンズトレンドアイテム」ランキング入りしてるかもしれませんね、ジェギンス。
ただし、前述のとおりシャープ感が失われているアイテムではあるので、「細さ」でそれを取り戻す発想には一理あると思いますよ。
アイスブルーは皆おんなじ?
濃紺が少しずつ残っているような色落ちインディゴデニムなら、その色落ち具合が
「千差万別」の様相を呈するのですが…。
アイスブルーはのっぺりしているので、差がつきにくい。
そんな印象がありませんか?
「Nハリ」ことN.HOOLYWOODの物は、白に近くこれぞアイスブルーと言えるまでブリーチを進めたところと、まだはっきり水色が残っている部分があり、色落ちが進んだ中にもメリハリを見せています。
出典 http://www.jet-dress.com/fs/jpdc/dmnhoolywood/261-CP02pegblue
これはよくみるとウエストにボタンが2つ付いており、ウエスト幅を2段階から選べるという遊びゴコロもあります。
果たして使うのかはさておき、面白いですよね。
出典 http://www.ladmusician.com/webshop/upload/save_image/l_2116511_17.jpg
LAD MUSICIANの物は、画像では伝わらない綺麗さがあります。
ちょっと遠目で見た時に目を引く、それくらい綺麗なんです。
ナル男が「アイスブルー良いじゃん」と思ったのがこのアイテムを見てから。
皆同じように見えて、こだわりだすとキリの無いアイテムかも…。
どこまでこだわるかによるんですが、着こなしはともかく、アイテム選択自体は比較的自由なアイテムなんじゃないかなと。
濃紺デニムとは異なり何本も買うことは想定されないので、よーく選んで一本買ってみると長く着れるかもしれません。
機会があれば安いブランドからも紹介したいですね。
よーやく訪れた色落ちデニムトレンド
別にトレンドじゃなくても穿いて構わないわけですが、ようやく訪れた色落ちデニムのトレンド。
各ブランドから絶対に1枚はアイテムが作られていて選択の幅がとにかく広がりました。
これがトレンド入りの良いところですね。
前述のとおり、トップスを濃い目カラーにするだけで、サマになるので実は思われているより簡単に取り入れられるアイテムです。
色味も春夏らしいですしね。
もう重いカラーのボトムスには飽き飽きだぜ!っていう方は、是非アイスブルーデニム攻略してみてください!
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