少しづつ、少しづつ深まっていく秋…、今スグ着れるのはこんなアウター!冬まで着れる?そんなアウター達を着こなすアイデアを徹底的に語りましょう!
まだまだ本格的に寒くなるというよりは、暑いのだか寒いのだかよくわからない気温のまま少しづつ本格的な冬へ…と推移していくと思われますので、まだまだ需要のあるライトアウター(ジャケットやブルゾン、薄手のコートなど)の特集をしたいと思います。
結構なボリュームになってしまったので、是非ゆっくり読んでいただけると嬉しいです。
体感温度、暑い・寒いは人それぞれ、あなたは何℃でコートを着る?
体感温度というか、暑い寒いの感じ方って本当に人それぞれですよね。
9月~10月前半くらいは、都内あたりだとコートを着た女の子と半袖Tシャツ一枚の男子が一緒にいる、みたいなことがよく起こっています。
それくらい本当に体感温度、暑い・寒いは人それぞれ。
皆さんは自分が気温何℃くらいでいわゆるライトアウター(ジャケットやブルゾン、薄手のコート)を着はじめるとか、ヘビーアウター(厚手のコートやダウンなど)を着はじめるとか、意識しているでしょうか?
今はインターネットで、過去の気温も「2013年 10月 26日 気温」とかで検索すると、簡単に調べられるので、去年のこのコートを着た日は覚えているけど、気温までは流石に覚えていないなあ…っていう時は調べてみると面白いですよ。
あーこのくらいの気温で、この服ちょうど良かったんだ!とか分かります。
また上記のような検索をかけると、同じ日付で数年間の気温が出てくるんですが、例え同じ日付でも年によって全く気温が違ったりするんですよね。
10月の後半だから、コートを着よう、などではなくて、最低気温が何℃だから着ようとか、気温を気にするようになると失敗は減るかもしれません。
あまりに体感温度と異なるアウターをチョイスして出掛けてしまったときって、結構ストレスを感じてしまうものです。
「失敗したなあ」って一日中思うのは、せっかく出掛けたのにもったいないですからね。
ライトアウターっていつ着るの?いつまで着れる?いつ入手するべきなの?
前述のように、体感温度は人それぞれ過ぎていつ着るべきなのか?というのは難しいところです。
例えば私が印象に残っているのが昨年2015年12月24日、クリスマスイブの気温。
もう年末もいいところですから、寒いイメージがありますが…。
確か私は冬用コートを着ていたのですが、一日中暑くてたまらず、ずっと手に持って長袖のカットソー姿でいたような記憶があります…。
元々暑がりなのですが、いっぱい歩いたりするともう駄目ですね。
出典 http://weather.goo.ne.jp/past/662/00001224/
「2015年12月24日 気温」などと検索するとこんな感じで出てきます
見直してみると、確かに過去10年で一番暖かかったのが分かります。
テーラードジャケットなどのライトアウターで良かったなあ…と。
ライトアウターは、ライト、と言っても物によっては十分厚みがありますし、インナーやマフラーを併用することにより、かなり幅広い気温まで対応できますから、年末まで着る機会があるものです。
もちろん地域に依ります、例えば私が一時期住んでいた京都の年末は雪が降っていることも普通にありますから、ライトアウターじゃもちませんでした。
このライトアウター、秋冬のはじまりにバッと店頭に並ぶので、非常に魅力的に映りますが、実は春夏物でも十分です。
テーラードジャケットもリネンのいかにも春夏物ではなく、一年中使えるようなウール地、スーツ地の物であれば「背抜き」と呼ばれる、背中の一部の裏地が無かったりするだけですし、ブルゾンなんかも秋冬で生地の厚みが違ったりもしますが、見かけには大して春夏・秋冬で変わったりはしない物が多いです。
僕などは暑がりなので、春夏物を秋冬着ている、なんてしょっちゅう。
僕の好きなドメスティックブランドなんかは、「生地がペラい」なんて言われるのを本当に嫌うので、秋冬モノのライトアウターなんかも本気で作ってしまってかえって防寒性高すぎて、なかなか着れなかったりしますし。
いきなり購買意欲を削ぐようなことを言いますが、やっぱり一定期間に使えるお金って
限られていることが多いでしょうし、秋冬は厚手のコートやダウンなんかの「大物」にお金を持っていかれる時期でもありますから、ライトアウターは春夏物で済ませてしまって、大物にお金を配分する、というのも全然アリだと思います。
通年のお買い物計画の参考にして下さい。
もちろん、ライトアウターを持っていない人、買いたい人もいるでしょうし、今店頭には今スグ着れるライトアウターが充実していますから、これ良いな!とナル男が思ったものをいくつか紹介していきましょう!
ライトアウター買うならUNITED TOKYOがオススメ?
今着れそうなアウターを買うのに、絶妙な価格の物が多いな、と思うのがUNITED TOKYO。
セレクトショップSTUDIOUSも運営する「TOKYO BASE」が運営しているオリジナルブランドです。
STUDIOUSとは違って、セレクトショップではなくオンリーショップ(自社ブランドだけを扱うお店)です。
ここはいわゆる大手セレクトショップの若者向けオリジナルレーベルと同等か、もしくは少し高いくらいの値段ながらクオリティは高めの物が多い印象です。
ネットでは「原価率◯◯%以上」などという言葉が踊っていますが、本当に店員さんが原価率の話をしてきます笑
ただまあ、店員さんも本当の細かい数字は知らない(知っていても絶対に教えてはくれないでしょう)ようですし、私達にも詳細は決してわからないことなので、その数字を過大評価する必要はないと思いますが…。
僕達消費者は淡々と個別のアイテムを評価していくだけです。
ただ、それでもやっぱり価格帯の割には良いな~と思えるアイテムが多いのは事実。
ここは、1つ1つのアイテムに「高級感や『質』を感じられるモノづくりを怠っていない」と感じられるんですよね。
実際の原価は、先ほど言ったとおり正確に開示されるわけではないのでユーザーにはわからないわけですが、裏地やジップの金具など、細かいところをおざなりにしていない。
このモノづくりって、ドメスティックブランドに通づるものなんです。
ドメスティックブランドは、「普通」の洋服のクオリティでは満足できないと思う人が辿り着く価格帯。
それだけに細部でも手を抜けば「価格なりの裏付けがない」としてそっぽを向かれてしまいますからね。
洋服の値段≒難易度である、という話は繰り返ししていますが、この価格帯では群を抜いて「難易度が低い」つまり簡単に良い物が買える、お洒落になりやすいのではないかと思います。
いくつか気になったアイテムを紹介していきましょう。
出典 http://zozo.jp/shop/unitedtokyo/goods/14210901/?did=31010944
以前からこのブランドが得意としているのがアノラックパーカー。
アノラックパーカーというのは、いわゆるウインドブレーカーのことで、登山などに使われる服なのですが、以前もお伝えしたとおり、現在はシェルパーカーなどのマウンテニアリングウェアを街着として着る、というのがトレンドになりつつあります。
ここは昨年春夏でも、現代的にアレンジされたアノラックパーカーを出しています。
出典 http://wear.jp/item/7468670/
これ欲しかったんですよね…。
その後も継続的にアノラックパーカーを出していたのですが、あまり良くなかったんですが
この秋出た物は、かなりアップデートされたスタイリッシュなアノラックパーカーに仕上がっています。
出典 http://zozo.jp/shop/unitedtokyo/goods/14210901/?did=31010944
アノラックパーカーは、途中までしかジップの無い「被り・プルオーバー」の物も多いのですが、こちらはつかいやすいフルジップ、羽織りタイプ。
特にジップを一番上まで上げたときが、こだわりを感じる金属のパーツでかなりカッコいいですよ。
生地もスカジャン(スーベニアジャケット)などに使われるサテンが使われているので、スポーティーな印象ともまた違ったツヤ感があります。
アノラックパーカーという分類としてはスポーティーなアイテムながら、生地感とシルエット、デザインによってかなりスタイリッシュに着ることができます。
いわゆるウインドブレーカーとは全然違います。
アノラックパーカーを登山用品としての純粋な機能性とかではなく、街着としてスタイリッシュに着る、と考えるとここが一番良いと思いますね。
もちろん単体で着ても良いですし、中にウールのニットを着込んだり、この上からウールのダウンベスト(その際はフードがかぶるので、フードを取り外して)を合わせて、異素材感を楽しみつつ、防寒性をアップさせてもう少し時期が深まっても着れるようにしても良いでしょう。
コートとの相性にもよりますが、インナーにできないこともないと思いますね。
出典 http://wear.jp/kitsunesan/4023034/
この秋冬もトレンドのビッグシルエットコート、着こなせない!という場合にこういうものをインナーにして「隙間を埋める、密度を濃くする」ことによって着こなせる場合もありますよ。
この秋はスポーツミックススタイルとして、「インナージャージ」すなわちジャージをインナーにする、という着こなしが紹介されたりしていますが、なかなか格好いいジャージって無いので、こうしたスタイリッシュなスポーティーブルゾンで代用しても良いと思います。
スポーティーなブルゾンというと、マウンテンパーカーもオススメなのですが、マウンテンパーカーの場合は単体で完結してしまいがちなアイテムなのに対して、アノラックパーカーは色々な可能性があるアイテムだと思いますね。
ただし基本的にはアウターなので、何かのアウターのインナーにするとなると、そもそも合わないという事態も考えられるのでそこは慎重に。
インナーGジャンとかもコートによってはシンドいですからね。
このアノラックパーカーのネイビーはほぼブラックなのですが、単品で見ても本当にカッコいいですよ。
次はビッグシルエットコートに挑戦してみたいけど、持て余してしまいそう…という人に試してみて欲しいコート。
出典 http://zozo.jp/shop/unitedtokyo/goods/12385840/?did=29144555
これは肩やアームホールはしっかりジャストサイズなのだけど、ウエストから下が広がりを見せる、というシルエットがかなり考えられたコート。
ビッグシルエットコートというと、そもそも全てが大きめで華奢な体格の人が多い日本人男性が着ると「ブカブカのコート着せられてる人みたい」になりがち。
ユニクロUのブロックテックコートでそれを味わった人も多いんじゃないでしょうか?
すべてのパーツでビッグシルエットのゆったり感を出すのではなく、いわゆるAラインを出せれば良い、という合理的なシルエット。
これも一応透湿防水昨日を備えたスリーレイヤーシステムを搭載しているので、ユニクロUのブロックテックコートほしかったけど、どうも違った…って言う人に試してみて欲しいですね。
もちろんすべてが細く作られたコートではないので、難易度がめちゃくちゃ低いということも無いのですが、挑戦しやすいと思いますよ。
あとはここはライダースが強いですね。
今季やたらとSTUDIOUSのライダースを推す声が多い気がしますが、ここのほうが良いのでは?と思ったり。
ライダースも1つ特集記事として書きたかったんですが、何かと予定が押しているので、もしかしたらこの記事に追記して終わってしまうかも…。
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テーラードジャケットは長年使える定番アイテム
ド定番のテーラードジャケットもライトアウターと言っていいでしょう。
何着あっても困らないし、最低1着は持っておきたいアイテムですね。
今秋も色んなブランドの物を見ましたが、いわゆるスーツ地のものではLAD MUSICIANの物が良いですね。
出典 http://www.ladmusician.com/webshop/products/detail.php?product_id=2216302&color=25
確かにお高い…のですが、LAD MUSICIANのジャケットとスラックスは本当に長く使えます。
こういうブランドのテーラードジャケットって、モード過ぎるんじゃないの?と思われるかもしれないのですが、LAD MUSICIANの物はその時代時代のスタンダードな物を作っているので、単体で着る分にはそこまで尖り過ぎないバランスなのです。
(正直変わったカタチの物も出しているんですけど、それは別バージョンとして出してくれて、スタンダードな物はスタンダードに出してくれるんですよね)
しかも、毎年形はトレンドに合わせて変わっているんですが、今年の物はそうした中でも本当にスタンダード。
着丈も長すぎず、短すぎず。
私服で着るテーラードジャケットは、スーツと違ってやや短めの丈がバランスが良いのですが、そのバランスの中で見た時にちょうど良い着丈ですね。
LADのジャケットもたまに長過ぎたり、シルエットが大きすぎたりするんですが、今年は本当にバランス良い。
1ボタンと2ボタンがありますが、今は2ボタンが良いでしょう。
ラペルも現在のテーラードジャケットのトレンドに従ってやや太め。
すっきりコンパクトに着れて、過不足がない。
このバランスが数年で大きく変わるということはまずないと思われるので、長年着れると思います。
高いですが買って間違いのないアイテムですね。
冬物ですから、中をタートルネックニットにするなどによって年末までいけると思います。
テーラードジャケットって私服でどう着たら良いの?
今年あたり私もテーラードジャケットは買い替え時期かな~?と思っていて、本当によく見ました。だからテーラードジャケットは単体で記事にしようかなとも思ったのですが、いつ出来るか分からないので、一番良いと思われる物の1つを紹介しました。
「テーラードジャケットを私服で着る場合どう着こなしたら良いですか?」という質問がコメントでありましたね。
基本的には私はスーツ地のテーラードジャケットをセットアップで、つまりボトムスも同素材のスラックスで着用することはあまりオススメしません。
というのもどうしてもキメキメな印象を持たれがちだからです。
もちろんインナーでそうした印象を「緩和」することはできます。
ただ、当人の雰囲気や、セットアップに重要な「こなれた感じ」や「ヌケ感」を一朝一夕に出すのは難易度が高いのではないか?というのが私の考えです。
セットアップなら、テーラードジャケットでも、スーツ地ではない、ややカジュアル感のある物で熟れ感を出しても良いですね。
出典 http://ameblo.jp/gramme-huit/entry-12078608116.html
どの道、私服という場面はビジネスではないのですから「セットアップにしなければならない」なんて場面は無いわけです。
わざわざ難易度が高い手法を選択しなくても良いでしょう。
例えば黒いテーラードジャケットにまっ黒いデニムパンツだったとしても、生地の質感が違うので上下スーツ時のセットアップほどのキメキメ感はまず出ません。
あとはインナーで色の緩和をしてあげれば大丈夫です。
ちなみにテーラードジャケットを着用する時に、色が黒でもネイビーでもチャコールグレーでもオススメのインナーの色は「ライトグレー」です。
出典 http://zozo.jp/shop/factotum/goods/6808927/?rid=1019
ライトグレーは、テーラードジャケットに使われやすい上記3色のいずれとも相性が良いだけでなく、簡易な緩和力も持っています。
それが、テーラードジャケット単独のキメ感を緩和してくれるんですね。
白のカットソーにはないライトグレーの力。
これはいずれ単独で記事にしたい話なのですが
テーラードジャケットのインナーを選ぶ時に覚えておいて下さい。
あったか素材のテーラードジャケットが秋冬は使える!
出典 http://trove.shop-pro.jp/?pid=106532019
例えばツイードだったり、温かみのある素材を使ったテーラードジャケットも秋冬長く使うことができますね。
スーツ時のテーラードジャケットと違い、春に使うのはちょっと考えものですが、秋冬の間はコート代わりに長く着用することが可能です。
私もTROVEのツイードジャケットを数年前より愛用しています。
オーセンティックな、流行り廃りの無いアイテムなので数年着用出来るのが良いですね。
今年もTROVEからツイードジャケット出ていますが、他にもラウンジリザードが出しているウールジャケットも温かみのある素材のテーラードジャケット。
CANONICO 2Bテ−ラードジャケット-SUPER100's 5632 [1012330]|LOUNGE LIZARD ラウンジリザード
CANONICO 2Bテ−ラードジャケット-SUPER100's 5632 [1012330]|LOUNGE LIZARD ラウンジリザード
これは「CANONICO(カノニコ)」というイタリアの生地メーカーの生地を使用しているんですが、高級感あるツヤもありながら、どこかふっくらと温かみのある素材感。
これがスーツ地のテーラードジャケットとは一線を画しています。
以前もラウンジリザードはカノニコの生地でスーツ地のテーラード、ザ・ドレスというようなジャケットも出していたのですが、そちらとは違って使いやすいと思いますよ。
あまりドレスに振れすぎた服、というのも日常では使いにくいものです。
来年はベルベットやベロアなどの素材がトレンドになるらしく、女の子では早くも取り入れている子がいます。
女の子だったらスカートにベロア素材の鮮やかな青の物などを使ったりしても、1つのポイントとして成立しますが、メンズが使うとなるとジャケットかボトムス・パンツかの2択でしょうし、そうなるとパーツ的にかなり大きな面積で使うことになります。
このジャケットくらいの質感が使いやすいんじゃないかなあ?と今から思っております。
野暮な話ではありますが、クリスマスの気温とかを考えるとこれ良いのでは?と思います笑
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困ったらGジャン! デニムジャケット
もう中途半端な気温で困ったらGジャン、ですよほんと笑
困ったらGジャン。
タイト&ショート丈でかつエリのあるデニムジャケットは、さらっと羽織って出掛けられる上に、歩いていて暑くて脱ぐにしても、シワなどを全く気にしなくていいので気兼ねもしない。
万が一汚れても簡単に洗濯出来る。
ザ・デイリーユースアイテムです。
私はATTACHMENTの色落ち加工の物を使っています。
やっぱり色落ちしたGジャンが一番使いやすいですね。
ボトムスって濃い色が多いので、上下での色差を出しやすい。
ボトムスもデニムジャケットと同じインディゴ系のデニムさえ選ばなければ(デニムセットアップの強者もいますが)、基本的に何を選んでも良いので。
今季のGジャンはラウンジリザードが良いですね。
LOUNGE LIZARD -ラウンジリザード- / 12oz STRETCH×REAL VINTAGE DENIM JACKET 5625
デニムジャケットは、リーバイス社の出していたモデル別に、1stタイプ
2ndタイプ、3rdタイプ、4thタイプをモチーフにして作られることが多く、最もオーソドックスかつ人気のあるモデルが3rdタイプです
私もGジャンと言えばもっぱら3rdタイプ。
先ほどの私物も3rdタイプですし、このラウンジリザードの物も3rdタイプです。
このラウンジリザードのデニムジャケットの良いところは、エリが小さい。
これによって立てた時にコンパクトで、これみよがしな感じにならないんです。
あれ?スタンドカラータイプ?なんて思ってしまうほどです。
あとは色落ち加減。
やっぱり元の濃インディゴがところどころ残っているくらいがGジャンはちょうど良いですね。
完全にブリーチがされてしまうとインディゴの濃淡が楽しめないですし。
さらにこれ、ウエストにジップが付いていて、開けるとスリットになるんです。
LOUNGE LIZARD -ラウンジリザード- / 12oz STRETCH×REAL VINTAGE DENIM JACKET 5625
これが意外と良くて!
Gジャンなので、ニットなどのスリットのように腰に溜まらずストンと落とすためにあるわけではないんです。
秋冬に重ね着をした時に圧を逃してあげるというか、着膨れてしまうことを防止出来るんですね。
デザイン面でのアクセント的なところもあって。
正直私はトップス、アウターにストレッチは基本要らないと思っているんですが(入っていないほうが長く着れるし)、Gジャンのようにタイトなアイテムには正直欲しい…。
私物Gジャンはアームが細いので、まあ着用していて心地よくはないので。
気温的にも今、ちょうどよいのでかなり欲しくなってます…。
もう3rdのGジャンあるのに…。
Gジャンを持っていない人にはすごくオススメですよ。
究極のライトアウター?ダウンベスト
最後は、具体的なアイテム紹介というわけではないんですが…
個人的に、究極のライトアウターだと思うダウンベストの話をしたいと思います。
何故かと言うと、この時期から年末まで一番手に取る服だからです。
とにかく万能。
西川ダウンの記事でもお話しましたが、意外と1枚で着るとちょっと寂しいアイテムってありますよね。
例えばプルオーバータイプのニットだったり、スウェットだったり。
出典 http://www.oneness-article.com/products/detail73566.html
ダウンベストはこれらのアイテムが持っていない、ディテールだったり、「締り」だったりを付与してくれるんです。
(もちろんダウンベストだったらなんでも良いというわけでもありませんが…)
nano・universe 西川ダウンG4ベスト ナノユニバース
nano・universe 西川ダウンG4ベスト ナノユニバース
出典 http://zozo.jp/shop/diesel/goods/13180755/?did=29397749
前にも書きましたが、ローゲージのニットのウールの粗野感に、ナイロンダウンベストの無機質な質感を加えることでコーディネートに深みが出たり。
もちろん「同方向」でもまとめることが出来ます。
出典 http://zozo.jp/shop/beams/goods/12596397/?did=28463452&rid=1071
テイストが見事に調和したダウンベストスタイルも良いものです
ミニマルなダウンベストはある種「額縁」みたいなもので、中に入れた絵を活かしてくれるアイテムなんです。
ただそんな万能ダウンベスト、良いところだけではなく、気をつけるべきポイントも言っておきましょう。
シワの付きやすい素材のアイテムと合わせると、シワシワになりやすいということです。
ダウンベストは肩口で「ギュッ」っと締め付けて着用するので、一般的なドレスシャツなどに意外とシワがよりやすんですね。
これが脱いだ時に結構不格好で、私も失敗した~っていうこと、ありましたね。
もちろんこれはタイトなPコートだったりでも同じなのですが、何にでも合うだけに気をつけたいミスですね。
出典 http://wear.jp/room4823/7971850/
シワのつきにくいシャツと合わせると脱いでもシワを気にしなくて良いと思います。
もう1つ気をつけたいのは、「完成されたコーディネートにダウンベストを足してしまう」こと。
ダウンベストは足りないものを補うことには優れているんですが、その他の袖のあるアウターと違って面積が少ないので(それが良いところなのですが)、覆い隠せる面積も少ない。
したがって既に完成されているコーディネートにダウンベストを足してしまうと、地のコーディネートが隠されていないのにダウンベストがさらに余計に足された状態になって、結果的に過剰な、ゴチャゴチャとした印象になってしまうんです。
例えばスーツスタイルにダウンベスト、これかなり「ダウンベスト無ければなあ」って感じになりがちです。
ダウンベストが、地の完成されたスーツスタイルを隠しきれないから、無ければなあっていう想像がしやすくなってしまうんです。
(スーツにはほどよく地のスーツスタイルが隠れるコートがやはり最適なんですね)
これもダウンベストの万能性から陥りやすい罠なので気をつけたいですね。
デザイン的には、1着目はとにかくミニマルなものを選ぶことで、万能性をより味わえると思っています。
ダウンベスト自体にデザイン性がある物は、ダウンベスト自体が目立ってしまって、合わせる服を活かすことが出来ないので、1着目はミニマルな物が良いと思いますね。
出典 http://zozo.jp/shop/diesel/goods/13180755/?did=29397749
こういったタイプはできれば2着目で…
デザイン的にはスタンドカラー、フード一体型など様々な物があり、それぞれに良さはありますが、個人的にはスタンドカラー+フード付きタイプ、これが一番着こなしやすいと思っています。
前述したようなニットだったりスウェットだったり、襟周りにディテールの無いものと合わせた時に、首周りにディテールの集中しているこのタイプはバランスが良いので。
用途を限定するならフード無しのスタンドカラーでも良いんですけどね。
出典 http://ruleosaka.jugem.jp/?eid=928
私もダウンベストがクリーニングから帰ってきたので、いよいよ今週から着用しだそうと思っています。
今日は今スグ着れる、という観点でお伝えしましたが、
アウターはこれからもどんどん紹介していくのでお楽しみに♪
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