Pコート戦士達よ、今年も戦いの時が来たぞ…
Pコート戦線を戦い抜く準備は出来ているか?
メンズ着用率No.1アウター、Pコートを攻略する!
どーもメンズファッションブログ業界で一番のナルシスト、ナル男です。
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日曜日法事なのにもかかわらず、黒のネクタイが無くて困っています。
どこ行ったんだ!?去年の法事以来使っていなくて、ネクタイはネクタイで専用のケースがありそこにしまっておいたんですが…。
ネクタイいっぱいあるから、ついついチェックが回らなかった。
洋服を持ちすぎると、ありがちな例ですよね…。
今度「洋服の断捨離・シンプルライフ」的な記事も書きたいと思います。
さて前から予告していたPコートについてのお話です。
かなりのボリュームになりそうなので、3,4回くらいに分けることにしました。
第一回 着こなし・コーディネート編その1
第二回 着こなし・コーディネート編その2
第三回 アイテム考察・ドメスティックブランド編
第四回 アイテム考察・セレクトショップ編
こんな感じで行こうかな、と。(あくまで予定)
順番は迷ったのですが、まずは着こなし・コーディネートありきかなと思いこの順番にしました。
では、まいりましょう!
メンズの私服で一番着られているコートは、Pコート!?
日本で一番着られているメンズコートは何か?といえばおそらくステンカラーコートです。
なぜなら、サラリーマンの着用率が圧倒的だからです。
サラリーマンのビジネス着を入れてしまうと、メンズの着用率でステンカラーコートに敵うコートはありません。
では私服ではどうでしょうか?
統計を取ったわけではありませんが、おそらくPコート(それもショート丈のモノ)ではないでしょうか?
昨今チェスターコート等ロングコートの大攻勢に合い、苦戦を強いられているとはいえ、やはりメンズ私服コート界の与党はPコート党なのではないかとナル男は考えています。
なぜショートPコートがこんなに爆発的に流行ったかというと、10年くらい前の「ショート丈旋風」の流れですね。
それ以前のコート事情というのは、ナル男は知らないんですが…。そこまでPコート1強ではなかったのではないか?と思っています。
ディオール・オムを中心としてまずジャケットがショート丈になり、その流れでアウターもどんどんショート丈になっていきました。
あの頃ディオール・オムが作った文化って未だに生きてるんですよね。
現在のメンズファッションの基礎があの時作られてしまった感すらあります。
何度業界がその流れを変えようと太いパンツ買え買え攻勢が来ても未だにスキニースキニーでしょ笑
ショートアウターへの飽きからロングアウターブームがやっと来たのでそこで1つ流れが変わったと見ることも可能ですが。
話逸れましたが、このアウターのショート化が一番成功、というか受け入れられたのがPコートで、コートとという重苦しいイメージのあったモノから、ジャケット感覚で着られる手軽なモノへと変貌を遂げたわけですね。
(ショートトレンチ、なるものもありましたが受け入れられず)
もうアホみたいに上から下まで様々なブランドがショート丈Pコートを作り、普及していきました。
そしてここ最近まで、ショート丈のPコートブームはずっと続きましたから、ここ10年でショートPコートの普及率はすごいことになってしまったわけです。
「冬の制服」と化してしまったからこそ、あえて意識せず、気にならなかったのかもしれませんが。
年末の飲み会などで、一体どれだけの人がPコートを着ているか数えてみる
なんて悪趣味なことはしないように。
ショートPコートを着ていても、もはや差はつかない
ショート丈Pコートが流行り出した頃は、それを着ているだけで差がついたのかもしれません。
しかしここまで普及しきってしまうと、もはやショート丈Pコートを着ているだけでは全く差がつかないと言っていいでしょう。
白シャツの件でも言及しましたが、着ている人が多いから簡単、ではなく、むしろ難しくなってくるのがファッションです。
物事を普及初期→普及初期→普及末期と分けるとします。
普及初期では、ショート丈のPコートを着ているだけで「あ、オシャレだね」となります。
普及中期では、「良いPコートを着ている」と「あ、オシャレだね」となります。
しかし普及末期では、「良いPコートを着ていて」かつ「着こなしも工夫して」はじめて「あ、オシャレだね」となるのではないでしょうか。
白シャツ同様、スタイルや顔の良いイケメンは除きますがね。
逆に言うと「普通にただPコートを着ているだけ」では、スタイルの良い人やイケメンとの真正面からの戦いとなるのです。
白シャツ同様、そんな無謀な戦いからは逃げてしまっても良い、とナル男は思いますよ。
それでも…Pコートが好きなんだ!
それでもPコートが着たい!その気持よく分かります。
Pコートが好きなメンズは多いのです。ナル男もそうです。
「イマドキショート丈のPコートかよwww」などというネットの論調なんてくそくらえ。
しょうがないじゃん、だって好きなんだもん(少女漫画風)
「なんとなく無難だからPコートに逃げとこう」には
ちょっと待て、それ逃げになってないぞ!
と言いたいのですが(逃げる=無難でかつそれとなくオシャレ、ならダウンジャケットとかブルゾン系にしておいたほうが良いです。)、Pコートが好きで着たいというなら全くもってアリだと思います。
まずPコートを着てダサくなってしまうパターンを考える
Pコートって襟が寝ているのがデフォルトなので、襟元が寂しいと思うんですよね。
そこでやってしまいがちなのが、
Pコートのインナーにパーカーを合わせる。
これ高確率で失敗します。
そりゃハリウッドスターがやってれば、それなりにサマになると思いますが。
まずPコートにパーカーを合わせるスタイル。
これは何故か高校生や中学生が学ランにパーカーを合わせている姿を想起させるのです。
制服にパーカー合わせて着崩してやったぜ!
という浅はかさがどことなく垣間見えて、一定数の人間に「子供っぽい」印象を植え付けるのですね。
寒いので分厚いパーカーを着たい、と言うのは分かるのですが、これらはたいてい分厚いスウェットでできているのです。
この分厚いスウェット、これがインナーにはあまり適していない。
ニットなどに比べると同じ厚さでも柔らかさがなく、硬いので、同じく硬いメルトンなどの素材で出来ていることの多いコートと喧嘩します。
どうなるかというと、「着ぶくれ」するんです。
Pコート×パーカーに限らず、この着ぶくれが起きると、特にショート丈ではまずオシャレには見えません。
ショート丈は少なくとも上半身はすっきり見せないと一気に「ずんぐりむっくり」としたシルエットになってしまうんです。
「寒いからこたつから出たくなかったんでよね~、ホントは外なんか出たくなかったんだよ」
という残念な感じになります。
そもそもPコートと言っても、中綿が入っていたり、軍モノのスペックに負けないぶ厚く、防寒性の高いモノなど色々ありますが、そうではなく防寒性の低いモノも多いです。
寒いなら無理せずダウンジャケットなどを着ましょう。
今月号のメンズジョーカーなどにも
Pコート×パーカー×ベースボールキャップ(NYとか書いてあるやつ)
という、アメカジ全開で一昔前にハリウッド・スターがよくやっていたスタイルが載っており(P47)
「こういうコーディネートでもPコートなら子供っぽくならない」という趣旨のことが書いてあります。
うん、確かに、カッコいい。
でもそれってスタイルが良くて顔立ちが完全に西欧風なモデルが着ているからであって、日本人が着たら子供っぽいやろ。
とナル男なんかはツッコんでしまいます。
もちろん人によるとは思うんですが。
キマればかなりカッコいいのですが、これで失敗してる人をかなり見てきているのでオススメは出来ないですね。
出典 セレクトスクエア http://www.selectsquare.com/another-side-square/g2405853/
世の中には「パーカーをレイヤードしているように見える」用にフードが付いているPコートも存在します。
「これなら着膨れすることなくパーカーレイヤード風に見せられるよ!」
…そこまでしてパーカーのフードを見せたいのか?
正直意味が分からない。
このような「ファッションノイズ」を華麗にスルー出来るかが大事だと思います。
しかし、この「襟元からパーカーを覗かせる」とか「着膨れ」などはPコートを攻略する上で重要な点を示してくれているので、活かしていきましょう。
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襟元の寂しさは、襟を立てて解消
確かに襟元が寝ていると寂しい、というのは分かるんです。
出典 セレクトスクエア http://www.selectsquare.com/greenlabelrelaxing/g2368503/
うーん、悪く無いですけどね。何かそこまで惹かれるものも無い、というか何か足りない気がするんですよね。自分でもPコートをこんな風にデフォルトで着てみると分かります。
この何か足りない感じ、これを一瞬で解決してくれるのが「襟を立てる」です。
出典 セレクトスクエア http://www.selectsquare.com/greenlabelrelaxing/g2368503/
これ、上のPコートと別カラー(襟じゃないよ、色ね)なだけの商品です。
襟を立てるだけで、襟元の寂しさが解消されてませんか?
(あと若干ですが上のスタイルングのほうが着膨れ感があり、Pコートのスタイリングに着膨れがいかに大敵なのかわかります。)
色とモデルがちげーから比較にならないだろ、という批判は甘んじて受け入れます(汗)
出典 セレクトスクエア http://www.selectsquare.com/beautyandyouth/g2399601/
ただやはり、インナーによる「着ぶくれ感をなくす」+「襟立て」だけで、かなりすっきりシャープに見えることは事実だと思いますよ。
何かを買い足すこと無く出来るテクニックですのでやってみてください。
ただし、あまり襟立てに向かない襟、というものもあります。
大きすぎる、小さすぎる、もありますが、襟があまりに薄く、「ペラい」とこの襟立てが維持出来ません。
襟立て用のアタッチメントが付いているPコートもあります。
ちなみに「襟立て」は、バックパックとの相性が抜群!
Pコートではないんですが…
出典 ware http://wear.jp/Session22/coordinate/5577705/
こんな感じで上に上に視線が集まってシルエットがまとまるんですよね。
ちょっとPコートでこれ!っていう適当な画像が無かったんですが、本当に相性がいいので、やって見てください。
防寒性は、マフラーぐるぐるやスヌードと「アレ」で図る
それじゃ寒いよ!って言う方にはやはり定番ですがマフラーぐるぐる巻きが良いと思いますよ。
ここから長々と巻きモノに関する記載が始まり、それが独立して一本の記事になってしまったので、巻きモノはこちらの記事を見てください。
基本的に襟元の寂しいPコートを念頭に置いて書いたものです。
ナル男も毎年首元ぐるぐる巻きでPコート戦線を生き抜いています笑。
先程も言いましたが、ショート丈Pコートで着膨れは致命傷になります。
4枚も重ね着する、なんてことはあまりしないほうが良いです。
となると首元の防寒性、これが本当に大事になってきます。
首は自律神経と密接不可分の関係にありますから。
あと、個人的に寒い時期にショート丈アウターを着る際に欠かせないアイテムだと思っているのがアレです。
コレ、腹巻き笑
オシャレは我慢、とは言いますし、その通りですが、それで体を壊したら元も子もないですから。
「首と腹だけは死守しろ」です。
腹巻きマジオススメです笑
最近のやつは薄くて、シルエットを壊したりもしないんですよ。
実は今日もしています。
ナル男はワンダーコアで鍛えてるので、あんまりお腹まわりは気にならないんですが
もしお腹がぽこっと出ているのが気になる方はこういうのもあるらしいですよ。
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スキニーピチピチを回避するのに紹介した下着の腹巻き版と考えていいのではないでしょうか?
まあお腹出てきたら使おうかなと思うのですが、しばらく使うつもりはないのでもし使っている人いたら使用感とか教えて下さい。
腹巻きは結構な数の女性とか、読モとかもみんなしてますからね。
ユニクロヒートテックとか、いまいちどこが暖かいのか僕にはよくわからないのですが、腹巻きは本当に暖かいですよ!
着脱している姿は若干不格好ですが、普段は見えませんからね。
千円くらいですので、1枚持っておくとイイですよ。
さてここで一旦区切って次回は
「Pコートのインナー・ボトムスは?」「Pコートの丈はショート?ミドル?」「Pコートの色は何色が良い?」などさらに掘り下げて行こうと思います!
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