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セレクトショップ横断ブランドallery(アレリー)を知らず、「1万円ちょっとの良品スラックス」は語れない!

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セレクトショップ横断ブランド・allery(アレリー)を知らず、「1万円ちょっとの良品スラックス」は語れない!多様なシルエット、生地を徹底解説!

 


  
  「カジュアルのパンツ・ボトムスと言えばデニムかチノパン」と言われたのも今や昔。いや、はるか昔。

 

カジュアルシーンでのパンツ・ボトムスの選択肢は本当に多様化しました。

 

最近は上級者向けとは言えスウェットパンツや、ドローストリングパンツ(ドロストパンツ)などラクに穿けるパンツが隆盛。

 

もはや何を穿いてもOKな時代ではありますが、もし

 

・何を穿いて良いのか、分からない…
・何かしらスタイルにコンプレックスがありファッションが上手くいかない

 

と思っている人がいるなら、まずオススメしたいのがウール、もしくはウールを再現ようとした化繊素材のスラックスです。

 

スラックスは、センタープレスが入っていることが多く、ウール、あるいはウール調の生地のものは、身体、脚から少し離れて、洋服自体がシルエットを作ってくれるものが多いのです。

 

 

最近のウールスラックスは、スーツの組下のものとは一線を画すデザインやシルエットのものが多いので。

「仕事着を休日も着ているの?」なんて思われる心配もしなくて大丈夫です。

 

もちろん、ウールスラックスが合わないファッションもありますし、いつでもどんなときでもウールスラックスだけで通用するわけではないのですが。

それでもまず基幹パンツ・ボトムスにウールスラックスを置いておくと、ファッションの組み立てはラクになるでしょう。

 

ウールスラックスの一番の難点は保管方法(私は今はズボンハンガーをメインに使っています)と…何と言ってもお値段でしょう。

 

ブランドのウールスラックスは3万円台からとなりますし、セレクトショップオリジナルのものでも1万円台後半から2万円ほどしてしまうことが最近は多いです。

ユニクロでも良いウール調スラックス(ユニクロだと今はどうしてもウールを使えないので化繊になります)がたまにありますが、出会えるかどうかは「時の運」になってしまうことが多いですね。

 

そんな中、恒常的に「1万円ちょっと、1万円台前半までで買えるウールスラックス」として、オススメのウールスラックスシリーズがあるのです。

 

それが、417EDIFICEのallery(アレリー)。

 

allery  22AW(秋) ウールスラックス "Relux"

 

alleryは、417EDIFICEのオリジナルラインというわけではなく、5525galleryというブランドがディレクションし、セレクトショップの垣根を超えてアイテムを作っているブランドです。


主にパンツとシャツに特化してアイテムを作っており、セレクトショップ417EDIFICEとユナイテッドアローズBEAUTY&YOUTHにアイテムを供給しています。

 

ウールスラックスを出しているのは、417EDIFICEの方。

 

417EDIFICE allery

 

今、「1万円ちょっとの良品スラックス」なら、まずalleryを見ないと始まらない…そういうブランドになっていますね。

(※ただしファーストシーズンの21AWの出来だけは悪かったので、たまに見る50%などのセールでも購入はオススメしません!)

 

417EDIFICE×alleryは全部で4つのシルエットを展開!オススメは?

  

 417EDIFICEからリリースされているalleryの特徴は、4つのシルエットがあるということ。

 

「リラックス」「ワイド」「テーパード」「スリム」の合計4種類が展開されているのです。

 


allery  WOOL SLACKS  “RELAX”

 

 

「リラックス」はalleryスラックスの中で最も人気があるシルエット。

 

腰回りはしっかりと太さがあり、スソに掛けてテーパード(徐々に細く)させて、もたつき無くスッキリとさせたこのシルエット。

 

腰回りはワンタックというディテール。

 

 

 

いわゆるワイドテーパードですが、もうこのくらいの太さに今はもう皆拒否感無いんじゃないかな?と思います。

とにかく取り回しがラク。

かつ現在の大型化したトップスにも、よほどのビッグシルエットでなければ対応できます。

 

 

 

スソはかつてのアンクルカット程では無いものの、現行のトレンド感からするとやや短め。

ほんの2、3cmくらいですが。

 

現在はスソの長さをある程度取って、軽くクッションさせるような丈感がトレンドですが、alleryはクッションは付かないんじゃないかなと。

 

alleryのリラックスくらいの丈感だと、スソとスニーカーが干渉しないので、足元で野暮ったく見えることがありません。

またサンダルなども合わせやすいですね。

 


allery  WOOL SLACKS  “WIDE”

 

 

リラックスと比べると、かなりしっかりワイド感があります。

スタジオニコルソンなど、本当に太くてその太さでもってモードを表現するようなブランドと比べると、やり過ぎない、けれどしっかり太い、といったところ。

 

 

 

なおかつ、シリーズでこのワイドだけ2タックの装飾性があります。

 

 

2タックは、最近すっかり当たり前になったタックインで威力を発揮するディテール。
腰回りを一段と際立たせることが出来、これにTシャツを着るだけでもうスタイルとして成立します。


物足りなさを感じさせづらいんですよね2タックは。

 

alleryのウールスラックスシリーズで最もオシャレに見せやすいのはこのワイドでしょう。

 

ただ、やはりワイドパンツはどうしても抵抗がある…という方も多いですし。

そう言う人はやはりリラックスが最もオススメなのです。

 

allery  WOOL SLACKS  “TAPERED”

 

「テーパード」は、ワンタックで実は前述リラックスとほぼ同じ腰回りから、全体的にもう一回り細くしたシルエット。

 

現行のトレンドだと、十分細身に映るシルエットです。

リラックスではちょっともっさりするなぁ…という人に向きます。

 

トップスがゆったり目の人は、よほどスタイルが良く無い限り下半身を小さく見せてしまい、バランスが悪くなってしまうので注意です。

 

 

allery  WOOL SLACKS  “SLIM”

 

「スリム」はシーズンによってあったり無かったり(たとえば23SSで言うと春先のウール版では展開有り、夏のトロピカルウールでは展開無し)、不定期に展開されるシルエット。


リラックスやテーパードとは腰回りから異なり、骨盤から細い人に対応しています。

基本的にはもう本当に細い人、かつ細身が好きな人向けです。

 

個人的には過去リラックスを3本、ワイドを1本購入しており、オススメもこの2シルエットですね。

特にリラックスは現行において万能ではないかな?と思います。

 

唯一文句があるとすれば、丈が長いシルエットを作っても良いんじゃ無いかな?ということ。


程よい太さのセミワイドストレートで丈長めなんて出たら最強でしょうね。

よりトレンドに敏感な層も取り込めそう。

 

シーズンによって変わる生地

 

 alleryのウールスラックスは、毎回同じ生地ではなく、その時その時で変わるのです。

相場からするとかなり価格を抑えていますから、その時その時、価格を抑えて提供出来、なおかつ良い生地を選定しているのでしょう。

 

ざっとまとめるとこんな感じ。

 

21AW  ウール30%ポリエステル70%   allery ファーストシーズン、正直出来はイマイチなので50%OFFセールなどで見掛けてもオススメはしない

 

22SS  ウール50%ポリエステル50%   2シーズン目でガラリ良くなったかなり完成度の高い通年仕様の生地 夏向けでは無いものの、夏にも対応出来る

 

22AW−1  秋口に登場した少し毛羽感のあるような、フラノ生地。

ウール50%ポリエステル50%。

やや薄手で夏以外3シーズンいけるけれど、やや秋冬寄りの生地。

ブラックは真っ黒ではない、ほぼチャコールグレーと呼んで良い色味。

 

22AW−2  冬に登場した冬特化版。

秋口に出たものよりしっかり分厚く、縮絨の掛かったウール。

 

23SS-1  22SSのアップデート版と言って良い生地。より本物のウール100%生地に近づく。私もラックからスラックスを選ぶ時、ウール100%のものとよく間違えてしまいます。allery史上ナンバーワン。

 

23SS−2  現在(23年7月時点)で最も新しいバージョン。レーヨン33%、ポリエステル33%、毛29%(オーストラリア産super100’sバージンウール)、ポリウレタン5%という組成の、allery初の夏向けウールトロピカルバージョン。

ただいかにも夏仕様という見た目でも無いので、春〜秋も使用可能。

生地感は22SS、23SSにやや劣るものの、やはり完成度が高く、alleryのウールスラックスに外れなしの印象は継続。

 

現在購入可能なのは、このうち23SS−1と23SS−2。23SS−1は少量再生産・再入荷がされましたが、リラックスなどはほとんどサイズが無いですね…。

23SS−2のトロピカルウールは、先月発売されたばかりですが、時期もあっていきなりセールの憂き目に…。

 

22SS、23SSに比べると、ちょっと劣る印象ですが、セール価格で1万円を切るようなら十分すぎるクオリティの高さです。

 

今「1万円ちょっと、1万円台前半までで買えるウールスラックス」ならまずはコレ!というシリーズですから、覚えておきましょう。

 

 

allery  WOOL SLACKS  “RELAX” 23SS−1(春に発売された通年バージョン)

【allery / アレリ―】'リラックス' WOOL SLACKS

 

ZOZO       ベイクルーズストア    楽天

 

allery  WOOL SLACKS  “WIDE” 23SS−1(春に発売された通年バージョン)

【allery / アレリ―】'ワイド' WOOL SLACKS


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allery  TROPICAL WOOL SLACKS  “RELAX” 23SS−2(夏向けバージョン)

【allery / アレリ―】'リラックス' tropical WOOL SLACKS

 

ZOZO       ベイクルーズストア    楽天

 

 

allery  TROPICAL WOOL SLACKS  “WIDE” 23SS−2(夏向けバージョン)

【allery / アレリ―】'ワイド' tropical WOOL SLACKS


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