究極のミニマルスニーカー「スタンスミス・ベルクロ」ことスタンスミスCF(コンフォート)の2017年最新モデルに遂に「クリアグラナイ」(BY9192)登場!シューレース版(S75075)との違いなどを解説!
「クリアグラナイ」「オールスウェード」に続く2017年スタンスミス最新作3連発、トリを飾るのは「スタンスミス・ベルクロ」!
昨年買いそびれたこの「ベルクロ」モデルを従来からオススメしている「クリアグラナイ」ことライトグレー発売を機にゲットしました!
良い仕上がりになっております。
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スタンスミス・ベルクロとは?
「ベルクロ」スニーカーとは、いわゆるマジックテープを使った着脱方式のスニーカーのこと。
「ベルクロ」も「マジックテープ」もこのような面テープの商標名なのです。
最大のウリは、靴紐・シューレースを結び手間が無いこと。
非常に脱ぎ履きがラク!
私も以前、スタンスミスベルクロをモチーフにしたVISVIM(ヴィズヴィム)というブランドの「JUDD」というモデルをずっと履いていましたが、ベルクロストラップ型の着脱は本当にラクで、ついついそればかり履いてしまうほどでした。
もう1つのウリは、シューレースを取り払った、そのシンプル・ミニマルな佇まい。
マジックテープの靴なんて、子供っぽいんじゃないの?と思われるかもしれませんが、そこはスタンスミス。
スマートなフォルムによって、大人っぽい雰囲気を保ち、さらにミニマルな表情になっています。
見方によってはこちらの方が大人っぽいかも?
スタンスミス・ベルクロ(クリアグラナイ)をレビュー!
では早速、スタンスミス・ベルクロ(クリアグラナイ)をレビューしてまいりましょう。
スタンスミス CF(コンフォート)、公式品番は「BY9192」です。
メイドインインディアです。
こちらのモデルは、「廉価版」と「通常版(高級版)」と大きく2つのタイプが存在するスタンスミスの中で 「通常版(高級版)」に当たります。
廉価版と通常版(高級版)の違いについて、より詳しい解説はこちらで。
いわゆる高級版のため、基本的にアッパーを構成するほぼすべてのパーツが天然皮革で作られています(例外は後述)。
「ベルクロ」は何と言っても、シューレースのないベルクロストラップのみのシンプルさ、ミニマルさが最大の魅力ですね。
同じスタンスミスなのに、全く違う印象を受けますね。
しかし横からの表情はスタンスミスそのもの。
非常にスマートですね。
個人的に「スタンスミスは横から見るべし」と思っています。
「STAN SMITH」のゴールドロゴも、シューレース版と同様の位置にあります。
2016年版スタンスミスからの特徴である、シボ感(凹凸感)を出したタンブルレザーも引き続き使用され、購入直後から少し熟れた雰囲気に。
履き込んでいくとさらにヴィンテージのような味わいのあるシワ感が楽しめます。
ベルクロのベルト部分も凹凸感、シワ感が入っています。
※ただし、このシワ感の強弱、入り具合はかなり「個体差」があります。
その点は16年以降のスタンスミス購入の際はよくよく認識しておいて方がいいでしょう。
adidasによると、シューレース版とベルクロ版で使われている革は同じであるということです。
ヒールパッチの色味も個体差があるのですが、2017年版(左)からやや色の濃いものが多い印象ですね。
そしてベルトをめくると…
スタンスミス氏の肖像とシグネチャー。
クリアグラナイをオススメする理由の1つが、ここが目立たないこと。
良い意味でスタンスミスである、という主張が抑えられるところですね。
さらにシュータン(ベロ)やライニング(靴の内側)を見てみましょう。
ABCマート限定スタンスミスなどに代表される、いわゆる「廉価版」ですとベロの内側に合成繊維が裏打ちされていたり、ちょっと安っぽいライニングになっているのですが
参考 廉価版BY8686
スタンスミスBY9192は高級版(復刻版)ですので、
シュータンは合成繊維ではなく、柔らかい革で作られています。
これはシューレース版(S75075)と全く同じ仕様ですね。
ベルクロクリアグラナイ(BY9192) は品番こそ違いますが、シューレース版スタンスミスクリアグラナイ(S75075)と革質やゴールドロゴ、細かい仕様などを受け継いだモデルになります。
ただしシューレース版との細かな違いもあります。
シューレース版とベルクロ版の違いとは?
前述したように、シューレース版とベルクロ版のスタンスミスは復刻版(高級版)という共通点がありますが、違う点もあります。
ライニングに使用されている革の違い
まずベルクロ版のスタンスミス(STAN SMITH CF BY9192)にはadidas公式サイトに「ライニング部分にシンセティックレザーを使用」という記載があります。
ライニングというのはこのようにスニーカーの内側の部分のことです。
そしてシンセティックレザーは、人工皮革のことを言います。
基本的にアッパーのすべてが天然皮革で作られているBY9192においてこの部分が例外となります。
しかし、シューレース版スタンスミス(クリアグラナイ S75075等)のライニングにはシンセティックレザーは使われていないとのことです。
確かにベルクロ版とシューレース版は、ライニングに使われている革の質感、触感が多少違う(ベルクロ版のシンセティックレザーのほうが柔らかく、また肉厚に感じる)ものの、見た目にはほとんど違いが分からず、
公式の記載についてadidasに問い合わせてみたのですが、上記のような違いがあるとのことでした。
というわけで両者はまずライニングに使われている革が違うことになります。
ゴールドロゴの違い
次にゴールドロゴ。
ベルクロとシューレース版ではこのゴールドロゴは同じ位置に有るのですが、ゴールドロゴ自体に若干の違いが有るのです。
シューレース版では金箔感があるというか、キラリと輝いているのに対し
ベルクロ版では輝きがなく、落ち着いた色合いになっています。
当初は個体差かな?と思っていたのですが、adidasショップで大量のクリアグラナイを見ているうちに、シューレース版はゴールドロゴに輝きがあるモノしか無いのに対し、ベルクロ版では輝きが無いモノしかない、ということに気が付きました。
輝きの有無が分かるでしょうか?
ちなみにベルクロ版クリアグラナイ(BY9192)だけでなく、ベルクロ版の他のカラーでも同じように感じました。
細かい点ですが、不良品などではないと覚えておくと良いでしょう。
なおこのゴールドロゴ、手作業で付けているからなのか、かなり個体差があります。
文字の大きさや、字の太さ、シャープさなど。
アッパーのシボ感についてもそうなのですが、この個体差については認識しておくべきかなと思います。
実は今年購入予定だったスニーカーで最も楽しみだったものの1つ。
シューレースのスニーカーに慣れた今、かなり新鮮な気分になりました。
早く履き込んでいきたいですね。
こちらのモデルはadidas公式オンラインショップをはじめ各ショップで入荷が始まっています。
S75075もこの春復刻し現在発売中
ベルクロのサイズ感について
シューレースが無いスニーカー、ということで調節が効かずサイズ感に困りそうなベルクロですが、基本的にはシューレースモデルと同様に考えてOKです。
スタンスミスCFも、シューレース版スタンスミスとほぼ同じソールが使われています。
そもそもシューレースにしても、ベルクロストラップにしても、アッパーを足に合わせた後の最終調整に使うものに過ぎません。
靴紐をギュッときつく結び過ぎたり、逆にゆるめすぎたりしないと履けない、というのはサイズが合っていない可能性があります。
サイズがしっかり合っていれば、ベルクロでも自然にベルトを締めて、ジャストフィットします。
ベルトが大幅にズレているのはサイズが合っていない証拠
綺麗にベルトが締められるサイズ感がベスト
基本的に高価な革靴などと違って、スニーカーには「沈み込み」が発生することはないのですが、履き込んでアッパーが柔らかくなるなどゆるさを感じてきたら、インソール(中敷き)で調節して下さい(1000円くらいで入手出来ます)。
stan smith CF スタンスミス コンフォート BY9192
怒涛のスタンスミス最新作レビュー3連発!
2017年スタンスミス最新作のレビューはこれで3足目。
急遽新作が発表されない限りは、とりあえずこれでスタンスミス新作の主要モデルは出揃った感があります。
待望のクリアグラナイが再発売、またベルクロタイプが新たに登場するなど、2017年もスタンスミス旋風は続きそうですね!
スーパースター、ガゼルなど他のadidasオールドスニーカーとともに引き続き注視していきたいと思います!
2017年春夏のスタンスミス総括はコチラ!