2016-2018最新版adidasスタンスミスは何色を選ぶべきか?絶対に復刻版を買ったほうが良い理由。スタンスミス最大のヒット作「クリアグラナイS75075」の登場。スタンスミスを変えてしまった傑作とは?
今最もトレンドなスニーカー、スタンスミス情報を網羅!
出典 http://item.rakuten.co.jp/bluebeat/adidas-stansmith16ss/
止まらないスニーカーブーム、そして止まらないadidasスタンスミスブーム!
今回はそんなスタンスミス大特集です。
スタンスミスを買いたいけど何色を選ぶべきかお悩みの方、また実は色々なバリエーションがあって躊躇われている方もいらっしゃると思うので、一緒に考えてみましょう。
このページのコンテンツ
- スタンスミスの魅力とは?何故ファッション誌やブランドはスタンスミスをコーディネートに多用するのか?
- また街中にスタンスミスが溢れるからこそ…細部にこだわる
- 2016年春のスタンスミス特集!2017年最新版にも継続されたラインナップ!
- スタンスミスをもっと高級に見せる簡単なカスタム方法
- 最新版2016AWモデルはヒールパッチにスウェードを採用?淡くなった3色がラインナップ(2017年秋再販)
- 「もっともっとミニマルなスタンスミス」を目指した別注・限定スペシャルモデル達!
- ミニマルな表情を魅せる、もう1つのスタンスミス「ベルクロ」とは?
- あのスニーカーと比べるとスタンスミスがより分かる?
- 色だけじゃない!スタンスミスの違い、最新版の特徴は?ABCマート限定版とは?
- スタンスミスはやっぱり綺麗に履きたい
※現在「スタンスミス」で検索すると多数のサイトが出てきますが、その多くは情報が古く、皮革やカラーについて最新版に対応出来ていません。
スタンスミスは2016年に大きく仕様が変わりました。ご注意ください。
当サイトでは多数のレビューも行い、最新版の情報をお届け致します。
スタンスミス最新情報はこちらもチェック!
【NEW!最新情報】
スタンスミスの魅力とは?何故ファッション誌やブランドはスタンスミスをコーディネートに多用するのか?
スタンスミスの魅力は、ズバリその「シンプルさ、ミニマルさ」でしょう。
アッパー(ソール以外の部分)は基本的に白いレザーで作られ、スポーツ由来のスニーカーなのにスポーティー過ぎず、都会的な表情を持っています。
adidasの象徴である「スリーストライプス(3本線)」も、パンチング(穴)によってさりげなく表現されていて、「adidasであるという主張」さえも控えめ。
スニーカーなのに、自身は主張し過ぎずに、どんな格好にも溶けこむという万能性・順応性が、世界中で愛され続けている理由かなと思います。
同じadidasの定番、「スーパースター」がやや主張があって「ストリート感」が溢れているのに対して、スタンスミスは、もっと「スマート」なイメージがありますね。
ミニマルなスニーカーの代表と言えるでしょう。
ファッション誌や、各ブランドのコレクションフォトにも多用されるスタンスミス。
たとえクレジットは無くとも、すぐにスタンスミスであることが分かります。
スタンスミスをコーディネートに用いるスタイリストは多いのです。
出典 http://marka.jp/news/argentina-organic-wool-tropical-wide-trousers/
何故、こんなにもスタンスミスは彼らに多用されるのでしょうか?
スニーカーには2種類あります。
その存在を誇示するが故にコーディネートのポイントとなるもの。
そしてその存在をコーディネートに溶けこませることでコーディネート全体の質を上げてくれるもの。
スタンスミスは後者となりうる数少ないスニーカーなのです。
ファッション誌やブランドの目的は、「服を最大限に良く見せること」です。
主張をし過ぎずかつ服を良く見せてくれる、そのためにスタンスミスが選ばれ続けているのです。
これは我々も、スタンスミスを理解する上で覚えておきたいことですね。
スラックスにさえ自然に合ってしまうスニーカーというのはなかなか無いものです。
また街中にスタンスミスが溢れるからこそ…細部にこだわる
学生時代スニーカーコレクターだったナル男は、コレクションしているスニーカーが大事過ぎて履けず(スニーカーコレクターあるあるですこれ)、普段は履き潰しても再度手に入りやすいスタンスミスばかり履いていました。
現在、かつてスタンスミスに付きまとっていた「いつでも安価に手に入るスニーカー」というイメージは、adidas originalsのブランド戦略により一変。
スタンスミスは「やや高級なスニーカー」と化しました。
そこらへんNIKEの「エアフォースワン」と似ていますね。
現在、スニーカーショップだけでなく、各セレクトショップもこぞってスタンスミスを仕入れて、力を入れて展示しています。
いつにもまして各種雑誌等メディアでも取り上げられる機会が急増中です。
お値段的にもそんなに手が出やすいというわけではないものの、「スタンスミス」というスニーカーのバリューが上がったことで多くの人が「欲しい!」という状態に。
今年はかなりスタンスミスが増殖しそうな気配…。
だからこそ、「色」やバリエーションによる違いという、細部にこだわってみると良いのでは?と思います。
スタンスミスは基本的にアッパーは白基調で、かかとの「ヒールパッチ」と「シュータン」(いわゆるベロ)の2箇所しか色が施されていません。
しかし、アッパーの革質や細部に施された色で全く違う印象を与えてくれるのです!
そんな奥深きスタンスミスの世界へ案内しましょう。
2016年春のスタンスミス特集!2017年最新版にも継続されたラインナップ!
ではまず早速2016年春に発売されたスタンスミスのラインナップを見ていきましょう!え?一年前の?と思われるかもしれません。
実は、2016年春に発売されたスタンスミス「グリーン」「カレッジネイビー」「クリアグラナイ」は2017年春に再販がされています。
(さらに2017年秋冬モデルとして、「クリアグラナイ」が再再販、「コアブラック」が再販されることも決まっています。)
これにより2017年のスタンスミスは、基本的なラインナップを2016年に発売されたスタンスミスを引き継ぐ形になりました。
つまり2016年春に発売されたモデル達が、現在の最新版スタンスミスなのです。
オーソドックスな「ザ・スタンスミス」の「グリーン」 S75074
やはりスタンスミスといえば、「白×緑」、という方も多いのではないでしょうか?
S75074 スタンスミス 「グリーン」
https://shop.adidas.jp/products/S75074/
スタンスミスと言えば、白×緑が最もオーソドックスなカラー。
テニスというスポーツに由来するスタンスミス。
テニスコートの緑をイメージさせますね。
現在の緑の正式名称は『グリーン』。
歴代と比較してもかなり鮮やかな緑なのです。
1つ前のモデルは濃くて暗いグリーンでした、モデルチェンジによって定番の緑さえもどんどんマイナーチェンジを繰り返しているのです。
出典 http://item.rakuten.co.jp/0101marui/to912225800101/
後述しますが、2016年バージョンよりスタンスミスは分かりやすく上質な革が使われているので、 鮮やかさの中にヴィンテージのような深み。
こういう細かい所が、後述の廉価版とは「違い」として確実に現れています。
一番履いている人の多いグリーンですから、こういうところで差がつきますね。
出典 http://item.rakuten.co.jp/stylifemen/e54351/
※スタンスミス「グリーン」の2016年版公式品番は「S75074」、2017年春・秋に再販され現在も流通中。
爽やかさならコレ!「カレッジネイビー」 AQ4651
AQ4651 スタンスミス 「カレッジネイビー」
https://shop.adidas.jp/products/AQ4651/
爽やかさと、清潔感に溢れるスタンスミスのネイビー。
出典 http://item.rakuten.co.jp/1em-rue/62-aq4651/
男女ともに、クリーンで爽やかな印象を与えられる色です。
ホワイトとの相性がさらにその爽やかさを引き立ててくれます。
2016年初夏モデルのスタンスミスには当初ラインナップされず、海外のみで流通していたのですが、2016年2月より、国内正規流通を開始。
正式カラー名称は「カレッジネイビー」。
※スタンスミス「カレッジネイビー」公式品番はAQ4651ですが、2016年仕様のSから始まる品番の他カラーとほぼ同質の製品になっています。2017年春再販されたものの、秋には再販がなく現在流通中の物が無くなり次第終了とのこと。
このカレッジネイビー、2017年春に再販されましたが、2017年秋は再販されず…。
2017年春に再販されなかったコアブラック(黒)と入れ替わりの形で生産休止となるようですね。
おそらく需要と供給のバランスを保つための措置で、将来的にまたネイビーが再販されることもありうるでしょう。
なおこのネイビー、現在はセール価格になっているところが多いので、欲しい方は注意してください。
「コアブラック」 S75076 2017年秋冬モデルで復活!
S75076 スタンスミス 「コアブラック」
https://shop.adidas.jp/products/S75076/
一番クールな配色と言えそうなのが白×黒。
この黒の正式名称は「コアブラック」といいます。
ロールアップした時に、映えそうですね。
2016年版スタンスミス全てに言えるのですが、地の革にかなり上質な凹凸感ある物を使っているため、ヒールパッチの配色部分も深みのある表情を出せています。
出典 http://item.rakuten.co.jp/1em-rue/61-s75076/
adidas originalsのブランド戦略は「古き良き時代の香りが醸しだされるヴィンテージ感」にありますから、全てにおいてこれが計算されています。
出典 http://item.rakuten.co.jp/atmos-tokyo/s75076/
S75076 スタンスミス 「コアブラック」は2017年秋に再販され現在も流通中。
※スタンスミス「コアブラック」の2016年版公式品番は「S75076」、2017年秋に再販され現在も流通中。
初登場から空前の大ヒットとなった「クリアグラナイ」S75075、スタンスミスを変えてしまった傑作
S75075 スタンスミス 「クリアグラナイ」
https://shop.adidas.jp/products/S75075/
2016年春の初登場から空前の大ヒット作となった「ライトグレーのスタンスミス」。
正式名称は「クリアグラナイ」といいます。
どんなコーディネートにも溶け込むライトグレーの抜群のユーティリティ
このライトグレー。
主張が少ないけれど、かといってこれまで何度も試みられてきた「オールホワイトのスタンスミス」とも違う。
スタンスミスであることを堅持しつつ、スタンスミスの持つ「スニーカーらしからぬ上品さ」をこのグレーが一番引き出しています。
特筆すべきは、 クリアーなグレーがポイントとして目立ちすぎず、それ故にどんなボトムスとも相性が良いこと。
スラックスとさえも合います。
万能さは一番です。
出典 http://wear.jp/loungelizardosaka/6678961/
そしてさらに、シュータン部分。
スタンスミス氏の顔が印刷されていて、文字通りスタンスミスというスニーカーの「顔」とも言える場面なのですが…。
出典 http://item.rakuten.co.jp/atmos-girls/s75076/
緑や黒、ネイビーではスタンスミス氏の顔がはっきり分かるんですが。
ここが、グレーだと淡く、ぼんやりとしているので強調されないんですよ。
グレーだと、良い感じにぼんやり。
これお店で複数のカラーが並んでいると違いが本当によく分かります。
もちろん、スタンスミス氏へのリスペクトはあるので、無いほうが良いとまでは言わないんですが、ここが強調されないグレーは、スタンスミスのミニマル化に成功しています。
そしてもう一点、16年からのスタンスミス最新型は革質が「よりナチュラル」な風合いなっておりその質感とグレーのマイルドさが絶妙にマッチしているんです。
オフホワイトのソールともね。
ライトグレーと、ベージュの色味が、このナチュラルな革のホワイトと見事な融合を見せています。
スタンスミスと言えば、色は緑とかネイビーだと思うんですけど、そこでグレーという意外性も狙えますし。
何よりグレーを履いている人は、まだまだ少ない。
今トレンドのスタンスミスの中でも半歩ほど先を行けるかな、と。
「スタンスミスって何か苦手…」という人でも「スタンスミスの良い所」は残しつつ、「スタンスミスの主張」が程よく抑えられている好アイテムです。
新色グレー「クリアグラナイ」、本当にオススメです。
実は私もクリアグラナイを購入。
店頭で3色が展示されているのを見て一目惚れ。
「今更スタンスミスか…」なんて思っている人にこそオススメです。
私がそうでしたから。
※スタンスミス「クリアグラナイ」の2016年版公式品番は「S75075」 2017年春、秋に再販され現在も流通中。
2017年とうとうクリアグラナイが復活!!スタンスミスの王道は緑からグレーへ!?
2016年末、スタンスミス2017春夏モデルとしてクリアグラナイ復活のニュースが飛び込んで来ました!
2016年春、大人気過ぎて全国レベルで在庫が枯渇…クリアグラナイ再発売を待ち望んでいた人にとっては、本当に待望のニュースですね!
既に2017年版の発売がされています。
2017年版と2016年版の比較はこちら。
また2017年バージョンにはベルクロタイプのクリアグラナイも登場!
またこちらも待望のオールスエードのアッパーで作られたスタンスミスも発売!
2017年もスタンスミスブームは止まりません!
2017年秋にはソールまでグレーで染められた「スタンスミス・トリプルグレー」も登場!
「スタンスミスといえば緑」ではなく「スタンスミスといえばグレー」になるかも…?
スタンスミスをもっと高級に見せる簡単なカスタム方法
最新版スタンスミスは、ゴールドロゴやシボ革など普通に高級そうに見えるスニーカーなのですが、より高級に見せる簡単な方法があります。
それはシューレース(靴紐)をセルチップ付きの物に変えることです。
たったこれだけで本当に変わるので、是非試してみてください!
[ゲタバコ] シューレース Metal Tip Flat Laces GTBC040 White X Gold White X Gold 120cm
最新版2016AWモデルはヒールパッチにスウェードを採用?淡くなった3色がラインナップ(2017年秋再販)
スタンスミス2016年秋冬モデルはヒールパッチをスウェード(これに関しては疑問点もあるのですが…後述します)に変更して、質感を変えて淡い色味のシリーズに。
これによりテニスシューズ感を抑えた、よりファッション寄りの仕上がりに。
これは2016春夏の超人気カラー、クリアグラナイの影響も感じるところですね。
ピンクのレディースサイズは早々に入手困難になるなどスタンスミスの人気は2016秋も継続されました。
※2016秋冬モデルは、2017年秋冬に再販が決定しました。
レディース待望の「ローピンク」、CP9702 2017年秋冬モデルとして復活!
2016秋冬モデルとして2017年夏にお披露目され、その秋を待たずにレディースサイズは在庫がなくなり、プレミアモデルと化してしまったのが、高級版スタンスミスの「ピンク」。
CP9702 スタンスミス 「ローピンク」
http://shop.adidas.jp/products/CP9702/
こちらのモデルは、2017年秋冬ようやく復活!
品番は新しくCP9702、カラー名称は「ローピンク」と変わっていますが、インソール(高機能インソール「OrthoLiteソックライナー」が搭載されました)などを一部を除いて、ほぼ2016年のピンクと同じ仕様になっています。
※スタンスミス「レイピンク」の2016年版公式品番は「S80024」でしたが、2017年秋の再販に伴い品番が「CP9702」、名称も「ローピンク」に変更されました。両者はインソールなどの違いはありますが、基本的にほぼ同じ仕様となっています。
これまでとは全く違ったグリーン、「タクティカルグリーン」BZ0470
BZ0470 スタンスミス 「タクティカルグリーン」
http://shop.adidas.jp/products/BZ0470/
スタンスミスの象徴ともいえるグリーンですが、2016秋冬に発売されたグリーンは今までとは全く違う、くすんだ淡いグリーンでした。
これは2016秋冬3色に言えることなのですが、よりコーディネートへの溶け込みやすさや協調性を意識しているのか、主張するような色の強みは抑えられていますね(もっともピンクは、それだけでインパクトありますが)。
この色の淡さは、これまでのスタンスミスとはかなり違いますね。
adidas Originals STAN SMITH ヴェイパースティール F16 (S80025 FW16)
ヒールパッチの素材はスウェードとのことなんですが、本当にスウェード(革の裏側、いわゆる裏革をヤスリなどで毛羽立てたもの)なのかな?
かなり毛足が短くて、表革と対して質感的に変らなくて、ヌバック(革の表側をヤスリなどで毛羽立てたもの、スウェードより毛足が短い)に近いと感じます。
毛足が長く、ツヤ感のあるスウェードでは少なくとも無いですし、触った質感もそこまで表革と変わらないですね。
手入れという面で、毛足の長いスウェードを想定した、特別なケアは要らないのでは?と感じますね。そこを特別心配する必要はないのかな?と思います。
※スタンスミス「ヴェイパースチール」の2016年版公式品番は「S80025」でしたが、2017年秋の再販に伴い品番が「BZ0470」、名称も「タクティカルグリーン」に変更されました。両者はインソールなどの違いはありますが、基本的にほぼ同じ仕様となっています。
よりヴィンテージ感のあるブルーへ、「タクティカルブルー」 CP9701
http://shop.adidas.jp/products/CP9701/
春夏のネイビーは非常に綺麗な青みを帯びていたんですが、秋冬はよりヴィンテージ感のある青。
2016年の春夏モデルが「今までのスタンスミスを究極までアップデートさせたもの」であるとするなら、2016秋冬モデルはあくまでその「バリエーションとしての提案」なのです。
adidas Originals STAN SMITH テックインク (S80026 FW16)
クリアグラナイなどの基本カラーが再販された現在は幅広く選べる選択肢の1つになったと考えて良いでしょう。
※スタンスミス「テックインク」の2016年版公式品番は「S80026」でしたが、2017年秋の再販に伴い品番が「CP9701」、名称も「タクティカルブルー」に変更されました。両者はインソールなどの違いはありますが、基本的にほぼ同じ仕様となっています。
「もっともっとミニマルなスタンスミス」を目指した別注・限定スペシャルモデル達!
スタンスミスは通常ラインだけじゃない!
どんどん登場するショップ・ブランドの別注・限定モデル達。
そのテーマは「もっともっとミニマルなスタンスミス」?
「スタンスミス」モデル自身からより上質な革を使って作った「究極のミニマルSTAN SMITH」と呼ぶべきモデルが登場したり…
出典 http://www.selectsquare.com/edifice/g2627352/
モデルの梨花さんディレクションのショップ「メゾンドリーファー」から4周年モデルが登場したり
出典 http://www.reefur.jp/shop/pages/adidas.aspx
出典 http://www.reefur.jp/shop/g/gEOA76071011/
注目のスタンスミス別注モデルたちはこちらの記事で
そして2017年もセレクトショップEDIFICEから要注目の別注スタンスミスが登場!
こちらも是非チェックして下さい。
ミニマルな表情を魅せる、もう1つのスタンスミス「ベルクロ」とは?
スニーカーブーム、と一口にいいますが、その中でもこの春大ブームとなりつつある気配を見せるスタンスミス…。
スニーカーブームというよりもうスタンスミスブームでしょう。
そんな中で「人と違う物を!」ということでにわかに注目を集めるのが通称「ベルクロ」。
正式名称は「スタンスミス・コンフォート(stan smith CF)」といいます。
別注モデルではなく、昔からあるモデルです。
もう一つのスタンスミス、と言っていいでしょう。
着脱のしやすさから普段履きのスニーカーや2足目に非常にオススメですが
何も売りは脱ぎ履きのしやすさだけではありません。
前から見た時、より洗練された表情を見せます。
ミニマルで、シューレース版とはまた違う魅力があるんです。
↑amazon、楽天、ヤフーショッピング、各サイトから、在庫のある店を一気に検索出来ます。
「ベルクロ」タイプ、スタンスミスコンフォートのもっと詳しい記事はこちらへ!
あのスニーカーと比べるとスタンスミスがより分かる?
スタンスミスと並ぶ、adidasのスニーカー2大看板といえば「スーパースター」。
実はこの2つを対照すると、とてもおもしろかったりします。
スタンスミスの良さを再確認する意味でもスタンスミスとの比較考察をしたので見てみてください!
色だけじゃない!スタンスミスの違い、最新版の特徴は?ABCマート限定版とは?
実はここまでに紹介してきたスタンスミスは、皆さんが街中で見かけるスタンスミスとはちょっと違うかもしれません。
それはスタンスミスには大きく分けて「復刻版・高級版」と「廉価版」の2つが存在するからなのです。
この「スタンスミスの違い」というのは格好の「まとめネタ」であるらしく、スタンスミスの違いに着目したまとめサイトやキュレーションサイトは多数存在します。
しかし、中には情報がかなり古いもの、不正確なものも見受けられます。
そういったサイトは、2次、3次情報であることも多く、伝聞過程で誤りが生じていたりするのです。
下記ではより詳しく正確なスタンスミスの違い、ABCマート限定とは何か?などを解説します。
大きく異る2つのスタンスミス…復刻版・高級版スタンスミスとは?ABCマート限定版は廉価版!?
スタンスミスは、2014年に復刻(正確には以前も復刻がなされていたので、再復刻)がなされました。
ここでいわゆる復刻版スタンスミスという言葉が誕生します。
これは、値段は高めながらも基本的に合皮(合成皮革、人工皮革)を用いずに、古き良き時代のスタンスミスが持つ「オールレザーのアッパー」を再現したものでした。
それ以降はバージョンを変えながらこの復刻版スタンスミスシリーズ(定価14000~16000円ほど)は毎年リリースが行われています。
したがって、もはやこの復刻版スタンスミスのラインに連なるスタンスミスは「通常版スタンスミス」と呼んでも良いと思うのですが、実はこの復刻版スタンスミスのラインとは別に、廉価版スタンスミス(9000円台~買えるもの)と呼ばれるものも存在するのです。
そこで復刻版が、廉価版との対比で高級版と呼ばれたりもしているわけです。
これが、非常にややこしい状況を生んでいるというわけです。
高級・復刻版スタンスミスシリーズ最新型はS品番、その特徴は?
最新型の高級版・復刻版スタンスミスは、Sから始まる品番のものです(上で紹介した、S75075スタンスミスクリアグラナイ、など)。
これは2016年春にリリースされたもので、2017年も一部を除きこの2016年春版が再販されているのです。
ただし!Sから品番の始まるスタンスミスは他にも多数存在しており、その中には廉価版的存在も含まれています。
最新型スタンスミス(2016年~2017年)の特徴は
・アッパーのレザーにシボ感(凹凸感)のあるものが採用されている
・パンチングストライプの間にゴールドの「STAN SMITH」ロゴがある
他にも、高級版・復刻版に共通するオフホワイトのソールなどもあるのですが、2016年~2017年版スタンスミスの最大の特徴がこの2点にあります。
2016~2017年の高級版スタンスミスはタンブルレザー(揉み込まれた革)を使ってあり、シボ感(凹凸感)、シワ感によってよりナチュラルな雰囲気を持っています。
天然皮革とこの揉み加工のため1点1点全く違った表情をしているのです。
たまに最新型スタンスミスの画像を出しているのに、「使われている革はガラスレザー」であるかのようなサイトがあるのですが、それは間違いです。
また、最新型はゴールドの「STAN SMITH」の金箔ロゴがスリーストライプの間に刻まれています。
最新型はゴールドロゴが分かりやすい目印
最新版だから良い、というわけではありませんが、この革質とゴールドロゴは高級感があってやはり格別な気がします。
この「ゴールドロゴが嫌だ」という人も一定数いると思うんですが、そもそも「スタンスミス」は、スタン・スミス氏が先輩のテニスプレイヤーだったロバート・ハイレット氏の「ハイレット」というテニスシューズを好んで使い、これと区別するために側面に「STAN SMITH」のロゴを入れ、その後ベロの顔がスタンスミス氏に書き換えられるなどして現在のカタチになっていったのです。
このゴールドロゴはこれを復刻したものなんです。
そんなストーリーを知っていると、このロゴも気にいるかも?
※品番AQ4651「カレッジネイビー」だけは、Sから始まる品番ではありませんが、2016年春に発売された物で、他のS品番復刻版スタンスミスとほぼ同じ特徴を有しています。
スタンスミスの見分け方、最も分かりやすい目印は「ベロの裏」にある
しかし、上記ゴールドロゴが無い高級版スタンスミスも存在します。
例えば2017年に発売されたばかりの、スウェード版のスタンスミス、BB0038「トレースカーゴ」&BB0039「リネンカーキ」。
こちらのモデルにはゴールドロゴがありません。
しかしこれもれっきとした高級版スタンスミス。
このようなモデルはどこでそれを見分けるかというとシュータン、いわゆる「ベロ」です。
高級版スタンスミスは全てこのベロの裏側が柔らかいレザーで裏打ちされているのです。
高級版スタンスミスのシュータンの裏側
一方で、いわゆる廉価版スタンスミスは、シュータンの裏が合成繊維で作られ、分厚いクッションになっていたりします。
廉価版スタンスミスのシュータンの裏側
一部例外のモデル(スタンスミス・ヴァルカなど)は、ベロの裏が合成繊維で処理されているものの、ここまで厚みがありません。
スタンスミスには様々なバリエーションがあります。
しかしほぼこのように「シュータンの裏がどう処理されているか?」を見ることで、分かりやすく高級版と廉価版を分けることが出来ます。
高級版か廉価版かは「ベロ」をチェックして下さい!
2016年~2017年スタンスミスを買う時に注意したいこと
ここで少しだけ脱線するのですが、2016年にリリースされ、2017年に復刻された最新型スタンスミスについて少しだけ注意しておきたいことがあります。
それは「個体差がかなり激しい」ということです。
最新型スタンスミスには天然皮革に揉み加工を行ったタンブルレザーを使用しているのですが、かなりシボ感が激しく出ている物から、ほとんどスムースレザーと変わらないような綺麗な表面の物まで、1点1点かなり表情が違います。
私は昨年から店頭で累計で少なくとも100足以上の最新型スタンスミスを見ていますが、2017年に店頭に並んでいる物はこの個体差がさらに激しくなっているようにも感じますね…。
天然皮革を使用し、また上記のような加工でよりナチュラルな質感にこだわっているからこそでもありますが、この個体差があることには注意と覚悟が必要だと思います。
なお、高級版スタンスミスはアッパーを基本的に全て天然皮革で作ることを志向していますが、2017年から発売されたスタンスミスCF(ベルクロタイプ)のライニング(スニーカーの内側)に使用されているレザーはシンセティックレザー(人工皮革)となりました。
シューレース(靴紐)版のスタンスミスには、シンセティックレザーは使用されていないとのことです。
ここらへんはadidas公式に問い合わせ、確認を取っております。
詳しくは下記の記事を御覧ください。
廉価版スタンスミスとは何か?ABCマート限定とは?
廉価版スタンスミスとは、強度が必要で、天然のレザーで作るのが難しい、コストが掛かる一部のパーツを合皮(合成皮革、人工皮革)で作り、またアッパーに使われているレザーを安価な物にすることで、価格を抑えてリリースされている普及版スタンスミスのことです。
前述した高級版・復刻版スタンスミスと比べると価格が安いため、便宜上「廉価版」と呼ばれているだけであり、こちらもれっきとしたスタンスミスです。
この廉価版で一番有名なのが、いわゆる「ABCマート限定スタンスミス」。
Mから始まる品番のスタンスミスです。
出典 http://item.rakuten.co.jp/abc-mart/5269200001
ABCマート流通の品番M20325 ソールまで真っ白なのが特徴、一部パーツはいわゆる合皮で作られている
街で見かけるスタンスミスの大半がこれです。
しかし実は、ABCマートが「国内正規流通は独占している」というだけであって、他のサイトでも並行輸入品は売られています。
(またこれまたややこしいのですが、ABCマートでは前述した高級版スタンスミスも扱っています。ABCマートに置かれているから廉価版、ではないのです。)
色は現在は上記ネイビー(M20325)の他、「フェアウェイ」と呼称されるグリーン(M20324)も展開中。
出典 http://item.rakuten.co.jp/abc-mart/5269190001
品番M20324
そして、このような廉価版スタンスミスは実はABCマート限定スタンスミスとして有名なM品番だけでなく、かなりのバリエーションが存在します。
廉価版はよく「合皮で作られている」と誤解されていますが、アッパーの大半は天然皮革で作られています。
廉価版はアッパーに使われているレザーがとにかく均一な表面をしている
強度が必要な一部パーツのみ、合皮で作られています。
レザーのナチュラルな質感は、表面の加工によって押しつぶされており、スムースで綺麗な表面の質感をしています。
前述したように、かなりその革質に個体差のある最新型高級版スタンスミスに対して、 廉価版スタンスミスはほとんど個体差を感じません。
迷ったら絶対に復刻版スタンスミスを買うべき理由
私は復刻版(高級版)と廉価版の最大の違いは、「経年変化」にあると思っています。
廉価版スタンスミスは、最初こそ綺麗なのですが、アジのある経年変化をしている物を見かけることがほとんどありません。
履いているうちにも廉価版と復刻版とではどんどん差が開いていくので、少し高くても絶対に復刻版をオススメします。
また廉価版の分厚いシュータン(ベロ)は、分厚さ故にベロだけ浮いてしまっていることが多く、これが足首を出すようになった昨今非常に悪目立ちします。
薄いベロを使用している復刻版はほとんどそのようなことがありません。
その点からも、復刻番をオススメしたいのです。
2014年版スタンスミスとは?
現在店頭で見かけることはほとんど無く、あまり気にする必要はないのですが、一応過去の復刻版についても軽く触れておきます。
2014年に大々的に正規流通されたのが「D品番」と呼ばれる物です。
アッパーにプレミアムレザーを使用した高級版で、定価14000円程度するため、かつての量産型とは一線を画していました。
このモデルからスタンスミスの廉価版との差別化、すなわち高級化が本格的に始まります。
ソールはオフホワイト、アッパーがややくすんだ色味、かなり薄くザラザラとしたスエードのような別素材感のあるヒールパッチ、という特徴があります。
2015年版スタンスミスD、品番の後継、B品番はガラスレザーが特徴
D品番の高級路線を引き継いたといえるのがB品番です。
革がガラスレザーに変更されています。
ガラスレザーとは、革表面を樹脂でコーティングすることにより独特のツヤを出してたものです。
出典 http://item.rakuten.co.jp/lowtex/s77475
スタンスミスはやっぱり綺麗に履きたい
汚れても気にせず、「アジ」を楽しむ…。
そういうスニーカーもあるとは思うんですが、やっぱり上品なスタンスミスは綺麗に履きたいところ。
スタンスミスが良く見えるのって新品の一番綺麗な時が一番ですよね。
これを出来るだけキープしたい。
やっぱり防水スプレーは必須ですよ。
防水スプレーはこの記事とは別にまとめたので、見ておいてください。
もちろん、防水スプレーしたから絶対汚れないとかそういうわけではないですが
するとしないでは汚れの付き方、落ち方が雲泥なので、「どう汚れを落とすか?」よりも「どう汚さないか?」をメインに考えたほうが良いと思いますよ。
私物のスタンスミスが汚れてきたのでケアしてみました