ググってもいまいち分からない「清潔感」とは?オシャレしようとすればするほど清潔感が無くなる!?
どーもナル男です。
無印良品の特集を書いてるんですが、書きたいこと載せたいことがありすぎて最終調整にかなり時間が掛かっております…
もうしばしお待ちを。
週末までには何とかアップします。
今日は女子が「好きな男性のタイプ」「好きな男性のファッション」「好きな男性の髪型」など「好きな男の◯◯」と聞かれて必ず言い出す
「清潔感があればそれでいい」という答えについて考えてみたいと思います。
清潔感って何なんでしょうか?
やはり女子は清潔感が死ぬほど好きですね(失笑)
某藤沢数希氏が発行している、某週刊金融日記という一見金融関連の真面目なタイトルで中身は「モテる方法」についてひたすら書いてあるという自己啓発系メルマガがあるんですけど、毎週読者が藤沢数希に質問する、みたいな読者投稿コーナーがあるんですよ。
というかほぼ「このメルマガでこれだけモテました!」という報告なんですけどね…。
それによって読者は「やっぱりこのメルマガ読むとモテるんだ!」と錯覚して、高揚感に浸れるという仕組みなんですが
(実際メルマガ読むだけでモテるわけないのは、言うまでもない話です、自己啓発系は全て読者に「自分は出来るんだ!今日はよく寝て明日から頑張るぞ!」と毎日すこやかに寝かし付けることをその効能としています。)
その中で数ヶ月前に思わず笑ってしまう投稿がありました。
そのまま転載するのはいくらなんでもアレなんで要約すると
『ぼく愛』(※)に出てくるダンディーな大人の男になりたいという思いから、服の購入にボーナスを使いました。
女にモテるコーディネートについて市販されているコーデ本を参考にして
全身モノトーンで、メルマガで紹介された某パロディ時計に、黒のハットにジャケット、スラックス、革靴、ジャケットの中は白のフリースやシャツでコーディネート。
これが女子の評価がすこぶるいいんです。
私の地方で有名な某ナンパバーに年末この格好で入ったところ男女問わずジロジロ見られまくったので、冗談抜きでオススメです。
やはり女子は清潔感が死ぬほど好きですね。(この台詞は原文ママ)※「僕愛」というのは藤沢数希氏が原作、ということになっている恋愛小説です。
※これナル男の脚色一切無いですから、むしろかなり直してまともにしましたが、原文はもっとアホっぽい文章です。
皆さんもこういう大人にはならないようにしましょう。
まあ、「藤沢数希」というのはネット上のキャラクターみたいなもので中身は複数いるらしいので、藤沢数希著、ということで何も問題無いのでしょうが…。
あ、ちなみに「ナル男」は実は2人でやっています(そうならどんどん更新出来て良いけどね)。
で、上記投稿内にある
全身モノトーンで、メルマガで紹介された某パロディ時計に、黒のハットにジャケット、スラックス、革靴、ジャケットの中は白のフリースやシャツでコーディネート。
これが女子の評価がすこぶるいいんです。
って、本当に女子の評価良いのか?それ?と。
そんでもってこれが女子が死ぬほど好きな清潔感のある格好なのか?と。
そりゃただのキメ過ぎ勘違い野郎だからジロジロ見られたんじゃないのか?と。
「その地方のナンパバーって死ぬほどレベルが低いだけじゃねえのか?」というツッコミを禁じ得ないのですが…。
なんでこんな例を挙げたかというと、それくらい「清潔感」ってやつが何なのかは分かりにくいし、分かっていない人もまた多い、ということなのです。
あーしかしこんなレベルの恋愛相談にポンポン乗るだけで巨万の富を得られるって日本って良いよなあ。
ナル男に恋愛相談したい方はコメント欄にて
無料ですよニッコリ(来ないなこれは)。
「清潔感」とググってもおそらく何もわからない。
清潔感とググっても、上位に表示されるのはくだらないまとめサイトばかり。
あんなんは緻密なSEOによるサイトのドメインパワーだけ高くて、中身は時給300円くらいでこき使われているネットライターが書いているので、それっぽい答えでしかありません。
まあ大抵の男は「清潔感のある格好なら良い」という女子の台詞を聞いた時に
清潔感ってものがよく分からないながらも
「あぁなんだ、それなら俺は大丈夫だな」と思っているんですよ多分。
風呂には毎日入っているし、洋服もちゃんと洗濯したのを着ているしな、って。
でも当然それはただの「清潔」であって、「清潔感」とは違うわけです。
じゃあ清潔感ってなんなんだよと?
女子が好きなメンズファッションとして答えることの多い「シンプル」というキーワードの答えがとても残酷であるのと同様に、清潔感という言葉もある意味とても残酷です。
女子が言う「清潔感がある」という具体例を総合的に検討していくと
「清潔感がある」というのは、すなわち…
「不快感がない」
ということなのです。
「清潔にしてりゃあ良い」から、いまものすご~くハードル上がったのが分かるでしょうか?
10cmくらいのハードルが2mくらいになりましたよ。
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不快感を持たせないファッション、というのは実は難しい。
実は清潔感のあるファッション、すなわち不快感を持たせないファッションの具体例をメンズで挙げろと言われると、そう苦労はしないのです。
福士蒼汰のサイダーのCMみたいなことでしょ?笑
三ツ矢澄みきるサイダー CM 「登場」編 15秒 福士蒼汰 芳根京子
三ツ矢サイダー CM 「走る兄」編 15秒 福士蒼汰 芳根京子 高田純次
こんなんやろ?笑
これが清潔感100%ですよ、はい。
で、清潔感100%な格好の何が難しいかっていうとそれは
「ダサい、とまではいかないけどつまらないファッションと紙一重」なところです。
清潔感=不快感を持たせないファッションですから、それを追求していくと
どんどん「角」が取れていきます。
どんどん「丸」に近づいていくわけです。
それってもう人に「刺さる」ものが何も無くなっちゃうわけですよ、下手をすると。
福士くんはなんでそんなつまらない格好と紙一重でもきちんとバランスが取れるかというと、それは顔とスタイルなど全体の雰囲気が良いからですよ笑
彼はそれでバランスが取れちゃうんです。
オシャレしようとすると「清潔感」がどんどんなくなっていく!?
「女が嫌う男のファッション」でも分かる通り、
「とんがったファッション」っていうのは嫌われます。
「花柄」だったり、プロデューサー巻きだったりって本来やらなくていいことをわざわざおしゃれと思われたくてやってるわけじゃないですか?
つまりは刺さりに行ってるわけですよね、他人の心に。
でもキャラクターに合わなかったり、行き過ぎてしまうとすぐ不快に思われてしまうわけです。
女子の言う清潔感というのは「私が不快に思ったらそれは清潔感はないということになる」というトンデモ基準ですから。
シャツをどれだけ洗濯してアイロンかけても、プリントされている柄が不快に思われたらそれは清潔感の無いファッションなわけです。
「生理的に無理」と「清潔感が無い」っていうのは、ものすご~く理不尽な基準なんです。
スキニーデニムを穿けば「男が細い脚アピールしてどうすんの?不快です」
ハーフパンツを穿けば「男の脚なんて見たくねえんだよ!不快です」
モノトーンで黒多めな格好をすれば「黒の面積多くない?暗いよ、不快です」
とまあいくらでも不快な格好と言えるわけです。
いわゆる「男らしい」と言われたい、ワイルドな格好だったり、「オシャレですね」と言われたい、ファッショナブルを志向した格好は同時に「不快感を与えるリスク」を背負っているわけです。
しかし、そういうニュアンスを全開にしたファッションをしたとしても許される人たち、というのもいるわけです。
今で言うと斎藤工あたりがどれだけ汚らしい格好をしてもある程度許されますし。
(逆にただのシャツを2つボタン外しただけでキャーキャー言われそうですね笑)
一方でかつて街にあふれていた量産型赤西や亀梨がダダ滑りしていたのは、キャラクターに合わない不快指数の高い格好をしてしまっていたからです。
キャタクターというか、その人の背景が与える説得力というものなしに、ワイルドやファッショナブルを全開にしたところでそれはコスプレみたいなもんなんですよ。
ロックミュージシャンでもないのにロックミュージシャンみたいな格好をしているやつってのはただただ不快ですよね?
アイテムとコーディネートから考える清潔感
例えばアイテム単体としては「白シャツ」だったり、「綺麗なスラックスパンツ」なんかはクリーン指数が高いというか、爽やか指数が高いというか、分かりやすく言うと不快指数が低く、清潔感があるファッションと目されることが多いでしょう。
出典 http://www.cambio.co.jp/fs/cambio/mp4164
他には「手入れが行き届いた白いスニーカー」なんかは、鉄板のクリーンアイテムなわけです。(逆に汚くなると一転して不快指数の高いアイテムとなるのが難しいところです、手入れはこまめに)
アイテム単体としてはそこまでクリーン度が高くなくても、全体としてクリーン度の高いコーディネートというものも考えられます。
出典 http://www.cambio.co.jp/fs/cambio/mp4164
これもさきほどの福士くんの話と同じで、こういうアイテムで固めたり「不快指数が高くならないように高くならないように…」と思っていると
今度は「清潔感はあるけどつまらないよね」という話になってきます。
イトーヨーカドーの広告とかにありがちな「休日のお父さん」みたいな格好になってしまうわけです。
大抵の人はつまらない格好をしても際立ってしまう雰囲気というものは持っていないわけですから。
まあそれでも女子ウケは悪くはないかもしれません。
つまんないですけどね。
逆に、ファッショナブルだったりワイルドだったりするアイテムは、それだけで固めてしまうとやはり不快指数が高いコーディネート、すなわち「清潔感の無い」格好になってしまうわけです。
これは「ドレスとカジュアルのバランス」では決して説明出来ません。
なぜならファッショナブルなアイテムはいわゆるドレス感の強いアイテムも多いし、ワイルド系のアイテムはカジュアルなことも多いからです。
ドレスとカジュアルのバランスだけで本当にお洒落になれるのだろうか? -
元も子もない話ですが、その人のキャラクター次第で全身そうしたアイテムで固めたとしても「許される」わけで、あまりキチキチっとした数値化(クリーン7、ワイルド3とか)は出来ないわけですが、
例えば今流行りのミリタリーアウターを着たいのであれば、それ以外はなるべくクリーンにまとめること等、が必要になってきます。
これは服のコーディネートだけにとどまらず、「顔」にも言えるんですよ。
ワイルドさや雰囲気を出すためにヒゲを伸ばす人は多いと思うんですけど、何で皆揃いも揃って「口ひげ」も「あごひげ」も伸ばすのか?と。
これを両方伸ばして「許される」、すなわち他人をあまり不快にさせない人ってそんなにいないと思うんですけどね。
まずはあごひげだけ、でも良いんじゃないの?と思ったりするんですよね。
昔から顔が「薄い」「濃い」って話があると思うんですけど、それによって似合うものが色々変わってきて、バランスを取る必要があるんじゃないかなと。
女子ウケを考えて、全て女子ウケという要素に全神経を投入するなんてのはアホみたいな話なのは前回も述べたわけですが
やはりこの「清潔感があるか?」という視点も、男にありがちな行き過ぎファッションやナルシズムの暴走を抑えてくれるわけで
ファッションに不可欠な「バランス感覚を保つ」ということにとても役に立つような気がしています。
自分の顔も含めて、全体の不快度指数ってどんなもんかな?っていう客観的視点を持っておくことは女子ウケうんぬんはおいておいて大事なんじゃないかなと。
ナル男は今日述べた「人に不快感を与えないクリーンなアイテム」にちょっとだけ「ファッショナブル」だったり「ワイルド」だったり、男の「こだわり」だったりを加えたバランスで話をさせてもらうことがこれからも多いかもしれません。
まとめると、女子が「シンプルで清潔感のある格好が好き」とか言い出したらそれはとてつもなく高いハードルが用意されてるんだと思ってくださいね。
「この子男への理想がそれほど高くなくて、純朴で良いなあ…」とか思っちゃダメですよ笑
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