人気過ぎるブランド、COMOLI（コモリ）…その人気は遂に「ベタシャン」シリーズまで波及。オンラインにアップされると即売り切れちゃう半袖シャツって、何が良いの？
COMOLIの凄まじい人気は、遂に「ベタシャン」シリーズまで波及
新型ウイルス禍の中、多くのブランドが需要低下、販路の制限などによる売上減に苦しむ中で、相変わらず絶好調のブランドがあります。
それがCOMOLI（コモリ）。
今やドメスティックブランドでナンバーワンの人気と言っていいブランドでしょう。
シャツが2万円台中盤~と一般的にはかなり高額な価格帯にも関わらず、新型や新色のアイテムが出ると、すぐさま完売してしまいます。
フリマアプリなどでのリセールバリューも高値で推移しており、その安心感がさらに購買意欲を高め、そしてすぐに売れてしまうから、皆とりあえず買っておこう…という売れっ子ブランドのお手本のような存在です。
数を絞った「限定商法」と言ってしまうのは簡単ですが、どこのドメスティックブランドも数を絞ってますし、コモリくらいの規模だとそれなりに数は作っていて、ですから、やっぱりすごいですよ。
このように人気がさらに人気を呼ぶ…という状態になっているわけですが、今年は「ベタシャン」シリーズにまでこれが波及。
4月の長袖類に続き、5月のベタシャン「本命」である半袖オープンカラーシャツは入荷すると売れてしまうというような状況に。
特に新色のカーキは、凄まじい人気でしたね。
これは4月に発売されたベタシャンプルオーバーシャツ
私も何とか、今年も1着半袖のオープンカラーシャツを手に入れることが出来ました。
私が買ったのは、ネイビー。
今年のネイビーは確かによく見るとネイビーなのですが、新品時はほとんど青みはなく、言われなければブラックで通ってしまいそうなくらい黒に近い色ですね。
この「ベタシャン」。
通常の「シャンブレー」がタテ糸にインディゴ（染めた）糸、ヨコ糸に生成り（染めていない）糸を使用して濃淡をハッキリ出しているのに対して、タテ糸もヨコ糸も色の付いた糸を使っているため、色味が淡くならず、ベタッとした印象に見えるから「ベタシャン」というわけです。
ただその濃い濃い色味の印象とは対照的に、ふわっと軽く、通気性も良い上に、肌にまとわり付かないサラッとした着心地。
夏のシャツ生地としては、これ以上ないくらいに快適に着れるのです。
見た目は分かりやすい高級感ではなく、着古したようなクタクタ感があり、あくまで雰囲気重視。
このブランドって、よく比較対象にされるAURALEE（オーラリー）のような、誰が見ても高そう！みたいなわかり易い高級感よりも、「この人、熟（こな）れているなあ…」という雰囲気を作り出すのがとても上手いんですよね。
シルエットは、長く取られた袖や、ゆったりとしていながらも大味過ぎない絶妙なバランス。
半袖シャツって実はメンズにとってかなりバランスを取るのが難しいアイテムで、なかなか着たいと思えるアイテムが無かったのですが、最近は袖を長めに取るのがトレンドになったことで、着やすいアイテムが増えてきました。
昔のストリート系のように大味なシルエットのものが多い最近のゆったり型の半袖シャツの中では、より取り入れやすいというのも人気の一因になったのではないでしょうか。
こちらは昨年購入した同アイテム
大袈裟な、いかにも流行りっぽいシルエットというわけでもないし、テロっとした質感のものが多かった中で、あくまでドライで控えめな「大人のオープンカラーシャツ」だったのです。
ただ今年は、個体差や洗いによる縮み差を考慮しても去年のものと比べると身幅や袖がさらに大きめに作られており、やや大味な半袖シャツに寄ってしまった感はありますね…。
生地がクタッとハリ感が無いので、袖が大袈裟に主張せず身体に沿って落ちてくれるのが魅力だったのですが、今年は新品段階だとあまりそれが無いですね…。
まあどんどん洗っていけばまた違うのでしょうが。
このベタシャンオープンカラーシャツと、ほぼ同じ型・シルエットで作られているのが「タイプライターオープンカラーシャツ」。
こちらは、高密度に織られたタイプライター生地の表面をさらに起毛させて、ドライな質感を出しています。
一般的にイメージされる、ツルッとした表面感やバリッとしたハリ感のあるタイプライター生地とは全く違うものになっていますね。
触った瞬間、ん？これは和紙か？みたいな質感に変身しています。
こちらもベタシャンと同じく着古したようなクタクタ感があり、同じネイビーでもよりハッキリと色味があります。
ただ加工によって青みというよりは、チャコールネイビーのような独特の色味になっていますけどね。
ベタシャンオープンカラーでも黒だったり、あるいはこのタイプライター生地の方であればまだ入手は可能ですが、今年はオープンカラー以外の半袖シャツが例年になく良いシーズン。
こんな情勢ですし、それらがセール価格で買えちゃう…なんてこともあるかもしれません。
コモリはベタシャンにしても、一昨年はセールで買えましたし、昨年もある程度は余裕をもって買えたのですが、今年はそうはいきませんでしたね。
パッと見ですぐに分かるような分かり易さはないと思うのですが、今のトレンドのちょうど平均的なところと言うか、やり過ぎない、皆が絶妙に欲しくなるような服を出してくるブランド。
ウイルス禍で、通販での購入を余儀なくされても買う人が多いというのは本当に稀有なブランドですよね。
ただこうしたブランドは、本当に一握りです。
これから先は根強いファンを持つ一部のデザイナーズブランド、そして相対的に高いコストパフォーマンスを出せるファクトリーブランドが生き残れるか…という時代になり、大手セレクトショップも淘汰が進んでしまうかもしれません。
一方で、今回このブランドに救われているショップも多いのではないでしょうか。
コモリのアイテム探しには、下記のオンラインショップ一覧ページが便利です。
全国のショップのコモリのアイテムページにダイレクトで飛べるようになっていますから、是非活用してくださいね。
note定期購読マガジン、「オシャレ脳を鍛えよう！」配信中！
只今noteで「オシャレ脳を鍛えよう！」という定期購読マガジンを配信しております。
5月17日（日）配信の記事では、COMOLIのようなドメスティック（国内デザイナーズ）ブランドの話題を取り扱っています。
コモリのように、この情勢下でも好調をキープ出来ているブランドは極わずか、ほとんど無いと言って良いでしょう。
何だか最近は、「本当に良いの？」と思わず言いたくなるような、通常ならありえないアイテムへの割引、セールが行われていますが、そういった情報も随時配信していこうと思っています。
もちろん私がしっかりとアイテムをチェック、厳選した上で紹介していますからね。
また5月~6月は、感謝のフリマ企画も実施中です。
毎週今までに紹介したアイテムを出品しています。
抽選なので焦らなくて大丈夫です！
第二弾はこんなアイテムを出品中です。
まだまだどんどんアイテムを出していきますよ！
これからもどんどんコンテンツは増えていきますし、過去に配信したコンテンツもごく一部の有料設定されたコラム以外はすべて見ることが出来ます！
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