ユニクロUの隠れた良品「フレンチリブパンツ」…気軽に、ラクに、でもそれなりに見えてしまうパンツが欲しい全ての方に
ユニクロのデザイナーズコラボは時折良作パンツを生み出します。
先日発売された、ユニクロ×MARNI(マルニ)のスラックスもそう。
あまり名作名作!とユニクロのアイテムを過剰に持ち上げるのはどうかなと思うのですが、これに関してはもう名作って言ってしまって良いかも。
ここまで見栄えするパンツが、ユニクロから出てきたのは驚きでした。
これも、マルニとのコラボレーションという裏付けがあったから出てきたアイテムではないかなと。
ユニクロUでも、21AWは定番の「レギュラーフィットジーンズ」、シーズンアイテムの
「フランネルイージーワイドフィットパンツ」などがかなり良かったですし。
特にレギュラーフィットジーンズは、今何を穿いて良いか分からない!なんて人にオススメのアイテムでした。
今はもう数年前の「とにかくスキニーデニム穿いておけ!」っていう時代ではないですから、皆何を穿いて良いのか分からないところがあると思うので。
本当はいつでも買える定番にしておいて欲しいのですが、そういうわけにもいかないらしく、「投げ売り」されてしまうのは残念なところ。
(だから、アイテムの価値がなかなか高まっていかないのですが…。)
最近のユニクロデザイナーズコラボは、発売直後に定価で売り切れないと、どんどん値下げされて、投げ売りされてしまう傾向があり。
今春22SSシーズンのユニクロUにおいて良かったアイテム「フレンチリブパンツ」も、残念ながら、投げ売りされてしまっていると言って良いアイテムかもしれません。
これ温かくなってから、スウェットパンツ代わりに一番穿いていたアイテムです。
多分上半期一番穿いたパンツの一つじゃないかな?
スウェットパンツとは生地組成が全く違い、カットソー素材で作った、あくまでスウェットパンツ的なノリで穿けるアイテム。
そして言うなれば、誰でも気軽に穿けるスウェットパンツ。
そもそもスウェットパンツなんて誰でも気軽に穿けるものだろ?と思われるかもしれませんが、いざファッションとして取り入れようとすると、これで良いのか?となってしまうアイテムではないかなと。
ファッションは気恥ずかしさとの戦いです。
全てのファッションカテゴリーを「リラックス」というワードが貫いている現在。
スウェットパンツがトレンド!と言われても、誰もが、はいそうですか、とすぐに取り入れられるわけではない。
だからこそ今、「あえて」スウェットパンツを取り入れる、何ならセットアップで着てしまうのが高感度な人たちの間で流行っているのですが、なかなかそうはいかない人も多いはず。
これは特に黒を選べば、スルッと取り入れられると思います。
ゆったりした腰回りから、スソに掛けてテーパードする形で、まさに今っぽいシルエット。
履き込んで行くと生地がクッタリしてくるので、そこも古着っぽいテイストが求められる今のトレンドに合致しています。
スウェットパンツっぽいノリですが、スウェットパンツそのものではないので、そこそこ暑くなっても穿けますし。
かなりサラッとした生地なのでね。
これで外にも行けるし、部屋でも着ていられる、ラクなパンツです。
いついかなる時でも全力でオシャレする!というのもシンドいものですし、かと言って手を抜く時でもそれなりには見せたい…。
今日は焼き肉を食べに行くから、あまり高い服は着ていけない…。
そんなシチュエーションでも、出来る限りオシャレしたいじゃないですか。
そういう場面でも良いと思うし。
普段もっともっと高い服を着ている人が、日常着、準1軍として着ても良い。
子育て中の方や、家で仕事をしている方が着ても良し。
「でもデニムじゃないんだよな」
「かと言ってスラックスはもっと違う」
「スウェットパンツが理想だけど、スウェットパンツまでくだけていないものが欲しい」
「ラクとはいえシャカシャカするナイロンパンツも違う」
…そんな、気軽に、ラクに、それでいてそれなりに見えてしまうパンツが欲しい全ての方に良いのではないかと。
ユニクロの冬のスウェットパンツも良かったですけど、それよりもっとファッション的な可能性を感じられるアイテムじゃないかなと。
着こなしのコツとしては、あくまでもスウェットパンツ的な、いわばハズシと呼ばれるようなアイテムなので、情報量をどこかで確保したいということ。
これに白の無地Tシャツなどを合わせると、全身での情報量が不足し、着る人の持つ雰囲気やスタイルなどの持って生まれたポテンシャルに依存することになってしまうので。
端的に、今の季節で言えばシャツと合わせればOKです。
シャツはTシャツと比べると複雑で情報量のある服なので。
これを穿けばめちゃくちゃオシャレになれますよ!的な服ではないけれど、使い回しは抜群。
投げ売り状態はどうかと思いますが、その分気軽に手が出しやすい、知っていただきたい隠れた良品です。