もしかしたら、見逃している可能性も…次々良品が誕生、今無印良品は「男女兼用サイズ」シリーズがアツい!
無印良品の「男女兼用サイズ」シリーズをご存知でしょうか?
これは店舗限定で展開されるMujilabo(ムジラボ)とは異なり、あくまでも通常の無印良品で扱われるアイテムのシリーズになります。
このシリーズは、基本的にサイズが男女兼用でXXS-XS サイズ 、S-Mサイズ、L-XL サイズのスリーサイズ展開となっています。
これはムジラボと同じですよね。
モノによりますが、ムジラボからは実験的な要素を取り除いて、より実用的に。つまり無印良品通常ラインとムジラボのちょうど間ぐらいの…
そう、めちゃくちゃ良い感じのシリーズになっているのです。
この秋冬、無印良品のグッドアイテムはほぼこの男女兼用サイズシリーズから生まれている、と言っても過言ではありません。
例えばこのアイテム、めちゃくちゃ良かった!
無印良品通常ラインで幅広く使われている秋のシャツ素材、両面起毛フランネル生地のチャイナシャツ・ミドル丈バージョンです。
チャコールグレー表記ながら、洗いを掛けたようなその生地感は、少し焼けたようなパープル掛かった色味。
リネンや、ストレッチ起毛素材などで作られてきた無印のチャイナシャツですが、このフランネル素材は形と素材が上手くハマったな、というアイテム。
まるで古着屋で見つけてきたような熟れ感のある素材と、従来より一周り以上大きくゆったりと着れるサイズ感になった(特にミドル丈になったのが◎)ことで、ググッと無印良品の枠を超えてきた感がありました。
COMOLIとかCONFECTとか好きな人が、今日はコレ、と選んでもらえるようなアイテムに。
それでいて、どこか無印っぽさもある。
この秋冬の無印良品の中でも、指折りのグッドアイテムでした。
さらに「8000円で買えちゃうトレンチコート」も良かった!
これは、「MUJI wear vol.3」の表紙を飾ったアイテム。
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良い色味のコートだな…と思いつつも、MUJI wear掲載段階では、レディースラインなのか、それとも男女兼用ラインなのかまでは分からないので。
男女兼用ラインだと良いな…と思っていたのですが、そうなってくれました。
このコートは、トレンド感のある大判コート。
(元々は「ワイドトレンチコート」という名称だったのです。何故か製品タグではワイドが消されています…。)
ダブルブレステッド、ボタンが両側に並んだ、いわゆる「ダブル」のコートで、身幅もゆったりとした、ワイドなコートです。
名称にトレンチコートとはありますが、トレンチコートの特徴的なディテールであるエポレット(ショルダーストラップ)、ガンパッチ、そしてベルトなどはありません。
かなりシンプルにまとめられています。
ソデが、男女兼用であることも意識してか、そこまで長過ぎないので、たっぷりとした生地感で着ることが出来ます。
どうしてもユニクロや無印良品でオーバーサイズにしようとすると、「元々身長が大きい人を想定」しているサイズを着ることになるために、ソデ丈が長くなり過ぎる。
これはドメスティックブランドが、ゆったりと着れることを最初から想定したようなサイジングで着ることが出来るんですね。
また色が良くて…。
グレイッシュブラウンと表記されたカラーは、茶色みはほとんど無く、グレイッシュオリーブと表現したほうが正しいようなカラー。どちらにせよグレー掛かったニュアンス感のあるカラーは、それだけで洒落感があります。
MUJI wearの表紙は嘘ではなかった。
ただこれ生地感的にかなり軽く、春コートみたいな感じなんですよね…。
近年は関東地方だと年内いっぱいは暖かったりするのですが、今年はちょっと寒くなるのが早く。
おそらく通年アイテム的な扱いになると思うので、来春思い出して頂きたいアイテムです。
今スグ着れるアイテムで言えば、2000円で買えてしまうボアフリースのジャケットも良いのです。
※私のカメラだとパープルが強く出ています、無印良品のオンラインストアの画像のほうがより正確に色味を表現していると思います。
このストレッチボアフリースジャケットは、名前の通りストレッチの効いたボアジャケット。
ニットのように、柔らかく、そして温かい。
ユニクロなどのボアジャケットは物によってめちゃくちゃ硬くて、もうすぐ脱ぎたい!となることもあるのですが、これは裏地も無く柔らかくてそのまま寝れてしまうほど(化繊を着て寝るのはオススメしませんが)。
ずっと着ていられます。
これ室内で着ておけば、暖房の温度を 2・3° 下げることができるんじゃないかな?というアイテムですね。
ジップだから軽い羽織りにも出来るし、寒ければジップを首元まで閉めることも出来る。
家着としてはカーディガンよりも実用的かもしれません。
デザインは本当にシンプル・必要最小限。
これで堂々とデート行ける?というと正直ちょっと違うのですが、お家時間を過ごすウェアとか、ワンマイルウェアとしてはもう十分過ぎるアイテムです。
私は最近こればかり着ています。
洗濯しても、かなり早く乾きますよ。
これ何より色が良いですね。ミディアムグレーは、ほんの少しパープルがかったニュアンスのあるグレーと言った感じで。
抜群に綺麗な色味というわけではないのですが、それでもグレーのボアフリースにありがちな何となく汚らしい感じは無く。
そういうところが無印良品ならでは、男女兼用ならではじゃないかなと思うんですよね。
最近無印良品の通常ラインではこの男女兼用サイズシリーズからアタリが生まれる率がとても高いですね。
ただちょっとした注意点も。
男女兼用サイズシリーズのサイズ感は、ちょっとムジラボともまた違っていて。
私はムジラボだとS-Mサイズだとちょっとだけ小さい。
L-XLだとちょっと大き過ぎるということが結構あったりするのです。
一方男女兼用シリーズだとS-Mだと小さ過ぎて、L-XLでちょっとゆるっとした、ちょうど良いサイズ感ということが多いですね。
そこまで大幅に変わるわけではないのですが、男女兼用のほうがムジラボよりも0.5サイズ小さい、くらいに考えると良いかもしれません。
L-XLがマックスの割にはそこまで大きくないので、本当に身体が大きい男性は着れない可能性もあります。
また、店舗によっては男性が見逃しやすい構造になっていたりします。
メンズとレディースのフロアが分かれていたりすると、レディースのフロアの方にこの男女兼用シリーズが置かれていたりするんですね。
また同一フロアでも、どちらかと言うとレディースコーナーにまとめて置かれていることが多いので、その存在を知らないと、無印良品での選択肢がグッと少なくなってしまうのです。
今、無印のメンズ専用服はあまり良い物が無いのです…。
せっかくの良品も、目に入らなければ無いのと一緒ですからね。
ちょっと注意してみてください。
ユニクロとか無印良品って、たまにレディースで良いなぁと思えるアイテムがあったりしますよね。
そんなとき、「レディースは恵まれている!」とか勝手に思うのですが、そういうアイテムが男性でも気兼ねなく着れる男女兼用シリーズは良いと思いますね。
メンズがレディースのアイテムを使うと、どこかで無理が出るし、何より多くの男性にはハードルが高いですからね。
見逃していた方は、男女兼用サイズシリーズ、覚えておいて損は無いですよ!