無地Tシャツ好きによる無地T特集、こだわりの無地Tシャツを求める方へ…コスパ無視気味?ユニクロのアレはコスパ良かったなあ…。秋冬も出るのかな?
出典 http://www.selectsquare.com/shop/beautyandyouth/goods/2894424
前から言ってますが無地Tシャツに何か羽織る…というのがナル男の基本スタイルであり、メンズの基本スタイルだと思っています。
そんなナル男がオススメする今季無地Tシャツ特集(半袖編)。
無地Tは何回もやってるし、あんまり数を並べてもまとめブログみたいでしょうがないので、ごくごく厳選してお送りします。
ナル男がこれいい!と思った無地Tを紹介していきます。
コスパは無視気味です笑
ただし、ユニクロのあれってかなりコスパ良かったよね?という話もします。
間違いのない、ラッドミュージシャンの無地Tシャツ
ちょっと尖ったイメージを持たれることも多いかもしれないラッドミュージシャンというドメスティックブランド。
しかし、実はとてもプレーンなオーソドックスかつ上質なアイテムを常に送り出してくれるブランドでもあります。
ナル男はこのブランドのそうしたアイテムが大好きで、ここで何も買わなかったシーズンは多分無いんじゃないかな?というくらいです。
そんなブランドでもオススメなのが、自社開発のオリジナル生地を使ったTシャツ・カットソー類。
これまでTシャツを何度も紹介してきているわけですが、今日は無地Tシャツを。
現在2016秋冬がスタートしていますが、その第一弾で無地Tシャツ・カットソーがリリースされています。
これは多くのブランドがそうですが、秋冬第一弾は真夏のリリースとなるもの。
セール前に良い無地Tシャツはあらかたなくなってしまいますが、今は無地Tシャツの半袖が手に入れやすいのです。
ナル男もラッドミュージシャン秋冬第一弾で無地Tシャツを大量補給しました。
ラッドミュージシャンの無地Tシャツは、現在3タイプあります。
ラウンドネックタイプ
出典 http://www.ladmusician.com/webshop/products/detail.php?product_id=2216701&color=1
Uネックタイプ
出典 http://www.ladmusician.com/webshop/products/detail.php?product_id=2216700&color=1
この他にビッグシルエット(ビッグTシャツ)もあります。
豊富なバリエーションから選ばせてくれるのがラッドミュージシャンの良いところでもあります。
同じプリントのTシャツでも、必ず複数タイプのボディを用意し、ユーザーに選ばせてくれるのです。
ブランド側としては、同一アイテムは1タイプのみで発売するのが最も効率が良いわけですが(なかなか同じプリントのTシャツを複数タイプ買う客はいないですから)、それでもこうやって「選ばせてくれる」というのは評価したいところです。
何か変わったバリエーションというかカタチで、定番アイテムがリリースされてしまうと、「シンプルな型も出してよ!」とユーザーは次のシーズンを待つしかなかったりするものなのですが。
そしてこのラウンドネックとUネック、どちらがオススメか?と言いますと、現在オススメなのはラウンドネックになります。
無地Tシャツ・カットソー考察記事でも述べたとおり、無地Tシャツは首元が命。
「この首元が良いから、このTシャツが欲しい!」となるくらい、こだわっていただきたいポイントです。
そしてその首元のトレンドもVネック→Uネック→クルーネックと変遷を辿っているわけですが現在は「詰まり過ぎず、開きすぎずのクルーネック」がベストだと考えています。
ラッドミュージシャンの今季新型ネック「ラウンドネック」は、まさにこの「詰まり過ぎず開きすぎず」のネックを実現してくれています。
詰まり過ぎクルーネックを、しばらく使用していると、このようなちょうどいい開き具合になるのですが、それを新品の最初から着れるのです。
ただし、Uネックも改良されており、数年前のかなり胸元が見えてしまうタイプとはことなりラウンドネックと指1~2本分程度の違いしかありません。
私はこの2タイプ買いましたが、着てみないと判別出来ないこともあります。
サイズなのですが、シルエットが綺麗なので、ジャストサイズで着ていただきたいですね。
現在同価格帯では最もおすすめしたい白無地Tシャツの1つです。
ラッドミュージシャンのTシャツに使われている生地の変遷
ラッドミュージシャンは、Tシャツ・カットソーに自社開発の生地を使っていますが
ここ数年それがSUCCESS ROCKER(サクセスロッカー)生地・HEAVY ROCKER(ヘビーロッカー)生地・PERMANET ROCKER(パーマネントロッカー)生地、と変化しているので、ちょっと解説しておきましょう。
元々ラッドミュージシャンは同価格帯の他ブランドにはない非常に肌触りの良い生地を使用していたのですが、数年前に「SUCCESS ROCKER生地」というラッドミュージシャン内独自のブランド化された生地として使用し出しました。
(「スーピマ」などのように、外部でも通用するブランド綿やブランド生地ではないのです。)
このサクセスロッカー生地は、非常に薄く、とにかく繊細な生地感と気持ちのいい肌触りで他ブランドに無い生地だったのですが、薄い分取り扱いが難しく、脆いというイメージも持たれがちでした。
そこでヘビーロッカーという、サクセスロッカーより廉価で、耐久性に優れたものが出され、ラッドミュージシャン内にサクセスロッカーという高級版と、ヘビーロッカーという廉価版の2種類のTシャツが生まれ、この2種類が同時に取り扱われている時期がありました。
そして近年、この サクセスロッカーを進化させたものとしてパーマネントロッカー生地が開発されました。
これはサクセスロッカーの肌触りの良さは継承しつつ、一気に厚みを持たせて耐久性を大幅にアップさせたもので、現在は基本的にパーマネント生地のみがラッドミュージシャンのTシャツに使われています。
現在のラッドミュージシャンのTシャツは、このPERMANET ROCKER生地のおかげで、白無地でも肌の透けなどを気にすることなく、1枚で着ることが出来ます。
Tシャツをインナーとしてではなく1枚で着る場合、透ける透けないの問題に関わらず、ある程度厚みがあった方が良いのです。
生地が薄いと、シルエットを維持出来ずにどうしても無地では「下着っぽく」なります。
パーマネントロッカー生地に切り替わったおかげで、無地Tでも1枚で着れるようになりましたね。
Tシャツとしての総合力なら、 パーマネントロッカー生地のほうが上なのかもしれません。
反面、サクセスロッカー生地には他には無い繊細さがあって、その薄さ故にシャツのインナーにした時などはこれ以上ないカットソーでした。
私は夏場はサクセスロッカー生地にシャツを羽織る、というのが定番で、薄いのでそれでも快適だったのですがそれができなくなってしまいちょっと残念です。
生地が「薄い」というのは、ネガティブな要素かもしれませんが、薄くて良い物を見つけるというのも意外に大変なことなんです。
現在サクセスロッカーは入手困難となっていますが、アーカイブを手にする機会もあると思うので解説しておきました。
写真では伝わらないと思うがサクセスロッカーTは薄手で非常に繊細な他に無い生地だった
無地Tにおける現在のトレンド?厚手なのになめらか、なタイプ
無地Tシャツに注目して色々見ていると、無地Tシャツの生地にも流行りというか、トレンドがあるんだなあと思わされます。
現在のトレンドは「厚手でしっかりしているのに、なめらかな」タイプ。
昔アメリカのメーカーなどが出しているTシャツは生地が厚手で、がっしりしていて、そのかわりにガサガサっとしていたものなのですが、最近は厚手なのになめらかで着心地が良いという物がどんどん出ていますね。
無地Tシャツはもはやインナーとしてだけでなく、1枚で広く着られるようになりました。
そうなるとさきほども述べたとおり薄手の下着のように見えてしまうタイプではなく、厚手のタイプが好まれます。
もっとも下着のように見えるのは、それはそれでセクシーではあると思うのですが。
無地Tシャツって今のように一枚で着るのが当たり前になる前は、自分に自信のある男性がセクシーに見せるために着ていたものでもあるんですよ。
そういった側面を残したいなら、さきほどのラッドミュージシャンのモノなどは、厚手になったと言っても、セクシーさを失わないくらいの、標準的な厚さですね。
ポケットも無いので。
このへんがね、無地Tシャツの奥深いところなのです。
そうではなく、もう完全に下着っぽくない、Tシャツ寄りのモノを着たい、というのであれば厚手なめらかタイプがおすすめですね。
例えば春夏のアイテムですが、ATTACHMENTのシルキー度詰天竺クルーネックは、
生地自体はガシっと厚めで完全にTシャツ寄り。
無印良品の定番で、ボーダーバスクシャツってあるんですが、あれぐらい厚いです。
カットソーとしては最大限と言える、かなり重厚感ある厚みを持ってますよ。
で、無印のものもそうなんですが、それくらい厚いとガサガサっとしているもんなんです。
でもこれはとてもなめらか。
前後着丈差を用いたり、スリットによってストンと落としやすくしたり、シルエットはシャープさを出して、太めの首元バインダーや胸ポケットなどディティールも男らしさがあるのですが、シルケット加工がされているので生地感はとてもなめらか。
値段が高いので、コスパは悪いと言えば悪いんですが…バランスの取れた好アイテムでした。
現在は白やグレーなどは完売ですが、来年も多分出る?ので注目しておいて下さい。
定番アイテムだし、高いしで買わないでいるといつの間にか売り切れている…そんなアイテムです。
真夏の勝負服!という感じですね。
流石に無地Tに1万円以上は出せませんわ…という方も多いと思います。
1万円以下で買える厚手なめらかタイプといえばこちら。
出典 http://shop.iddailyshop.com/?pid=105118253
ID DAILYWEARのPLANE COTTON SILKETE TEEです。
こちらもATTACHMENT並みにガシっと厚手なんですが、シルケット加工でとてもなめらか。
シルケット加工というとテカテカの艶を思い浮かべる人もいるかもしれないんですが、ATTACHMENTやここのはじわっとした光沢で下品さは無いです。
わかりやすく高級感が出ますよ。
アームが太かったり、スリットがなかったりで、ATTACHMENTほどのシャープさはないんですが、その分ストリートっぽい空気を感じるアイテムですね。
白以外を選ぶと、もはや下着っぽさは皆無といった感じ。
色の濃いものを選ぶと非常に今っぽいですね。
もちろん首元は「開きすぎず詰まり過ぎず」のナル男の最もオススメする開き具合です。
出典 http://shop.iddailyshop.com/?pid=105118253
オススメカラーはゴールデンブラウン。
「渋い」大人っぽいカラーです。
シルエットもディティールもより男らしい無地Tなんですが、生地感はなめらかっていうバランスなんですよね。
このバランス好きですね。
さらにシルケット加工ではないんですが5000円以下のカットソーも定番であります。
アイディデイリーウェア ID DAILYWEAR クルーネックポケットTシャツ CREW NECK POCKET TEE RC170
こちらもそこそこオススメだったんですが、シルケット加工の度詰天竺が出てからはそちらが断然オススメ。
確かに、無地Tとしてはいささかお高め…。
でもATTACHMENTの値段を考えると、この生地でこれはかなり頑張ってますよ。
せっかく高いお金出すなら、厚さも生地感のなめらかさもほしいよ!っていう人には値段の裏付けを感じてもらいやすいかもしれない。
厚手タイプは、冬場のヘビーアウターのインナーにしても、アウターに負けてヨレヨレになってしまうことが少ないという利点もあり、これから長く使えますし。
このブランドのショップは、渋谷のジャーナルスタンダードやアメリカンラグシー、MILOKとかTROVEなどブランドショップが密集する神南エリアの、ちょっと分かりにくい場所にあるんですが(え?ここ洋服屋さんなの?って感じです。複合オフィスみたいな感じなので。)
出典 http://shop.iddailyshop.com/?pid=106014586
センスのいいアイテムが多くて、ワイドテーパードのスラックスがコーデュロイ、リネン、デニム、チノ…と様々な素材で出されていたりするんですよね。
ここのボトムスは、ほんと面白いです。
サイズを変えて、シャープにスタイリッシュにも穿けるし、ストリートっぽくゆるくも穿けるし。
都会っぽさの裏にも、ドメブラ特有のモードっぽさは無くて、デイリーウェアっていうだけあって柔らかみと優しさと、ほんの少しストリートっぽさも感じさせるブランドで好きですね。
あまり知られてはいませんが、注目してみてください。
ZOZOタウンでも取り扱いがあるので、サイズ感不安な人はそちらがいいかもしれないですね。
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コスパなら最強だった!?ユニクロルメールの無地Tシャツ
今季いつにもまして、すんごいたくさん無地Tシャツを見たんですけど、今振り返ると、ユニクロルメールの無地Tシャツって結構良かったなって思うんですよね。
何度も何度も取り上げたし、最大限推したつもりではあったんですけどね…。
その後予想通り、夏がくる前に入手困難となってしまったので。
もちろんそのたびにシルエットや首元にケチもつけてるんですけど、この生地感の良さ(まあ言ってもスーピマですからね)と厚みは良かったなあと。
無印のオーガニックコットン天竺ボーダーTシャツなんて生地感良くてほんとオススメなんですけど、無地版だと途端に物足りなくなるし。
やっぱり無地Tって、気軽さも欲しいので安くいつでも手に入る物があるんであればそれに越したことはないですからね。
ナル男みたいに、無地Tシャツにそこまでお金出せます、っていう人ばかりではないというのもわかってますし(むしろ少数でしょう)。
いやこの厚みと生地感の良さの両立は、この値段、ファストファッションにはなかなか無いものでしたね。
通常ラインのスーピマ無地Tシャツは1枚で着るにはちょっと貧弱ですからね。
どうやらユニクロとクリストフ・ルメールのコラボは継続するらしく、その中にこのカットソーの後継らしきものも見えるので(何なら全く同じモノ出してくれてもいいけどね)、それに期待しましょう。
秋も冬も大活躍する無地Tシャツ
僕は昔から、年中無地Tシャツをインナーにしてるんですよ。
チェックシャツとかパーカーといったちょっとカジュアルな印象のあるアイテムだって、インナーを無地Tでちょっと工夫するだけで「抜け感」というかこなれた感じを出せてグッとお洒落に着れるものです。
出典 http://www.jb-voice.co.jp/jackinthebox/2013/08/02/13840/
オシャレなメンズは絶対無地Tシャツを上手く使っているはずです。
上に羽織るアイテムによって、求められる無地Tシャツも微妙に変わってくるのですが
(この記事内で解説しています)
基本的には本当に万能なのが無地Tシャツ・カットソーの良い所。
なによりラクですし。
メンズスタイルは無地Tシャツを基本に構築するもの…くらいに思っているので、これからもこだわっていきたいですね。
その前に早く長袖で良い物をどんどん見つけなくては…。
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