秋到来の気配、チェックシャツをヲタクやギャル男の代名詞にして避け続けるなんてもったいない!ポイントを押さえてクリーンでセクシーな着こなしを。チェックシャツをお洒落に着こなす方法を伝授!
http://www.cambio.co.jp/fs/cambio/ms1868
朝晩は大分涼しく、時間帯によってはカットソー一枚では「寒い…」なんて感じる気候になってきましたね。
かと言って、暑い時間帯もあるので、対応が難しかったりしますね。
カーディガン男子のナル男は秋になると第一選択肢にあがるのはカーディガンなのですが…
チェックシャツやネルシャツがそれに当たる…という人も多いかと思います。
あまりシワを気にせず着れる、暑ければ脱げば良い、と気温に対応して調節がラクですし。
着こなしも基本的には今夏流行の夏のスタイル、無地Tシャツスタイルにプラスして羽織るだけ。
そういう意味でもラクですよね。
チェックシャツはヲタクのものだから着ない!なんてナンセンス!?
しかし、チェックシャツはヲタク系アイテムと強烈に認知されているようですね。
(何度も言いますがナル男はヲタクに親近感を込めてヲタ・ヲタクと表記させてもらっています。)
いつからそのような文化が形成されたのはかは、わかりませんが、いつの間にやら、そういう空気になってしまいました。
ヲタクファッションの改善に真っ先に槍玉に挙がるのがチェックシャツを脱いでオックスフォードシャツに着替えろみたいな提案だったりします。
脱ヲタバイブル、みたいなものでも徹底的に嫌われてますよね。
ヲタではなくギャル男が戦犯だ!という声もありますが、
この論争は置いておいて、とりあえずそういうレッテル張りは非常にナンセンスです。
「脱ヲタっぽい」なんてのもそうですね。
(これあらゆるアイテムで言われますよね)
どんな人が着るか、または着方によるのですから。
そもそもチェックシャツは、アメカジブームの時は凄まじい人気で、今よりも着ている人が多かったくらいのアイテムですし、国内ブランドでも作らないところはないくらいの定番アイテムでもあります。
今日はちょっとした改善点で、チェックシャツ・ネルシャツの着こなしがグッと変わってくる、という話をしましょう。
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チェックシャツ・ネルシャツが選ばれる理由、これから買う場合の選び方
チェックシャツやネルシャツがなぜファッションにあまり興味のない人も含めて、こんなにも多くの人に好まれるか?と言うと、おそらく
ラクだから
の一言に尽きるでしょう。
チェックシャツ・ネルシャツは究極のカジュアルウェアと言っても良く、トップス界のデニム、ジーンズみたいな存在です。
多くのシャツは、通常は洗濯後アイロンがけを必要とします。
そういった手間が無く、アイロンをかけないことによるシワだったりも特別目立たないのがこの手のシャツ。
例えばソファに放り投げてあったネルシャツを朝起きて羽織っても、特別不潔に見えたりはしない。
しかも一応シャツなので、エリ付きでちょっとちゃんと見えるんじゃないか?
あんまり気取っているようにも見られたくないし…
といった心理も働き、
多くの人がスラックスよりもデニムを穿きがちなように、ドレスシャツよりもチェックシャツ・ネルシャツを手にしてしまうのだと思います。
これからチェックシャツ・ネルシャツを買いたいよ~という方もいるでしょうが、その場合以下のことに注意してみてください。
今日は着こなしがメインなので、個別にアイテム紹介はしませんが、ポイントとしては「クリーンさを感じるものを選ぶ」ことです。
どういうことかというと、チェックシャツやネルシャツはチェックだったり、 素材感だったりでもう十分カジュアルさ、ラフさ、ワイルドさなどが出るので、ことさらにダメージ加工がしてあったりとか、ド派手な柄だったりだとかを選ぶ必要はないということです。
出典 http://www.anotherlounge.jp/blog/2012/10/mean-8.html
これから紹介する着こなし方法は、前を開けて「羽織り」として着る場合をメインに考えており、みなさんが手持ちのチェックシャツ・ネルシャツを活用しよう!という趣旨ですが、もしこれから買うならこのようなクリーンなタイプにすると、前を閉めて、ドレスシャツに準じるような着方をしてもサマになりますよ。
またもう一点、やや厚手の物を選ぶと、シワも生じにくく、ケアの負担がさらに軽減されます。
チェックシャツの着こなしは、ボトムスとかも大事だけど…実はインナーにあった!?
次にチェックシャツの着こなし方です。
前述したとおり、チェックシャツのキモは「ラクさ」にありますが、だからといって前身をラクなアイテムで固めてしまうと、ついついラクだからとチェックシャツを手に取る多数の人たちとの差別化が進みません。
また、チェックシャツはどちらかというとダーティーだったり、ワイルドな性質を持ったアイテム。
ミリタリーアイテムもそうですが、そうしたアイテムはそれ以外をクリーンなもので固めると上手くいきます。
クリーンボトムスの代表格といえば、スラックスですが、ウールのスラックスはちょっとかしこまりすぎているとか、扱いがデリケートだからオフでまで履きたくないという人には今は色々出ていますね。
例えばスタプレストパンツ、通称「スタプレ」パンツもそう。
http://www.cambio.co.jp/fs/cambio/mrolive16wt/mp4704
スタプレスト(STA-PREST)とは、リーバイスが開発したポリエステル製のノーアイロンで穿けるスラックス。
リーバイス以外にも他ブランドもこれに倣ったパンツを多数出しており、いつの間にか一般名称のようになってしまいました。
古着屋に多数置いてあります。
この秋冬に出るこのミスターオリーブの物はちょっと良いんではないか?と思っていて、出たらチェックするつもりです。
これ以外にもまたボトムス特集必ずやるのでお楽しみに。
こうしたクリーンなアイテムとネルシャツを合わせると、全体的なバランスが取れますね。
もちろんこうしてボトムスという大枠での着こなしも大切なのですが、細かいところでいうと実はインナー、それも「インナーの首元」が非常に大事だったりします。
詰まった首元のTシャツと合わせてしまうと…
http://www.cambio.co.jp/fs/cambio/ms2871
「ザ・アメカジ」といった風情が出てしまいます。
これはこれで男らしさを表した一つの合わせ方ではありますが、ネルシャツの持つカジュアルさやラフさが強調されてしまう着方でもあるのです。
またエリと首元が近く、干渉しあうのでどうしても窮屈な印象を受けます。
現在、カットソーやTシャツの首元は「開いていれば開いているほど良い」という時代を経て、「やや詰まった」タイプがトレンド。
(ナル男しては「開きすぎず詰まり過ぎず」をオススメしています。)
しかし、チェックシャツやネルシャツと合わせるなら「1枚で着るにはちょっと開き過ぎているかな?」くらいのものがちょうどよかったりするのです。
出典 http://www.jb-voice.co.jp/jackinthebox/2013/08/02/13840/
これくらいがベストバランス。
首元に軽さが出て、一気にスマートな印象になります。
胸元が大きくはだけるような、あまりに深すぎるタイプだったり、Vネックを選んだりしてしまうとギャル男感が出てしまうので注意しなくてはいけませんが。
ほどよくゆるいUネックを選んでみて下さい。
ただ、前述したとおり現在のトレンドは詰まり気味の首元で、そうした商品が主流なのでなかなかこうしたアイテムが無いのが悩みどころですけどね。
ドメスティックブランド「FACTOTUM(ファクトタム)」は、このゆるいUネックカットソーを定番で出し続けてくれているブランド。
上で紹介した画像でも、インナーに使われているのはファクトタムのバイオシルキーシリーズのUネックTシャツ。
(現在はオーソドックスな定番アイテムを揃えた VALLIS by FACTOTUMラインで展開、半袖長袖七分袖がある)
出典 http://factotum.jp/product/vallis/bio-silky-half-sleeve-2/
これは本当に定番でマイナーチェンジを繰り返して出され続けていますが、
Uネックカットソーが激減した現在は基調なUネックアイテムになってしまいました。
コットンとレーヨン半々で作られた生地に特殊加工がされていて、滑らかな肌ざわりがあります。
洗濯を繰り返しても劣化しにくく、2013年かな?に買った僕の私物もまだまだ現役です。
昔は「クルーネック」名義でしたが、現在のUネックとほぼ同じアイテムだと思います。
出典 http://wear.jp/wear9037/7923658/
もう1つ、今は貴重となったUネックカットソーを出し続けてくれているのが
「N.HOOLYWOOD(エヌハリウッド)」。
出典 http://atwork-plus.net/?pid=36177626
こちらは先ほどのFACTOTUMの物とは異なり、「タテに深い」Uネックが特徴となります。
FACTOTUMの物は横にも緩やかなんですが、これはタテ方向のみに深いネックで横に広がりは無いんですね。
これは元々、シャツのインナーにしてボタンを閉めて着た際に、上から第二ボタンまで外してもインナーが見えないように、とこういう形になったんです。
ここらへんはVネックと同じですね。
元々は「見せないためのモノ」が「見せるためのモノ」へ変化していったのは面白いですよね。
シャツと羽織りでレイヤードした時に、横にもゆるい物とはまた違った首元が形成されますよ。
この違いは、好みですね。
チェックシャツやネルシャツにかぎらず、「シャツの前を開けて羽織りで着る場合」にはゆるいUネックは使えますよ。
出典 http://zozo.jp/shop/ability/goods-sale/3502439/?did=12548147
やや深めのUネックのカットソーは1枚で着ると妙に「だらしなく」見えやすい。
それが、エリがあるシャツと合わせることによって、Uネックの持つ「だらしなさ」が隠れてくれるんです。
そして時折首元から垣間見せるその「だらしなさ」がセクシーなんですよね。
こういうバランスの取り方もあるのです。
さりげなく男の色気を出せるテクニックでもあるので覚えておいて下さい。
さあもうすぐ秋本番!このブログもどんどん記事を充実させていきますのでお楽しみに!