人に教えたくない革靴ブランド…「forme(フォルメ)」の魅力,奥深き革靴の世界へ

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 非常に洗練さた、現代的なカタチを持った靴を生み出している革靴ブランド「forme(フォルメ)」。その靴の魅力と、実はグッドデザインの多い小物を紹介。

 

 

 ファッション好きな方は、「人に教えたくない」ブランドをいくつか持っていると思います。

 

今日はそんなとっておきの革靴ブランドを紹介したいと思います。

 

それが、「forme(フォルメ)」です。

 

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「forme(フォルメ)」とは?

 

 forme(フォルメ)は、小島明洋氏がデザインし、東京浅草の熟練の靴職人とともに独自の革靴・小物を作り上げているブランド。

 

雑誌などメディアには全くと言っていいほど登場しないのですが、その美しいカタチ、履き心地の良さは唯一無二と言える靴を作っています。

 

ブランド全体に一貫しているのは、一言で言うならば「細部まで洗練されたモノづくり」を徹底しているところ。

 

 

 

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 formeの靴は、靴のウエストとも呼ばれる土踏まずにかけてのラインを立体的にシェイプさせ、そこからトゥ(つま先)までを丸みを帯びさせて、伸びやかに繋げています。

 

捨て寸が長めに取られており、決して窮屈な靴では無いのですが(むしろ甲の高い日本人向けに結構大きめの作りです)、丸みを帯びながらも細身でシャープに、美しく見えるんです。

 

靴は基本的に大きなサイズになればなるほど単体では綺麗に見えます。

それはサイズが大きくなるに連れて、タテ方向に長く、シャープに見えるからです。

 

どうしても足が小さく、小さいサイズで靴を履かなくてはいけない人は、靴が少しボテっとして見えてしまうのですが、

formeの靴は、小さいサイズでもトゥまで伸びやかに、綺麗に見えます。

 

 

 

 

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捨て寸が長いと言っても、トゥの先に収束するように尖らせているわけではなく、あくまで自然に、丸みを帯びて繋がりのあるフォルムを形成しているのです。

 

いわゆるロングノーズと言われる靴だったり、トンガリ靴と呼ばれてしまうような靴とは全く違いますよね。

 

formeの靴は、デザイナーの小島明洋氏自身が、木型から手がけることによって徹底的に細部まで妥協なくカタチにこだわることが出来るそうで、正面、真上、斜め…どこから見ても美しいフォルムが作り上げられているんですね。

(特に斜めから見たときが、美しい)

 

見た目の美しさだけでなく、フィット感と歩行性の高さなど、履き心地にもこだわっていて、日本人の足型に合わせて甲が高めに作っているから、その分捨て寸を長くして、つま先が前に突っ込みすぎないように、と計算されているんです。

 

注目したいのがカカトで、小さく、また丸みを帯びていて、これがキュッと日本人の小さめのカカトを包み込んでくれるようにフィットします。

 

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 formeの靴は、本当に履き心地が良くて、歩くのが楽しくなるほどです。

 

さらに細部に至るまでの作り込みが本当に凄いんです。

 

コバの縫い目、削りなど本当に細かいところまで繊細に作られていて、見ていてうっとりしてしまいます。

 

 

 

 ソールの裏側まで立体的に作られていて、それすら眺めていたくなるほどです。

 

 

そのこだわりはシューレースまで。 

 

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予めセットされているコットン製のオリジナルシューレースは、先端にセルチップが付いており、それぞれの靴の趣向に合わせて制作されています。

 

以前から革靴、スニーカーにセルチップ付きのシューレースをおすすめしていますが、formeは最初からベストな物がセレクトされているんです。

 

こうした繊細な心遣いが、カタチになって表れているブランドです。

 

何かとインポート至上主義な日本の革靴界隈ですが、formeの作り出す靴は、日本人ならでは、日本人にしか作れないのではないか?とさえ思わされます。

 

確かにそのクオリティや使用している素材・皮革から考えて、インポートに比べてお値段はグッと控えめなのですが、もちろん一般的には「超高い」靴ですから、おいそれと買える物ではないとは思います。

 

ただ、長年いろいろな靴を見てきて、試してきて、「これは良い物だ」とされる靴がどうにもしっくりこなかった中で

ようやく1つの結論に出会えたと思える靴なので…

 

いつか本格的な、ずっと大切にしたい革靴を購入したいと思った時、

是非選択肢として入れてもらえたらなと思います。

 

 

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様々なバリエーションが存在するformeの靴達、単一のブランドでも靴の奥深さに触れる事ができる

 

 formeの靴は職人による手作業によって生み出されるため少量生産の小規模ブランドなのですが、実に多くのバリエーションが存在します。

 

formeの靴をほしい!と思ったら、まずはどのような形を選ぶか?だけではなく、どの皮革と製法を選ぶか?まで決める必要が出てきます。

 

例えば、最初の一足としてオススメな「 Blucher plain toe(ブラッチャー、つまり外羽根のプレーントゥ)」というオーソドックスなモデルも、

使用している革によって数種類のバリエーションが存在します。

 

アッパーに用いられる皮革の違い

 

fm-408「Blucher plain toe 5hole」  formeで最もベーシックなカーフ(生後6ヶ月以内の仔牛の革)を用いてたモデル、ドレッシーなツヤが最初から味わえる。

 

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上記と型番は同じくfm-408 「Blucher plain toe」 こちらは今年から登場したアンカルホース(ロウを塗り込んだ馬革)を使用したモデル、ロウによって最初はくすんだグレーやネイビーに見えるが、ロウが落ちていくとカーフに匹敵するようなツヤとともに黒い皮革本来の色が表れてくる。

 

外羽根プレーントゥとなるが型番は異なりfm-57 「Blucher 5hole」イタリアの有名タンナー「GUIDI」のバケッタレザーの裏側(つまりスエード)を使用したスペシャルなモデル。GUIDI特有の、通常のレザーにはありえない風合いが最初から出ている 。

 

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formeは靴やカバンのほとんどに「バケッタレザー」、いわゆる「ベジタブルタンニンなめし」によって化学薬品を一切使用せずに、植物性のタンニン(シブ)を使って時間を掛けて皮から革へとなめされたものを使用しています。

 

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バケッタレザーを使用しているため、このような注意書きが全てのアイテムの箱に入れられている

 

 

製法の違い、グッドイヤーウェルトかマッケイか

 

 さらに使われるレザーだけでなく、同じ外羽根プレーントゥのモデルでも、グッドイヤー(グッドイヤーウェルト)製法とマッケイ製法の2タイプが用意されていることがあります。

価格はグッドイヤーの方が8000円ほど高いのですが、同じモデルでこのように2つの製法が選択出来るというのはかなり珍しいのです。

 

(モデルによってはグッドイヤーしか選べないものや、ハンドソーンウェルテッド(手縫い)製法の物もあるようです。)

 

グッドイヤー製法とマッケイ製法というのは、靴のアッパーとソールをくっつける方法の違いと捉えて頂ければ良いのですが、この製法の違いが、靴の特徴を大きく左右します。

(詳しくはいろいろなところで解説されているのでかなり端折ります。)

 

グッドイヤー製法は、中底からはみ出したリブを使ってウェルトと呼ばれるアッパー本体ではない部分をメインに機械で縫ってソールとくっつけるので、アッパー本体とソールを直接繋げず、ソールの交換回数を増やせるようにしています。

だから長く履けるのですが、足に馴染むまで時間が掛かります。

 

マッケイは直接アッパーとソールをくっつけているイメージですね。

ソールの交換回数は限られますが、軽い履き心地が特徴です。

 

formeのグッドイヤーウェルトは、その名の由来でも有るウェルト(靴の周りを縁取る、縫い糸が見られる部分)が削り込まれ、張り出しが最小限に留められ、また糸も極力目立たないように仕上げられています。

 

formeの場合、この2つの製法の違いは主にソールの厚みとなって表れます。

 

マッケイ

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グッドイヤーウェルテッド

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ソールの厚みが、グッドイヤーの方がマッケイよりも2倍近いものとなり、より重厚感が出てきます(ただしこのような違いはモデルにもよります、上記2モデルは同じ外羽根でも、型番から異なるモデルです)。

 

私は、formeのカタチの綺麗さがより出ているのはマッケイ版だと思っているので、アンカルホースのマッケイ版をまずはチョイスしました。

 

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最初はサイズ間違えたか?と思うくらいきつかったのですが、なんと履いた初日からもう足に馴染んでしまいましたね。

これもマッケイの良さの1つ。

とても足馴染みが良く、すぐに自分の靴になってくれます。 

そして、もう1つ、見た目にも非常にスマートなシルエットに見せることが出来ること。

 

formeのマッケイは、この製法の良さを活かしてとにかくスマートに、軽く軽く作られており、

何故formeがマッケイとグッドイヤーの両方同じような価格帯でラインナップしているのか分かります。

 

普通formeくらいの価格帯となるとグッドイヤーのみを作ります。それくらいの値段を出す人は、何度も何度も修理出来るとされるグッドイヤーの方が一方的に優れていると思うからです。

 

しかし、マッケイにはマッケイにしか表現出来ない良さがあるんですよね。

それを伝えたいから、formeはマッケイも出しているんです。

 

もう1つは全く異なったタイプが欲しかったので、GUIDIレザーのグッドイヤーをチョイスしました。

 

GUIDIは、他には出せない独特の味わいのあるレザーを提供している伝統あるイタリアのタンナー。

ドメスティックブランド「KAZUYUKI KUMAGAI」などもGUIDIを使った靴を出していますよね。

 

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こちらはとにかく一般的なスエードとは全く違った、良い意味での不均一さが魅力。

シューツリーなどは入れずに、ただの経年変化というより、美しく朽ちていくと言われるGUIDIレザーの魅力を存分に味わいたいですね。

 

このようなレザーの性質を活かすために、より長く長く履けるグッドイヤーウェルテッドが選択されたのだと思います。

 

 

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モデルは同じでも、選んだ皮革、製法によって全く異なる表情を見せる

 

formeの靴を欲しい!と思ったら、まずはマッケイかグッドイヤーか、よく考えてみてください。

 

formeに限らず、靴を選ぶ時に安いからマッケイ、長く使えるからグッドイヤーというのも良いですが、

「こっちが好き!」だったり「自分のライフスタイルにはこっちが合っている」で選ぶと、結果的に長く愛せる気がしますね。

 

グッドイヤーの靴であっても、愛せなくなって、修理をすることをやめてしまえば、履けなくなるわけですからね。

  

遊び心にあふれる様々な靴たち

 

 このように1つの形でも皮革や製法の違いで、靴の奥深さに触れることが出来るようになっているんですが、formeはそこに留まらず本当に様々な形の靴を出しています。

 

プレーンな少数の「売れ線」モデルしか出さないブランドもありますが、formeは左右非対称なモデルや、簡易靴、果てはボウリングシューズなどチャレンジ精神や遊び心に溢れたモデルも多数出しているんです。

 

ff-66「Staves」日常的な履きやすさを追求したモデル、靴紐を通すシューホールを2つと簡略化して脱ぎ履きをしやすく、つま先にも芯が入っておらずラクに履ける。

formeのアトリエや靴工場で職人が使用することをイメージして作られたモデル。

 

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 fm-13 「Bowling shoes 」ボウリングシューズ、あの「ボウリング」のシューズ。それでもformeが作ると洗練された形になってしまう。

 

他にも内羽根やストレートチップなど、革靴の主要なモデルはほとんど出ています。

 

単一のブランドながら、靴の奥深さに触れることが出来る。

こういう靴ブランドは、本当に珍しいです。

 

やっぱり、一度formeを買ったお客さんが2足目3足目を求めてまた戻ってきてくれるという自信があるんでしょうね。

 

あとはもう単純に作っていて楽しいんだろうなっていうのが伝わってくるし。

 

この靴、人に教えたくない、でも教えたい…そんな葛藤を抱かせてくれる数少ないブランドです。

 

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formeは小物も注目!

 

 今私が最もオススメしたい靴ブランドの1つであるforme。

 

実は最もオススメしたい革小物ブランドの1つだったりもするんです…

 

例えば靴関連で言うと、シューハンガー。 

 

 

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シューハンガーという名前、あまり聞き慣れないと思いますが…

 

 

 

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こんな風に靴をディスプレイしながら保管出来るんです!

 

シューツリーのようにアッパーのシワを伸ばしながら、通気性も良くしてあげることが出来る、靴にとっても合理的なアイテム。

 

これずっと探しているんですが…なかなか無い(あるお店見つけたら教えてください、買います!)

 

そして何よりも皮革とカタチ、使い心地にもこだわった革小物。

主に財布類が出ています。

 

一番のオススメは何と言っても「change purse」です。

 

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従来は少しクタッとした味わいのあるレザー、最新バージョンは表面にロウを塗り込んだブライドルレザー、皮革の種類を変えながらリリースされているこの小銭入れ。

 

 

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手のひらサイズの小銭入れで、数枚のカードとお札も収納出来る、「小さい財布」として機能性にも優れた逸品。

ポケットにスマホとコイツを入れて、手ぶらで外出できちゃいます。

 

 

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デザインのアクセントになっているこの「ギボシ」は、金型による一体成形ではなく

頭部と土台を別々に作り、組み合わせた時に接合部分を削りながらくびらせる…というこだわりよう。


非常に立体感のある美しい造形ですし、何より金具でパンツのポケットを痛めるなんてことがありません。

 

 

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こちらはブライドルレザー製のカードケース。

 

キボシではなく、金のスナップボタンが使用されています。 

 

表面に見える白い「ロウ」が分かるでしょうか?

 

これ最初はこんな感じ。

 

 

 

ちょっとビックリしますよね。 

 

これがどんどん使用していくうちに、ロウが取れていき、深いツヤとともに地の革の黒さ表れてくるんですね。

 

今シーズンのformeは、このロウを使った仕掛けをほどしたアイテムが多いのですが、こういうギミックが遊び心があってすごく面白いですよね。

使っていて楽しくなります。

 

formeの小物は、上品でオシャレな箱にも入れてあるので、プレゼントにも最適です。 

 

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男女ともに、財布を贈るって結構難しいんですよね~。

財布はこだわりがある人が多いし、今使っている財布もありますからね。

 

こうした小さな財布は、メインの財布と併用が出来ますし、持っていない人も多いので、贈られると非常に嬉しいはず。

 

ただし注意点があって、formeの小物は流通量が非常に少なくて、年に2回ほどしか入荷しないんです。

 

小物に関しては、これが欲しい!これを贈りたい!と思ったら、スグに買ってしまう必要があります。

私もchange purseをず~~~っと探してやっと手に入れられました。

 

非常に魅力的な靴と小物を生み出し続けるformeの魅力。

 

機会があれば是非チェックして欲しい、オススメなブランドです。

 

 

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